EmPtIeS【――――― 諸君らは、我々の監視の下にあr… ああ、そうか、この台詞はもう必要なかったな。】
ザワザワ… (世界各国で多くの人々が報道を待ち構えていたかのように、広場などの公共の場に集っていた)
灯梨「("最後の報道"…そう言っていったよね…一体どんなことが…)(自国内の公園にて 」
EmPtIeS【今日まで君たちは、我々の監視下で戦いを行ってもらった。我々は、これまで君たちの姿を幾度と監視してきた。その度に君たちの我々に対する不満は膨れ上がり、そんな君たちのためにわざわざ我等の正体に気づいてもらうための鍵(キー)を与えてきたわけだが… そろそろ、この首謀者である私が一体誰なのか、分かってきたのではないだろうか?そして我々が君たちを利用して争いを起こす理由も、我らが望むことも…な。】 」
魔震ロイ「うぃ~… ヒック なにこれ、どういう状況だァ…?(緊迫した状況にもかかわらず酒場で酔い潰れている) 」
EmPtIeS【さァ答え合わせの時間だ。―――――すべての『真実』を解き明かそうじゃないか…!】 」
ヴ ヴ ン…ッ…―――――(世界中各国の上空に巨大モニターが出現した)
×××(EmPtIeS)「……(画面内に先程の声の主と思われる人物が映し出される。黒いローブと白い仮面で全身を覆い隠した謎の人物が――――) 」
シュリト「……。(…さて―――ヤツ等は"最後の報道"と言ったものの……一体何を考えている…?)(自国にて、上空に浮かび上がる巨大モニターを見て) 」
お、おい…!なんか出てきたぞ…! なんだあいつは! きっと報道の主に違いないわ!ぜったいそうよ!(モニターに映る謎の人物を見て各々がざわつき始める)
メグ「カタカタッ カタタタ…ッ…(ツララとサボさん…この報道を見ているのかしら…)(パソコンに上空と同じモニターを映し、独自に録画準備を始めている) 」
06「3152720256(最後に何を告げる)…? 9276(気になる)…(死体の山に座り込み上空のモニターを見上げる) 」
ラティン「……(女王様は未だ『眼』の休息期間にある… ここはこの私がしっかりと情報を得なければ…)(城のテラスからモニターを眺め、画面内に映る人物に目を細める) 」
アグリア「チッ…テメー寝てんじゃねーよこの亀野郎!(ゲシッ!!(魔震ロイを蹴ってく)…グズグズしてっと置いてかれてもあたしゃ知らねーぞ(そう言って酒場を出て行く)(声‐坂本真綾) 」
×××(EmPtIeS)「………パシ…(片手で静かにローブを脱ぎ捨て、もう片方の手で仮面を剥ぎ取った)…………私は…――――― 」
魔震ロイ「ぐひっ?!(蹴られて目が☆になる)っでぇ~~~~ なんだってんだよぉ~おぃ~… 」
キュウカ「………(…っ……『EmPtIeS』…遂に正体を明かす時が来たのね…)(独房の中で静かに報道を耳にしている) 」
***(EmPtIeS)→エヴァド「私は――――――――――― EmPtIeS総帥【EvAd】 ――――――――――――― 」
サボ「――――――!!(あいつぁ…確か……)(首謀者の正体を目の当たりにし表情が一変する) 」
ツララ「そん―――――!!(見覚えのある顔に絶句する) …まさか、あのお方が…(以前であった日のことを思い出し、強張った表情で画面に映るエヴァドを見上げた) 」
プレザ「あら………(
EvAdの姿を見て)……誰だったかしら。(声‐佐藤利奈) 」
エクロシア「……(死神の如き鋭く冷たい赤い双眸で、仮面を剥ぎ取った首謀者の顔を捉える)――――― ニ タ ァ ―――――(この瞬間を待ち望んでいたかのように、不気味に嗤った) 」
主我「―――(神妙な面持ちで、ただそれを見据える) 」
シュリト「…EvAd――――(ついにその顔を見せた首謀者の姿を見て)…ヤツが……EmPtIeSの総帥…! 」
赤国兵士「ん……?(いや、でも待てよ… 確かエヴァドという奴は組織の首謀者に殺されたと報道がなされていたはずでは…?)(疑問の色を浮かべる 」
エヴァド「…この私を見て、多くの者たちが疑問を感じ取ったことだろう。何せ世間ではこの私エヴァドは、"首謀者によって殺害された"との噂が広がっていたようだからな。だがそれは大きな勘違いだ。覚えているかな、第四戦が終了した後に流されたあの報道を――――― 」
(回想)謎の報道【昨日(※第四戦が終了した日を基準にしている)の深夜1時。俺達の仲間の一人がある一人の人間を死に追いやったんだけどよ、 その事件の首謀者は誰なのか ってのを是非とも当てて欲しいんだ。……────────そろそろ少しくらい明かしてやってもいいかと思ってな、ほんっとこんなチャンス滅多にないぜ? つまりその首謀者とやらが俺達のリーダーってわけ。 これ当てられたらお前らの今までの鬱憤を晴らせるかもしんねぇな。感謝しろや】 」
(回想)謎の報道【 ちなみに死亡時刻は正確には1時30分。 詳しい情報は書類が完成出来次第発行するから待っててくれ。あー、でも……一つだけ現時点で明言しても差し支えのない情報があるとすれば─────────…… 被 害 者 は “ エ ヴ ァ ド ” と か い う 奴 ら し い ぜ 。 ……―――――】 」
メグ「………!(まさか…!)(答えに辿り着いたかのように閃いて) 」
エヴァド「そう、報道では…この私は"被害者"であることが明かされた。だがそれは"死亡者"には直結しない。ならあの日、死んだ人間は一体誰だったのでしょう?―――――それは『彼女』だ。 」
エヴァドの発言の後、彼を映すモニター付近に別モニターが展開する。その画面には、多くの戦士たちが接触し、面識のあった少女――――――【 DAVE 】だった―――――
サボ「なるほどな… 確かに、そこを疑うべきところだったな――――ん…(あの女は…これも見覚えがあるな。確か、DAVEっていう名前の…)(より鋭さを増した眼でそれを見つめる) 」
エヴァド「当時、殺人鬼である彼女に襲われた私は、仲間の協力を得て彼女を駆逐し、事故死を装い始末した。いかがかな、我々の手にかかれば真実を闇に葬ることなど造作もない。灼熱祭に現れ出でた、あの殺戮の権化とも呼ぶべき『道化師』も然り… 今までそうして、我々に抵抗する《異端者》たちを抹消してきたのだ。 すべては、我々と《王権者》たちの邪魔をさせないためにね。……さて、一つの謎が明かされたところで、そろそろ我々の目的を話そうではないか。 」
〖ルリ〗&【マリ】:〖ねねね、マリ。〗【うんうん、ルリ。】〖なんだかおもしろくなってきたね。〗【きたね。】〖『にぃ』も何処かで見ているのかな。〗【わかんないねー。】〖あはは。〗【あはは。】
アルヴィン「あいつは………俺達平民のことも………そうやって嘲笑っていたのか。踏み躙りやがって……(声‐杉田智和) 」
エヴァド「私は、世界を一つにするという理想を実現するために、多くの同胞や理解者の協力を得てEmPtIeSを創立した。人々を分断する《王権者》たちを倒すためには、強大な力が必要だったからだ。だが、やがてそれだけでは不十分なことを思い知った。《王権者》たちを操る力を持ってして尚、我々には何が足りなかったか分かるかな? 」
ミナコ「…っ…一体、何の話をしているの……(Phoenixesの牢獄内で報道を聞いている) 」
エヴァド「―――――― それは人々の "心" を操ることさ。」
エヴァド「今世界は…我々EmPtIeSに対する憎悪をきっかけに、真に憎むべき者の存在に気づき始めている。争いの連鎖を引き起こし、世に混沌を齎したのは、他ならぬ、君たち《王権者》であると。 」
青国兵士「あの者め…黙って聞いていればいい加減なことを…!(怒りに身を震わせ 」
エヴァド「《王権者》と彼らのもとに集いし戦士たち諸君、君たちは、互いの"絆"を証明しなければならない。無益な戦争の連鎖の末には虚無的な結果しか残らないことに、そろそろ気づくべきだ。我々が世界に台頭する以前から、君たちはそうやって何度も戦いの日々を送ってきた。そして、我々《支配者》なる存在が現れ、それまでの戦いが我々の意図により起こされるようになってからは…君たちは我々を憎み、蔑むようになった。 」
エヴァド「だがそれでも構わなかった。何故なら、我々のこの活動によって、世界の何処かで戦争勃発の理由や世界の姿を疑い始める者たちが、少なからず現れてくれたからだ。何のために争いが行われるのか、世界はどうあるべきなのか… 名もなき人々が自らの意思で選択し、行動してこそ、世界は一つになるのだ。 」
