アイコン |
ゲスト |
年齢 |
不明 |
性別 |
男 |
種族 |
元人間 |
職業 |
武神 |
好きなもの |
戦闘、正義、民の幸福、男 |
嫌いなもの |
悪 |
能力 |
体の一部を武器に変形させる程度の能力 |
「我を滾らせろ、貴様等が生き残る道はそれだけだ―――――」
人物
かつて旧大天王・ゼウスに仕えていた神の1人であり、初代惑星神の一員を務めていたとされる男で、職業は武神。
黄金の鎧を身に纏い、美しい金色の長髪と、鋭い眼光が特徴の青年で、一人称は「我」、二人称は「貴様」。
傲慢な言動と、好戦的で荒っぽい部分が目立つが、世界の平和と人々の幸福を何よりも好む、強い正義感の持ち主。
また、かなりの男色家という一面を持っており、神界政府直属の戦士達を中心に、何人もの愛人を囲っていたとされている。
歴代神族最強とも言われた、極めて高い神力の持ち主であり、戦いの際には上記の言葉を発して威圧するだけで、敵を芯から震え上がらせていたという。
現在は故人で、神界の歴史書にのみ彼の記述が残されている。
来歴
幼少期から戦いという物に興味を抱いており、成長した暁には軍隊に入り、様々な敵と戦う事を目標に、日々己の肉体をを鍛える事を欠かさなかった。
その甲斐あってか、10代の頃にはとある国の軍隊に入り、幾多の戦場を駆け巡ったとされる。
そうして次々に戦場での功績を上げて行った後、神界の使者からのスカウトを受けた彼は、更なる強者との戦いを求めて惑星神入りを決意、その後、火星の惑星神として任命され、ゼウスの元で日々厳しい職務と鍛錬を積んだ結果、他の神族を優に超える
実力者にまで登り詰め、同時に多くの命を慈しみ、守らんとする強い正義感にも目覚めていく。
多くの民から英雄と称賛され、巨万の富も手にし、同じ神族の女性と結ばれ、子宝にも恵まれるなど、まさに順風満帆の日々を送っていた。
そんな中、何処からともなく飛来してきた巨大な“敵”の出現によって、神界全土が壊滅の危機に瀕する事態となる。
他の惑星神でさえまるで歯が立たない、その敵の出現を聞きつけた彼は、その前に立ち塞がり、実に数日もの間、その敵との壮絶な戦いを繰り広げ、遂に敵の討伐に成功する。
しかし、敵の放った呪いの力を直に受け続けた事によって、彼の肉体は朽ち、命を落としてしまう。
その肉体に受けた苦痛は、想像を絶するほどに凄まじいものだったのだが、その時の彼の死に顔は、愛する家族や友人達、そして多くの民達の命を守れて悔いはないと言わんばかりの、信じられない程に満ち足りた物であったと言われている。
彼の死後、ゼウスを始めとした神界の民達は、彼の故郷である
ケイオスの地に『
武神の墓』を建て、神界の危機を救った『英雄』である彼の魂を讃え、祀ったとされている。
ここまでが、神界の歴史書に記されし彼の軌跡であり、彼は神界及びケイオスの一部の地方に語り継がれる“英雄伝説”として、人々の心の中に存在している。
ただ、それだけのはずだった―――――――――――
『フレアチューバー・逆襲編』におけるゴルデ・ゾネス
フレアスタジアムにおける激戦の中、神の力を手にした釜山に追い詰められた
レッド・イーターが、龍助を巻き込んで最終奥義、超変身(ハイパー・ジャスティス・チェンジ)を発動させた時、それは起こった。
神話の中の人物として、ケイオスの人々の中で語られるだけの存在であったはずの彼が、神々しい光を放ちながら、その逞しく、美しい姿を、実際に現世の住人達の前に現したのである。
あまりの出来事に困惑する住人達には目もくれず、現世に蘇った彼は早々にして自身を滾らせる強者を求め、たまたま近くにいたフレアチューバー社員の中から、
ポイシス、
