LaSt wAr【光明】編 第四章 第3話 過去ログ⑦

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赤コートの人物「……さて、お次は…誰に答を見出せましょうかね…?フ、フフフフフフ…… 」

赤コートの人物「実に興醒めですよ。あの戦闘種族に次いで…闇族もまた、私の望む『混沌』の創世を実現することができなかったのですからね。 」
赤コートの人物「力を妬み、力を欲し、力を得て、力に溺れ、そして更なる力を欲する… 充足することのない輪廻に迷い込み、いつしか彼らは自分たちが"夢を見ていること"に気づけなくなったのでしょう。 」
ダークネス「……。 」
赤コートの人物「まったく…誰も彼もが、私の期待を見事に外してくれる。まあ、初めから期待などしていませんがね。…彼らは、その最期に何の答を示してくれたんでしょうねぇ?……私が思うには、『強欲』といったところでしょうか。 」
ダークネス「……!(人物の発言に驚愕)……まさか、あの時(キルライフ)同様、こうなることは判っていたのですか…? 」
赤コートの人物「ふぅむ、こうも予感が的中してしまっては―――(書物を閉じる)―――面白味の欠片がありませんねぇ。(かけているメガネが反射される) 」
ダークネス「ロング一家は全員神界政府により連行され、ヴィクターを含んだ後の者たちは皆戦死したようで… まさかとは思いますが…紛れもない、事実です。 」
赤コートの人物「……・。 」
ダークネス「…ロング一家と地獄より転生した死人の軍団、そして彼らの指揮にあたっていたヴィクターは…皆、ホール内にいた戦士や住人、英雄…さらにはのちに駆けつけてきた政府、神族により鎮圧されました。 」
赤コートの人物「(浮遊している椅子に腰を掛け、古い書物に目を通している)…聞きましょう。(視線は書物から動かない) 」
ダークネス「×××××様、先程…ケヒィから例のホール襲撃による一報が届きました。 」

闇の異次元世界にて―――――









その真相は今も、闇の中に包まれたままである……

一体誰がこの惨劇を齎しただろうか。

一体誰がこの惨劇を予想しただろうか。

英雄、神族、政府…己の野望の障壁となる対象を一掃するためにカオスホールの襲撃を謀った闇族一家による大事件はホール内にいた戦士や住人たち、遅れて駆けつけた政府軍、神界政府によって鎮圧されたのであった。その後、彼は一家と共に神界政府に連行されたのだった。

突如として勃発した、あの悪夢の様な惨劇に終止符が打たれた。








プルスト「(携帯を取出し)………もしもし、敵を捕獲致しました………すぐにそちらへ引き渡します。(携帯を切り 」
キルビス「(叫び声を聞き、状況を何となく察し)………何か分からねぇけど、何とかなったみたいだな………そんじゃ、お前も警察に行こうか。(チングを引きずって去って行く 」
マリオ「……これで…終わったんだよな…。 」


シング「ギリッッ……(鎖で体を縛られ)……………………く…………っそおぉおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!(ホール内に響き渡る程の、悔しさに満ちた叫び声を上げ)」

棗 恭介「──────フッ......(会場の、暗がりへと姿が消えていく) 」
プルスト「………これに懲りたら、しっかりと自分の罪を悔い改める事ですね………。 ジャリジャリジャリジャリッッ(プルストが手をかざすと、鎖鎌の鎖がシングの体に巻きついて行く 」
チング「(ステージの会話を聞き、絶望の表情を浮かべ)………そ……そんな………嘘だ………。 」
フォックス「敵の士気が落ちたが…(ブラスターをしまい、会場を後にする) 」
シング「…………終わった……か…………(その場に崩れ落ち)………こんな………ところで…………。 」
フーナ「神界における最強勢力の一角…それが"神界特務兵団"よ。 」
プルスト「(スマホの様な物をしまい)………分かりましたか?もうあなたに逃げ場はないんですよ、もう馬鹿げた真似は止めて、素直に………。 」
ピカチュウの中の人「…?知ってんのか?(フーナに) 」
フーナ「あの人たちは…まさか…っ…!(画面に映る神界特務兵団を見て驚愕する) 」
シング「!!(結界………そしてあいつらは………!) 」
ピカチュウの中の人「…もう包囲されたか、あいつもこりゃ終わりだ…(シングを見て)」

ピカァーーーーッ……(スマホの様な物の画面が光りだし、映像が映し出される。そこには、ホールの外で結界を張っている、神界特務兵団の面々が並んでいた)

プルスト「残念でしたね………ワープ対策は既にとらせていただいていますので。(紙をしまい、スマホの様な物を取出し 」
マリオ「 ―――――――!(決着か…!) 」
シング「!!……に、逃げられない……何で………!? 」

