アットウィキロゴ

劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇 過去ログ.エピローグ

.
― 翌日・ツグリ村・夜 ―




―――こうして、幻影の巨塔とエリノラを取り巻く壮大な事件が幕を閉じた。
幻影の王は消滅し、その支配下から解放されたように元通りに戻った「幻影の巨塔」。
だが、その支配権を未だに牛耳っている運営オムニバスは今回の騒動について大規模なシステムエラーと公表し、
カオスファンタズマのゲームは数日間運営休止状態となった。


世界を覆い尽くしていた黒い結晶イリジオンもまた、何事もなかったかのように消滅した。
混沌世界はいつも通りの平穏を取り戻し、幻影の巨塔も変わらずあるべき場所に立ったまま夜の中で青々と輝いていた―――


そして…今回の騒動を戦い抜いた攻略組やその協力者たちは、今…
巨塔が良く見える近くのツグリ村にて、束の間の休息を堪能していたのだった―――


村野さやか「―――― は~い、できましたよ~!(村にあるコテージにて、大勢の人たちにできたての手料理を振舞っていた) 」

徒町小鈴「わ~いっ♪徒町、はらぺこ徒町です!いただきま~い♪(さやかの手料理のひとつであるハンバーグに早速手を伸ばすように頬張る)ん~~~~~っ♪やっぱりさやか先輩の作るご飯はとびっきり美味しいですぅ~~~♪ 」

夕霧綴理「あつあつもりもりの山盛りご飯…卵ふりかけたくさん…♪見て、さや。いっぱい食べるよ。さやも食べよ? 」

村野さやか「ふふっ…♪はいはい、それじゃあみなさん遠慮なく召し上がってくださいね…♪ 」

バル艦長「うおおおおおおおどちゃくそめちゃくそうめえなこのナポリタン!!!(ガツガツガツガツッ!) 」

アックスナイト「うオオオオオオ!一仕事終えた後の飯は最高だぜえぇぇぇぇぇ……!!(あまりの美味に涙する) 」

メイスナイト「ちゃんと生きて帰ってこられてよかったダス…!今日もご飯が美味しいダス…!! 」

水兵ワドルディ「あ、見てくださいよ。限定マホ出ましたよほら。 」

バル艦長「食事中はスマホ禁止じゃというとるやろがい!!!!!(ワドルディからスマホを取り上げてアツアツの油にぶち込むッッッッ!!!) 」

水兵ワドルディ「ああああああああああああああ私のスマホがアアアアアアアアア!!!!てんぷらみてえだよこれえええええええええ!!!! 」

アーニャ「ふぃ~!仕事いっぱいのカリカリベーコンは格別に美味いぜェ~♪(モッシャモッシャ) 」

アンビー「ハムッハムッハムッ…♪(無我夢中でお手製のハンバーガーを頬張っている) 」

うちはミハリ「お醤油ちゃんチロリ(アーニャのカリカリベーコンに醤油をかける) 」

ニコ「タダより美味いメシはないわ!今の内にたぁ~んと食べておきなさい! 」

ヒロ「………さやかちゃんの料理は、やっぱり美味しいな(ムシャムシャと食べてた) 」

ビリー「くぅ~~~~ッ!うまそうだなァ~~~!みんなが羨ましいぜまったくヨォ~~~~!(機械生命体のため、食事する面々を羨ましそうに見つめながらも誘惑から目を背けるようにスマホでスターライトナイトのアーカイブ放送を視聴しだす) 」

害悪奴隷「あっ!監督!そっちのお魚ちゃんにはおポン酢ちゃんがよく合いますよ!チロリしておきますね! おポン酢ちゃん、チロリ(ミハリのサンマに勝手にポン酢を垂らし始める) 」

アーニャ「(だる) 」

ベール「お前のから揚げはあたしのもの!あたしのからあげもあたしのもの!!(ヒロのから揚げを横取りする) 」

キャロル「なんか大変な事に巻き込まれてたみたいねおぬしら(とうもろこしを鉛筆削りのように食べながらデフォ顔で) 」

うちはミハリ「(ポン酢がかかったのを見て害悪奴隷とアーニャの腕に車に繋がってるロープを巻く) 」

ブラックさん「さあ!ブラック=サン特製のブラックステーキも食べてくれッ!!!(白いコック某にエプロンを付けて、もはや真っ黒こげに近いほどに硬く焼き上げたブラックステーキを食卓に提供) 」

