[ junction ]Ep3 過去ログ

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― PM17:30 寄宿舎


テツヤ「――――……ふぅ……終わった終わった…(工具キットを手に寄宿舎のロビーから出てくる)これで依頼されていた工事は片付いたな。これで住民たちの居心地が少しでも良くなればいいが……(ふと頭上を仰ぐ。気が付けば日はすっかり暮れて赤い夕焼けが空を琥珀色に染め上げていた) 」


♪ ~ (夕刻を知らせるチャイム音。否、それにしてはあまりにも鮮明なメロディーの様であった。耳から耳へ通り過ぎる環境音ではない、人の心に入り込んでくるような旋律。それは烏が夕景を知らせるように、夕凪が静寂を知らせるように、今、この茜色が染め上げる一瞬の景色を色づけているようであった―――)


テツヤ「……?(地域のチャイム音にしてはやけに繊細で鮮明なこの感じ…何処かで演奏しているのか…?)(夕焼け空に溶け込む音色に振り返るとその方角へ誘われるように歩を進める) 」

赤毛の少女「 ♪ ~ (寄宿舎から少し離れた近所の小さな公園。誰もいない――もうみんな帰路につく頃だから――閑散とした広場のベンチの上。胡坐をかいた態勢でアコースティックギターを手に一人演奏に興じる少女がいた。くすんだワインレッドのおさげを垂らし、だぼだぼのパーカーを羽織ったどこにでもいそうなただの女の子。しかし普通ではないものがある。ひとつは左目を閉ざす罰点の刺繍。もうひとつは、素足。足元には靴下はおろか靴すらもない。よく見れば異様な風貌も漂うが――――少女の小さな指先で爪弾れる旋律は濁りの無い透明感があった) 」




テツヤ「―――――(流れ着いた公園で見かけた一人の少女。彼女が今まさに奏でようとするその瞬間から既に釘付けになり、瞳を閉ざしながら弦を爪弾く彼女へ静かに歩み寄っていく) 」

赤毛の少女「 ♪ ~ 夜が明けたら花が咲いて東の空へ登り出す 街が目を覚ますその前にそっと開く 世界の秘密  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 子供の頃の宝箱にあなたは何を隠したの? 心の声を言葉に込めて耳元で揺れるプリズム  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 何も変わらなく見える日々の片隅で 何かが欠けては生まれ続けている 駅前の角の空白に何があったか 不意に思い出してみるような  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 目には見えない 知らない 叫びたい愛が どこかで小さく世界を救った 笑う、泣きそうに笑うあなたが 雲の切れ間にひとり凛と立つ  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 鍵穴を覗けば優しい秘密が 今日も時計の針を回している 誰かが呼ぶ声がした 約束をしていたんだ 今日もあなたはネジを回し行く  」

テツヤ「―――――(瞳を閉ざし自ら奏でる音楽の世界に没入する少女から感じ取った率直な感想は、清澄。透明感のあるメロディーと歌声はその透明さ故にあらゆる障壁や心の壁さえもすり抜けてしまうほどに、音楽に興味を示さない人間だろうと必ず振り向いてしまうような、そんな惹きこまれるものがあった。それもそのはず。言葉あの節々に見られる息苦しそうなブレス。今にも泣きだし崩れ出しそうなほどの弱さを滲みだしながらも、心で喉を震わせるような力強く訴えかけるような声調。心の底から本気の「歌」を、ここにはいない誰かに届けようとする…そんな少女の歌い方に着目していたのだから) 」

灰髪の青年「(ビニール袋を手からぶら下げ、フードを目深に被り、くすんだ様な灰色の髪を僅かに覗かせながら一人ベンチに座る)…………路上ライブ的な奴?(ビニール袋から大きなビーフジャーキーを取り出し、その場で食べ始め)…………いや、これもしかして………逢瀬的な奴か………だったら、アレだな……月が良さそうだし、外で落ち着いときたかったんだけどな… 」

