紺碧湾都アズレシア

アルメリア王国領の西方に位置するフェルゼン公国の湾岸都市。
経済水域である『アズル湾』はアルメリアとの国境に面しており、公国の玄関としても有名。
陸側の国境は峻険な山脈と巨大な谷によって遮られているため、
王国から公国へ向かうには陸路で橋梁都市アイアントラスを抜けるか船でアズレシアに至るほかない。

名前の通り鮮やかな紺碧に輝く海と、そこで採れる良質な海産物が特徴の風光明媚な街。
アルメリアの海都リバティウムが大陸屈指の商業交易都市であるのに対し、
アズレシアは漁港としての意味合いが強く、のどかで牧歌的な都市と言える。

気候はおだやかであり、年間を通じて温暖な潮風が吹く。
プレイヤーにとって重要な施設は特にないが、美しい風景は『箱庭モード』の立地に人気が高い。
また、海に出れば料理スキルのレベル上げに最適な魚介類がわんさか泳いでいるほか、
沖の小島には水属性の準レイド級『魔精の歌姫セイレーン』がPOPする。

ストーリーモードでは王を殺しキングヒルを出奔したバロールの手がかりを追うため、
アルメリア領を出てフェルゼン公国へ向かう一行が最初に訪れる街。

それまでアルメリア一国の中で完結していたシナリオが大陸全土を巻き込むものとなり、
国を跨ぐことで世界観が一気に広がる非常に印象深い街と言える。

また、王都でのドロドロした権謀術数やエカテリーナマリスエリスなどネームドキャラの死を経験して倦み疲れたプレイヤーが、
美しい海や牧歌的で心温まる住民との関わりによって癒やされることとなるため、
どんどん暗くなっていくシナリオを嫌ってここに定住を決め込む者も多い。

『アズレシアは俺の実家』というのはネット界隈ではそこそこ共通認識にもなった定型句である。

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最終更新:2020年01月19日 04:56