保守がわりに投下。
まだやっていませんが。
まだやっていませんが。
=========
「こんな綺麗なもん、本当に着ても良いだか?」
政宗から渡された小袖を広げて自分の体に当ててみたいつきは、そっと彼の顔を見上げた。
上質な絹を薄紅に染め上げた生地で作られており、愛らしいいつきに丁度合う。
「ああ、構わない」
そのつもりで用意したんだ、という彼の言葉を信じ、いつきは頬を染めて俯いた。
「…だども……」
「Ah、どうした、いつき?」
訝しげに軽く眉を顰める政宗の視線から逃れるように背を向けると、
ぎゅっと小袖を抱きしめ、唇を噛む。
「遠慮することはないんだぜ?」
そっと細い肩に手を置いて、いつきの白い耳朶に触れるように唇を寄せると、
政宗は出来るだけ優しい声で囁いた。
それだけで彼女は更に顔を赤くした。
「…あの…」
「政宗、そう呼べって言ったろ?」
いつまでも『青いお侍』なんてあだ名で呼ばれるのは嫌なんだ、と言う。
彼女の反応に気を良くしたのか、添えていただけの手を回し、政宗は後ろからいつきを抱きすくめる。
「…言う事を聞かない悪い子にはお仕置きが必要だな」
「ちが・・・っ」
にぃ、と悪戯っぽく笑う政宗の声に、慌てて振り返ろうとしたいつきだが、腕力で敵う筈がない。
隙につけ込まれて、そのまま唇を奪われる。
ちう、と柔らかな感触を楽しみながら触れていた舌が、薄く開いた唇から入り込む。
粘膜を探るような舌の動きに、いつきの思考は止まり、自分が何をされているのかも分からない。
前に接吻をしてくれた時にはもっと慈しむような感じであったのに。
そう思いながらも、いつきの白い喉は艶めいた喘ぎを零す。
「………!」
まだ男を知らぬ身であるが、体は女であるという事を主張しているようだ。
未知の感覚に体の奥が疼きだす。
「良い声しているじゃねえか」
もっと聞かせてくれよ、と言う政宗の声が遠く聞こえる。
腰を抱く彼の腕に支えられるように、いつきはがくりと膝を落とす。
ふわりと横抱きにされ、額へと政宗に口付けられるのをぼんやりと見ていた。
政宗から渡された小袖を広げて自分の体に当ててみたいつきは、そっと彼の顔を見上げた。
上質な絹を薄紅に染め上げた生地で作られており、愛らしいいつきに丁度合う。
「ああ、構わない」
そのつもりで用意したんだ、という彼の言葉を信じ、いつきは頬を染めて俯いた。
「…だども……」
「Ah、どうした、いつき?」
訝しげに軽く眉を顰める政宗の視線から逃れるように背を向けると、
ぎゅっと小袖を抱きしめ、唇を噛む。
「遠慮することはないんだぜ?」
そっと細い肩に手を置いて、いつきの白い耳朶に触れるように唇を寄せると、
政宗は出来るだけ優しい声で囁いた。
それだけで彼女は更に顔を赤くした。
「…あの…」
「政宗、そう呼べって言ったろ?」
いつまでも『青いお侍』なんてあだ名で呼ばれるのは嫌なんだ、と言う。
彼女の反応に気を良くしたのか、添えていただけの手を回し、政宗は後ろからいつきを抱きすくめる。
「…言う事を聞かない悪い子にはお仕置きが必要だな」
「ちが・・・っ」
にぃ、と悪戯っぽく笑う政宗の声に、慌てて振り返ろうとしたいつきだが、腕力で敵う筈がない。
隙につけ込まれて、そのまま唇を奪われる。
ちう、と柔らかな感触を楽しみながら触れていた舌が、薄く開いた唇から入り込む。
粘膜を探るような舌の動きに、いつきの思考は止まり、自分が何をされているのかも分からない。
前に接吻をしてくれた時にはもっと慈しむような感じであったのに。
そう思いながらも、いつきの白い喉は艶めいた喘ぎを零す。
「………!」
まだ男を知らぬ身であるが、体は女であるという事を主張しているようだ。
未知の感覚に体の奥が疼きだす。
「良い声しているじゃねえか」
もっと聞かせてくれよ、と言う政宗の声が遠く聞こえる。
腰を抱く彼の腕に支えられるように、いつきはがくりと膝を落とす。
ふわりと横抱きにされ、額へと政宗に口付けられるのをぼんやりと見ていた。
奥の部屋へといつきを連れていくと、政宗はいつの間にか脇に控えていた片倉に
しばらく誰も近付けるな、と命じると、ぴったりと襖を閉じた。
短く溜め息をつくと、片倉はその場を下がって部下達に政宗の命令を告げた。
しばらく誰も近付けるな、と命じると、ぴったりと襖を閉じた。
短く溜め息をつくと、片倉はその場を下がって部下達に政宗の命令を告げた。