第一回 被害者の回

なんかキャラ崩壊とかそういうアレ注意




アニマート「―――それで、今回集まっていただいたのには理由があります」

ルミナ「理由って、何ですか・・・?」

えみ「なあに?おねえさん。」

清丈「(若々しさに囲まれてどうしようもなく死にたくなる)」

柏槇「(わしすっごく場違いじゃないかのう)」




アニマート「最近の不届きな試練の流れで、私達の命が天秤にかけられることが当たり前になりつつあることです!」





ルミナ「え、それって私達、死ぬかもしれないってことなの?」

アニマート「そうです、今回ここに集められた皆様は私も含めて、例外なく『悲恋』なるもののために死ぬ可能性があります!」

えみ「そうなの?それはそれは、たいへんですねえ・・・。」

清丈「えっ私森ノ宮に告白した途端死ぬとかそんな事無いわよねもしかして」

柏槇「え、わしはあれか、MPFとかあやつらの中にフラグ乱立しながら突っ込むとかそういうはめになるのか!?」

アニマート「どうなるかはわかりませんが、各々で何かしらの死亡ルートが用意されているとのことです・・・。」

柏槇「むう・・・まずいな、わしは既に『悲恋』とやらになりそうな要素に心当たりがある・・・」

アニマート「それってまずくないですか?」

柏槇「いや、或いは既にもうなっておるのかもしれぬ―――難儀じゃな」

ルミナ「私も私で、一体どうすれば・・・」

清丈「そうよ!森ノ宮と結ばれる前に死ぬとか、というよりアラサーで結婚できぬまま死ぬとかいやああああ!!!」

えみ「まあまあ、みなさまおちついて・・・いいこ、いいこ。」

清丈「うぐ・・・」

柏槇「この状況で一番落ち着いておるのが二桁に満たぬ年齢の幼子である事に、一抹の危機感を覚えるぞわしは」

アニマート「ともあれ、死の運命は立ち向かわなくてはどうしようもありません!」

ルミナ「では、一体どうやって―――」






アニマート「どうしましょう・・・」

清丈「結局、これよね・・・」

柏槇「じゃなぁ・・・」

ルミナ「基本的に、あの人は私達が何をしようと一人でやったら全てにおいてBADEND確定のスタンスですからね・・・」

えみ「かんがえてもどうにもならないことはわすれて、ここはひとつ・・・おちゃでもどうぞ。」

清丈「あら、ありがとう・・・」

柏槇「お主はこんな年端も行かぬというのに、よく落ち着いておるな・・・」

えみ「つかれているひとに、わたしはやすらぎをあげたいの。」

ルミナ「優しい子ねー・・・」

アニマート「私がご主人様に向けるそれと同じようなものを感じる・・・」



――ぷはー・・・――





アニマート「結局、どうしようもないのかもしれませんね・・・」

ルミナ「悩んでもしかたないですねぇ・・・」

清丈「私達一人でやっても、ねぇ・・・」

柏槇「どうせBADENDまっしぐらじゃし、のう・・・」

えみ「いそがずあせらず、ゆっくり・・・だよ。」

柏槇「うむ、お主良い事を言うな」

ルミナ「でもそれって結局他力本願ですよね・・・」

アニマート「どうしようもないですよ・・・」

清丈「そうねぇ・・・」




おわる

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最終更新:2024年04月11日 03:00