ラウ・ル・食ルーゼ「GOはん食べろ!!!!!知らぬさ!!!!パンもケーキも知らぬ!!!!!(炊飯器ごと人数分配膳する) 」

藤島慈「……いやこれ……かッッッッッッたあ!?硬すぎて噛み千切れないんだけど…(ブラックステーキ) 」

大沢瑠璃乃「サーセン……タベキレナイッス……ルリハミジンコナノデ……(硬すぎるブラックステーキを咀嚼しすぎて充電切れを起こしてしまう始末) 」

アーエッ!「(お残しは)許゛さ゛ん゛ッ゛!!!!! 」

ヒロ「あっ、俺の唐揚げ……!(横取りされて) 」

安養寺姫芽「イィ~~~~~イィ~~~~~~~😭😭(ブラックステーキを前にバナナ猫と一緒に泣き出してしまう) 」

アーニャ&害悪奴隷『(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(なんか巻き添え喰らったアーニャ含めて害悪どもが縄で車に括りつけられる)』

キャロル「今回はヒロ坊もがんばったようじゃからのう。わしからもご褒美をやろうかのう(ヒロの更に唐揚げを置く) バリムッシャアアアアア(自身はターキーをまるかじりする) 」

リム「あたしら出番なくね??(劇場版の台本をキャロルに見せつけながら焼き鳥を串ごと貪っている) 」

キャロル「今此処にいるからノーカン 」

リラ「はい、アオ様…♪いっぱい食べてくださいね……♪(アオの人形(※手作り)を食卓において向かい合わせで食事しだす) 」

うちはミハリ「(ぶううううううううううううん!!!!!!(ポン酢をかけられた怒りと離婚確定した腹いせをスピードに込めてそのまま車で引き摺り回す) 」

リム「マジやん。アンタ天才(焼き鳥の串でキャロルの頬をつつく) 」

エミナ「―――――――と!いう運びで幻影の王は倒され、晴れてトロイメ団は世界政府を果たし今や経済はわたくしの手中に収まったのですわ~~(お立ち台でほとんどローファや柏槇や自身の洗脳で解決したかのような講談を締めくくる) 」

ポポイ「ンポポーンッ♪(そんなエミナに潜水ヘルメットからスポットライトを照射して後光として照らし出す) 」

ミズヒキ「世界征服はべつに………ああ、いや、ある意味ここでトップに立ったら征服したことに………??思ったより話が大きくなって来たわね、トロイメ団………… 」

アーニャ&害悪奴隷『(あいつめぇー!)(こいつめぇー!)(ズガガガガガガガガガッ)(そのまま無慈悲に引きずられていく害悪どもであった)』

ここな「……そっか…明日にはもう旅立っちゃうんだね…(カズネと向かい合ってオムライスを頬張っている) 」




カズネ「うん… でも、みんなと会えたこと…忘れない。大切な思い出として…覚えておく。いつかきっとどこかで会えたら…また、仲良くしてくれると…嬉しいな…… 」

ここな「……!もちろんっ♪(*´꒳`*) (満面の笑みを、目の前の小さな友達に贈った) 」

平子真子「はぁ…やれやれやわ… とりあえず事件は無事に解決したことやし、尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ帰還して報告せんとなぁ…… まっ、手ぶらで帰るのもあれやし……ひよの奴らにも手土産買おうてってやるか。(ハッ、と鼻で笑うおかっぱの男は一人静かに村を離れ、何処かへ立ち去っていくのだった―――) 」

マルコ「………(立ち去る平子の背を、コテージの屋根の上に腰掛けて晩酌している男が静かに見送っていた。見上げれば今宵は星空が綺麗に輝いている。月見酒にはもってこいだった) 」

アスラン・ザラ「……というわけで、オムニバスはしばらく活動を休止し幻影の巨塔のシステムの完全復旧に取り掛かるそうです。……はい、……はい、……ええ、オリジナルのエリノラは結局幻影の巨塔に戻っていきました。ですが……それは彼女自身が望んだ選択… いつかきっとまた会える… その日は近いかもしれません…(小屋内の隅にて、山野博士と無線通信を行っていた) 」