ロックラル?、釜山の3人を選び、彼らを自身の造りだした“闘技場”に呼び込み、寝起きの運動と称して1対3のバトルを申し込む。
人ならざる力を存分に振るい、向かってくるポイシスとロックラルに、一時は期待を寄せる素振りをしたものの、彼らの力の限界を見抜くや否や、落胆した様子で彼らを「安い前菜」と罵り、自身の憑代となって消えたはずの龍助を呼び戻した後、彼に2人の相手を押し付け、自身は神の力を手にした釜山の方に興味を示し、彼との対戦を始める。
自身の攻撃にすらさほど怯まず、歪んでいながらも強い信念を持ち、人でありながら神の力を使いこなして向かって来る釜山を、心から讃え、歓喜に満ちた表情で対戦を楽しんでいたが、その最中、釜山の一方的で身勝手な主張に激昂した龍助が入って来た事で状況は一変する。
憑代として吸収された際、龍助の中に入り込んだゴルデ・ゾネスの神力に、龍助自身が適応し、強大な力を振るって釜山を一撃で行動不能に追い込んでしまったのである。
それを見たゴルデ・ゾネスは態度を一変させ、自身の力に適応した龍助に興味を示す一方で、龍助に四肢をもがれて地に伏せる釜山を「期待外れの出来損ない」と罵倒し、彼の体を踏みつけるなどした。
その後、スタジアム内に自身を滾らせるような強者がいないと悟った彼は、自身の力を手にし、暴走寸前の龍助に期待を寄せ、彼の復讐を見届ける事を決める。
そして、フレアチューバーの完全敗北が決し、戦いが終わりを迎えると共に、その姿をくらます。
歴史書に記されている彼の英雄譚からは想像も出来ない、ただひたすらに粗暴で傲慢な態度や、神族最強という割には、容易に攻撃を避けられたり、相手の攻撃を読み切れていない時があるなど、若干拍子抜けにも見える戦いぶり、そして、この一件以降は一切姿を現さず、神界にすら情報が入って来ない事から、この時現れた彼は、
白き執行者一味がフレアチューバーを叩き潰すために造りだした偽物なのではないかと推測されている。
能力
肉体の一部を武器に変える能力に加え、己の限界を超えた鍛錬の末に作り上げた、恐ろしく強靭な肉体と、驚異的な自然治癒力を持っており、大天王以外に彼を止められるものは皆無と言わしめた程の、極めて高い戦闘力を誇っていたとされている。
技一覧
剣に地獄の業火を纏わせ、強烈な斬撃を繰り出す。
音速の風の刃で標的を切り裂く。
彼の繰り出す攻撃技の中でも、トップクラスの速さを誇る攻撃で、神族でさえも回避出来た者はほとんどいないと言われている。
全身の皮膚を極限まで硬質化させ、あらゆる物理攻撃を防ぐ鎧へと変える。
まさに無敵としか言いようのない防御力を誇る技だが、使用者であるゴルデ・ゾネスはこの様な防御系の技を好まないため、実際に戦闘で使用された事は皆無に等しい。
自身の髪を変化させて作りだした、夥しい数の剣を、広範囲に向けて降り注がせる。
剣に変えて降らせた髪は、彼の驚異的再生能力によりすぐに生え戻ってしまうため、半永久的に剣を振らせることが可能と言われている。
しかし、これも彼が好む戦闘スタイルとはかけ離れている為、実際に戦闘に置いて使用された事は皆無。
渾身の力を込めた拳で、標的を一撃する、ただそれだけの技。
しかし、その威力たるや凄まじく、小さな惑星程度であれば丸ごと粉砕してしまうほどだと言われている。
彼が極限まで追い詰められ、そして“滾った”時にのみ発動される、最強にして最後の切り札。
実際にこの技を目撃したのは、旧大天王・ゼウスを除いて誰1人としていない為、詳しい事は分かっていないが、生前のゼウスが残した証言によると、「この技が発動した時、1つの銀河が跡形も無く消し飛ぶ」らしい。
最終更新:2025年08月24日 14:33