予告
鬼道衆再び!?
魔刀戦記-雪月花-
極寒の魔刀を撃退しその力を我が物とせよ!
鬼道衆の奴らが再び我らが領内に侵攻を始めたとの報が入ってきおったぞ。
白虎の試練を終えたばかりではあるが、急ぎ討伐軍を編成し奴らの撃退にあたるのじゃ!
また、鬼道衆と言えば魔刀じゃが、此度の戦いにも極寒の領域に伝わる魔刀が投入されておる。
その名を
氷葬刀 雪月花、高潔な精神を持った武人と言ったような奴じゃな。
鬼道衆に肩入れする動機は不明じゃが、その辺りに攻略の糸口があるのやもしれぬな。
イベントストーリー
開幕
ひまり |
これで鬼道衆の襲撃は三度目か、何故こうも仙狐の領域にちょっかいをかけるのか |
プレイヤー |
敵のボスが目的を達成する為の秘宝的な何かがこの地に眠ってる、とかですかね |
ひまり |
まあ、軽口を叩いとらんで迎撃の準備でも進めるかの |
プレイヤー |
先ほど見えられた助力を申し出てくれる方の扱いはいかがしましょうか? |
ひまり |
立っている者は親でも使えと言うじゃろ、それが英雄であれば尚更じゃ |
プレイヤー |
英雄アテルイと言えば北方では有名な方ですからね |
ひまり |
奴の魂胆を聞き出すのは鬼道衆の第一波を凌いでからじゃな |
ひまり |
それと、鬼道衆を率いる鬼道王と名乗る妖魔を徹底的調査させておる |
ひまり |
今は情報を精査している段階と聞いておるでの、もう少しまっておれ |
第1話
アテルイ |
何処の馬の骨とも分らぬ輩を迎え入れて頂き感謝する |
プレイヤー |
こちらこそ感謝してますよアテルイさん、でも何で僕達に助力を? |
アテルイ |
敵軍を率いる魔刀・雪月花に用があり参上仕った次第だ |
ひまり |
ふむ、なにやら事情が複雑な様子であるな |
アテルイ |
古い友人が暴れまわっていると聞き連れ戻しに来ただけの事よ |
プレイヤー |
音も無く現れては隊を引っ掻き回して行きますからね、雪月花さんは |
ひまり |
そして奴に足並みを崩された兵が各個撃破されると、悪い流れになっておる |
アテルイ |
奴の真意を確認したい、万事が上手く進めばこの戦も回避出来るかもしれんぞ |
プレイヤー |
そうなってくれると、ここの城主としては非常に助かりますね |
ひまり |
戦域が広がっている以上、上手く鉢合わせられればいいのじゃが…… |
第2話
プレイヤー |
まさか!戦場のど真ん中を突っ切って本陣への単独到達を許すなんて |
雪月花 |
国を射抜かんとすればまず王からだ、貴様を始末出来れば軍は総崩れとなろう |
白鎌狐 泰伯 |
そうは問屋が卸さん、そいつにはこれからも働いてもらわねばならんのでな |
プレイヤー |
泰伯さん、来てくれたんですね! |
雪月花 |
誰だ貴様?大人しく身を引けば命までは見逃す、失せるがいい |
泰伯 |
そうはいかん、ウチの若殿様を守れなかったとあればひまり嬢にドヤされるからな |
雪月花 |
その物腰と溢れる闘気……貴様を始末するのは少々骨が折れそうだな |
泰伯 |
すぐに他の兵も集まってくるだろう、ここは退散した方が良さそうだな?魔刀よ |
雪月花 |
ここで首を取れれば無用な血が流れる事も無いが……仕方あるまい、ここは退こう |
プレイヤー |
助かりました泰伯さん!あんな思い切った事をしてくるなんて、完全に油断してました |
泰伯 |
この手の奇策に二度目は無いとは言え、これを機に守りは厚くするべきだな |
第3話
アテルイ |
雪月花に妙な様子はあったか?どんな小さな事で構わん |
プレイヤー |
これと言ってはありませんでしたね、心を操る類の術では無いと思います |
アテルイ |
ならば奴には奴なりの目的があり鬼道衆に与しているのか……早々に確かめねば |