パチィッッ(何らかの力により、魔術がかき消される

シング「……………い………嫌だ…………あんなとこ、二度と………!!   ヴオンッッ(瞬間移動の魔術を使って、外に逃げようとする」
プルスト「………まぁ、どっちにしろ……これだけの罪を犯したんです、極刑を免れるなんてことはまず有り得ないでしょう………当然、味わう地獄のレベルも一気に跳ね上がる事でしょう………素直に地獄で大人しくしてれば、こんな事にならずに済んだのに………。」
シング「──────────!!(紙を見て、一気に恐怖に満ちた表情へと変わる)」
ハルシオン「…あの少年は…(遠くからプルストを見つめ)冷たい目つきをしている…だが、彼からは全くの闇が感じられないな。(軽く笑みを浮かべる) 」
フォックス「一応な…だが、事が始末されたわけじゃない、油断はするな。 」
プルスト「………降伏しない、というのであれば………   パラッ(シングの"処刑許可"が記された紙を見せつける)………あなたをすぐにでも地獄へ戻さねばならないでしょう………。 」
ピカチュウの中の人「…い、一体、何者なんだ、あのガキは…(プルストを見て驚愕している). 」
ミラクルクリボー「な、なにがどうなってんのか分んねえけど…!俺たちが優勢ってことで、いいんだよな?な?(汗) 」
氷冬「(フーナの表情と、プルストの姿を交互に一瞥しながら様子を伺う)……。(あの子供…フーナの知り合いのようね。おそらくフーナ以上の実力者……漂ってくる冷気でも読み取れるくらいだわ。) 」
棗 恭介「ほぉ…。ただの子供だと思っていたが…こいつは面白いことになってきやがったぜ(観察) 」
フーナ「(す、すごい…。デイリンさんの話には聞いていたけれど…やはりあの鋭い目、惑星神の古参由縁の強さがあらわれている…!)(プルストを見て) 」
シング「………!(鎌を突き付けられ、じっとプルストを睨みながら)………ざ……けんな………この俺が………!」
フォックス「(プルストの出現に一瞬警戒したが)……どうやら敵ではないらしい。(ブラスターを降ろす)」
プルスト「ただ、ご心配なく……お仲間の2人の命は取っていないので………あなたもさっさと降伏すれば会えますよ、お仲間にね………もうあなたの味方は1人として残っていません、これ以上続けても無意味ですよ………速やかに、降伏することを強くお勧めします。(鎌を突き付け 」
マリオ「表向き…? …Mamma Mia スゲェ…たった一人でかよ…。(汗) 」
シング「なっ……!(ギースリディア……そして地獄の軍勢を………1人で………!?) 」
プルスト「そこに倒れている方をやったのは僕ではありません、けど………   ヒュンッッ(人混みの上を飛び越え、ステージに降り立ち)………あなたのお仲間2人と、その2人が連れていた地獄の軍勢達は、僕が片づけさせていただきましたがね。 」
フーナ「――――! プルストさん…っ!!(一歩身を乗り出す) 」
棗 恭介「……"表向き"では、そうなっているらしいな。(マリオの発言に呼応するように呟きを漏らす) 」
シング「! お前はっ………!(プルストを見て)……お前が……お前がやったのか………!? 」

???→プルスト「(冷たいオーラを発しながら会場に入って来る)……どういう事?見ればわかるでしょう………あなたの負けって事ですよ。 」

マリオ「この事件は一家を筆頭に引き起こされたのか………!!(この気配…さっきの声の主と同じ…!) 」
シング「あぁ、そうだよ!!俺達は勝てる筈だった!!百選連場の悪人である親父と母ちゃん、地獄の軍勢達、それを操るこいつがいて!!(ヴィクターを指さし)やっと俺達の夢がかなうはずだったのに………どういう事だこれはぁっ!!!   ……!?(何者かが近づいてくるの察知し 」

