グウェンの車で
森ノ宮の指定した診療所まで移動した一行。その到着地は市街地からやや離れた場所にある、何処にでもある市井の診療所……といった趣だった
笠間「(着くまでは実は自分の思い違いだったらいいなとか現実逃避しながらもとりあえず身内に連絡は入れていて目の前の現実から目を逸らしたくなるのをなんとか耐えながら
グウェンの車から降りる)あっ運転どうも………いやあ…知ってるというか何回か来た事あるとこっすね……はじめてきたけど、いいとこじゃないのとか言えたら良かったんすけど…… 」
緑髪の少女「……(付いてきたのはいいけど、そういえば‥門限とかあったっけかな…)(同じく
グウェンの車から降りる) 」
グウェン「いーえー!道中オーリックに寄り道したりとかあとオーリックに寄り道したりとかしちゃってすみませんねー!ところでこの診療所お酒持ち込んでもいいです?ダメ?知らんなー!(うっきうきで箱買いした缶ビールと
森ノ宮を担ぎ車から降りる)未成年がいる?成人Coming soonなのでノーカン!ごめん今成人してー飲酒するからーゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ 」
森ノ宮「(寝てた……これ落ちてたのか…?それとも体に引っ張られて眠くなってんのか…?)そこの医者俺の知り合いだからそいつに聞いて……いやちょっとやべええらいのに拾われたぞこれ(見覚えあるけど思い出せねえな……?知り合いか……?恨み買ってそうなのは少なく無いからなあ…) 」
氷川「ガラッ(ヨレた白衣、目元の隈、濃いブルーライトカットの入った眼鏡姿で雑に診療所の扉を開き、一行の前に現れる)急患連れて来るんじゃねえよ……そこのガキでしょ、ほら入って 」
グウェン「えへへダメだって言われた時の対応策思い浮かんだので聞きませんよぅ。なんて言うと思います?聞きたい?きーきーたーぃー?聞きたくない?『いや……これが私の酸素なので欠かせないんです……(低音イケボ)』って酸素中アルコールまみれかーぃ!えへへゲラゲライヒヒウェヒヒ(明らかに運転しながら酒を煽ったのであろう千鳥足で診療所のドアまでふらつき肘をドアに付ける)バターン おラー急患が3番レジに入るぞー!キューカンバーきゅーかんばぁー!えっへへへうぇひひひ!バンバンバンバンッッ 」
笠間「あっどうも、お久しぶりです……あっうわガンガン行くやん怖っ……あっ電話かかって来た、
ウェルドさん?はいそうです今氷川さんとこの診療所で…・・・・あっちょっと今(
グウェンに駆け足で着いて行き) 」
氷川「はいはいアル中一人と打撲のガキ一人と……
アンヘル!!来い!!手伝え!!あっ胡桃ちゃん久しぶりね~~~~可愛いわね~~~~~じゃないの魔力の反応あるから流石にこっち見ないとだから、三番じゃねえよ2番にお入りくださいボケ(森ノ宮を担いだままの
グウェンを二番部屋まで背後から蹴り飛ばす) 」
グウェン「急性アル中ですぅアルコール切れちゃう!切れちゃう!!せんせぇせんせぇお酒をクマモングッズと一緒に持ってきて!鮭だけに、なんちゃってえっへへへうわっちちょっいたたたた 二番入りまーすやべぇ歌詞カード忘れた!ってそれ歌の二番やないかーいっえっへへへえへ!(蹴飛ばされながらもへべれけさながらに
森ノ宮を引きずっていく) 」
緑髪の少女「で、出来上がってる………?(笠間の後におずおずもついていく) 」
アンヘル「(二番室ないで一行を待っていた
アンヘルと呼ばれた、その男は……恰幅の良い、"重量級"といった体系にスキンヘッド、サングラスにバ
スケットボールシャツ……大凡”医者”には見えない風体で、上から一応と言わんばかりに白衣を羽織っていた)俺が看るのか……?今回氷川に会いに来ただけなんだが…まあとりあえずその娘ベッドに寝かせてやって、お姉さんはそこ座ってて 」
グウェン「ってほんとにクマさんおるんかーい!鮭いる?ってこれ酒だぁえへへへえへゲラゲラ バンバンバンッ(既に栓を抜いた缶ビールを片手に
アンヘルの横に立ち肩をバンバン叩く) あ、はい。じゃあえーと……大丈夫だよ~~もり……コナンちゃーん痛くするだけだからねーっひひひ麻酔あるから大丈夫だよダイジョウブダイジョウブ…えへへ……ずっとこのままならかわいぃのになぁえへへ(
森ノ宮を寝台に乗せその辺の適当な箱やら何かの上に腰を下ろす)ところでここ度のキツイやつありません?患者の気付につかうやつ。シラフにリアル浮世はきついっすわーえへへ 」
氷川「多分何かしらの魔術で攻撃を受けてる、脱がして検査してやって。あとこのアル中は多分別口。(早口で