ヴィヴィ「いやーひでー目に会いましたよ。その分収穫もまあまあぼちぼち、プラマイゼロって感じでしたけど……(食事を片手間に頬張りつつノートの紙面上で筆を走らせている。そのスケッチ、そしてメモの多くには幻影の王の名、そして数々の"禁術"に関連する事柄が記されていた)―――――"創世魔法"はお目にかかれなかったか……。 」

ヒロ「ん、ありがとう(キャロルから唐揚げをもらい) 」

????「奇妙な戦いに巻き込まれたもんだ。でも────こういう戦いもいいかもしれないね。大勢で集まれば、どんな絶望も跳ね返せる。いいものを見させてもらった。……君たちの『願い』に、この星々のように希望がたっぷりありますように(そう微笑んだのち、踵を返し去っていく) 」

メノア「っはぁ~~~~……!何かで使えそうかもと思って保管していたイリジオンも全部消えちゃったし…まだまだ偏属性クリスタルには未知なる神秘が隠されていそうね~……(コーヒーを傍らに、ラップトップの画面に映る何らかのデータを前ににらめっこしていた)………あー、やめやめ。昨日の疲れもまだとれていないし、たまには伸び伸びとしますかね~…(ようやくコーヒーカップに口をつけ、ほっと息を吐きだした) 」

ウィルバー「   >> バァーーーーン << (鼻眼鏡にレザー製サンタ服!謎の面白い男が現れた!)  ガレア、帰るぞ。 (>>宿違い<<) 」

ガレア「……おい… おいッッッ!!! んだよそのふざけた面は!?それもルクエスの野郎の仕業なんだろう?なぁ!?(半場キレ気味にウィルバーを連れて宿を後にする) 」

マッシブーン「そういえばポリ2,憧れのカズネちゃんにお目にかかれた感想は?(プロテインラーメンを食べながら) 」

ポリゴン2「え??????・・・・・・・・・・・・。え・・・・・・・????????????          >>????????????<< (ロリすらいなかった気がするんだけど・・・・・?) 」

ムスカ「ッハッハッハッハ!!諸君!宴だあああああああああああ!!!ラピュタ音頭で踊らにゃそんそん♪(酒で酔った勢いで半裸状態で音頭を取る阿呆) 」

フリーザ「ホーーーーホホホホホッ!!ならばこちらは摩訶不思議ステップですよ!貴方がたも踊りましょう!ザーボんさん!ドドリアさん!(こちらも酒に酔った勢いでムスカの音頭に謎対抗しようとちゃらへっちゃらなダンスを踊り始める) 」

ドドリゲス「(アンタ一人で踊ってろやと思いながらも巻き添えで踊らされている哀れなトリ) 」

バーボンさん「(´・ω・`)やあ。ようこそしっこくハウスへ。このエタルドはサービスなんだ、すまない。(しかしバーボンさんには本業(バーのマスター)があった・・・・・) 」

メトロ「ネモちゃんネモちゃん!ゲームが再開されたらさ…もう一度エリノラちゃんに会いに行こうねっ♪ 」

ネモ「うんっ、もちろん…!クロノラちゃんも、エリノラちゃんも…どっちともお友達になりたいもんね…♪ 」

ワイト「ワイトも~~そう思いますっ(ネモとメトロの間に生えてくる) 」

ネモ&メトロ『誰!?!?!?!?!?』

トランセンド「いやぁ~…一時はどうなるかと思ったけど…案外どうにかなるもんなんだねぇん…(エナドリ(13本目)をぐびぐび呑みながら) 」

ヒロ「………飲み過ぎでないか?(トランセンドを見て) 」

メディ「ええと……皆様、暴飲暴食…それから食後の運動は控えていただきますようお願いしますね…… 」

ツムリ「そのようなことがあったのですね…でも、みなさんご無事で何よりでした。 」




ジーン「うん、あれは実に感動的なクライマックスだったね… ギーツもそう思うだろう? 」

浮世英寿「ああ… 願いの強さが人を強くする。俺たちにはまだまだ多くの可能性があることを改めて知れたからな。 」

ネオメタルキャロルチャン「ああ、目的が思いを作り、思いが目的を作る。思いと目的が我々を強くする(浮世英寿の横で腕を組み頷く) 」

キャロル「そして幻影の塔が思いと目的を集め銀河へ届ける……―――――― しかしギャラクティック・ノヴァには狙いがあった…… 」

乙宗梢「ところで先生?ちょっとお尋ねしたいことがございますので、今からお時間よろしいでしょうか?(^^)(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!!!!)(ミハリの方に殺意の魔の手が・・・・!!!) 」

うちはミハリ「(えっ?)(車を停める) 」

日野下花帆「いろいろあって疲れたなぁ~…!でも、せっちゃんたちも無事だったみたいだし…万事解決してよかったよ…♪ 」

百生吟子「はぁ……立ち直りが早いですね花帆先輩… でもまあ……そうですね… 幻影の巨塔が…みんなが紡いできた伝統が守られたのは…本当に良かったと思います。(あたたかい緑茶を啜りながら) 」

ミツキ「これからは誰にも邪魔されずにまた先輩とゲームできますねっ♪ 」

ニル「ふわっ……そっか……あんなことがあっても、ゲームはいつか再開されるんでしたね… でも……うん、今度はなんだか、いつもより積極的に臨めそう… そんな気がします… 」

アガラ「何とか生きて帰ってこられて……でも、そうですよね、本チャンのゲームはまだまだ再開待ち………モグモグモグ……… 」

メタナイト「(クールキャラを装うメタナイト卿は、みんなから離れて夜な夜なこっそりパフェを食べていた…) 」

サウザー「しかし!!この帝王サウザーには愛があった!!!(>>CV銀河万丈<<) 」

Bβ「―――――そとーり! です!(ドット絵のミニマスコット、Mr.ゲーム&ウォッチのような現出の仕方をする憎きなのかそうでもないのか敵方にあるはずの存在が、悪魔組の卓上へよじ登る) クロノラさn……ゲフンゲフンぱちもんを救い出したからって勝手にエンドロールに入らないでください!ゲームはトロコンするまで!常識でしょう!!(ぷんすこー) 」

ニル「ぴゃあぁっ!?……あ、あれ……?なんだか…何処かで見覚えが……??(突然現れたBβを不思議そうに見つめだす) 」

ブラックホール「そ、俺たちの戦いはこれからだってことだな? お、久しぶりだな厚化粧の嬢ちゃん(影から生えてくる。Bβの正体に心当たりがあるように) 」

肆々玖「―――ふう、全く本当に……疲れたな。(纏っていた強烈な闘気は自然と霧散し、普段通りの鼓動に落ち着いてゆく)当分……本当に当分、こんな全力戦闘は勘弁してもらいたいものだ。再開はまだまだ先でいい……。 」

ローファ「あ!!そっかわたし世界征服したんだ!!(エミナの講談を聞き記憶が**(確認後掲載)される)世界の半分どうしよっかな~。遊園地つくろっかな?ジェットコースターはレールなしで飛ぶ感じにして~」 カチャリ「いえ、ここは機工城を建築して……団長聞いて? とある大学の研究結果で分かってることなんだけど機工城を建築したグループと建築しなかったグループで分かれると建築したグループの方が(ろくろ回し)」 アクタ「メシうまい(モグモグ) 」

セラ「するとどうだろうか!!!揺らぐ閃光、熱き魂のぶつかり合い!!フレイミスくんの渾身の一撃は、幻想を見事に打ち砕き――!!!(今回の事件を仰々しくも語る。紙芝居形式にして、演劇者のような語りで目を輝かせていた) 」

惑星ファンタズマから連れてこられたならずもの攻略者たち『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!(セラの迫真?の紙芝居の語りに大興奮している)』 」

ぼっちちゃん「感動しました 」

ヤマダのリョウさん「考えさせられました(棒読み) 」

キタちゃんBLACK「死ぬ王様、サイコー! 」

虹夏ママン「(えっなにこの…えっ、なに……???)(横三人を見て変な汗が流れる) 」

村野さやか「……あれ…?そういえば…フレイミスさんとクロノラさんは……?(お代わりをよそっている最中に当りを振り返るが―――) 」



その頃―――――




ツグリ村から離れた川の畔。
明かりひとつないこの場所を、今は夜空に浮かぶ星々や三日月が明るく照らしている。
カエルの鳴き声と、川のせせらぎだけが静寂に彩を齎す憩いの地。
そこに人工的に建てられたであろう岩があった。そこには――――