???「もう、切り札は尽きてしまった様ですね………まぁ、当然の報いでしょう………あなたの様な者に、神は味方しませんよ………。(会場へと近づいてくる)」

棗 恭介「……『虎穴に入らずんば、虎児を得ず』…か。」
マリオ「(腕を組んで目を瞑り、先程まで起きていた暴走を思い返す)……よーするにお前たちは、計画の妨げとなる英雄や神族に戦士たちを一度に倒すために、この人が密集しやすいカオスホールを襲撃した…ということだな。」
フーナ「敵が混乱している…えと、これは…一体……。(緊迫とした空気の中で身動きが取れない状況)」
シング「(ヴィクターの死に呆然としながらも)………俺達は……世界に君臨するために………まず、英雄と神族を………   何だこれ………何がどうなってんだ!!あぁっ!?話が違うじゃねぇかよぉ!!!!(頭を掻きむしり 」
マリオ「 ……!(ヴィクターの突然の死にぎょっとする)……おい、事態の収拾がつかねえから端的に聞くぞ。……お前ら、何が目的なんだ。 」
キルビス「知るかボケ!いいから黙れっての………さーてと、これはどういう状況だ?(ステージを覗こうとし 」
フォックス「いったい…何がどうなって……!(キルビスとチングを見て) 」
シング「!!チン――――――  (チングに目を向けようとした瞬間、ヴィクターが血しぶきを上げて倒れ込むのを見て)………なっ…………なん………で…………? 」
棗 恭介「───────フッ……(会場のちょっとした暗がりで、まるで全てを察していたかのような様子を窺わせながら静観していた) 」
マリオ「―――――ッ!(敵がもう一人…いつの間に!?) ん…なんだこの声…って、あっ!!(キルビスを発見し唖然とする) 」
チング「(ロープで縛られ、キルビスに引きずられて会場に入って来る)やだーーーーー!!オデはこんなとこで終わりたくないんだあーーーーー!!!!(泣き叫びながらもがいている 」
ヴィクター「…誤算以上の結果を招いてしまった……我ら以外に、この計画を知る者が…いた…。……貴様らには迷惑をかけたな。これであの方の野望も、お前たちの野望も、何もかも――――――――――――"お終いだ"。ブシャァァァァァァーーーッ   ドチャァッ…!! (その発言を終えると同時に全身から血飛沫が上がり、シングの目の前にうつ伏せに倒れこんでしまった。その体には、無数の風穴が空いていた) 」
キルビス「あーーーっ!!うるせえぞクソガキ、静かにしろや!!(ホールの会場に、何かをロープで引きずりながら入って来る 」
フーナ「……!!な、なに…今の声…?(チングの声のする方へ向き) 」
シング「!!(振り向き、ヴィクターを見て)お前………   !! チング!?どこにいるんだ!チング!! 」
チング「た、助けて!!アニキ!!助けてくれーーーーー!!!(何処からともなく、シングに向けてと思われる悲鳴を上げ 」
ヴィクター「―――――――皆、察しの通りだ。(いつの間にかシングの背後に立っていた) 」
シング「!!………ま、マジかよ………って事は、ギースや、チン坊は………地獄の軍勢は………!? 」
マリオ「(…声の主はこいつとどういう関係があるのかは分からないが…どうやら、これだけで終わりそうな気がしないことは確かだな。)……。(気を緩めずシングに身構えたまま)」

やっと思い出しましたか………えぇ、そうですよ………    僕はあの時のクソチビです。 ブツッッ(通信が途切れ)

フォックス「待て、何か様子がおかしい…。(ミラクルクリボーを睥睨し) 」
ミラクルクリボー「ハァ…ハァ…ハァ…!!ふひぃ~…俺を置いてくんじゃねえぜ…。(フォックスに次いで会場に突撃する)……んだ?あれが最後の敵か…?? 」
シング「不意打ち………  !!(何かを思い出したらしく、表情が一気に強張る)……まさか、お前………! 」

おや、聞き覚えありませんか………あっ、それもそうですよね、だってあの時…………     言葉を発する暇もなく、不意打ち食わらされちゃいましたしね。

フォックス「ハッ、ハッ、ハッ…! 次の勃発地点はここか!?(会場内に勢いよく突撃するが…)……なんだ、この人盛りは…?……!(ステージに立っているマリオとシングの二人を視界にとらえる)」
マリオ「……!(シングと、彼の持っている通信機を伺うことで、ただよらぬ何かを察知した)」
シング「チッ……クソが、舐めた真似を………   !?(通信機から発せられた声を聞き)………お前、誰だ?ギースやチン坊……リディアとも違うな!?」

ガガ……ピッ―――――   援軍は、もう来ませんよ。(通信機から、ギースとは明らかに別人の声が受信される)

スカーフィ「(ホール外の木の下で横になっている)くぅ……くぅ……(政府の治療班のお陰で、息が安定している)」
マリオ「お前は俺一人で十分だ…!(威厳のある眼差しを向け身構える)」
シング「!……やっとかよ………(通信機に手を当て)……はっ!サシだと?随分余裕こいてくれやがるじゃねぇか………全員でかかってくりゃ済むものを………知らないぜ?援軍が来ちまっても………。」
氷冬「…『絆』の力…!(驚愕しながらも興奮した眼差しでステージ一帯を一望する)」

ピッ……ガガッ……ピッ………(シングの耳に付けられた、ピアス型の通信機に通信が入る音がする)

マリオ「タンッ―――――(ステージへ降り立つ)……俺とお前、さしの勝負だ…!(拳をシングに突き出す)」
フーナ「すごい…これが…ッ…!!(目に活気が灯る)」
シング「がはっ……!(ステージ上に叩き付けられ)………く、クソ…………こんな時に………チン坊やギース……リディアは何してやがんだ…………!!」



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最終更新:2014年03月30日 19:44