Judgement Of Kings 裁判① 蒼秤総裁機構編

――――――― 美しい緑に囲まれ、豊かな資源に恵まれた青の国。


人々からの王への信頼も厚く、組織員の仲もこれと言って悪いわけではなかったのだが――――――……


EmPtIeS【…―――マイクの音量テスト中です……んー、これくらいで大丈夫でしょうか】

住民達「……また連中だ、困ったものだよ 今度は一体何を……っ あの人達は一体何を考えているの!?いくらなんでも酷過ぎる…ッ この間の黒の一件、ただじゃすまなかったみたいだね。 」

EmPtIeS【 ……っ(人々の声が聞こえているのか、どこか悲痛な想いを秘めている様子) …あの、この間は皆さまに多大なご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。】


―――― 報道の声に一同は唖然とする。しかし怒りや恐怖に満ちた彼らはその声を聞き入れることはなかった。


住民達「ふ…ふざけたことを言うんじゃない!! 今更もう何もかも遅いのよ、馬鹿なこと言わないで……ッ くだらないね、そんな謝罪聞きたくない。私達を馬鹿にしているのか さっさと首謀者とやらを見つけてやっつけちゃえ! 」

EmPtIeS【み…みなさんどうか落ち着いてくださ―――…… はいはーい!本日の司会は俺が務めさせて頂きます☆】

アオ「…………っ(脂汗を滲ませ、緊迫した表情で玉座に腰掛けている)(城まで国中のどよめきが聞こえてくるな……。国民の怒りはもっともだ……だが、今の問題はそこじゃない。…"謝罪"…EmPtIeS……貴様ら、一体何を考えて――――――)―――……ッ。(司会が代わり、緊迫している表情に不快そうな色が混じる) 」


―――― 口調の変化。住民達はそれが別の人間に“マイクを取られた”ということを指しているとすぐに気づいた。


キュウカ「…―――― 何…… ?(腕を組みながらアオの隣におり、司会が変わったということに気づき表情を変え) 」

???「(軽く溜息を吐く)……頭が痛いわね。 ……少し、黙らせてこようかしら。(どよめきを聞きながら)(王間にて、露出度の高い格好を身に纏っている)(声‐佐藤利奈) 」

EmPtIeS【みんな怖いよ!今日は特別なイベントを行うつもりだからみんなを盛り上げたいだけなのにさー(しょぼーん) ってか平気で人を殺しちゃうような人達にどうして怒られなきゃいけないの!?俺達そんな悪いことしてる?】

住民達「…イベント?(一同は口を揃え、互いに顔を見合わせ口を噤んだ。) 」

アオ「………。(チラとキュウカの表情を伺い、異変に気づいたと察する) ………ス。(軽く手を挙げ、???にここに居るよう伝える) …………(特別なイベントだと…?)(顔を上げ、次の声を待つ。) 」

???「あら……うふふ……冗談よ。(アオのジェスチャーに対して)(声‐佐藤利奈) 」

EmPtIeS【そうそう、とびっきりの大イベントさ!一度しか言わないからしっかり聞いておいてくれよな~! ―――なんと、蒼秤総裁機構の中には一人…… 俺達“EmPtIeS”との“内通者”がいるんだぜ!】

EmPtIeS【要はその“内通者さんを探し当てるゲーム”をして頂こうかなと思ってね!ちなみに正解したら判断は君達に任せる!俺達の情報を探ってみてもいいし、まぁ…とにかく好きにしていいよ。うん ちゃんと教えてくれるかどうかは別としてね!】

EmPtIeS【勿論…―――参加するよね? あ、ついでに言っておくと抗うのは禁止!俺達に反抗したら社会から消されるよ!!(笑) まーそんな感じで!頑張れ☆   ………―――――― 。】

ヒロ「…内通者探し、か……(城の廊下で放送を聞いていた)(……なにが社会から消されるよ(笑)だ、力強いと思っていい気になりやがって…) 」

アオ「………君の冗談はわかりづらいな(困り顔でこめかみをおさえる) ピク――――――――何を言い出すかと思えば。馬鹿馬鹿しい……なあ、君たちもそう思う…だろ?(言葉とは裏腹に頬から喉元へ汗が伝い、王室の中はピンと鋭い緊張感が走る) 」

宇練銀閣「やれやれ・・・・面戸くせぇことになってきやがったなぁ・・・。(大きな首をしつつ自室から出て王の間まで歩くことに) 」

???「うふふ……困った顔も、魅力的。(アオを若干誘惑) あらこわい……。でも………そういうの、意外と好きね。(報道を聞きながら)(声‐佐藤利奈) 」

ルーシー「(車椅子に越を下ろして困惑を隠せていない作り笑いを浮べ)ありえないですよ、私達の中にそんな内通者だなんて……悲しい事がてきる人がいるだなんて、ははは…は…… 」

キュウカ「――――― くだらない。くだらな過ぎる。(憤りを覚えているのか、強い口調で呟き) 抗うとかなんだとか…そんなことどうだっていい。そんなのは―――……(口を噤み) …室長、どうなさいますか(腕を解き、アオの方を見て) 」

獄将ルドウィッグ「(ヒロと同じ廊下にて)…こ、これは由々しきことですぞ… 危急存亡の事態ですぞおぉぉーー!!!(混乱) 」

AS「―――。そう―、―――ら――。―――――。(自室で何か話をした後に、出てくる) 」

アオ「い、いい加減にしないか。今はそれどころじゃないんだぞ(やれやれと困ったように???へ) ……ああ、当然だ(ルーシーの発言に) …キュウカ………そう、だな。今すぐ騎士達を召集してくれ。俺たちはまず話し合う必要がある……そこの機材を使っていい(城内放送ができる機材を指し、キュウカに) ああ、銀閣…丁度いいところに来てくれた。これより緊急集会を行う(銀閣の姿を見て) 」