プレイヤー |
今回は戦域が広いので雪月花さんと対峙するのも一苦労ですね |
アテルイ |
うむ、地道に敵戦力を削り時を待つしかあるまい |
プレイヤー |
あ、でも気になることを言っていましたね |
アテルイ |
なんだ、聞かせてくれ |
プレイヤー |
僕の暗殺が成功していれば無駄な血が流れる事は無かった、とかなんとか |
アテルイ |
その物言いであれば修羅道に堕ちた訳では無さそうだな、安心したぞ |
|プレイヤー|雪月花さんを突き動かす何かの理由、事情がありそうですね
第4話
ひまり |
手は空いておるか? |
プレイヤー |
ええ、その様子ですと……以前言ってた鬼道王の件ですか? |
ひまり |
うむ、奴の過去を徹底的に洗わせた結果、色々と見えてきたのでの |
プレイヤー |
伺います、ひまり様 |
ひまり |
我々と敵対しておる鬼道衆とそれを束ねる鬼道王……人間と妖魔の混血児であった |
プレイヤー |
半妖半人ですね、このご時世じゃそれほど珍しくはないと思いますが |
ひまり |
産まれた環境が悪く幼い頃より迫害を受けていたそうじゃ、妖魔からも人間からも |
プレイヤー |
気分が悪くなる話ですね、それで? |
ひまり |
両親も迫害の末に殺され、幼き鬼道王は命からがら逃げ果たせたとの事じゃ |
プレイヤー |
くそっ、なんて酷い事を……となると、鬼道王を動かすのは恨みの念ですか? |
ひまり |
一家が転々とした里々はどれも破壊され、既に草一本生えてないと聞いておる |
プレイヤー |
それでも気持ちが収まらないとなれば、この恨みは根が深そうですね |
ひまり |
わしも同感じゃ、妖魔や人間……あるいは世界そのものを憎んでおるのかもしれん |
第5話
雪月花 |
お前……アテルイか!まさかこんな所で顔を合わせるとはな |
アテルイ |
古い馴染みが暴れまわってると聞いてな、真意を確かめに来た |
プレイヤー |
ええ、話し合いで解決出来るならそれに越したことも無いでしょう |
雪月花 |
戯言を、拙者を懐柔するつもりであれば無駄だ。この忠義の柱は決して折れん |
プレイヤー |
目的ぐらいは聞かせてくれませんか?僕達から見れば一方的に仕掛けられてるだけですので |
雪月花 |
鬼道衆、そして鬼道王の目的はただ一つ、差別や無益な争いの無い世界の創造だ |
プレイヤー |
それはまた良く聞くお題目ですね、理想の世界を築くには多少の犠牲も止むを得ないと? |
雪月花 |
だろうな、だが拙者自身の目的は鬼道王への助力だ、世界の創造とやらには興味が無い |
プレイヤー |
鬼道王の過去を知っての、同情って事になるんですか? |
雪月花 |
まあな、それ程までに鬼道王が奪われた物は大きく、根が深いのだ |
プレイヤー |
では最後に聞きますが、貴女自身は鬼道衆の侵略について思う所は無いんですか? |
雪月花 |
…………拙者は、拙者の主君の行動に是非を問わぬ、それこそが拙者の忠義だ! |
プレイヤー |
なるほど、ではそろそろお引取り願った方が良さそうなので失礼しますね |
第6話
雪月花 |
貴殿ほどの傑物が何故このような軍に留まる? |
アテルイ |
私が興味を持つのはこの軍に非ず、この軍を率いるプレイヤーだ |
雪月花 |
あの若造が?そこまで言わしめる程の器とは到底思えぬが…… |
アテルイ |
お前こそどうなんだ雪月花、鬼道衆の理念に共感したとの話でも無かろう |
雪月花 |
拙者は……拙者も、鬼道王に惚れ込んでの事よ…… |
アテルイ |
どうした雪月花?迷いを抱えていては太刀筋も鈍るぞ? |
雪月花 |
拙者は迷ってなどおらぬ!小賢しい言葉を繰るなどらしくないぞ、アテルイ! |