赤毛の少女「 ♪ ~ 五時のチャイムが街に響いて家の明かりが灯り出す 行き交う背中 寄り添う影 窓の奥に広がる秘密  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 放たれた言葉ばかりを追いかけては その声の思いにいつも気付けなかった 祈るように黙ったあなたの後ろ姿が 不意に目蓋の裏に映った  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 上手く言えずに届かない滲んだ願いが 今も胸の奥住み着いている 満ちて満ちても欠けてゆく人の移ろいに一人戸惑いながら  」

赤毛の少女「 ♪ ~ ページを捲れば優しい記憶が 今日も遠くから日々を見守っている 誰かが水を花壇にそっとあげていた そして私もネジを回し行く  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 名前や形を変えながら愛が風に紛れて街に息づいてる 笑う、泣きそうに笑うあなたの欠片を拾うように歩く  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 目には見えない 知らない 叫びたい愛が どこかで小さく世界を救った 笑う、泣きそうに笑うあなたが 雲の切れ間にひとり凛と立つ  」

赤毛の少女「 ♪ ~ 鍵穴を覗けば優しい秘密が 今日も時計の針を回している 誰かが呼ぶ声がした 約束をしていたんだ そして世界はネジを回し行く  」

赤毛の少女「 ♪ ~ ―――――――― (残響の余韻が夕刻に終わりを告げ、世界の反対側へと沈んだ西日を見送るように消え入る。茜空は次第に暗闇になりつつある薄明の刻。少女にとって全身全霊ともいえるような一曲を奏で終えて初めてゆっくりと右目を開こうとしていた)…………!(そこではじめて、公園内にいたテツヤと灰髪の青年の姿に気づいて少し困惑気味に首をきょろきょろし始めた) 」

テツヤ「(感嘆のあまりパチパチと響かせない静かな拍手を送る)………"いいな"。久しぶりに、とてもいい「歌」を聴けたよ。なんだろうな…あまり良い言葉回しができないが……"響いた"よ、間違いなく俺の心にな。(人見知りな挙動を見せる少女を宥めるような柔らかい笑みを送る) 」

灰髪の青年「(一瞬のうちに食べ終えたビーフジャーキーの袋を丸めてゴミ箱に放り、困惑する赤毛の少女に向かって座ったまま軽く会釈。そして小さく拍手し)……いい歌だっ…でした。綺麗な声で、リラックスできました。(曲自体は聞いたことある……気がする…から……流行りの曲………だよな……?) 」

赤毛の少女「……?!……?……!(消え入りそうなほどにかすれた小さな声で「えっ、あっ…」と困惑の声を漏らしながら挙動不審に二人の顔を交互に見比べる。恐怖というより、驚愕とでもいうのだろうか。二人が「こちら」に話しかけている様子にただただ驚きを示す中、少女は唇を震わせながら微かに言の葉を紡ごうとした)……ぁ……ぁの……――― 」

赤毛の少女「―――――― 私のことが、"視えて"いるんですか……?

テツヤ「――――?(混乱の果てに意味深な問いかけを口にした少女を前に、思わずそこに居合わせた灰髪の青年と目を合わせてしまう)………えーっと……?み、視えてるもなにも……はっきりとだな……(質問の意図が分からないのか、ぎこちなくまじめに返答する) 」

灰髪の青年「―――――っ……(しまった、"そういう奴"か……!………ここは、そう……偶然で乗り切れ、いや、乗り切れてくれ……!)(焦ったような顔でテツヤと眼を合わせ、もう一度赤毛の少女に振り返り)………ま、まあ……視えてるし、聞こえた……だから、ここに立ち寄ったわけで……… 」

赤毛の少女「――――!?(確信を得た驚愕に目を大きく丸くする少女。しばらく伏し目がちに黙り込んでいたが、静かに顔を上げて二人と目を合わせはじめる)……そう、なんですね…… あっ……ごめんなさい…!変なことを聞いてしまって…… 」

テツヤ「……あ、あぁ……(青年とは違いテツヤ自身は少女の質問の意図には結局この時は分からずじまいであったが、彼女の様子を伺いその真意を追求しようとはしなかった) 」

赤毛の少女「……それじゃあ……お二人"にも"あるんですね……―――――「未練」が  」

テツヤ「……「未練」……?(音楽の話から乖離したその単語に微かに眉を顰める)………そうだな…無いと言えば嘘にはなるかな。時々そいつに振り返ることだってなきにしもあらずだが……どうして、そんなことを…? 」

灰髪の青年「………(どっちだ……?俺の五感だから捉えられたのか、それともこの娘の言う"未練"が何かしらの条件か……?いや、でも……大丈夫だ、警戒されてる訳じゃない。そう、きっと、そう……!!)………『未練』なんか、ほら……生きてたら、さ、誰でも出来る物だと思うんですよね……そこの彼も言う様に、俺にも………うん、まあ…今も悔やむ位のは、ありますよ、そりゃあ… 」

赤毛の少女「……そう、ですよね……(二人の発言を受け止めるように静かに頷く)……えと……信じてもらえるかどうかわからない…ですけど…… 何かしらの「未練」がある人には、"視える"みたいなんです、私…。 」

赤毛の少女「町でこうして弾き語りをしていると、道行く人たちの何人かが私の音楽を聴こうと立ち止まってくれるんです。でも、その人の相方は、なぜ急に立ち止まったのかとその人に尋ねるんです。私のことを説明しようとしてくれても、相方には何も視えていないようで…。そんなことが、これまで頻繁にあったんです。長い間その不思議なことと向き合いながら歌を歌っていると、一つの答えに辿り着いたんです…―――― 」

赤毛の少女「 大きさや深さに関係なく、何らかの「未練」がある人には私の姿が視えていて、私の「歌」が聴こえるんだって  」

ヒロ「(バットケースを担いで公園を通りかかる)…?確かあんたは………(テツヤの方に近づく)彼らは知り合いか?(青年と少女を指して) 」

テツヤ「………(初めてこの公園に踏み込んだときに見た少女の見た目から、どこか普通ではない何かを感じた。彼女の姿、そして奏でられる「歌」の認識齟齬によって、ますます他者にはない「何か」があると過った―――)……そっか…そうなんだな…。わかった、信じるよ。だって、君の「歌」は確かに俺の心に響いたんだから。それが感じられないなんてことはない。君は、君の「歌」は、確かに「ここ」にいる。俺たちが賞賛を送るよ。なっ?(そう言って青年にもウインクを飛ばす)よお、ヒロ。お前にも視えてるみたいだな。…なんのことかって?まあ気にすんな。 」

灰髪の青年「……(失礼だと思って意識しないで居た、というか……正確にはビーフジャーキーの匂いで頭が一杯だったから気付かなかったが、この娘からは人の匂いがしない……気がする。早く気付けよ俺…!!)……その話を聞くと、『未練の無い人間』が随分いる様に思えますけど……誰しも抱えてる物って考えてた俺が、単にネガティブなだけ……? ……でも、いい歌だった。これは、本当に、純粋な、俺の感想です(テツヤに小さくウインクを返し、親指を立て)……ああ、この人のお知り合い?俺は、まあ、ただの通りすがりですよ。今日はこれから……良い月が出そうだから 」

赤毛の少女「……!そう言ってもらえて……嬉しいです……♪(嬉々を噛み締めるように口辺を微かに吊り上げる)……そうですね…私も、「未練」がない人なんていないんじゃないかって思います。でも、私の「歌」が届かない人たちの多くはきっと…「未練」を完全に断ち切った強い人なのか、あるいは…その「未練」すらも忘れ去ってしまった人なのかもしれません…。 」

赤毛の少女「世界にはいろんな人たちがいます。すべての人たちが「歌」を必要としないように。それでも……届けたいんです。こんな私の「歌」を、いつか必要としてくれている人たちの為に………あっ……ご、ごめんなさい…!変なことを口走ってしまって…(恥ずかしそうにだぼだぼの袖で口元を覆い隠す) 」

テツヤ「全然変なことじゃないよ、素敵なことじゃねえか。それに、さっそく届いたぜ。俺たちの心にな。きっと「未練」がある俺たちには必要なんだろうな。ありがとう。お陰で音楽に対する愛着がますます深まった。俺も店に戻ったら一曲弾いてみるか……ああ、そうだ。俺は栗藤哲哉。リサイクルショップ『ジャンクション』を営んでいる。テツヤって呼んでくれ。(そう言うと初対面の少女と青年にそれぞれ店の名刺を差し出す) 」

灰髪の青年→アガラ「まあ、でも、そういう方々の気持ちは正直わかんないんですけど……でも、俺は聞けて良かった、お陰でこんな夜も越せそうだ……しんどい事が、待ってるから……え?ああ、どうも……ご丁寧に………(両手でたどたどしく名刺を受け取り)えぇと、名刺は返せないんですけど……俺は、アガラ。アガラです。まあ、ただの食い意地が張ってるだけの一般男性ですけど……縁があれば、寄らせて貰いますよ 」

赤毛の少女 → チルカ「えと…テツヤさんに、アガラさん…(名刺を受け取りつつ自己紹介する二人の名前を記憶に刷り込むように唱える)…はじめ、まして……えと、私……私は……『 神澤チルカ 』っていいます……!歌を歌うことが好き…です… その、今日は……聴いてくれて本当にありがとうございました……!訳あって日没から明け方までしか活動していないんですけど、この辺のどこかで適当に歌を歌っていますので…機会があれば…また聴きに来てくれると…嬉しい…です……(ほんのりと紅潮した頬を隠す様に依然として口元を手で覆っていた) 」

ヒロ「……えっ?まるで見えてるのが珍しいみてぇな…(テツヤの言葉を聞いて訝しむ)アガラに…チルカちゃんか。俺はヒロだ。 」

テツヤ「アガラに、チルカっていうのか。ははは、三人ともたまたまこんなところに居合わせたが、これも何かの縁だな。ああ、また聴きに行くよ。俺もこの辺で出張業務で走っていることもあるからな。気が向いたら店にも来ていいぞ。……それにしても……君のそのギター、とても深い"愛着"があるな。(吟味するようにチルカのアコースティックギターを興味深そうに凝視する) 」

テツヤ「年季が入っているが、丁寧に使い込んでいる節が見られる。弦のチューニングもしっかり張っているし、ボディの光沢もしぁつかり磨いているような輝きを感じる。なにより…さっきのメロディー。あんなに素敵な旋律を奏でられるのは君の、そのギターに対する愛ゆえだってのがひしひしと感じる。……あぁ、悪い。職業柄ついつい見入ってしまった。 」

アガラ「うん…チルカさん、ね。また通り掛かったら来ますよ。俺もまあ、仕事で…この辺に来ることもありますし、あと……まあ、寄宿舎前ですし、ここ…(流れで普通に名乗ってしまった……フルネームじゃないからセーフ?いやこれ普通に本名喋るって……ああ、こんな事ばっかりだ……)…へぇ、確かに、言われてみれば使い込んでるように見える、それでいて……ちゃんと手入れされてる様な風体は確かに感じる気がする…ギターはあんまり詳しくないけど、そういう匂いが……(……いや、普通この距離で楽器の匂いとかわかんねえよな……不味い、ボロが出てる…撤収だ撤収)……さて、俺はもう行かないと。仕事の準備をしないと(立ち上がり) 」

チルカ「ヒロさん…ですね…!テツヤさんのお知り合いでしょうか…?(この人も、視えているんだ…なんだか、嬉しいな…)えっ…あっ…?え……!(テツヤによる詳細な推察に驚きを示しつつ食い入るように耳を傾ける)……そんな…「この子」のことまでそこまで言ってもらえたのは…はじめてです……!……「この子」は、そうです……私にとっての、かけがえのないパートナーで、「友達」なんです。人生で初めてできた大切な、大切な「友達」… 「この子」と出会わなければ、私は――――(そう言いかけた瞬間唇を噤んだ)……ぁ、いえ…… なんでも、ないです…!(なんでもないように振りまいて作り笑いを取り繕う) 」

チルカ「みなさんお仕事大変そうですね… あの…頑張ってください……!私は、こんなことでしか応援できませんが…少しでも皆さんの心を癒すことができるのなら、何度だって歌いますから…。それじゃあ私も、そろそろ町へ移動しますね。また、どこかで……!(ベンチから立ち上がるとペコリと深くお辞儀をし、ギターをケースにしまい込み、それを背負って素足のまま公園を飛び出していった) 」

テツヤ「……?(チルカの噤む様子に微かに首を傾げる)……ああ、そうだな。もう夜になったばかりだ。チルカも、深夜徘徊はほどほどにな。女の子ひとりが夜の町はなにかと…アレだからな… (そろそろお開きの様子を見て腰もとに手を当てる)ああ、ありがとう。何度でも聴きたいくらいさ。またな………?(すたすたと素足のまま立ち去っていく少女の背中を不思議そうに見送る)………不思議な娘だったが、深い愛情の持ち主だってことはよくわかった。また会えるといいな。 ……さて、と。俺たちもそろそろ帰りますか。 」

アガラ「(素足、素足………?いや、でも訳アリなら、そういうもの、か………?)……あ、ああ、元気で……え?町?町か……今からか……とりあえず、お気を付けて!また聞かせてください! ……まあ、そうですね、本格的に日が沈む前に。夜は、良くない……ので。それじゃあ、また、縁があったら会いましょう(フードを被り直し、テツヤ達に背を向けて去って行く) 」

テツヤ「おうっ、またなアガラさん。(踵を返す男性に会釈する)………なあ、ヒロ。あの娘の姿が見えていた言うことは"ある"前提で話すが、自分の「未練」を思い返すことはよくあるか?(二人きりとなり静寂に包まれた公園で、夜空を見上げながらそう尋ねる) 」

ヒロ「…………………(しばらく無言になる)ある、な……急にどうした…? 」

テツヤ「……そうか…。(「そうだろうな」と納得するように頷きながら目を伏せる)………あの娘が言ってたように、誰にだってあるはずなんだ。「未練(そいつ)」を断ち切ることができるなら理想なんだろうが、生憎俺はそこまで強くなれない。だから、今でも何かに縋っているんだろうな。俺が古いもの…いや、誰かの「愛情」に執着しているみたいに… あの娘にだって「歌」が必要なように…  」

テツヤ「でも、それでもいい。弱さを曝け出したって、何かに縋りついたって。「未練」があるから、人は強くあろうとする。「未練」があるから、人は弱さを知って、その弱さに寄り添うことができる。チルカも、きっとそうなんだろうな。少なくともあいつの歌を聴いた瞬間、何か大事なことに気づかされたような感じだったよ。できることならまた会いたい。いや、会える気がする。音楽が俺たちの日常を色づけるように、当たり前にありながらも存在するだけでありがたいように。またあのメロディーが俺たちを繋ぎ止めてくれる……そんな気がするんだ。(フッ、と柔和な笑みを夜空の中に零す) 」

ヒロ「っ…(「誰かの「愛情」という言葉で口をつぐむ)そう、だな……また会えたら、その時は…じっくりと歌を聴きたいものだな。 」

テツヤ「ああ………さぁて、と…俺たちも帰るか。またな、ヒロ。 」





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最終更新:2025年04月10日 22:06