戦国BASARA/エロパロ保管庫

毛利×いつき2

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「おら、おめえさんに生きて欲しいだ」
「……何だと?」
「おめえさんに生きて欲しい。そんでな、もう一度その目でお天道さんを見て欲しいだ」
「戯れ言を。我は日輪を見ることも許されぬ身となった。貴様が言っていただろう。日は田畑を焼いたりはしない、と。我は日輪を裏切った。だから日輪に裏切られたのだ」

自嘲するように口の端を吊り上げた毛利に、少女は首を横に振った。

「おめえさんはちゃんと気付いたでねえか、お天道さんはきっと分かってくれるだよ!」
「………」
「おらな、おさむらいは皆わるい奴ばっかりだと思ってた。でも世の中にはいいおさむらいもいるんだって分かったんだべ」

少女は少し悲しみの色を浮かべ、毛利の瞳を見据える。

「人って本当は皆優しいんだ、だけどいつの間にかそれが変わっちまうこともあって…ともかく、おめえさんはおらたちと同じようにお天道さんが好きだべ?だからきっとおらたちとだって…」
「黙れッ!」

毛利の怒声に少女はびくっと身体を強張らせた。

「貴様ごときに我の何が分かるというのだ……!」

毛利は軋む身体を無理矢理起こし、外へ出ようとした。少女は戸の前に立ち塞がり首を振る。

「どけ」
「いっ嫌だ」

毛利は少女の薄い肩を掴み渾身の力で押し退けた。少女が尻餅をついた隙に戸を開けた。

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