アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

うたかた6

最終更新:

nozomi

- view
メンバー限定 登録/ログイン
「始まったか」
青い鎧兜に身を包んだ隻眼の男が呟いた。
「左様で」
傍らには山寺から戻った小十郎が控えている。
「時に政宗様。今少し陣を前に出されては如何でしょう。
徳川殿の目が光っておりまする故」
それは暗に家康が抱える伊賀者達が自軍に忍び込んでいる事を指した。
恐らく将の働きを細大漏らさず報告する為であり、怠けていれば後で咎められるだろう。
「気にすんな小十郎。こっちは昨日散々痛い目見たんだぜ?
 今日は誰かに譲ってやらなきゃunfairnessってもんだ」
「ですが――」
カラカラと政宗は笑う。
「Ha!こんなつまんねぇ戦、高みの見物で充分さ。
 万が一徳川本陣の馬印が倒されたら動く。焦らず構えてろ」
最早小十郎は黙った。徳川の馬印が倒れるなど有り得ない。
それに昨日の戦で著しい損害を受けた自軍を徒に動かす訳には行かなかった。
政宗も本当は戦いたくてうずうずしているが、これ以上損害を被らぬ為に自重していた。
「所でお前のprincessは無事か?」
暇を持て余して政宗は話題を変える。
「はい。真田殿が政宗様に深く感謝しているとの事です」
「Shit!幸村め一切合切俺に押し付けやがって。こっちは良い迷惑って奴だ」
口では悪態をついているが政宗は上機嫌なのが良く分かる。
――あのお二方には敵味方を越えた友誼があるのだ
以前父から聞いた言葉を小十郎は反芻した。
(阿梅殿と私も敵味方を越えて夫婦になれるだろうか。
 ――たとえ私が真田殿を斬り、あの弟をも斬ったとしても)
青ざめ震える阿梅の顔が一瞬胸に浮んだが、小十郎の理性はすぐにそれを打ち消す。
(何れにせよ生きて帰った時の話だ)


最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー