ベルゼビュート

超レイド級モンスターの一角。属性は闇と風。
『地獄の副王』『魔神の君主』とも呼ばれる超上級魔族(デーモン・ロード)であり、レイド級モンスターベルゼブブの上位互換。
巨大な一匹の蝿であるベルゼブブと異なり、無数の小さな蝿の集合体である。常に数千万匹の群れとして行動し、自在に姿を変容させる。
空を黒く覆い尽くす群れの中に、巨大な髑髏が浮かび上がるというのが基本形態。
一匹一匹のステータスは高くないが、当然多少の数がやられてもまるで影響しない。
また、召喚直後から周囲の食物、死体などに卵を産み付け、即座に蛆が孵化して蝿に成長するため、際限なく数が増加してゆく。
単純な打撃でベルゼビュートを撃破するのは不可能である。

直接攻撃主体のアタッカーというよりは、敵に強烈なデバフを掛け動きを拘束するデバッファーとしての役割の方が得意であるが、
現存する闇属性魔法をすべて習得しており、魔法戦闘も卒なくこなす。
ベルゼブブの得意技『闇の波動(ダークネスウェーブ)』は勿論、上位魔法『暗撃琉破(ダークネス・ストリーム)』、
『暗撃驟雨(ダークネス・クラスター)』なども自在に使用可能。

ユニークスキルは対象にバフ全消滅の上『暗闇』『沈黙』『石化』『混乱』『20秒間ATBゲージストップ』『スロウ』『睡眠』『呪い』
『死亡』『HP強制1』『魅了』『ゾンビ化』のうち、いずれか4つをランダムで付与する『万魔殿来たれり(パンデモニウム・カム)』、
半径500m圏内に存在するすべての死体に蝿たちが取りついてゾンビに変え、プレイヤーの手駒とする『聖蝿騎士団(フライクルセイダーズ)』。

超レイド級の宿命で単純に召喚するとなると莫大なコストがかかるが、
蟲笛』というアイテムがあれば短時間だけ低コストで召喚することができるという。


――というのは公式設定上の話。


劇中では幻魔将軍ガザーヴァマゴットがスペルカード『超合体(ハイパー・ユナイト)』によって合体することで、
『幻蝿戦姫ベル=ガザーヴァ』へと覚醒。
基本形態は露出度の高い黒ビキニ様のコスチュームとマント、肩・腰部の黒地に金の縁取りの甲冑、髑髏のサークレット、
髑髏の紋章付きの蝿の翅、棘付きのロンググローブ、サイハイブーツを装備したガザーヴァという姿を取る。
下僕として常に周囲に数千匹の蝿の群れを従えており、戦闘時には蝿たちを使役して攻撃する。
蝿の群れは自在に形状を変え、あるときは騎兵槍に、またあるときは盾になって主の力となる。
集合していわゆる一般的なベルゼブブの姿になり、ガザーヴァを乗せて空を飛ぶことも可能。

ノーマルのベルゼビュートと同じくすべての闇属性魔法、『万魔殿来たれり(パンデモニウム・カム)』、『聖蝿騎士団(フライクルセイダーズ)』などの
ユニークスキルを使用できるほか、通常のガザーヴァ、マゴットの習得スキルも変わらず保持している。
必殺技はガザーヴァのスキル『業魔の一刺し(アウトレイジ・インヴェイダー)』の上位互換、
『真・業魔の一刺し(真アウトレイジ・インヴェイダー)』。

本体のベルゼビュート(ガザーヴァ)は一見脆そうだが、ガザーヴァもこの形態時は蝿の集合体のため、物理攻撃はほぼ効かない。
合体はあくまでスペルカード『超合体(ハイパー・ユナイト)』の効果のため、
カードの効果が切れると元のガザーヴァとマゴットに戻る。

超レイド級だけあって他のモンスターの追随を許さないぶっちぎりの高ステータスを誇るが、
ガザーヴァとマゴットの合体形態ということもあり両者が揃っていないと召喚できないのが玉に瑕。

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最終更新:2022年08月20日 16:44