『 ジュウ・ハトバネ 』―――― その名を刻む墓標が、静かに建っていた


フレイミス「―――――――(その墓の前に跪き、白いケイトウの花を捧げる。その花言葉は「感謝」。束の間の出会いの中でたくさんの大切なことを教えてくれた老人への感謝の気持ちを告げるように、遺灰の埋められた墓標へとそっと添えた) 」

クロノラ「―――― あっ、フレイミス (みんなから一人離れていったフレイミスを探していたのか、黒髪の少女が彼を見つけて歩み寄っていく)……?大切な人……?(少なくとも自分には面識はないが、あのフレイミスが前にしている墓標に、小首を傾げる) 」

フレイミス「……ああ… いろんなもんを教えてくれたんだ…  」

クロノラ「…………そう…なんだ…… ねえ、一緒に黙祷を捧げても、いいかな…? 」

フレイミス「ああ……その方が「じっちゃん」もきっと喜ぶぜ。 」

フレイミス&クロノラ『――――――――(そして少年少女は二人並んで墓標を前に胸元に手を添え、目を瞑る。長いようで短い時間を、二人は黙祷を捧げる――――)』

フレイミス「―――………ありがとな…一緒に弔ってくれて。 」

クロノラ「……ううん……(いつになく静寂したフレイミスの横顔にどういう言葉を続けようか悩むように目を伏せるが…)……ねえ、見て…!(偶然見上げた夜空。そこには幾万の星々が煌いている。少女の瞳を埋め尽くさんほどの煌きが) 」

フレイミス「………綺麗だな…(俯きかけたその顔が夜空に釘付けにされていくように…寂寥に囚われていた瞳に輝きが戻っていくような気がした) 」

クロノラ「……きっと…おじいちゃんはあの綺麗な星になって輝いているんだよ。泣きそうで、俯きたくなるような暗い道を…あんなにも明るく照らしてくれるように…いつまでもみんなをお空から見守ってくれてるんだって…私はそう思いたいな。 」

フレイミス「……詩人っぽいことを言うんだな。 」

クロノラ「ふふん、ときめいちゃった? 」

フレイミス「悪くない響きだ。(少女の励ましに思わずッハ、と白い歯を覗かせる) 」

クロノラ「でも……私にとっては、フレイミスやみんなが…星のような輝きだよ。たとえ、その命を燃やし尽くしてお空に登ってしまうことになってしまっても……生きている今が一番輝いている。真っ暗な悪夢に閉じ込められていた私を救ってくれたみたいに……その輝きを必要としている人が、きっとこの世界にはたくさんいるんだよ。

フレイミス「……そうだな…。そう言ってくれる奴がいるんなら…前を向いて生きていこうって気持ちに不思議とさせられるもんだよな…… …ありがとな、クロノラ。 」

クロノラ「お礼を言いたいのはこっちだよ。みんなのお陰で…今の『 私 』がいる。エリノラとは違う世界を見せてくれた…クロノラとしての私を受け入れてくれた…みんなが… 」

フレイミス「………(白にも黒にもなり切れぬ灰色の意思を宿した老人が語っていた言葉を思い出す)………綺麗な星空だな。けど、きっともっと頂上(うえ)へ行けば…――― 」

クロノラ「うん…!届きそうなほどに近くて大きく見えるような星が…きっと私たちを待っている。 その時の私たちも…今よりずっとたくさん輝いていると思う。 」

クロノラ「ねえ?フレイミスの"願い"って…なに?ほらっ、私だってちゃんと教えたから…教えてくれないのはフェアじゃないよ…? 」

フレイミス「……俺の"願い"か…―――――― 」


夜空を仰ぐ少年の脳裏に思い浮かぶ、そんなに遠くない記憶。
幻影の王との最後の戦いの中で、既に出会った"願い"が…今も鮮明に描かれている――――


フレイミス「―――――……悪ぃ、もう叶っちまった。

クロノス「えーーーーっ!?じ、じゃあ…!もう幻影の巨塔には登らないの……? 」

フレイミス「ッハハ、んなわけねェだろ。願いが一つ叶ったなら…また違うことを願えばいいだけさ。それにな……俺の"願い"を叶えてくれたのは、他でもないお前のお陰なんだ。だから…今度はさ…俺がクロノラの"願い"を叶えてやりたい。でなきゃフェアじゃねえだろ? 」