アテルイ |
鬼道王の事情は把握した、だがそれでも奴の行動は理解に苦しむのだ…… |
雪月花 |
黙れ!拙者は主君に是非を問わぬと言ったであろう、それこそが我が忠義だ! |
アテルイ |
その物言いが出る以上、お前も疑問を覚えていると解釈して構わんな? |
雪月花 |
……武人としての貴殿は既に死に絶え、口の減らない亡霊が彷徨っていると見えるな |
アテルイ |
ならば来い雪月花!お前が掲げる忠義とやらを見せてみよ! |
第7話
ひまり |
わしを差し置いて雪月花と話をつけるなぞ、無謀にも程があるぞ! |
プレイヤー |
いや、アテルイさんも一緒だから大丈夫かなと思って行っちゃいました |
ひまり |
その行動力は評価するがのう……しかし、何故急にあんな事を |
プレイヤー |
鬼道王の件を知っちゃうと、なんか動かずにはいられなかったんですよね |
プレイヤー |
あと、蛇毒丸の時はひまり様に全部お任せだったので、申し訳ないと気持ちも少しばかり |
ひまり |
うーむ……もしかして病で体調が悪いとの話であるまいな |
プレイヤー |
僕がたまーにやる気を出すとそんな評価なんですね…… |
ひまり |
冗談じゃ冗談、こう見えてもわしは誇らしい気持ちでいっぱいなんじゃぞ! |
プレイヤー |
雪月花さんとはまだ話したい事もありますし、またお会いする予定です |
ひまり |
護衛には我が軍の精鋭を連れていくんじゃぞ、それだけが条件じゃ |
第8話
プレイヤー |
端的に言います、今日は雪月花さんを説得に来ました |
雪月花 |
世迷言を……貴様、戦いに来たのでは無いのか? |
プレイヤー |
これが僕の戦いです、そして僕の勝利は鬼道衆の打倒ではありません |
雪月花 |
乗せられるつもりは毛頭無いが試しに問うてやろう、貴様の求める勝利とはなんだ? |
プレイヤー |
身分の区別も差別も無く、皆で笑っていられる世界が出来ればいいと思ってます |
プレイヤー |
甘ったれた考えなのは百も承知ですが、そんな世界が僕の望みです |
雪月花 |
支配する側のお前が身分が不要とな?……アテルイが肩入れするのも頷ける話よ |
プレイヤー |
この戦乱の世で何が正しいかなんて誰にも決めらません、そんなの分かっています |
プレイヤー |
それでもやっぱり……何でも無差別にって鬼道王のやり方は間違いです |
雪月花 |
手段そのものが誤っているかと問われれば肯定はしよう、だが拙者の忠義は…… |
プレイヤー |
雪月花さんは鬼道王に幸せになって欲しいんですよね? |
雪月花 |
無論だ!他者に踏みにじられてきた鬼道王殿には幸せを取り戻す権利がある |
プレイヤー |
だったら尚更でしょう!こんな事をしても不幸に向かって行くだけです! |
雪月花 |
魔刀を幾度も退けた者の重みとでも言うべきか……貴様の言葉は胸に刺さるな |
プレイヤー |
鬼道王の目を覚ましてあげてください、お願いします |
雪月花 |
…………お前の言い分が正しいか拙者の忠義が正しいかの判断は刀に委ねる |
プレイヤー |
だったら僕達はとことんまでお相手します! |
雪月花 |
言葉で片付く組織ではない、場合によっては貴様に協力せざるを得ないかもな |
主な登場人物
用語集
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... |
鬼道王(2)
鬼道衆の首魁
人間と妖魔の間に産まれ、それを理由に人間と妖魔双方から迫害を受ける
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最終更新:2019年11月09日 17:41