アンヘルにそう伝え)あら可愛いわね~~(緑髪の少女にグンっと振り向き)付き添いで来てくれたのね~えらいわぁ……(ニチャァ) 」
笠間「ええっと……なんか良く分かんないんすけど、電話口で伝えたんすけど
森ノ宮、さん……?らしくて、この娘……ううっ酒臭っ……(病院の臭い苦手だわ酒臭いわでやべえっすねこれ…) 」
緑髪の少女「えっ、わ、私ですか…?(氷川に声をかけられ)ま、まぁ…心配だったので…居合わせたのでほっとくわけにもいかなかったので………(ニチャアとした視線におずおずとしながら) 」
アンヘル「まあまあこれ飲んでとりあえず、これ俺の街で流行った酒だから多分お姉さんも気に入るさ(強烈な眠気を誘う成分が入ったアル中患者向けの薬をスッと
グウェンの缶ビールとすり替える)
森ノ宮……ああここの常連っていう男性ね…見た所そうは見えないが、確かに魔術の痕跡が見られる……あとは打撲か、こっちはまあ命に別状はないだろうが、ちょっと気になるな…(寝かされた
森ノ宮を見ながら) 」
森ノ宮「いやその……胸は殴られて……叩き付けられて、あと防御しようとした腕がマジで痛くて…魔術はなんか、雷みたいなの喰らってこうなtって……(寝かされながら) 」
グウェン「いぇーいファイトいっぱつぅー↑↑↑↑ ス ン (真っ白に燃え尽きたあしたのジョーの如く眠りについた) 」
氷川「多分折れて無いから大丈夫大丈夫、名乗る名前もおかしいし……(
森ノ宮の顔に密着しかねない程顔を寄せ、じっと目を見る)……まあ、こういう症例は魔術絡めばゼロじゃあないわ、とりあえず無関係の他人が答えられない質問をしましょうか。顔はあのおっさんより絶対良いし… はい、質問。私と
森ノ宮が初めて会ったのは何時?"芳野真紀"の死因は? 」
アンヘル「ガシッ(その恵まれた体格で
グウェンをキャッチし、
森ノ宮とは別の寝台に寝かせる)彼女には一応……そういう施設への紹介状を書いておこうか……(緑髪の少女に)ああ落ち着いて、あの先生ちょっと癖があってね……あんな感じなんだ。腕は良いんだが……まあ、落ち着いて、ゆっくりして欲しい (
森ノ宮を見ながら)雷属性の魔術に何か……感じ的には転移魔術が近いか…?細かくは分からないが…… 」
緑髪の少女「は、はぁ…(キャラの濃い面々を見ながら)命に関わる怪我じゃ、なかったんだ…よかった… 」
笠間「いや本当こういう人なんで……ほら興味向こうに向いたし……(緑髪の少女を気遣う様に)(氷川の"質問"の内容が耳に入り、明らかに動揺したように一瞬硬直し)……よかったら、ちょっと、お茶かなんか買ってきますよ… 」
森ノ宮「前から思ってたけどデリカシーとかねえの……?(
森ノ宮をチラリと見)あんたと会ったのは、確か…6年前……?(自信なさげに)まだ大学病院に居たろ、その時"グラスフィール事件"の捜査協力を頼んだのが最初だ で、"芳野真紀"は……"公的には"相方と二人で工場の崩落事故で巻き込まれて、全身を潰されて即死……これで良いか? 」
緑髪の少女「…女の人が、好きなんでしょうか…?(氷川を見て)え、あっ……(笠間の様子を見て)あ、すみません‥お願いします(笠間に) 」
氷川「前者は正解。正しくは6年と3か月。で、後者は……まあ、いいわ。その目の動揺っぷりを見れば良く分かるし……(相変わらず
森ノ宮の顔を見続けながら)
アンヘル、AED。雷で転移絡みってなったら一回高電圧流して試してみるわ。もしもの事があってもあんた救急医療は専門でしょ。軍医上がりだし……危険だろうが手っ取り早いの試すわよ 」
アンヘル「いやあ、魔力を込めた電圧を掛けて反作用を狙うってのは分かるが……今の俺はヤブも良いところなんだがな、まあ…手っ取り早いのは確かか。どれどれ(近場のAEDを取り出し、手早く
森ノ宮にセット)はい皆さん離れてー 」
森ノ宮「流れが雑過ぎねえか!?ちょっと待て、お前そもそもこれAEDって動いてる心臓には使えねえだろ!おい!すっ飛ばすな!色んな所を!胡桃……胡桃!!(力なくバタバタと四肢を動かして抵抗する) 」
氷川「小さくて可愛かったら私はどっちもアリだからセーフ、ちなみに幾つ?骨格から見て13歳くらいかな?(緑髪の少女にぐいぐい近づき)ああそれ丁度良いから改造して使ってるのよ、ほい(AEDのスイッチを入れ、
森ノ宮に大電流を流す) 」
森ノ宮「あ゛っ゛……!!!(改造AEDで大電流を流され、全身が硬直すると同時に……明らかに改造AED由来の物ではない、"雷光"に全身が包まれる) 」
アンヘル「転移魔術の残滓を感じたから、"雷の魔法"の付加効果の影響で元の身体がこの少女の肉体に"置き換わった"という仮説が正しいなら……電撃を与えれば再度転移が起こる、と踏んだが……正しかったか…?しかし凄まじい反応だ…! 」