クロノラ「…… ? (自覚がないのか、フレイミスの語る言葉の真意をいまいち掴めなかったように首を何度も傾げる。だが…)……そうなんだ… じゃあ、『 約束 』だよ…っ!

フレイミス「  あ あ っ    」









人の願った数だけ、星々が夜空の中で輝いている









それは今もこれからもきっと変わらない









そんな幻想的な光景がこれからもずっと続くことを願って、夜はまた明ける









幻のような現実(いま)を照らしながら――――












































劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇






























―――――   f i n .  ―――――








































― 某日・某所 ―


ここは、何処にあるかも定かではない空間。
複数のデジタルウィンドウの光源だけが照らされている薄暗い部屋には、
半円形に広がるデスクとチェアだけの簡素な物しか設置されていないように見受けられる。
デスクを前に椅子に腰かける者と思われる頭部がはみ出し、そこにはいない何者かと通話を行っていた―――




ゲルニカ「―――― ……そうか… 報告ご苦労。自動修復モードに切り替え、以降は時が来るまでスリープに入れ。(黒い携帯端末らしきものを折り畳むと卓上にそっと寝かせる。黒縁の眼鏡をかけた男の視線の先はそれから目の前に広がる複数のウィンドウに向けられた) 」


デジタル画面に映し出されているのは、幻影の巨塔に訪れた新たな脅威の片鱗を映した映像。
黒い結晶、その漆黒に呑み込まれ城と呼ばれる形状へと変貌を遂げた巨塔、新たな意思を宿した幻影の僕、
そして…それらを生み出した諸悪の根源である王と呼ばれる存在。


一連の騒動に立ち向かう攻略組とその協力者たち。
思想こそ相容れなかったが、奇妙な交わりを経た支配者に略奪者、更には開拓者や異端者など…
強大な力を持つ大いなる存在に立ち向かうために、
諮らずとも一本道に束ねられた運命を突き進む者たちの戦い…その記録を。


ゲルニカ「…………(―――世界に"天災"と呼ばれたこの男は、すべて視ていた。何もないこの空間で、ただ一人)……… ク イ ッ (右手の薬指で眼鏡をあてがい、レンズに閃く輝きが歪に男の瞳を遮光する) 」

ゲルニカ「……それぞれに異なる方向へと反比例に伸び往くX軸とY軸は、原点Oを通ることなく離れていく。 だが、そこに特異点が発生したことで軌道がズレてしまい、そのような外的要因によって交わった時… 新たなる分岐が生じる。異なる人生を歩み続ける人と人が、機縁の中で邂逅して弾けた飛沫が新たな命を芽吹く様に… このバブルは私にも予測していなかった事象を齎した。これは…実に興味深い観測を観た。 」

ゲルニカ「しかし、不岐点へと到達した結果論の行く先は確定事象となる。即ちそれ以上の収穫はなく、私の知り得たいものは瓶詰めされたも同義。ならば還ろうありし日へ。懐疑が飽和する6度目の√を越えた先に未知なるQ.E.D.を求めて。曖昧なる『 幻 』と共に不確かなる未来を『 創 』る為に―――


男は腰かけていた椅子を回転させて立ち上がると、徐に歩き出す。
微かに照らされた虚なる線路が示すままに。そして男は立ち止まる。
その視線の先にあるものを見上げて、レンズの内側で目を細めて、静かに呟く――――



ゲルニカ「    そしてその答を誰もが目の当たりにする  『 忘却の君 』が辿り着いたように    」



男が見上げる先にあるのは、
気が遠くなるほどの長い年月を繰り返してきたであろう事実を物語るほどの年季を帯びた物体。
その形状は―――――
























――― 人が持つにはあまりにも手に余るほどの『 特大剣 』を成していた ―――





















































タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2026年05月27日 14:58