ネザリアン

偽装者(ネザリアン)/netherien》

非凡な自分を偽ることで、新たな自分を生み出し類稀なる才能を開花する能力及びその能力者の総称。
「偽装」の肉声と共に、それぞれに異なる印が刻まれた仮面『偽面(ネザーマスク)を装着することで偽装者に変身する。
偽装者はそれぞれ固有の偽名(ネザーコード)と後述する偽剣(ネザーソード)を持ち、その名に相応する固有能力を持つ。
偽名は「○○者」という型名と、各個人のアイデンティティーが色濃く滲み出たものになっているのが特徴となっている。

変身後は肉体変化が発生し、基本的には紫色の半透明な肌身に黄色い網目線が刻まれた宇宙人の様な外見へと変貌を遂げる。
偽面の影響によるものか顔面は目、鼻、口、耳の何れかの部位が欠落するが、実際は五感に直接影響する訳ではない。
身体能力増強に伴い固有能力を有し、より特異性の高い能力による超人的な戦闘を可能にする。

偽装者の活動機能が停止すると変身が強制的に解除され(本人の意思で任意解除可能)、偽面は壊れる。
一度破壊された偽面は復元可能らしいがその詳細は不明。

偽装者になる為には個人の欲望のバロメータが常人を越える必要があり、即ち欲望の薄い人間や無欲な人間はその適合者にはなれない。
偽面の適合に失敗すれば偽面に理性を蝕まれた不適合者となり(○○者の前に「不・未・非・無」の否定語が入る)、顔面に必ず×印が刻まれる。
不適合者は本人の生命活動が停止するか偽面を破壊されるまで暴走する。

一個人が2つ以上の偽面を使用することも理論上可能だが、兼有は肉体・精神的に多大な負荷をかけ、
欲望に呑まれるリスクが倍増することから危険行為として忌避されている。

偽面に宿る能力は偽装者により様々だが、共通して以下の7つの段階(フェイス)が存在する。
第1フェイス:偽剣(ネザーソード)の使用が可能。
第2フェイス:固有能力の2分の1が効果を発揮。
第3フェイス:偽剣と肉体の融合が可能。
第4フェイス:固有能力の3分の1が効果を発揮。
第5フェイス:偽剣の形状変化が可能。
第6フェイス:固有能力の全効果を発揮。
第7フェイス:覚醒形態“マンドルク”が発動可能。

第7フェイス到達時に発動できる“マンドルク”とは、自らの体力を削ぐ代償に戦闘能力を格段に倍増する覚醒形態である。
この能力を極めることで代償無視や更なる限界突破を齎すことが出来る。

もともとはネザリアで造り出された未完成の戦闘システムだったが、
個人の欲望が強く反映されるケイオス追跡者が持ちこんだことで完成される。
それまでに登場したネザリアンもまた全員が本来は人間もしくはそれ以外の生物であり、何らかの理由で偽装者の適合者となった模様。

偽剣(ネザーソード)

自身の欲望をエネルギーに還元し、それにより生み出された光剣。
個人の欲望が強ければ強いほど巨大化したり硬化したり強力になる。
第1フェイス時は共通して剣型だが、第5フェイス到達により本人の意思で自由に形状変化できる。
第3フェイス時に身体の至る部位と融合でき、より高度な戦闘を可能にする。
劇中で先行登場した『カオスソード』は、四季崎記記がこの欲望から生み出される偽剣を参考に造り上げたものである。


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最終更新:2024年09月17日 22:14