アットウィキロゴ
SF百科図鑑
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

SF百科図鑑

ティプトリー「老いたる霊長類の星への讃歌」

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

2003.9.5

9月1日

プリンタがインストールできない。OSXでプリンタが認識されないのだ。あるいは他のプリンタドライバとコンフリクトしているのか? エプソンのやつをカットすべきか?
ひとり部屋で発狂。
OS9で起動すればプリントできるのだが・・・。
もうがまんできない。

受賞作4編をプリントアウト。

マックのサイトでプリンタの問題を解決する方法に関する記載を発見。プリンタフォルダの他のドライバを削除する方法で解決した。ドライバ同士のコンフリクトが原因だったようだ。

ティプトリー「老いたる霊長類の星への讃歌」第3短編集読み始める。
「汝が半数染色体の心」7点
アンダースンばりの生物学SFだが、性差に関するニヒルな視点がティプトリーならでは。初期作とは思えない出来だ。ティプトリーには珍しく、正面からのアイデアストーリー。
「エトセトラ、エトセトラ」9点
ショートショートながら、宇宙の外縁までたどり着いた人類の一風景を点描した大傑作。アンチSFの一種としても読める。
「煙は永遠に立ち上って」8点
ティプトリー版ニューウェーヴか。難解だ。14歳の少年が猟に向かいながら死に向かってゆく話の合間に、この人物の記憶とも他の人物の意識と交錯しているとも思われる記憶が差し挟まれる。少女モリーを失い、あと一歩でノーベル賞を失い・・・という失意の記憶。しかし14歳の少年がなぜそういう記憶を持っているのかまたは他人の意識と接触しているのか、何らの説明もない。「究極のSF」収録版にはこの作品の解釈の手がかりが載っているらしい。後日確認のこと。


9月2日

今日から調べた単語は以前のように30000語リストに入力する。並行してパワーワーズ、イディオムを基本語から入力する。
今日、ブルーマーズと昨日プリントした4編を読み進む予定、あとCityofTruthだっちゃ。


9月3日

昨日、ランディス「火星への下降」読了。8点。罪人を次々火星に送り込み、火星がアノミー状態になる話。昔のオーストラリアみたいなもんか。短いながら着想が面白く、楽しめた。

今日は今からスロウライフ読む予定。

日本人ハウスユニットの最高峰、GTSの99年アルバム「futureclassics」受領。ずーこ目的だったが、このアルバム全曲よし。凄い。10点。八神純子の「思い出のスクリーン」英語ハウスバージョン(歌ってるのも本人)にはびっくりした。しかもいいんだよこれが。クラブで聴きてーな。


9月4日

疲れていた。日記更新の暇なし、何をしたか覚えていない。(略)


9月5日

ティプトリー「霊長類」読み進む。
「一瞬のいのちの味わい」10点
凄い。アイデアもさることながら書き方がうまい。徹底したニヒリズムと、どろどろの心理描写。論理に裏打ちされた躁鬱のダイナミズムがティプトリーの真髄だと思うが、鬱の面を代表する名作だと思う。

「ネズミに残酷なことのできない心理学者」9点
ティプトリーの精神的私小説? 感傷と冷酷さの奇妙な同居がティプトリー作品の特徴だと思うが、そのルーツを探る一つの手がかりになると思われる作品。作者自身が実験心理学の学位をとっているが、恐らくそのときの体験が元になった作品だろう。非常に興味深い。もちろん、純粋に一個の小説としても面白いのであるが。主人公がアブサンに酔って見る幻覚を除くと、内容は普通小説といってよいが、「科学について考える小説」という意味ではサイエンスフィクションと言える。

「すべてのひとふたたび生まるるを待つ」8点
人類史、生命史を点描的に描きながら、死とまみえる宿命を持った生命の本質を隠喩的に描いた技巧的作品。やや観念過多なきらいがあるが、生命の哲学的考察とも読めるし、後半に出てくる死を招く盲目の少女スノーにティプトリー自身の自己像を重ね合わせて読むこともできる。

以上で読了、短編集全体として非常に読みごたえがあり、面白かった。再読、三読に耐える本だ。10点。

記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー