Judgement Of Kings 第二戦 過去ログ

謎の報道【───仮想国の諸君、よく聞きたまえ───……これから“Phoenixes”と“Onyxis♞”には互いの絆の強さを競い合っていただく───……】


───  第二戦 : 【Phoenixes】 vs 【Onyxis♞】  ───


×××「パキパキパキパキパキパキィ…ッ…!!!!(忍の如く、風を切り海面を歩く一人の影があった。足が海面につく瞬間に、それは凍結していたのだった) もうすぐ開戦の時…急がなければ…! パキパキパキパキィ…!!! 」

謎の報道【──また、今回は黒の組織の人数の影響により、特別ルールを設けることした───…どちらか一方が一人でも戦闘不能に陥った場合には、その時点で勝敗は決まるものとする…───これは決定事項だ、いかなる抵抗も許されない────しかし、諸君らに一つ告げておかねばならないことがある…───】

謎の報道【もし違う形で我々に“絆”を証明したいのであれば、その通りにするがいい……尤も、“私達”が定めたルールに抗うことさえしなければどんなやり方でも“わた────”……いや、“我々”はき───…諸君らに手出しをすることも、警告をすることもないだろう。“最終判決”は諸君らに任せることにしよう────(途中、一人称や二人称を言い換えている様子が伺える。なんとも不自然である)】


───  戦闘舞台 : 【TOKYO CITY】  ───


伊勢柳「───やっと着いた(咥えていた煙草を手にし、TOKYO CITYを見渡す) それにしてもまさかここが戦闘舞台になるとは……放送局は一体何を考えて───……(ん、そういえばさっきの報道の内容ちょっと不自然だったな、録音しておいたしこれを手がかりにどうにかして拠点地を把握できればいいんだけど……) 」

バルドレイド「成る程、絆の強さを、ね……(タバコを口に、手帳を眺めながらも東京の舞台にて背中を少し前かがみにして、年を取ったような様子でつったっている) 」

李劉冥「(読んでいた新聞をくしゃりと丸める)こうも連戦が続くとはのう・・・。 」

暁「…(───フン、堂々と姿を現すとはなんて愚かな…)(TOKYO CITYの裏路地から赤組織が来る様子を察知している模様) それにしても、まさかあそこまで単純に姿を現してどうするつもりなのだろうか……(呆れた様子で、腕組みしながら伊勢柳の様子を伺っている) 」

悠希「(スケボーを滑らせている) 」

バルドレイド「伊勢柳、王様はまだ遠征か?今回の騒動についても耳に入っていないってことねえよな 」

伊勢柳「──よく分からないけど、とにかく戦えばいいんだよね?それ以外僕には見当もつかないよ…(髪を掻きながらバルドレイドに) 困ったもんだよ、ただでさえ王の仕事を任されているというのに…でも、確か黒の連中も王は不在だったような気がするし──…今回は完全に勝利できるかもしれないよ!(自信満々の笑みで李に) よっ悠希、今日も元気かい?(スケボーで向かってきた悠希に軽く敬礼のポーズ) 」

李劉冥「・・・・あぁ、そうじゃな。ちょうど、黒の方にぶん殴りたい爺もおるしのぉ(呵呵と笑みながら伊勢柳に) 」

暁「──それにしても、いくら一匹狼の群れといえど黒の人間が一向に見当たらんな…───このままでは本当に団結しないまま終わってしまうかもしれぬ……(少し困った様子で赤組織の人間が集まっているのを見張りつつ) 」

伊勢柳「ああ、実はまだ───(少し不安そうに頷き)…連絡さえ取れない日もあるんだよ。だから多分、今回のことも把握できていないと思う。───本当に大丈夫、かな…(斜め下を向き、バルドレイドに) …それって──…因縁か何か、かい───…?(首を傾け李に問う) 」

李劉冥「因縁・・・そうさなぁ・・・。そうだろうさ、なかなかに・・・殺せんのよ、そいつは。 」

悠希「はい、どーも!元気です!この通り!(スケボーで走り回る) 」

火咎病「―――――――。(李を見下ろすようにビルの上で座禅) 」

バルドレイド「相変わらず自由な王様だな…それだけ俺達を信用しているということ……だろ?てめぇが暗い顔してどうすんだよ伊勢柳 」

暁「――だったらもう構わない、俺一人で充分だな(表情を一つ変えずに鞘から刀を抜き取り) ――――背中ががら空きだよ、愚か者が(赤の組織の者達へ背後から早足で近づき、一同に“斬り”を仕掛ける) 」

桜庭「(まるで影から生まれるように、路地裏の奥のほうからぬるりと出てきて、様子を伺う)...(圧倒的な数の差ね、ここまでくると呆れるわ…) 」

ウィンガル「───────ふん……ルールを設けられてしまうとは、随分と低く見られたものだ。(声‐木内秀信) 」

炬「(首をコキコキと鳴らしながら冴えない表情で戦場に足を運ぶ)おいおいおい…俺初出勤なんだけど先輩方少ないな(大丈夫かしら、初陣は生き残るだけで武勇伝ってよく言われてるしなぁ…) 」

伊勢柳「成程…それ程厄介な相手なのか、用心しなきゃ…(頷き、早速メモをした様子で李に) ははっ!悠希ちゃんの笑顔を見ると僕も元気になれるよ、やっぱ女の子っていいもんだなぁ(悠希の元気っぷりを見て感心し) ま、まぁ…それはそうなんだけどさ…やっぱり不安だよ、なんて言ったって“俺達の大切な人”だから。そうだろう、み――――(赤組織一同に目配せをした途端、暁の攻撃に気づき) ――――ッ(間一髪で回避し、バックステップですぐさま体勢を整える) ……―――遅かったじゃないか、一人かい?(挑発の利いた声色で暁を煽り) 」

李劉冥「呵呵、そうらおいでなすった!!(地面すれすれまで低く構え斬撃を回避し、そこから気を練った冲捶を暁に) 」

悠希「…わっ…!(スケボーを走らせ、切りを回避)…いきなり攻撃ですか!不意打ちとはあまり好ましくないですね!(スケボーを持つ)…ブーン!(スケボーを放る。そうするとスケボーが勝手に動き出す) 」

バルドレイド「……この都市を戦場にするなんてシャレてねぇなぁ…いっちょ王様が居ない間に、戦果でもあげますかね(黒の組織の面子を見定めながら、腕を軽く鳴らす) 」

ウィンガル「だが、このおかしなルールでは………弱き者に出しゃばられ足手纏いとなる事は容易に想定できる。……早めにケリをつけておくか。────────(独り言のように呟き、そして…) (声‐木内秀信) 」

暁「―――(桜庭はどこにいるのだろうか、昨日の俺の言葉を覚えてくれているだろうか…)(そんなことを考えながら、李の攻撃を咄嗟に地に沿うようにして回避し) ――ヴィンガル、炬、それに――――(上を見上げ、火咎病の存在に気づき) ――周りをよく見てみろ、俺一人でないことは明白な筈だが。――それとも貴様は見渡すことさえできないのか?(挑発返しで伊勢柳に) 」

悠希「…(不意打ちされたら、やり返す…!)(スケボーを暁の足元めがけ走らせる) 」

李劉冥「ほう、中々の手練れ・・・悪くない。 」

ウィンガル(ブースト)「───────부뚜부시테야루!〔訳:ぶっつぶしてやる!〕(髪は逆立ち、その髪色は真っ白と化し、戦意に満ち溢れている)(声‐木内秀信) 」

炬「暁さん…(あの人数相手に一人で仕掛けやがった…–––)ははは、俺って情けねえなぁ……けど(鉄パイプを手で添り、触れた部位が刃にとなって青白い光彩を放つ刀に姿を変える)普通のまんまじゃダメなんだ…腹、括らねえとなァァッ!(地を蹴りバルドレイドに向かって踏み込み刀を振りかぶって斜めに振り下ろす) 」

×××「パキパキパキィ――――バシャン…ッ!!(TOKYO CITY 湾岸に着いた瞬間、水面を蹴って天高く飛躍する)……!(見つけた…!)(上空から赤の組織の面子を発見し、腰元に携えた四本の刀の内の一本の柄に手を添える)…一刀流「居合」…!“天神”…いや―――――“天神・巡合”(あまがみ・めぐりあわせ)!!!(体を大きく捻り、その一本を勢いよく振り抜いた) 」


ズ     バ     ン     ッ     !     !     !     (突如として現れた凄まじい斬撃が、巨大なビルを割って赤の組織のメンバーに向かって襲いかかった)


李劉冥「さぁて・・・やるかジジイ?(火咎病を見上げ) 」

桜庭「(これだけの大多数、支給された武装を使うだけ使っても『この体』では少し厳しい、なるべく、前に出ないよう支援に徹するべきか…)スッ…(ポーチから手榴弾を幾つか取り出し) 」

伊勢柳「────みんな、いいね(一同に再び目配せし、黒の組織の者達を見据える) …いやいやそれはないでしょ、君達が遅れて来たんじゃないか。それとも何だい?まさかだとは思うけど隠れてましたーなんてちゃんちゃら可笑しいこと言うつもりじゃないよね?(暁、並びにその場にいる黒組織全員に)(少し苛立ちを覚えたらしく、煙草に“赤き混沌”を宿らせる) 」

桜庭「ブンッ!!(取り出した手榴弾を赤の組織員の密集してる位置に、ばらけるように隙間なく投げて、影の中に溶けるように入って消える) 」

ウィンガル(ブースト)「사아、도이투가아이테다…〔訳:さあ、どいつが相手だ〕(声‐木内秀信) 」

伊勢柳「って────な、何が起きたんだ───…!?(激しい衝撃音とともにビルが真っ二つに割れたのに気づき) みんな、逃げ────(とその時、足を捻挫してしまい)…く────っ(そのまま動けなくなってしまう)(不味い、このままじゃ……ッ!くそっ……こんなとき、王(キング)がいてくれたら……────ッ!)(悔しそうに口を歪め) 」

李劉冥「(手りゅう弾に、巨大な斬撃だと!?・・・・くそ) 」

バルドレイド「――(王様ァ、アンタ居なくてもどうとでもなる。きっとな、信じといてくれ)手合わせするか?この俺と。頼むぜ(炬の斬り掛かりに対して、バックステップで距離をとって回避)俺はバルドレイドだ、アンタ名は? 」

悠希「…ざ、斬撃…!?(スケボーを戻して飛び乗る) 」

炬「っと…とぉ!(思い切り空振りし一瞬バランスを崩して態勢を直し呼吸を整える)名乗り合わせって奴か、湊月炬だ(トントンと肩の上で刀を弾ませ歯を見せて笑う)こちらこそよろしく頼むよ、バルドブレイドさんよ 」

暁「生憎だが小娘、俺はスケボー如きでやられる人間じゃないんだよ───(悠希の攻撃をバックステップで回避し、横斜めに斬りを振りかざす) ────?…何だ、あれは……(ビルが割れたことに気づき上を見上げる)(もしかして、“彼女”が────) 黙れ、今この状況において貴様は明らかに不利だろうが(顔色を一つ変えず、冷酷な様子で刃を伊勢柳に突き付ける) 」


ズドオオオオオオォ――オオオオン!!(倒壊していたビルは倒れていた方向でなく、あからさま不自然な方向へと吹き飛ばされ赤の組織のメンバーを護る形で倒壊していく)


×××→ツララ「(戦場に降り立とうとするが…)…ツララさんせn…ひゃんっ…!!(着地に失敗し尻もちをつく) 」

ウィンガル(ブースト)「난다!(訳:何だ!) ───────툐우도이이에모노가코로가리코무토하나。쇼우부하모라따!〔訳:ちょうどいい獲物が転がり込むとはな。勝負はもらった!〕 (捻挫で動けなくなった伊勢柳をターゲットにして勢いよく駆け出し、斬りかかってくる)(声‐木内秀信) 」

バルドレイド「ニッポン人か?いいねぇ、好きだぜニッポン人名店……!おい伊勢柳!!(彼の名を聞いたところで、倒壊していくビルの狭間で身動きのとれない彼を見て叫ぶ)伊勢柳!動けぇぇぇええ! 」

暁「────…(あの手榴弾────間違えない、桜庭がやってくれたんだな)(刃を突き付けた状態を保ちながら遠くを見て) 」

No.0「シュッ!!(倒壊したビルから離れ、倒れた伊勢柳の元へと高速で飛び降り)ギャインッ!!(ウィンガルによる斬撃を二の腕当たりで受け止め、伊勢柳に背を向けたままの状態で彼を護る) 」


\オポッ/(伊勢柳のスマホが突然鳴り、LINEの通知に『5センチ右へ逸れろ』と表示される)


火咎病「ツララぁぁぁあああ!殺す気かぁあああああああああああ!!!?(瓦礫の中から出てくる)(←巻き込まれた) 」

李劉冥「呵呵!巻き込まれるとは、ださいのうジジイ!!(バッと向き合う) 」

バルドレイド「いせ――……!?(No.0の姿を目にすると、目を点にして大きく見開く)……ニッポン人、心置きなく、やろう 」

イナ「――――――多勢に無勢?知らないね。テメーら1人でも殺りゃあこの戦争もシメーなんだろ(倒壊したビルの瓦礫に乗っており、刀の柄に手を添えて急降下し、目標を定めている) 」

ツララ「(外見は藍色の長髪を持つ、漆黒色の軍服にキュロットスカートを身につけた女剣士)あいたた… ふわぁ!?こっ、ごご…ごめんなさい火咎病さん! ><(立ち上がりぺこぺこ謝る) 」

桜庭「(こっちから潜って…)ここから出る...!(今しがた崩されたビルの向かい側の路地裏の奥の影から出て、そこから戦闘中域を覗く)ここから...(肩にかけたグレネードランチャーを赤の組織員を複数巻き込めるように撃ち、再び影の中に潜る) 」

炬「お仲間さんの事はもういいんだな…ああ、一丁やるか(払うように刀を三度振り、両手で正攻法の構えを取り駆け出す)先に言っとくが、こいつは即興の相棒だがかなり斬れるぜ、気ィつけろよッ!!(思い描け、そして実を成せ!俺の『想実』の力は…) 」

悠希「…うわっ…(ビルの残骸につまずき、バランスを崩しかける)… 」

ウィンガル(ブースト)「…! 테메에…자마워수루나!〔テメェ、邪魔をするな!〕 (№0に受け止められ)(声‐木内秀信) 」

伊勢柳「くそっ……卑怯だぞッ!!(暁に向かってきたウィンガルに対し、声を張り上げ) ―――――え?(瓦礫が不自然な方向へ行ったことに気いたと同時に、NO.0の姿を認識する)あ、あなたは―――――… …ん、これって――……――今しかない…っ…!(僅かな隙の間にLINEのメッセージを確認し、身体をねじって右へ5センチ逸れる) ありがとう!でももうだいじょ…いてて(バルドレイドに笑顔を送るが、足の症状はよくないらしく、すぐに立ち竦んでしまう) 」

悠希「…うわっ…(ビルの残骸につまずき、バランスを崩しかける)…あ、危ない危ない…は、はぇっ…?(ツララの姿を見る)…新手が、きた…? 」

No.0「(グレネードランチャー…!)せいやぁッ!(着弾地点に着く前のグレネードランチャーに蹴りを無理矢理押しつけ、大きく音へと往なす) 」

火咎病「・・・ちぃ、ほざくがよい李。だが・・・残念ながらお主の相手はしてやれんわ!!(空中高く飛び刀を逆手に持つ) 」

レオネ「バディが軌道から外れた、スタンバイオーケー……【Attack】(崩壊したビルの更に背後、対戦車用ライフルを狙撃銃のように構え引き金を引き反動を受けずに連射)ギャイン……––––ズドォン(伊勢柳の首筋すれすれに三発の弾丸が飛び交いツララ、ウィンガル、イナを襲う) 」

バルドレイド「俺も身体の丈夫さは自慢できるぐれぇでな……いくぜ…!(炬へと単調につっこみ、大降りのエルボークラッシュを繰り出す) 」

李劉冥「あ!こらジジイ!!・・・・おのれ・・すばしっこい奴め!(しかし、このグレネード・・・厄介だな・・・よかろう。ならば・・・。)(自ら鍛え上げた体術の極意『圏境』にて姿も気配もすべて消す) 」

No.0「……伊勢柳………『よく、頑張ったな』(ウィンガルの攻撃を往なし、軽く蹴り上げへっと笑った笑みを伊勢柳に向ける) 」

火咎病「・・・地獄の数は一百三十六地獄と申せども、仏の言葉の六つの実はなる。極楽の木々の茂りた場所あらば、故郷なれば降りて給われ、語りて給われ、戻りて給われ・・・。(少し高い位置の障害物のある場所で詠唱、軽い地響きがなる) 」

炬「(思い描いた偶像を実現する力だッ!)弾けマサムネェッ!!(踏み込みからの斜め振り上げでエルボーの肩に刃を立て切り抜こうとするが斬撃は弱々しく弾かれ仰け反る)ッぐ…!(奴の言う通りの体格、そしてこの速度…!駄目だ、プレッシャーに押し負けちまう!) 」

暁「動くんじゃない、さもなくは貴様の命は――(そう伊勢柳に言いかけた途端、NO.0に妨害され) ―――なん、だと……っ!?(姿を認識し、舞うように後退する) 貴様、何者だ―――……!(NO.0に向かって声を張り上げ) ――ん…(舞った際にイナの姿が見え)(また一人、“仲間“が来てくれたのか…) 」

ツララ「…さて、では…(瞳を閉じて腰元に携えた四刀に手を添える)…"砕く"は、鮫刀『ソシャーク』。 "穿つ"は、像刀『アイヴォリー』。 "喰らう"は、狼刀『ヴォルファング』。 "裂く"は、蟷刀『カマキリ』。(四本の刀をそれぞれ抜刀し、両手に二本ずつ挟んで完成する独自の剣術―――『四刀流』を構え始める)――――愛すべき刀の為、国の為に…!この戦いは負けられない! ジャキャンッ!! (四刀を振い銃弾を叩き落とす) 」

ウィンガル(ブースト)「쿠소가!〔訳:クソが!〕(№0に蹴られ) 콘도하난다!〔訳:今度は何だ!〕 ───────쿠소가키…아지나마네워!〔訳:クソガキ…あじな真似を!〕 (声‐木内秀信) 」


火咎病の詠唱により、地面から大量の動く屍が呻きながら這い出てくる。


火咎病「無縁仏のなれの果て、お主も降りて給われ・・・・!!(悪霊山黄泉夜行、発動) 」

バルドレイド「どうしたぁ坊主!もうちょっと頑張れ!(攻撃した肘からは血が流れるも、その痛みを表情に出さずに炬へと更に蹴りを二回繰り出す) 」

悠希「…っと(スケボーから降りる)…ぶんぶんぶーん!(イナ、ツララ、暁、炬、火咎病、ウィンガルを順番に見た瞬間、スケボーを数個出す) 」

蠢く亡者「ウゥゥゥォォオオオオオオオ!!(群れを成して、悠希や伊勢柳に喰い付きにかかる) 」

ミシェル「(TOKYO CITYの、無人の某喫茶店内でうずくまっている)…………(おぅ、まいっ、がーっ…!まさか国同士の戦闘に巻き込まれちゃうなんて… Oh…どうか何事も起こりませんように…)(ぼそぼそ) 」

イナ「シャラッ―――ギリィィイィッ!(柄を引き、鞘から露出した僅かな刃でレオネによる弾丸を真っ二つに斬る)っ、ぶねぇな……(鞘へ刃を収めて瓦礫から地上へ降り立ち、戦場を見渡す)おーおー、暴れてんなぁ。…共闘なんざ面倒臭ぇ、オレはさっきの狙撃者でも探してくるか(周囲を見、カンでレオネのいるビルの捜索を始める) 」

炬「やべ…ェッ!(首を咄嗟に捻り、二撃目が迫る一瞬、死を予感したように全てがスローモーションに見える)(さっきの『失敗』は、既に存在する産物に頼った俺の愚かさだ…!この世にはないどんな刀よりも強く、いや…硬く、強靭で、屈しない…!)ッ……俺…の、俺の!思い描く刃となれェェェッ!!(手にした刀が輝きを増し、蹴りに峰をぶつけ衝撃がそのままバルドレイドに跳ね返る) 」

No.0「……俺は、こいつら赤の組織の『親』だ……(王とは言わず、赤の組織の王様である事を口にして、 蠢く亡者達へと掌を向ける)俺の民に手を出すのはダメだダメだ。それは良くない… 」

屍忍「――――風間イナ殿(シュッとイナの後方に現れる)先ほどの狙撃者、崩壊したビルの更に背後にいるとのこと。 」

ツララ「先制します!タンッ―――――(悠希との距離を一気に詰める) 」

伊勢柳「――ひっ(レオネの弾丸が首筋を掠り、寒気がぞっと走る)な、何だ今のは…… ――“   ”さん、来てくださってんですね―――……(NO.1との再会に、あまりの感動で何も考えられなくなり) 」

レオネ「ハッ…キング……なのか?(NO.0の姿が視界に入りフードを取って息を呑む)……いや、今はいい、それよりも…(あの二人、ヘカートを軽々と弾いて見せた上、更にもう一人は回転する弾丸を切断したと来たか。流石はオニキスの面子、面倒なヤマになりそうだ)チッ…木偶の坊は埋もれていろ(ヘカートを機関銃に持ち替え亡者に打ち込みながらイナを注視)…マズルフラッシュで位地を特定されるな… 」

蠢く亡者「オォオォオオオオオオ!!(No.0の素振りなど気にする術もなくただ群れを成して津波のように迫る) 」

ウィンガル(ブースト)「마테!가키하오레가노에모노다、테메에난카냐와타사네에!〔訳:待て!ガキは俺の獲物だ、テメェなんかにゃ渡さねぇ!〕 (イナの前に立ちはだかる)(声‐木内秀信) 」

No.0「俺の国に手を出すならまずは俺とやれ。話はそれからだ…!はい、ドーン!(腕に力を込め、蠢く亡者へと波動波をぶっぱなし一層)…この俺、『レインド』を相手にするんだな(へっと笑いながら、腕を鳴らし首をならす) 」

火咎病「やはり戻りて賜るか・・・・。(機関銃で撃ちこまれる亡者を見ながら)ならば・・・屍忍部隊、前へ。冥府の旅へ・・・・!! 」

暁「――ッ(こんな時に…恩師様がいてくれれば…く…ッ)(NO.1が王であることを理解し、自分達の王の不在を屈辱的に思う) ――そんなもので俺を倒せるとでも思っているのか、馬鹿な真似はよすんだな(悠希のスケボーを見て、刀に黒い気を込める) 」

桜庭「(あまり効果を成してないな・・・一転集中に転ずるべきか)(今度は赤の組織員たちの後方の路地裏の影から現れ、担いだサイレンサー付きの狙撃銃でNo.0とバルドレイドの足に射撃し、再び影に潜る) 」

火咎病「危うきな・・・だが王を打つには、まだ早い。」

李劉冥(圏境)「見 つ け た (自ら戦線から少し離れることで桜庭の存在を認識) 」

エヴァド「そうそう、こんなことになるとは誰も予測してなかっただろうし――…私達はどうすべきなのだろうか…やれやれ、世間も物騒になったものだよ。困ったな(どういう訳かミシェルの隣にいる) 」

イナ「ん―――。(屍忍の声に気付き、足を止める)……ん、ん゛ん゛っ(目を閉じて口元に手を添えて咳払いをし、歩く方向を正す。間違ってたのが恥ずかしい様子)……よ、余計なお世話だって爺さん(火咎病)に伝えとけ(そう言って歩き出し、レオネのマズルフラッシュを目視で確認し立ちはだかるウィンガルに目をやる)どけよウィンガル、オレが最初に目をつけたんだ。"師匠"以外に背中を預けるつもりはねぇ 」

バルドレイド「――ッ!?(峰に入った攻撃に堪え兼ねたのか、軽く吐血しながら佇む)…やるじゃあないか……坊主 」

屍忍者軍団「(赤の組織を囲むように抜刀、遠方からは狙撃銃によるねらい撃ちを図る) 」

ミシェル「ぼ、ボクはただ…のんびりティータイムを嗜みたかっただけなのだ…って、 W O W ! ! (エヴァドの存在に驚愕) 」

炬「へっ…(刀から青白い筋が腕から肩にかけて浸食しており冷や汗を流しながら苦し紛れに笑む)皆それこそ人間をやめるような猛者ばっかなんだ。俺だけ、俗のまんまじゃかっこつかねぇだろ 」

屍忍「御意、『ツンデレ』と言っておきます(ぇ(そう言って消える) 」

悠希「…っ…!(距離を詰められた瞬間、スケボーを盾のように構える)…ぶーん…!(亡者に向けてスケボーを放ち、バランスを崩させようとする)…いけぇっ…!(スケボーを飛ばし、暁の背後に回り込むように飛ばす) 」

ウィンガル(ブースト)「시따코토카!오레노칸니사와따야투하 오레노테데부뚜부수!〔訳:知ったことか!俺のカンに触ったヤツは俺の手でぶっ潰す!〕 (イナに対して)(声‐木内秀信) 」

伊勢柳「――レインドさん……!!(喜びのあまり、声を張り上げる) ――僕も足が痛いとか言ってる場合じゃないな。(華乃愛でも呼び出すか…)(スマホを取出し、LINEで華乃愛にメッセージを送信する) あれ、そういえばさっき送ってくれたのって誰だったっけ。間一髪だったとき――…… 」

火咎病「亡者で勝てぬなら・・・ハッ!!(今度は野犬どもの死骸を操り、バイオのような亡犬を呼び出す) 」

エヴァド「こらこら、そんなに大きな声を出してはいけないよ。ここは仮にも喫茶店なのだから(そう言い、微笑み) ――にしてもさ、どうしてこんなことになっているのかい?私には全く分からないのだが……(恐る恐る、ミシェルに尋ねる) 」

火咎病「あのマヌケめ、手柄におぼれよって・・・。(ウィンガルの姿を見て) 」

レオネ「けっ…雑兵を寄せやがったな……ポーンは白の連中で沢山だっていうのに(機関銃から手を離し背後のロッカーを蹴り破って中から新たに武器を取り出す)"魔改造スティンガー"…こんなオカルト臭いブツに手は染めたくなかったが(LINEで赤のメンバー全員に『周囲のサコを消却する、避けてくれ』と送信) ……ハンッ、仲違いか?どっちが来ても同じだが知らねーぞ、間に合わなくてもな(ニッ) 」

ツララ「……! ザキィン!! (盾にされたスケボーを一閃する) はっ! (二刀で突きの態勢に入り、そのまま悠希へ突撃する) 」

レインド「状況は最悪、括弧判断で動いている(足下の弾丸を靴底で受け止め、地面に擦り付ける)……伊勢柳、お前は逃げよう。命を落としたら元も子もない……(この状況で俺はどうすべきか……)おい悠希、あまり無茶をするんじゃあない!(悠希の元へと飛び交い、ツララや忍者軍団の攻撃を拳で往なして行く) 」

ミシェル「もうお客さんみんな逃げちゃったんだしノープロブレムだよ。(ぇ はーん?キミにはわからないのかい?…ボクにもわからないけどね!← 」

イナ「(あのジジイの使い、今度マジぶっ飛ばす)(おこ) あんまりでけー声出すんじゃねぇよ、どかねぇならテメーもただじゃ済まさないからな。ウィンガル(レオネの動きなど知る由もなく、ウィンガルを睨む。JOKのイナは仲間との協調性が致命的の様子) 」

屍忍「・・・・・ステンバーイ(レオネから2時の方向にある廃ビルの4階からレオネの後頭部に標準を当て今、狙撃銃の引き金を引こうとしている) 」

悠希「…あっ…!(ツララにスケボーを一閃される)…(接近戦だと結構きついな… 」

暁「――チッ…小癪な真似を――――……ッ!(背後にスケボーが周ったことに気づくのが僅かに遅くなってしまい、地に向けて今まで刀に宿らせておいた“黒き混沌”を放つ。それと同時に自身は舞い、悠希に向かって割れた瓦礫が襲い掛かる) 」

悠希「…あっ…!(ツララにスケボーを一閃される)…(接近戦だと結構きついな…)(ツララの突きを転がって避ける。…その瞬間スケボー二つをツララに向けて飛ばす) 」

ツララ「ひゃ―――!?(悠希に突撃しようとした瞬間、割り込む様に現れたレインドの不意打ちを食らい軽く吹き飛ぶ)…むむむ… 凄い覇気を感じます…!(レインドに対し四刀を構える) 」

屍忍軍団「おお!これが赤の王の・・・!」「バカな・・・我ら屍忍のチカラは人間なぞ当に越しているというに・・・」「えぇえい!!囲め!かこめぇ!!一斉にかかるのだ!!」 」

悠希「…あっ…れ、レインドさん、ありがとう…!(レインドの姿を見ながら慌てて立ち上がる)…あっ…!(立ち上がった瞬間に割れた瓦礫に気づく) 」

ウィンガル(ブースト)「오모시레에…워민구아뿌니하 오아투라에무키다나!〔訳:面白ぇ、ウォーミングアップにはお誂え向きだな!〕(構える)(声‐木内秀信) 」

エヴァド「――なるほど、私と君はここに残ってしまったいわば“残念組”のような存在なのだね、実に分かりやすい解説をどうもありがとう。(周囲を見渡し頷く。天然) そうか…突然こんなことになって、私達はとんでもないことに巻き込まれてしまっているのか……理解したくはないが、受け入れなくてはならないな(苦笑し、ミシェルに) ←※現状的に笑っている場合ではない 」

亡犬「グゥゥオオオオオオ!!!(突如暗闇から大量に現れ、悠希に噛みつかんととびかかってくる) 」

理劉冥(圏境)「(あらわれんな・・・なら・・・)(狙う人物を特定させ、迫っていく) 」

レオネ「あ、あの…いややっぱいいや(横目で二人のやり取りを見ながら首を横に振り)背中に眼が突いてない、て確信してるだろお前。残念、そいつは(魔改造スティンガーを背後の屍へ向け、相手の狙撃の軌道と重なるように発射する) 」

伊勢柳「で、でも――レインドさん、僕は―――(言い返そうとする、が)……っ(尊敬する王の忠告を無駄にしてはならないと思い、素直に引き下がる)…分かり、ました……足手まといにはなりたくないので、僕はこの辺で…… ―――ん(再びLINEの画面を立ち上げてみると、レオネからグループメッセージが届けられていることに気づき、少しずつその場を離れていく)(今はこんなことをしている場合じゃない――…僕はみんなの為にも、引き下がらないとな―――)(その場を後にする) 」

屍忍「ククク、ちょろいもんだぜ・・・・その綺麗な顔を吹っ飛ばしてy・・ズドォオオオオオ!!!(引き金を引く前にレオネの弾丸が急所を撃ち貫く。そして志村けんのような叫び声を上げながらビルから落下) 」

ミシェル「いつか神はボクたちを救いの手を差し伸べてくださるだろう。アガペー。 うおっ、銃弾! 」

イナ「なんだ、やっぱりやる気じゃねーか…オラ、歯ァ食い縛れよォッ!!(壁に跳びつき、数歩駆け抜けて側方からウィンガルに斬りかかる) 」

レインド「…(ツララを見下ろしてヘッと笑いながら首を鳴らす)こんなんですげぇと思うのか… 悠希、お前は身の安全を守れ とりあえず忍者軍団はどうしよう…何もすることねぇな…(腰に手を添えて忍者軍団に視線を落とす)……また死にたくないだろ?逃げたらどうだ…  」

レオネ「––––––ただの固定概念だ(屍忍に埋め込まれた弾丸が拡散し、約14という数の弾丸に分離して全方向に広がり、赤のメンバーを囲む屍忍に降り注いで弾丸の一発一発が派手な爆炎を巻き上げる) 」

桜庭「(今回のルールに従うなら手負い等を狙うのが得策・・・しかし何者かの気配を感じる、が行動しないわけはいかないな)(黒の組織員が多い方の路地裏の影から出てきて、表に出ながら担いだアサルトライフルを構えて悠希に向かって集中射撃する) 」

悠希「…くっ…!か、数が、多すぎっ…!(亡犬の姿を見る)…は、はいっ…!(スケボーを数個集め、盾のようにする)…(盾が破られた時のために自らもスケボーを持つ) 」

ツララ「一国の王としての資質の持ち主…  で は ――――ザキィンッ、ザシュンッ!! ザシュンッ、ズシャアアァッ!!!(四刀を振り抜きジグザグ状に突き進む斬撃を見舞う) 」

李劉冥(圏境)「――――。(その技を放つための独特な歩法を組み、そして自身の気を長年の練功法を用い莫大ねる。そして彼が編み出した武術の神髄を、―――今)(我が八極に、二の打ち要らず!)――――――ハァ!!(真髄『无二打』をその人物の背後から放つ、その人物は、風間イナ) 」

暁「っておい――…お前達――!こんなときくらい団結したらどうなんだ!?師匠の名誉が懸っているのだぞ――ッ(険悪そうなイナとウィンガルに警告する) ほう、ならば――…貴様等の王がどれ程のものか見極めてやろうか―――(そう言い、レインドに向け今度は刀ではなく左手に込めていた黒き波動を放つ) 」

ウィンガル(ブースト)「──────타와케가! 카쿠고하이이카?쿠라에이카z우티!"라이토닌구노바"!〔訳:たわけが!…覚悟はいいか?喰らえ雷!ライトニングノヴァ!〕 (鎖を展開させ、向かってきたイナを束縛し、剣に雷を帯びさせて激しく連斬そして一刀両断)(声‐木内秀信) 」

屍忍軍団「われら屍に敵前逃亡の文字はない!(全員でレインドに斬りかかる、圧倒的な差があるとわかっていても・・・) 」

エヴァド「駄目だよ、困ったときの神頼みなど宜しくない。運命は私達が考えている以上に残酷なものなのだから――… うん、今かなり嫌な音がしたよね。私にも確かに聴こえたよ(冷汗) 」

屍忍軍団「(その瞬間、レオネの弾丸による爆炎により全員が業火に包まれる。それでもなお、道連れにとレインドに斬りかかる) 」

レインド「――(小さく腕を動かし、ツララの斬撃に手を添える)いい筋だ、どこぞの青い国の奴にもそういう太刀筋の奴がいる…ッ!(手を添え、距離を測った所で刃が当たらないと推測した位置からツララの懐に拳を軽く入れこむ)いい、剣筋だ…… 見極められる程の技量は持ち合わせていない。俺は一国の王、ただの保護者なんだ(黒い波動に対し、右腕を大きく振って地面へと叩き付ける)それでも見極めたいならもっと強力な技が必要だぜ…! 多勢に無勢かぁ?お前達、黒の組織だろ…!?味方が近くにいるっているのに斬り掛かってくるか…!(付近に居るツララに対して視線を配りながらも、屍忍者軍団の一つ一つの攻撃を腕で弾いて行く)絆のない野郎だ…ッ!敵前逃亡の文字がないのは褒められるが、そんなもんただの意地だ…!せいやぁッ!だーりゃああ!(屍忍者へとブレイクダンスのように激しく乱舞攻撃を繰り出して行く)」

屍忍軍団「ぐぇええ」「がぁああ!?」 」

イナ「テメーらと団結?冗談じゃない、お前たちは仲間だけど…オレは師匠しか信頼できないね。悪く思うなよ暁(肩を竦めて暁に) う、おっ!?クソ、離せウィンガ―――――――がッはァアッッ!!(鎖に縛られた瞬間、李による背後からの襲撃を受けてほぼ水平に吹き飛んでいく)ドッ―ドゴッ―――ド、ドゴッドォォォォオオンッ!!(建物をいくつも貫通し、最後にビルの瓦礫に激突しようやく止まる)ァ…ぐ、そがッ……!ウィンガル!!警戒しろ!!(頭部よ背から流血し、立ち上がる) 」

レオネ「さっすがレインドさんだ…こりゃ援護なんていらないかね……さて、と。頭に血を逆上せた野蛮人共は……おお、逆上せ過ぎて噴火したかァ?(階段から降りて来てウィンガル、イナを見下ろしながらケラケラ笑う)私の獲物共にお灸を据えてやったのか爺さん、親切だね 」

李劉冥(圏境)「呵呵、頑丈な小娘よ。背中ではなく頭蓋をやるべきだったかな?(声のみが響く) 」

悠希「…あっ…(アサルトライフルを見て桜庭の方にスケボーを放ち、持っていたスケボーで急所のみガードする)…あっ……!(アサルトライフルの弾を急所以外まともにくらう) 」

ウィンガル(ブースト)「z아마아네에나!〔訳:ざまあねぇな!〕 ────!오레니사시우토하…z우이부에라쿠나따몬다나!카z아마 이나!〔訳:俺に指図とは…随分偉くなったもんだな!風間 イナ!!〕 (声‐木内秀信) 」

亡犬「(アサルトライフルが被弾したのをいいことに、悠希になだれ込むように群れで噛みつきにかかる) 」

李劉冥(圏境)「(ん?仲間割れか・・?まぁよい・・・・。どちらにしろ、だ) 」

暁「馬鹿――…ッ!この期に及んで何を言っている、何をしている!?俺達がお師匠様にかつて言われたことを忘れたのか――!?(反抗するイナ、仲間を貶め傷つけているウィンガルを見て) いい加減にしてくれ……ッもうこれ以上、これ以上は――…っ(白の組織に戦略されたことを思い出し、レインドを前に立ち竦む) …情けないとは思わないのか…これはあくまでも、“絆”の勝負だというのに……(小声で呟き) 」

レオネ「おいお爺ちゃんよ(囁いて注意を引きハンドサイン『一発程度じゃ死なん連中ばかりだ。うまいこと察してサックリやってくれよ』)カチャ–––ガァンッガァンガァンガァンッ(ハンドガンを隙だらけのウィンガルの致命傷、警戒しているイナの足を狙い射撃) 」

イナ「るっせーな、こっちにゃこっちの事情があんだよ…(目にかかる血糊を拭い取り、地面へ払いレオネに) 不意打ちとはいい度胸してるじゃねぇか、アタマ一撃でヤっておかなかったのは失策だったな。斬るぞテメー(声だけが響く李に) いちいち妙な言葉で喋りやがって…隙見せたらテメーも斬るから覚悟しやがれ(ウィンガルに) 」

悠希「…くうっ…!(力が落ちたまま噛みつきにかかった亡犬をスケボーでなぎ払っていく) 」

エヴァド「――そういえば…外の様子を少し見てみようかな。ここに立てこもったままでも意味がない…私も一人の人間として、行動を起こさねば(そう言い残し、喫茶店を後にする) 」

火咎病「(これ以上は・・・無意味かもしれんな。忠誠はあっても、指揮系統がバラバラだ・・・李もどこにおるかわからんし・・・・。) 」

ウィンガル(ブースト)「카에리우티니시테야루!〔訳:返り討ちにしてやる!〕 (声‐木内秀信) 」

レインド「暁、俺は黒の組織の状態は知らない……ただ、今はお互い、攻めあっている時ではないと思い始めた(立ち竦む暁に詮索もせず、さっぱりと意見を伝える) 悠希、大丈夫だ。犬はそんなにこわくない…(彼女のそばに立ち寄り、襲いかかる犬に手を添えて不思議と押しのけていく)とにかく、伊勢柳の元へと逃げろ… 」

桜庭「ふっ!(投げられたスケボーの下側をナイフで掬い上げるようにはじく)このまま押しきる!(ポーチから手榴弾を取りだし、悠希に幾つも投げつけてアサルトライフルで起爆する) 」


ククッ…(弾かれたスケボーが再び動き、桜庭の背後に向かって飛ぶ)


李劉冥(圏境)「(なに?『今日もかっこいい惚れちゃう』だと?ふふふ、そういわれちゃ・・・しっかりやらんわけにはいかんな!)(ハンドサインを大いに間違えるが気合十分)―――なら、これで終わりだ。(八極拳、ではなく、鳳斬布という特別な赤布に気を巡らせ、槍のようにとがらせる。そして、圏境で見えないままの状態での強烈な刺突三連をイナの頭蓋、鳩尾、心臓部に) 」

エヴァド「まずはあの辺りか…(周囲を見回し、暁達に気づく) …うーむ、どうやら黒の組織の者達は内戦を起こしているみたいだね…これじゃあどうにも……本当に大丈夫かな?(苦笑しながらレインドの元へ歩み寄り) ―――あの、今どんな状況か教えて頂けませんか?(空気を読まず戦いの間に入っていき、レインド達に) 」

悠希「…は、はいっ…!…ありがとうございますっ…!(爆発を屈んで避けつつ伊勢柳の元へ走り出す) 」

火咎病「(退くか・・・儂がまだ逝かぬウチに。だが、暁を一人にするわけにはいかぬ) 」

暁「…お前達、もうやめるんだ。こんな無意味なことはこれ以上すべきじゃない(レインドの言葉を聞き、立ち上がり黒組織一同にそう告げ、刀を鞘に納める) …やめろ、俺に聞くな――…部外者は入ってくるな、引っ込んでいてくれ(いつもの調子でエヴァドの方を向かずにそう冷たく言い放つ) 」

レインド「なんの意味もない大ゲンカの真っ最中だ(エヴァドに視線を送らず)ただもうすぐおわる! 」

ウィンガル(ブースト)「──────ガァッ…! 바카나!아리에나이!〔訳:ばかな!ありえない!〕 グッ、ガハァッ…ヴッ…(突如としたハンドガンよって被弾部位から派手に血を吹き出す)(声‐木内秀信) 」

レオネ「一体行動不能にした!今だ爺さ……––––!?(馬鹿…ッ!)待て!そいつには隙が無……ッ 」

イナ「――――っ…(暁の言葉に思うところがあったのか、一瞬思考を巡らせるもすぐに元の態度に戻る) ッ、ぶなっ!?(今度は近いから斬れねぇ…ッ!!)(脚を銃弾が掠める) おら、さっさと姿を見せ――――― ド 、 ド ッ ド シ ュ ッ (不意の李の三連撃は見事に三点を捉える)――――――――……か、はッ…(前のめりに倒れ伏し、血溜まりを作る) 」

李劉冥(圏境)「・・・・・・・・・うん?(刺さった感触を確かめながら倒れたイナを見下ろし)・・・・片付いたぞ?レオネ。 」

ウィンガル「(体力の低下により、元の状態に戻った)…もはや…ここまで……か。ふ…… 俺が、今まで生きてきたのは……何の、ためだったのだ………解らぬ……(微力ながら意識を保っているようだが) (声‐木内秀信) 」

桜庭「く、遠隔操作・・・!?(再度動いたスケボーを回避しようと跳躍、足に直撃する)っ痛・・・(足を抑える)・・・戦闘中止・・・?(なぜ・・・?いや、そんなことはいい、おとなしく従っておくべきか・・・)(武器を納める) 」

レオネ「………はぁーっ…(胸を撫で下ろし脱力したように壁にもたれかかる)……ジジイお前な…いや結果オーライだ、ご苦労さん 」

エヴァド「――無意味な争い…ね。さっきのアナウンスの内容によると絆がどうのこうのっていうものらしいけど、黒の組織ってそんなにお互いの仲が悪いのか……(暁やイナを見てレインドに) 」

李劉冥(圏境)「呵呵、結果オーライ、それもまたよしだ!お主も随分活躍したのう。遠距離射撃見事であった。 」

火咎病「終わりか・・・それもよかろう・・・・・。こちらは、かなりの負傷者が出たな・・・。 」

暁「―――ッ…――イナ―――ッ……!(イナが酷い傷を負っていることに気づき、彼女に近づき抱きかかえる) ――なんて無力なんだ、俺は……っ…――“お師匠様”だけではなく、同じ組織の仲間でさえも守ってやれなかった――…… それは違う、勝手なイメージを俺達に押し付けるな……っ(悔しそうな表情を浮かべ、エヴァドを睨み) 」

李劉冥(圏境)「(ホントに儂は幸せもんじゃよ。緑からここへきて・・ようやくそれがわかってきた、赤の連中は、みんなまっすぐで・・・清々しい奴等ばかりよ。だからこそだ・・・"お主等は穢れてはならぬ"儂に任せろ・・・儂の手はもう、真っ黒だ・・・。表はお主等で、裏では儂が動く。そしていつの日か・・・我らが王を・・・レインドを・・・"世界の王"にする!・・・・そんな汚れもやってやるさ)(そのまま李はスゥウッと去っていく) 」

ウィンガル「ぐうぁ……頭が……割れる。これも……"宿命"、ということか。俺は…"こんなもの"に殺されるのか。……ざまあ…ないな……(声‐木内秀信) 」

エヴァド「…あ、いや、その。イメージというより状況が物語ってるけど…(苦笑を浮かべ、暁に) 」


―――と、その時。誰もが一度は耳にしたことのあるアナウンス音が入る


エヴァド「…ん、このアナウンスって――――…試合終了の合図かな、前に聴いた感じだとそんなようなものだった気がするのだが……(空を仰ぎ) 」

謎の報道【――我々は今日、諸君らに“絆”とはどのようなものかを問うために、先程の報道を流させて頂いた。――“黒”の者達よ…諸君らにとって師匠がどのようなものかは君達自身が理解しているはずだ…――忠告しておく。これは君達のためにも、我々は…是非ともお互いを認め合い前進して頂きたいのだ―――…。】

謎の報道【――よって、今回の勝者は“赤”の者達に授けることにしよう。だが、決して勘違いしないで欲しいのは――…】(そこで突然、ぷつりと報道は途切れてしまった)

エヴァド「ってあれ、切れちゃった……まぁ、なんとなく言いたいことは察せるよ。それにしても…同じ人間にここまで酷いことさせるだなんて、流石の私も理解に苦しむね――……(そう言うと、踵を返し、歩き去っていく) 」


―――一方その頃、少し離れた裏路地では―――


DAVE「…――何だあれは…私の想像していたシナリオとは異なるではないか……―――ッ(遠くで一同を眺めていた人物。) 」

DAVE「もう放送を流すまでもないな、それに最後まで言わない方が聴いてる方も興味が湧くだろう―――……にしてもあの“レインド”とか言う人間――……フッ…ある意味では、面白くなってきているのかもしれない―――…(不敵な笑みを浮かべ、暗闇の夜道へ歩いて行った) 」


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最終更新:2019年06月26日 19:42