???「……いったい誰が尻尾を出してくれるのかしら……楽しみだわ。(声‐佐藤利奈) 」

アオ「―――……(出てきたASに気づき、声を投げかける)…AS、今の放送は聞いたな。 」

宇練銀閣「あいよぉ~、ま、司会はまかせるわ・・・。(椅子には座らず、その辺の床にペタンと正座する) 」

キュウカ「――――― 御意。(アオに命令され、すぐさま機材を目指す) …国中の騎士達に告ぐ、先程の放送は聞いただろう。 ――― 召集命令だ。 」

AS「存知ております、我が王よ。(頭を軽く下げ、肯定の意を表す) 」

獄将ルドウィッグ「バァンッ!(勢いよく扉を開けて王室へ転がり込んだ)一体何事です…!! 」

???「騒がしいわね……(ルドウィッグを見て)……外の空気でも吸ってくるわ。(声‐佐藤利奈) 」

ヒロ「…召喚命令、か……(王室に入ってくる)…… 」


―――――   第一回 : 青組織の内通者を当てよ   ―――――


アオ「(銀閣、キュウカに向けて頷く) ……ああ。(一言添え、ASに頷いてみせる) 先の放送を聞いての通りだ、我々は話し合う必要がある……何、不安を煽るだけの罠だ。内通者なんて居るはずがない(ルドウィッグ、続いて入ってきたヒロに) 待つんだ…面倒を強いるようだが、今退室すれば…ありもしない嫌疑がかけられてしまう。中に居てくれ(???に) 」

ヒロ「…失礼します…(アオに)…大丈夫か、ずいぶん混乱してるぞ(ルドウィッグに) 」

謎の男「……ザッ…(青髪に銀のメッシュを入れた1人の男が、召集された騎士の1人として歩いてくる)……報道は聞かせて貰った…。…仮に本当だとすれば、面倒な事になったな……。(周囲を見渡しつつ) 」

???「(去ろうとする足を止め)気遣ってくれるなんて………やっぱり優しいのね。…惚れちゃいそう。 ...チュ(アオに投げキッスの動作)愛してるわ…小さな王様。(声‐佐藤利奈) 」

住民達「おい!戦闘員の中に内通者がいるとはどういうことだ!!! 私達を統治する有権者の中に…裏切り者がいるってこと… !? ちょっと、どうするつもりなの!?上の者達は何を呑気に――― 今まで気がつかなかったってこと!? (国中は大変混乱し、住民一同は城下町に集い始めている) 」

ヒロ「…(外が騒々しいな……)(外の騒ぎを聞いて)……なるほど、話し合い…ということですか 」

AS「既に報道によって外は混乱、か。(王室の窓から城下町を見下ろす)良くも悪くも、流されやすい者達だ。早々にこの騒動を鎮めねばなるまい。 」

ミシェル「(その頃、事態により閑散としたカフェテリアで一人呑気に珈琲をすすっていた)スー… ……どうしたものかナ…(しかし表情には、いつもの穏やかさが欠けているようだった) 」

アオ「ああ。……すまない(ヒロに) ……心配ない。最悪の事態は万が一にも…起こりえない。(謎の男に) ま、参ったな……(汗 やれやれと額に手を当てる)…君なりの忠誠心だと取らせてもらうよ(???に) ………(国の混乱は当然。一刻も早くこの馬鹿げたゲームに決着をつけて、全員の潔白を証明しないと………ッ!) 」

リネア「暴動に繋がるのも時間の問題ではないでしょうか(召集された騎士達にコーヒーを振る舞いながら不安で陰った眼を向け)内通者の有無を問わず早急にこの状況に対する対策を投じた方が良いのでは 」

獄将ルドウィッグ「しかしまた…何故このような時に。時期、影蜘蛛華纏魔群(イブリース)との対戦も控えているというのに。 」

香蓮「(私事でこの国に来てみたら・・・・・あぁ、なんてこと・・・。こんなにも混乱が・・・。)(城下の広場で群衆にまぎれながら) 」

???「わかってくれたみたいで、光栄ね。あと………"プレザ”。名前。(アオに)(声‐佐藤利奈) 」

ヒロ「……上のやつが影蜘蛛華纏魔(イブリース)との対戦の前に我々をかき回そうとしている……としたら?(ルドウィッグに) 」

謎の男「……(アオの発言を聞いて)…と言うと、仮に内通者が存在した場合の事も考えておられると……(アオに)……(城下町を見ろ下ろしつつも)…確かにな…。まずは現状を解決しなければどうにもなるまい……(コーヒーを受け取りつつもリネアに) 」

宇練銀閣「なぁ、現国王さんよぉ。アンタはどう思ってんだ?蒼秤総裁機構の内部に、・・・・いると思うか? 」

アオ「無論だ。……ッ(手掛かりがない以上、誰か1人を追求するのは不可能…ならばどうやって決着をつけるか?……)………国民の暴動を沈静化する方法は、ある。 ……影蜘蛛華纏魔群(イブリース)のちょっかい出しとも取れるが…ヤツらEmPtIeSのことだ、ただの暇つぶし程度にしか思っていないんだろう…(ルドウィッグに) …わかってるさ、プレザ。君は我が国の騎士だ。名前を忘れるわけがない 」

ナナ「―――――――――――(白の国・城内・何処かの真っ暗な一室の中、純白色の玉座に座りこみ、際限ない天井を仰ぐ。紅色をした片方の瞳が輝きを帯びており、おそらくは、彼女自身――――青の国の様子を『眼』を通じて俯瞰しているのだろう) 」

アオ「――――(銀閣に一番問われたくなかった部分に触れられ、脂汗がじわりと噴き出す)……そ、それは……ッ… 」

???→プレザ「騎士……ね。私、そういうガチガチした存在じゃないんだけど…まあいいわ。(声‐佐藤利奈) 」

獄将ルドウィッグ「なるほど…そういうことも、考えられますな………?(ヒロとアオの意見を聞いている際、ふとアオの様子が一変したことに違和感を感じたのか、じっと彼の表情を見つめ始める) 」

宇練銀閣「―――オメェが決めな。それが王様ってもんだ。全のために一を斬り捨てる・・・そんなこともあろうさ。(アオに) 」

アオ「………仮に、仮にだ。…そのケースも、考えてある。(謎の男に) 」

キュウカ「……―――― 本当に、この中に内通者が存在しているのでしょうか(素朴な疑問をアオへ向け) 」

プレザ「……やっぱり、静かにしてもらったほうがいいんじゃないかしら。…彼らには可哀想だけど。(二回目)(声‐佐藤利奈) 」

DAVE「(街中にて。俯いており、顔は隠れていてよく見えない) ―――さぁどうする青の王…… このまま滅ぶか、それとも殺し合いを始めるか…… (酷く落ち着いた様子でそう呟き)

ヒロ「…やめとけ、どんな感じにやるかはわからんが、下手したら暴動になりかねん(プレザに) 」

謎の男→シュリト「…(『考えてある。』その王の一言をただ信じて…)――――全ての判断は、王に任せるとしよう……。(アオに)…しかし、癪なものだ…。…"この状況"さえもEmPtIeSに仕組まれた物だと考えればな……。(自らが所属する国に裏切り者が存在するという可能性――――そんな現状に青の国の誇り高き騎士、"シュリト"はアオの隣にて悔しさに拳を握り締めていた…。) 」

アオ「(プレザに頷いてみせる) …………ッ(ルドウィッグの視線には気づかず、強く歯噛みし銀閣の問いの答えに迷っているようだ) ……―――――っ(…銀閣…すまない、ありがとう―――)―― 『 内 通 者 は " い る " 。 』 (語気を強くし、全員へ聞こえるように) …悪魔の証明のような、めちゃくちゃなゲームだ。だがヤツらが意味もなく我々にけしかける筈はない。…何か、何か必ず意図があるはずだ。(全員へ、そして素朴な疑問を提示したキュウカへ答える) 力に頼ってはいけない…それじゃ暴徒化を煽る一方だ(プレザに) 」

AS「―――。(リネアにコーヒーを出されて、絶句する)下げてくれ、鼻が曲がる。(コーヒー嫌い) 」

ヒロ「…内通者は、いる……(全員を見る)……(どいつだ…?…誰が、内通者なんだ……?) 」

プレザ「大丈夫、安心して……ちょっと眠ってもらう程度にするから。(声‐佐藤利奈) 」

宇練銀閣「・・・・・・・・そっか。じゃあ、その内通者を探すにはどうする?話を聞くか?何の話になるかは・・・・わからねぇが。――――。(リネアが入れてくれたコーヒーを手に、そして)ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー、ふー・・・・・。(猫舌) 」

キュウカ「 ……――― 。(目を伏せ、アオの思いに応じ) ではまず単純な質問からね。今までこの中に怪しい行動を起こした人―――……(ふとASの方を見て) 」

プレスコ「(俺はダメ、頭を使うのは苦手。裏切り者の(疑いを掛けられたとして)誤解を解ける自信が無い。)(黙って隅でことの成り行きを伺う) 」

ヒロ「眠らせる程度でも今の状況じゃ火に油な気がするんだけどね(プレザに) 」

リネア「(眼を伏せトンと書類の束を卓上にで弾ませて整える)では内通者の存在を暴き、国民の面前に晒して然るべき刑罰を与える事で我々の威厳を掲示するという方向性でよろしいでしょうか(さり気なくASのコーヒーを紅茶にすり替え)となると一人一人聞き込む時間もありません、ある基準に沿った候補の絞り込みを提案します 」

プレザ「あら…坊や、文句が多いのね。長生きできないわよ。(ヒロに)(声‐佐藤利奈) 」

アオ「…ヒロに同感だ。どうか抑えてくれ(プレザに) …ああ、話し合うしかない。(銀閣に) ……怪しい行動、か(ASを見て)(―――しかし、ASが内通者などあり得ない。俺が、この俺が一番よくわかっている…) …リネアの提案に異論はない。 」

AS「うむ。(すり替えられた紅茶を口にする)良い味だ。素朴だが後味の良い良質なものだ。(満足)―――私が王の敵に回るような真似をすると思うかね。(紅茶を優雅に飲みつつも、キュウカの視線を感じて、ごく自然に答える) 」

ロラン「怪しい行動といのは第三者目線で定義付けられますからなんとも言えないけど…(お嬢様をREC●した前科はあっても)それらしい行動をした記憶はないなぁ、皆だってそうじゃないかな(ケラケラ) 」

プレザ「王様が言うなら……仕方がないわね。だけど、このままというわけにもいかないのも事実……頭が痛いわ。(声‐佐藤利奈) 」

アオ「(皆の議論を聞き、苦虫を噛み潰したような表情でこめかみを押さえる)……参ったな…何か手掛かりは……(…このまま内通者が見つからなければ、"最後の手段"しかなくなる…だが、これは――――) 」

キュウカ「そうね、あなたの言う通り……“そう”は見えない。けど―――… ならどうして“あの時”(【JOK過去ログ1を参照 “AS「はっ。(アオの一言で、自室へ戻る―――と、思いきや、書斎に向かう)” 提示】)、あなたは自室へ戻らなかったのかしら。(一同にも聞こえる様にはっきりとASに問う) 」

AS「俺はあの時の客人に、違和感を感じたのだ、『護衛が多すぎる』それに『どこかで見た覚えがある』とな。故に俺は幾らか書籍を調べ、あの時の王の客人について調べた。それだけの事だ、何か問題でもあるか。(当然のように、紅茶を啜りながら受け答えをする) 」

