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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

うたかた4

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nozomi

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「頼む。只でさえ母ちゃんの言付け破って忍術教えちまったんだからさ。
 この上がさつな所が直らなかったら父ちゃんあの世で苦無の乱れ打ちだ」
つい懇願する口調になる。
佐助は気付かないが、それは女房を拝み倒した時と全く同じ口調だ。
そんな父親に冷たい一瞥くれただけで再び翠は外方を向いた。
「また女達を城から逃がすって。親父も警備に当たれって幸村様が言ってた」
「そうか。多分これで逃げる者は最後だろうな」
大坂城には二百人以上の娘が養女の名目で囚われていた。
彼女達は皆良家の子女ばかりで十二になると秀吉の閨に上がり妾となる。
その世話をする侍女達や下働きの者まで含めると女の数は相当なものだった。
「お前も行け。こんな負け戦に付き合う義理は無いぞ」
何度も佐助は促すが娘は頑として受け付けない。言外に父娘でと言っている。
佐助にとってそれは出来ない相談だった。
この戦は言わば天下獲りと言う国を挙げての乱痴気騒ぎの終点だ。
今までその祭の輪の中で踊り続けて来た大人が幕引をするべきで、
若い世代に背負わせる事は無い。
(やれやれ、本当に困った撥ねっ返りだ。頑固な所は一体誰に似たんだか……)
警備の合間、佐助は懐から取り出した玉簪を見詰めながら考えた。
娘の一度決めたら梃子でも動かない頑固さは父親譲りなのだが、
当の本人はてんで気付いていない。
その玉簪はどこにでもありふれた様な品だが、とても大切に佐助は扱う。
石に瑕は無いか暇さえあればしょっちゅう確かめた。
それほど大事な物なのに佐助は何処へでも玉簪を携えていく。
かつてこれを身に着けていた者の姿を重ねているかの様に、片時も離そうとしない。
(なぁ、お前はどう思う?)
朝日に照らされ玉簪の石が光った。
深い翠色を湛えた翡翠の玉を覗き込む佐助の目は、戦場に不釣合いな程穏やかだった。


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