緑髪の少女「えっ…あの、12‥です(グイグイ近づくのに対し、若干後退りながら氷川に)え、AEDって意識のある人に使うのはまずいんじゃ…!?なんですか、あの光…!?(
森ノ宮の雷光を見て) 」
森ノ宮を包む雷光が一際大きく輝いた、その後……そこには、文字通り"少女"と"入れ替わる様にして横たわる"……一行が見慣れた姿の"
森ノ宮甲三"……30代男性がそこに居た 」
森ノ宮「えっ……?あれ……?戻った……?戻った!!よっしゃー!!!! 」
氷川「流石
アンヘル、スラム育ち軍医上がりは違うわね……(おっさんに戻ってしまった
森ノ宮をどこか残念そうに見ながら)しかし本当に、こう……本人だったとはね……症例自体は0でないとは言え、こうして見るのは初めてだわ……多分知らない魔術だし… あっ12歳!?かわいいわねえええ!!(
森ノ宮からスッと目を離し、緑髪の少女にグイグイ近づく) 」
笠間「ええ……?マジで……?(困惑気味に
森ノ宮を見ながら)……大丈夫なんすか?こう、
森ノ宮さん本人も…っていうかなんかどういえばいいか分かんないんすけど、こんな感じで…戻って…戻して? 」
アンヘル「……まあ、荒療治ではあるから……恐らく暫くすれば元の……というべきかは分からんが……少女の姿に戻るだろうな……(
森ノ宮を見ながら)その時にさっきの様に高電圧を流せばまた男性の姿になる、が……こうして電圧を加えるのは、一日一回にした方がいい。電流による身体への影響もそうだが、あまり短い期間に何度も身体が置き換わるのは悪い影響が起きないとは言えんからな 」
森ノ宮「いや、いや、いや……ちょっと待てよ…またあのガキの姿に戻るってか……?暫くってどれだけだ?今の身体は何時間持つんだ……?でも暫くって事は分かんねえんだろうな…(露骨にがっくりとした様に顔を落とし)電流ってのは、どれだけだ?スタンガンなんかでも問題ないのか 」
氷川「今みたいに感電して硬直するレベルなら大丈夫でしょうね、身体に電流が流れるのが一種のトリガーになってそうだし……黒寄りのグレーな高出力のスタンガンが出回ってるでしょう、アレなら多分大丈夫じゃない? 」
アンヘル「……とりあえず、検査やらがあるから彼には一日か二日かだが、入院して貰おう。色々分からないことが多すぎるしな……(すっと
グウェンが目に入り)ああ……彼女はまあ……え?ドライバー?うーん…代理のドライバーを立てるか連れて来てもらうかするか……笠間くんだったね?それで大丈夫かな 」
笠間「ええっと……いや多分大丈夫だと思うんすけど、運転できる人もこっち向かってるみたいだし…あっお仕事どうしましょう……
森ノ宮さん持ちのややこしいのは…清丈さんとかその辺にやって貰ったらいいっすかね…?(
アンヘルと
森ノ宮の顔を交互に見ながら) 」
森ノ宮「……俺がこんな身体じゃ俺案件の仕事は出来ねえだろ……割り振りは俺がやるから、お前らに投げた仕事だけそっちで頼む……難波とお前が居たらまあどうにかなるだろ、お前は一応大人にも化けられるんだし…(諦めた様に寝台に転がり)検査だったら受けるから頼む、あと……俺にこの魔術をかましてきた連中の一人がな、身内にそっくりで……まさにスタンガンをトリガーにして変身してた。服装が変わって武器を手にして、ってな具合だった 」
氷川「……原理としては多分同じ何でしょうね、ほぼ確実にあんたもスタンガンで変身できるわ。今のおっさんの姿に……とりあえず今から検査室向かうから、そっちで着替えて。さっさとやるわよさっさと、忙しいんだからこっちは……(寝転がる
森ノ宮に蹴りを入れ) 」
緑髪の少女「わ、わっ!?(ひ、火に油だった…!)(氷川を見て) 」
アンヘル「落ち着けって、患者だぞ……(氷川をなだめ、
森ノ宮を引っ張りながら検査室へ向かう)……お連れが来るまで待合室でゆっくりしていてくれ、いや、悪いね色々と…(笠間達に申し訳なさそうに) 」
緑髪の少女「…というか…(あの小さい女の子が…男の人…!?)(
森ノ宮を見て) 」
笠間「やっぱこう、謎の魔術攻撃を受けたとかで……あの黒いハゲの先生(
アンヘル)が言うには、あのちっちゃい娘の身体と置き換わったとか……電撃で一時的に戻れるとか……そんならしいっすよ…(取り残されそうな
グウェンを担ぎ)一応私の連れ合いが来て、車とかもあるみたいなんで、ちょっと待合室で待っときましょうか。すいませんね付き合わせたみたいで…(緑髪の少女に) 」
←————To be continued
最終更新:2021年05月22日 11:56