獄将ルドウィッグ「ん…(あの時… ……ああ、確か――――)(客人のナナがここへ訪れたときのことを思い出す) 」

ヒロ「…長生きできなくとも構わんよ。…いつ死のうと俺はこの一瞬を精一杯生きるのみだ(プレザに)……調べた結果は?(ASに) 」

宇練銀閣「俺はずっと部屋で寝てたなぁ・・・・。飯食って、寝て・・・飯食って、風呂入って、寝て・・・そんぐらいだなぁ。 」

アオ「………(彼女がやってきた時のことか…) ……(議論に耳を傾けている) 」

プレザ「戦が絶えない今だからこそ……疑おうと思えば誰でも疑えるものね。 でも、これだと………不味いわね...(呟く。最後のところは独り言ぐらいのボリューム)(声‐佐藤利奈) 」

リネア「あはは、紅茶は自信がなかったんですけどお気に召しましたか(にこり) といってもそうですねー、僕には推理小説の主人公みたいにめざとくて能動的敵という訳でもないですし……まァ例えばですけれどここは(コツコツとアオの背後を過りコーヒーを下げながら彼の背後を横切り独り言を囁いた)けどまぁ、周りが皆敵となれば居心地が悪いのは寧ろそちらでしょう、となれば人一倍誰でもいいから犯人を割り出そうと結論を急ぐんじゃないですかねー、あはは 」

シュリト「……それに、内通者も愚かではあるまい…。――――裏切りが平然と行える奴ほど、嘘が上手いものだ…。(プレザの話を聞きつつも) 」

キュウカ「――――。(ASの答えを聞き、質問の仕方を変え) では逆に考えてみましょう。この中に“絶対に内通者ではない”と言い切れる者は存在しているのかどうか――― 。(アオの方を見て、一同に) 」

AS「他愛ないものだ、それに知りたいのならば自分で答えを探すが良い。私は、この答えを。―――答えない、王の前では特にな。(何か思うところのある表情で、ヒロの問いに返答する)―――結論を、急ぐ、か。(そういう考え方も、あるのか。) 」

宇練銀閣「お、そりゃいいね。誰が内通者かより、そうでない人間を探した方がいいってか。逆転の発想って奴だな。(キュウカに) 」

プレスコ「(俺が裏切り者でない)根拠は無い… (俺が)内通者だった(と仮定された)場合どうなる、殺されてしまうのか?あらいざらい話せば、助けてくれるのか…(色々と話題をすっとばして明後日の事を聞き出してしまういつもの癖が出る) 」

EmPtIeS【―――ピピッ ちょっとちょっとー、何地味な言論ゲームしちゃってんのよー。こんな状況じゃ誰が疑われてもおかしくないんだし、全員で“殺し合い”でも始めちゃえば~?きゃはははっ!!】

プレザ「あら…そう来る。私は……そうね。正直、他人様の事なんかにいちいち気になんてしていられないし、それに……(チラリとアオのほうに視線を向ける)一番信用できる人が、側にいてくれるんだもの…。頼りになるかどうかは置いておくとして…ね。(色声)(声‐佐藤利奈) 」

アオ「疑おうと思えば、誰でもか……(苦い表情をする) …………リネア…シュリト……(話を聞き、目を丸くする) ………恐らく、居ないだろうね。(キュウカの発言に) 」

ヒロ「…王の前では答えられない…そうか(…怪しいな)(ASを見て)……??(プレスコの方を見る) 」

アオ「……身の振り方による、としか答えられないよ。(プレスコに) ………耳障りな声だ。殺し合いなんて騎士の名にかけてこの俺が許さない(放送に) ………~。(困った表情でプレザの発言に聞こえない振りをする) 」

リネア「えぇ…まあ絶対あり得ないとしたら陛下ご自身ではないですかねー…馬鹿げた話ですけど(苦笑) 推理小説好きの例え話ですよ、当たり障りも無い戯れ言だと思って下さい(営業スマイルをASに向け) ほら、ご清聴の通り彼女等はこうやって僕らの互いの信頼を崩す事が目的のようですし、向こうとしては誰が内通者でもいいみたいですねー 」

キュウカ「―――― っ(突然EmPtIeSの放送が流れ出したことに驚いたのか) …馬鹿馬鹿しい、何が“殺し合い”よ……ッ… (嘲笑うかのような放送の声にとうとう耐えられなくなり、壁を殴る) “ E m P t I e S ”―――― 何もかも見えているからと言って調子に乗ったら大間違いだ――――……!!(今まで怒りを徐に出さなかった彼女が、“初めて”露わにした瞬間だった。) 」

宇練銀閣「誰が内通者でもいい・・(リネアの発言をきき)――国王さんよぉ、もしも、奴等にとって内通者が誰でもいいなら・・・いい考えがあるんだが? 」

AS「―――下衆らしい下らぬ煽りだ、聞く耳を持つ必要も無い。(放送を聴いて、何も変わらず紅茶を啜る)これで自信がないと言うのか、謙遜するんじゃあない。俺は評価するぞ。(仮面の下で笑う) 」


―――――― ドガァアアアアッッ!!!! (キュウカが壁を殴った音は城中に響き渡ってしまう)


プレザ「ふふふ………なんなら、本当に……"殺し合って"みる?(状況的に本気にされそうな爆弾発言を唐突に投下していく)(声‐佐藤利奈) 」

獄将ルドウィッグ「き、キュウカ様…っ…(初めて目にした彼女の怒号に驚愕の色を浮かべる) 」

アオ「……疑心暗鬼を生む罠……(リネアの発言に言葉を漏らす) ―――っ…キュウカ……!?(キュウカの怒りに、目を見開く) ―――――誰か1人を"あえて"内通者だとでっちあげる。…まさか、こんな提案じゃないだろうね(銀閣に) 」

EmPtIeS【ひぃっ…!(殴った音を聞いたのか、その場の景色を眺めているのか) 超怖いんですけどー、マジやばいっしょ~。まーいいや。こうやってアンタ達が互いを疑い合っている様を視るのは中々いい気分だしね!んー癖になりそう。次はどこにしようかな~ ―――ブチッ 。】

プレスコ「根拠は無い…(ばつが悪そうにヒロに)はっ…承知致しました(アオの言葉に畏まる) ところで、(EmPtIeSの)声がまだまだ子供の女のようだった。大人を困らせるのが好きらしい、疲れる。(呟く) 」

宇練銀閣「わかってんなら話が早いや・・・いるじゃねぇか、うってつけの奴が。――――――"エリン"だよ。アイツは俺たちを裏切った・・・なら、内通者だったって言っても、不思議じゃない。 」

プレスコ「エリンを…殺してしまうのか(すっ飛ばす癖) 」

シュリト「…ふぅん……。(冷静に放送を聞き流して)……。(怒りを露わにするキュウカを見据えつつも)―――気持ちはわかるが、落ち着け…。……冷静さを欠いてしまっては、元も子もあるまい…。(キュウカに) 」

リネア「こういう言い方をするとアレですけど……皆さん(コーヒーを片手に営業スマイルを向け)疑われたく無いなら" 目 立 っ た 行 動 し た 方 が 良 い で す よ " ……私は犯人じゃありません"アピール"にはうってつけですから、オススメだよ(コーヒーをひとくち口に含む) 」

キュウカ「……――――― はっ……(我に返り、状況を把握) …失礼。(咳払いをし) それ以前に“EmPtIeS”の組織員は思想があまりにも異なり過ぎている。平和を望んでいる者もいれば先程の様な人々を苦しませるのを好む者も存在しているらしいわね(プレスコに)(エリン……確かに、彼女は―――――………) 」

アオ「(プレスコの返事に頷いてみせる) …っ、しかし………(銀閣の発言に、決断を渋る)……そう、だね。とにかく今国民たちを沈静化するには、この方法しかないだろう……国民の混乱を解いた後、慎重に内通者を炙りだした方が良い…銀閣、こういうことだな(同意を求める) す、すっ飛ばしすぎだ…!(汗 プレスコに) …………。(リネアの発言を聞き) ……いや、構わないよ。(キュウカの様子を見て) 」

ヒロ「…根拠はない、か……いやいや早いよせっかちだよ(プレスコに)…エリン、か……確かに彼女は怪しいな。…どうして、突然… 」

宇練銀閣「ま、そういう判断は任せるわ。俺は政治にはてんで疎くてね。国王さんならうまくできるだろ? 」

AS「(少しずつだが、着実に、この輪の中でも混乱が広がりつつある。良くないな、これでは奴らの掌で踊る人形だ。)―――。(苦い顔で紅茶を啜り、飲みきる) 」

プレザ「かつて温厚だった王様が、部下の提案……とはいえ、できるかしら。仮にできたとしても……国の体裁は、どうなるかしらね。(声‐佐藤利奈) 」


――――― しかし、その時。更なる混乱を招く事態を導く“声”が、住民達に知れ渡ってしまい―――……


EmPtIeS【―――― えー、国民のみなさんに城内の様子をお伝えします!】

アオ「……ああ。国民たちにはうまくやっておく――――――――………え? (予想だにしない放送を耳にし唖然とする) 」

シュリト「……ヤツめ…。状況を更に悪化させるために仕掛けて来たか……。(放送を聞きつつも) 」

プレスコ「気を付けます…(アオとついでにヒロに)(そうなのか)なら今回のやつは子供なんだろう、(まだまだ発想が幼稚なんだから)でしゃばらないで欲しいと思う。(キュウカに) ……早くエリンを悪者に仕立て上げあげましょう。速断をどうか。(色々すっ飛ばす代わりに、狼狽することもすっ飛ばし、放送が為されてからのド冷静な第一声を上げた) 」

キュウカ「…その前に、やらねばならないことがあるみたいですよ。(再び“EmPtIeS”が何かトラブルの引き金になるようなことを告げるのではないかと察知しアオにそう伝え、王室から住民達を見渡す) …中にはこの騒動が全て“嘘”であるという可能性を考える者も少なくはないハズ… ならばそれを利用してこの放送そのものが“偽物”だと……―――あなたが、王であるアオ室長…あなた自身が国民に伝え、まずは彼らの混乱を鎮めるべきではないのでしょうか。(振り向き仲間達を見回した後、アオを見つめ) 」

リネア「……一枚上手でしたね(営業スマイルが仮面のように張り付きカップに注いだコーヒーが溢れる)(奴等は何処までこちらの状況を把握しているのか……そもそも内通者が実在するのかすら雲を掴むような話だ、敵うなら奴等の本元を先に潰せばてっとり早いというのに…) 」

AS「(しかし、それだけではない。今、報道をしている者は。俺達を見れる場所に潜んでいる。どこだ。ヤツらを炙り出せば―――) 」

EmPtIeS【はいそこ子どもだとかでしゃばるなとか言わなーい、大人とか子どもとかそういうの遊びには関係なーい♪(プレスコの発言を楽しそうに嘲笑っている) ちょ…は?何言っちゃってんの?(キュウカの驚くべき発言が聞こえたのか、“マイクを入れたまま”思ったことを述べてしまったことにより“隙”が生じる)】

ヒロ「……(何故だ?…監視してるのか?…それとも………)この中に、内通者がいる……いや、外…? 」

プレスコ「(癪に触ったみたいだからやっぱり)子供確定だな。 」

ヒロ「……(挑発してみるか…)…お子ちゃまはもう寝る時間でしょ?…こんなところで遊んでないで寝なさいよ 」

「 EmPtIeS【ちょ…何言ってんのよっ!私が子どもな訳ないでしょー?馬鹿にしないでよッ!(無論“マイクを入れたまま”なので住民達にもこの声は聞き届いてしまっている)】 」

ルーシー「宿題は済ましましたかー、悪戯もいいですけど勉強しましょうね(悪意の無い微笑み) 」

プレスコ「(子供の癖にやっぱりでしゃばってたのか、腹が立つやつだいつか)殺してやる。 」

シュリト「…ふぅん…。―――――この程度の挑発に乗っている時点で、貴様も所詮はガキと言う事だ……。(放送に) 」

アルメル「(群衆の最後尾に紛れ放送を聞き迫真)おい見ろよぉこの出しゃばった小学生の学級院並のグダり用をよぉ!クソだよクソ!!ハハハ!!!! 」

EmPtIeS【は……はぁああぁあぁあっ!?な…何よっ!この私にかかれば宿題なんて10分で終えられるんだからねッ!っていうかあんたこそ馬鹿そうな顔して偉そうなこと言うんじゃないわよっ!(まんまと挑発に乗り) ―――― っていうか“アンタ”!!“知らん顔”してないで何とか言ってよーっ!(青の組織員の裏切りである内通者を指ししていると思われる)】

宇練銀閣「(へぇ~・・・・。) 」

EmPtIeS【ふん、できるものならやってごらんなさい! ガキじゃないもんあっかんべーっだ!(こなみ) ん~何かな何かな“ 聞 こ え な い ぜ ♪ ”】

キュウカ「今のではっきりしたわね。やはり“裏切り者”は存在している―――……(幼稚な態度をシカトし、重要な情報のみ聞き入れている模様) 」

ヒロ「かわいいおチビちゃん、カッカしてるのが見え見えだよー!(煽りを続ける) 」

「 EmPtIeS【―――――ちゃんと聞いてんのッッ!?そ、そろそろヒントをあげようかと思ってるのにぃいい……っ】 」

宇練銀閣「なぁガキんちょ・・・、友達いねぇだろ?(放送の主に対して探りを入れるように煽ってみる) 」


――――そろそろお分かり頂けたかと思います。


アオ「(王国が使用している拡声器で、国民たちへの演説を終えていた) ……みんな、良くやった……ようやく手掛かりらしい手掛かりが見つかったね(放送に耳を傾けている) 」

アルメル「えんぷ公にペンキ玉を投げつける機会が来ると思ったがこのザマだぜ、寝る(テントに入り『ぼすてけ』と読める花火を打上げた) 」


――――――― ヒントは“EmPtIeS”の“挑発に乗ってしまった後から今までの発言”に載っています。


宇練銀閣「(と、煽っては見たが・・・。誰が内通者か、見当はついた・・・・おそらく、アイツだ。) 」

リネア「(誰だと思うの、ねえねえ誰だと思うのー。子供の頃コロンボが好きだったせいで気になる事があると夜も眠れないなー)(宇練銀閣の真後ろ) 」

プレスコ「知らん顔してたやつが内通者だ、殺せ。 こっ(重大なことに気が付く) (知らん顔してるかなんかわからないから)皆殺しになってしまう。(絶望した顔をしてプルプル) 」

宇練銀閣「(こいつ直接脳内に!?) 」

ヒロ「…知らん顔をしてたやつ……?(誰だ?…知らん顔してたやつ…)(周りを見渡す)…ヒント? 」

ロラン「(スケジュール通りにお嬢様をもふもふできなかった、内通者がわかったらすぐに)殺さなきゃ 」

アオ「……とにかく、だ。ここらで一度、我々の"答え"を出してみてもいいんじゃないか?…同時に、内通者だと思う者に指をさすんだ。……俺への無礼も、今日は一切不問にする。(皆へ提案する) 」

宇練銀閣「あぁ、そいつはいいね。俺は探偵じゃないから・・・危うく赤っ恥になるかと思ったぜ。 」

プレスコ「わかりました。いきます(先陣を切って) ビッ(ASを指差す)(さっきから喋っていないから=知らんぷりだからだ)悲しい。(なにもかも大事なことをクソすっ飛ばす、が長年の付き合いと言うことで青の皆には何が言いたいかなんとなく解ったようだ。) 」

ルーシー「えっ–––––え?えぇ…ぇ…(そんな、戦う事すらできないお荷物の私に、もう誰かを疑う資格すら…・あ、そうだ、私もう使えないんだっけ…あは、あははh、最悪だ私)……ピッ(混乱が度を超して自分を指す) 」

宇練銀閣「-――赤っ恥覚悟で言うぜ。 」


ちなみに内通者は“EmPtIeS【―――― えー、国民のみなさんに城内の様子をお伝えします!】”から“アルメル「えんぷ公にペンキ玉を投げつける機会が来ると思ったがこのザマだぜ、寝る(テントに入り『ぼすてけ』と読める花火を打上げた)”までの間で“EmPtIeSを挑発をしていない者”です。限られた中でも“明らかに気にしていない様子が表現されています”。 ―――― これが最大のヒントとなります。それでは今から5分間JOKのページの方で投票を受け付けます。内通者に投票した者が多ければ皆様の勝ち、少なければ第一回戦は皆様の負けと言うことになりますので多少の展開が変化致します。―――投票タイム、スタート


