ニヴルヘイム

ブレイブ&モンスターズの世界の広域を指す地域名で、魔族等が住んでいる場所。
アルフヘイムと対立している敵側の陣営。

魔界とも呼ばれる。しかし地獄とは別。
光と緑に溢れ、豊かな土壌を誇るアルフヘイムとは正反対に常に闇の覆われており、空には赤黒くぶ厚い雲が垂れ込め、
罅割れた荒涼とした大地がどこまでも続く不毛の地。
通常アルフヘイムの生物は長く生存できない過酷な環境であり、ニヴルヘイム産の生物はそんな過酷な環境を生き抜くために、
アルフヘイムとは比較にならない強靭さを有している。

地球と同じ構造(地殻の上に陸地、海が存在する)のアルフヘイムと違い、全八層から成る漏斗状の構造をしており、
下に行けば行くほど環境が過酷になっていく。
また、下層の生存の困難化に伴い棲息する魔物も強くなってゆく傾向があり、
最も上層に位置する第一層(辺界“アヴダー”)と最下層である第八層(真界“マカ・ハドマー”)では、
スライムとパズズほども住人の強さが異なる。
すべての階層は独立した世界を構築しており、上の層と下の層ではまったく環境が異なるというのも珍しくない。

層と層の間の移動は地面に空いた巨大な穴『奈落門(ナラカゲート)』に落ちることで可能となるが、
基本的に落ちると二度と上層には戻れない。
その為、ニヴルヘイムでは層の間を自由に行き来するためのスペル『形成位階・門(イェツィラー・トーア)』が開発された。
ニヴルヘイムの住人には魔族魔獣がおり、その中でもさらに一握りの魔神がそれぞれの階層を統べている。
さらに各階層の魔神を支配する王族皇魔も存在しており、十二階梯の継承者であると同時に三魔将でもある『救済の』シャーロットは、
現役の皇魔であった(が、後に『創世の』バロールにニヴルヘイムの王位を禅譲している)。

なお、各階層の内訳は以下の通り。
  • 第一層(辺界“アヴダー”):アルフヘイムと接した最も穏やかな階層。住人の気風や文化もアルフヘイムとあまり変わらない。開拓拠点フリークリートがある。
  • 第二層(賤界“ニラヴダー”):生者の肉を削ぎ骨を砕く暴風の吹き荒れる世界。
  • 第三層(焦界“アータタ”):溶岩の川が流れ、煮え滾った瀝青の沼が各所に点在する灼熱の世界。
  • 第四層(凍界“カカバ”):氷点下マイナス50℃を越え、魂をも凍てつかせる極寒の世界。
  • 第五層(穢界“コーコーバ”):そこかしこに悍ましい汚物が堆積し、疫病が蔓延し腐乱した屍が徘徊する不浄の世界。
  • 第六層(奇界“ウヴァーラ”):アルフヘイムの常識が一切通じない、奇態な風習と捻じ曲がった物理法則の世界。
  • 第七層(破界“ハドマー”):闘わなければ生き残れない、一瞬でも気を抜けば死に直結する血で血を洗う修羅の世界。
  • 第八層(真界“マカ・ハドマー”):皇魔が統治する、すべての階層を踏破した者だけが訪れることのできる世界。

第八層は第一~第七階層の光景が嘘のように白く輝く澄み切った世界であり、皇魔の居城が存在していたが、
魔王バロールが魔界の統治を始めた後は他階層と同じ闇の世界になり、城も暗黒魔城ダークマターへと変貌してしまった。

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最終更新:2022年11月05日 02:48