ヒロ「……(ASを指差す)…知らんぷり、という理由はプレスコと同意見だ…あと…何か王に隠していたことがあった…それも怪しい… 」

宇練銀閣「――――――お前だ。(シュリトを指さす)・・・・。(あぁ~、違うかな・・・。やっぱ推理力とか皆無かねぇ俺は。) 」

アオ「……ビッ(リネアを指差す)……根拠が必要なら話すよ。…筋もとおっていない安直なものだけど 」

リネア「ピッ(キュウカを指すがアオの指に気付き苦笑)やー……まぁ僕もよくペラペラと喋ってましたし、まあ疑われるだろうなとは思いましたがショックですねー陛下~ もちろん僕にも根拠はありますよ 」

宇練銀閣「あっはっはっはっは、やっぱ赤っ恥だ。だとすると・・・第二候補、いいかねぇ? 」

AS「―――。(しゃべってなかったのはユーザー寝落ちしかけてただけです・・・。)(椅子に腰掛け、うつらうつらとしていたなか、ハッとする) 」

キュウカ「(リネアと指し合う状態になり) …奇遇ね、私はあなたが内通者ではないかと。 」

ロラン「……(腕を組み小首を傾げ)……ピッ( 宇練銀閣を指す)エリンの有効活用、見事に裏目に出たよな 」

宇練銀閣「あぁ~、盛り上がってることすまん。実は第二候補というとな?――――――アンタなんだよ。(しめした先の相手・・・キュウカである) 」

シュリト「…ふぅん…。そういう事か…。――――――大体、候補は絞れて来たな…。(キュウカを指差して) 」

ヒロ「……大丈夫かいな(指差すのをやめてASの方を見る)…知らん顔も何もないな 」

ルーシー「あぇ……ぇ…?えぅ?(涙目涙声で指し示し合う騎士達の円卓を見せつけられ大粒の涙が止めどなく溢れ始める)(もう私が内通者でいいじゃないですか…ッなんで、こんなの…こんなのおかしいですよ…!) 」

キュウカ「(一同に向けられた指を見渡し) ……―――まずは根拠の提示を求める。何故そう思うのかをはっきりさせてくれ 」

ヒロ「……?(ルーシーの近くに立つ)…どうした、大丈夫か……?(涙を流しているルーシーに**チを差し出す) 」

AS「カフェインでも、大人しく摂取すれば良かったか。(自らが転寝していたのに気付く)―――。(途中から、聞こえはしていた。内通者の多数決。俺の、結論は。)(自らの結論を決めかねている) 」

宇練銀閣「まず最初においてだ。放送の奴が言った言葉、(――――『ちょ…は?何言っちゃってんの?』)・・・これ、さっきロランが言ったように俺は身代わり地蔵作戦を立案したが奴は何も言わなかった・・・だが、アンタがあの発言をしてから・・・奴の態度が急変した。 」

アオ「うん……そう。君が話していたこと、君自身にも当て嵌まるんじゃないか…ってさ。…この騒動が終わったら、この俺を――仲間を疑う大うつけを一発ぶん殴る命令をするからな(苦笑しリネアに) ………(円卓の面々を見渡し、キュウカと彼女を指差す騎士達に目が行く) 」

キュウカ「……ほう、それで?(宇練の根拠を聞きつつ) 」

シュリト「―――いいだろう……。…まず話は"ヤツ"がガキらしい本性を曝け出したところから始めよう…。――――ヤツがああなったのは、お前がある『発言』をしてからだ……。(キュウカに) 」

宇練銀閣「身代わり地蔵作戦を奴が想定していたのなら・・・これは国民を混乱させるための作戦だから声掛けして止めようってことも想定できたはずだ。だが・・・何故か奴にとって、アンタの発言は"想定外"だったんだ。アンタは奴の話を聞きはしたが基本ノータッチ。―――あれ?っと思った訳よ。さっきまで壁ドンしちまう奴が・・・ってね。 」

リネア「流石陛下、器がデカイし目の付け所がシャープだ。けれど僕が彼女を指した理由も含めて延命をお聞きして頂きたいですね。僕は最初の時点で既に、最初にこの問題に積極的な"結論"を求める人物が誰かを伺っていた。それが貴女だ、キュウカ。ASに眼をつけたのは賢い、彼は忠心的でこの騎士団の中でも腕も頭の回転もずば抜けた優れた存在、王を除外したとして最優先で消したいのは彼だろう、貴女はその彼に疑いがかかるように『し向けている』ように見えてならなかった。後は宇練が仰った事柄同様ですね 」

プレスコ「違う(AS殿がっつり寝ていたのだ、なら"知らんぷりしないで"でなく"なに寝てるのよ"と言うのが心理、つまり)いや、AS殿は明らかに違う。すまない。 」

「 EmPtIeS【ふんふんふ~ ん♪(鼻歌を歌っている) 誰が内通者だか分かってきたっぽいね~♪ではそろそろ答えあわせ、いっちゃいますか!】 」

AS「―――本来ならばこのような状況でのうのうと寝られる自分に恥ずべきである、許されよ―――。(恥じらいを帯びた声色で、そう言う)―――。(俺の答えはまだ、必要ない。この者達の論理を一通り聞いてからでも、遅くは無い。)(それぞれの論理に耳を傾けている) 」

シュリト「―――『この騒動が全て“嘘”であるという可能性を考える者も少なくない。』、『放送そのものが“偽物”だと』……奴が豹変したのは、この発言を聞いてからだ…。……そして、ヤツが本性を曝け出した途端……多くの者が『これはヤツの正体を探る好機』になると考えただろう…。―――だからヤツを挑発した…。そして、豹変してからのヤツの放送を平然と聞き流していたのも……転寝していたそいつ(AS)を除けば……"お前"しかいない……。(キュウカに) 」

アオ「(自身が嫌疑をかけたリネア、そして銀閣やシュリト達の推理に耳を傾けている)…………… 」

宇練銀閣「――――でもなぁ、俺の推理だが・・・矛盾があると思うんだ。だから・・・・・『違う』っていってくれ。『自分じゃない』って・・・そしたら、この銀閣、土下座してあんたに謝罪すっからよう・・・・。(少し悲しそうに) 」

ヒロ「…答え合わせ、か…… 」

キュウカ「つまりは私が“身代わり地蔵作戦”を止めなかったのが手掛かりであると言いたいのか?(宇練に) 成程な、だがその根拠には明らかな抜け穴がある。リネアの言う通り“結論を急ぐ私が内通者であるならば”なぜそこで司会の正体を突き止めるような誘導をしたことに直結するんだ?それに…―――“リネア”も私と同様、連中の言葉に耳を傾けていなかったハズだぞ。あまり考えたくはないが……アオ室長もそれに含まれるのでは(王を一度見た後シュリトに) 」

アオ「………否定しないよ。(キュウカに一瞥され) 」

宇練銀閣「ん~、あ~、なるほどな。手がかりっていうか・・・アンタにとってもエリンの件は想定外だったろうさ。うん、っていうか、これは誰もが想定してなかったことだろうよ。話は戻すが・・・・・・・アレだ、集団的心理ってぇのか?アンタがそうしたことにより多くの奴等が放送の奴をを煽りまくった。ここまではいいな? 」

キュウカ「確かにあの時の私の発言はあなた達を一見“内通者探し”から目を逸らすような誘導に見えたのかもしれない。しかしEmPtIeSの人間が挑発される根本的な原因となったのは“プレスコ”ではなかったか?(疑われ、動じた様子もなく宇練に) …(アオの発言に頷き) 」

EmPtIeS【あーちょっちょっ、もういいよ。ぶっちゃけ時間も押してるので答え合わせ言っちゃいま~す!―――― 裏切り者は“キュウカ”さんでしたー!宇練、リネア、シュリトさんだいせいかーいっ☆】

宇練銀閣「その通り、これもアンタにとっては・・・・青天の霹靂っていうのかなぁ?ちょっと意味合いが違うかもしれんが・・・。アンタはそれを利用した、そして、アンタが放送の奴にノータッチしてでも・・・聞きたかった情報があったんじゃないかな?と思ってね。ウチの連中が煽って煽って煽りまくって聞きたかった情報・・・ボロを出すかもしれない情報を。 」

ヒロ「……キュウカが……?(放送を聞いて彼女の方を見る)… 」

シュリト「……。(キュウカの発言を聞いてアオの方を一瞬見て)――――ならば続けよう…。…俺は最初、『候補が絞れて来た』と言ったな…。その絞った候補となったのは"3人"だ。――――『キュウカ、リネア……そして王』…。…王が内通者であるならば、それはこの国自体の終わりだ。―――そもそも、住民の誤解を解くための演説をしていた王は、連中の言葉に耳を傾けなかったのではない。"それどころではなかった"のだ…。…よって、王も候補から外れる…。残るは、お前とリネアの2人だ…。(キュウカに) 」

キュウカ「なっ………(放送の対応に観念したのか肩を竦め) やれやれ…最初から私を潰すつもりだったんだろう、“   ” ――――……… (目を伏せ、呆れたように苦笑し呟く) 」

宇練銀閣「あぁ答え合わせ出ちまったか・・・じゃあ最後に一つだけ聞きたい。――――――――アンタは内通者という立場であっても、"誰か"を守りたかったんじゃないのか? 」

シュリト「…更に…――――(続けようとしたが、放送の答え合わせを聞いて中断する)……どうやら、結論が出たようだな……。 」

キュウカ「…その後は?(ばらされた後も、楽しそうにシュリトに) 」

AS「思うより、あっさりと幕を引かれたな。(突然の放送に、動揺も無い)―――さて、どうしたものか。 」

リネア「……という訳でした、お二人様にはコーヒーに指入れますからね(苦笑しながら)  宇練、ヒロ。キュウカ…いや、内通者の護衛をお願いしますね(口封じが来るかも分からないから) 」

EmPtIeS【まーね!だったアンタどっちもどっちだったじゃん!私達の味方というより青の国の味方だったじゃん!だーかーらー邪魔だったんだって。私の理想に反するのよアンタは。…ということです!青の組織のみなさん!そして王のアオさん!――――そんな人さっさと“殺しちゃってくださいね”♪ではまた!アデュー☆ …… 。】

宇練銀閣「(護衛、かぁ)・・・因みに、シュリトを第一候補にしてたのはな?・・・最初会ったとき、『誰だっけ?』ってなったからだよ。(安直) 」

ヒロ「…うっす(キュウカの前に立つ) 」


――――― おめでとうございます、第一回戦は皆様の勝利です。


キュウカ「守りたい“誰か”――――……か。(宇練に問われ) クスッ……さぁ…自分でもよく分からない。元々私は“人を傷つけるために加入したのではなかった”のだがな……時代は変わりゆくものだ。“主権”が変われば“組織の雰囲気”も一転してしまうものなのだよ(意味の深い言葉を連ね、一同にも聞こえる様に――――………) 」

シュリト「…ヤツが豹変する前、リネアは聞き流してはいたものの…ヤツを動揺させる様な発言はしていなかった…。…よって、リネアも候補から外した…。―――こうして残ったのが、お前だけと言う事だ……。―――――確か、言っていたな…。『EmPtIeS”の組織員は思想があまりにも異なり過ぎている。』と…。『平和を望む者』、『苦しめる者』も存在していると…。 」

シュリト「―――"それ"に少し引っ掛かりを感じてな…。…『どうもヤツ等の事に詳しいものだ』…とな…。―――そして、まだ問いに答えていなかったな…。『何故司会の正体を突き止めるような誘導をしたのか』…か。…その疑問に対して一つの答えを言うとしよう…。―――――お前は、組織の中でも『平和を望む者』だったのではないか……とな。(キュウカに) 」


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最終更新:2019年06月26日 19:36