エンペラー「……(円卓の間の座し、天井を仰ぎながら報道を耳にしている) 」
エヴァド「我々の目的は… 安寧のために戦争を行うなどと言う愚かな《王権者》たちを断罪することで、戦争の根絶を完遂することだ。そして…戦争を恐れる人々に《王権者》たちが齎す戦争を直視させることで、"真に憎むべき敵が一体誰であるのか"、"戦争が起こる理由は何なのか"、"世界とはどうあるべきなのか"…それらの答えを気づかせることにある!」
サボ「……(腕を束ね、流れる真実に耳を傾けている)」
エヴァド「さて…すべてが明らかとなったところで、我々は君たちの解放を宣言しよう。今まで御苦労であった。「君たちに選択の余地はない」と言ったが…今度は、"今まで通り"君たちが選択をする番だ。 」
エヴァド「今回我々の真の目的を知ったことで、君たち《王権者》がこれからの世界をどうしていきたいのかを考え、決めるといい。即ち、己が野望を掲げて他国を攻め落とすも良し、我々と全面戦争を繰り広げるも良し、何ならすべてを制圧してこの世界の支配者を目指しても良いということだ。この数日間で戦争の醜さを知って尚、争いを求めるか、それとも…互いの"絆"を証明し合い、新たな時代を切り開くか、すべては君たち次第なのだ。 」
ヴン…ッ…… ! ! ――――――(EvAdが映るモニターの隣に、何処かの俯瞰図を映した別モニターが現れる)
アオ「―――――――――― …… …… ……。(王室にて、静かに報道を耳にしていた) 」
メグ「("真に憎むべき敵"…"戦争が起こる理由"… 確かに、この世界は何かおかしいとは思っていたけれど…)(表情が曇る) 」
ツララ「…あの道化師の件にも関与していたなんて…(でも、それじゃあ…私が追いかけていたあの道化師は一体…)(頭の中で様々な謎が回り巡る)……!(あれは、なんでしょう…)(現れた俯瞰図を見つめる) 」
プレザ「そう熱くならないのよ……(蒼国兵士を宥めている)(声‐佐藤利奈) 」
青国兵士「し、しかしプレザ様…!……!?(俯瞰図を見て) 」
シュリト「…プレザの言う通りだ…。少し冷静になれ…。…ここで冷静さを欠いてしまえば、それこそヤツ等の思う壺だ……。(青国兵士に) 」
プレザ「そうね……冷静さを欠くのは赤の国だけで十分だわ。(さらっと他国を蔑んでいる)(声‐佐藤利奈) 」
エヴァド「五大国の中央の大地に、我々EmPtIeSの本拠地がある地下帝国《ペクレム》へと繋がる扉(ゲート)がある。だが、ペクレムへの扉の開放には―――― 『オリジンコード』を必要とする。 」
魔震ロイ「んぁ…?『おじさん音頭』…?(酔いが回っているせいか肝心なワードを聞き間違える) 」
なあ、『おりじんこーど』ってなんなんだ…? さあ…?
灯梨「お…お……オリジンコードだって…ッ…!!? ………って、なに?(ぽかーん) 」
真紀「……オリジン、コード……(広場の方で座っている) 」
エヴァド「オリジンコードとは…かつて各国を支配した強大な力を持つ純粋な神族、あるいはその末裔につけられるミドルネームのことだ。それは本来、各国の王権者たちが持つものであった。しかし私は知っている…現在の王権者たちはみな、そのオリジンコードを持っていない。いや、"未だにその名前が覚醒していない"と言えよう。つまり、この世界の何処かに、オリジンコードの覚醒を遂げた者がいなければ、我々と戦うどころか会うことすらできない。 」
エヴァド「だが仮に、仮に我々の元まで…もっと言えば、この私「EvAd」のもとまで辿りつく者が現れたのなら、私はその者に対し『裁判』の権利を約束する。これまで君たちを意図的に動かしてきた我々に判決を下す権利を与えるということだ。その者が我々を、私自身を…どう裁こうと自由だ。……私は知りたいのだ。命令された争いによって、人々の心情がどのように変化を遂げたのかを――――。私を殺して世界を支配するか… 我々と協力し、世界を一つにするために共に歩むか… すべては私の前に辿り着いた者が行う≪最後の審判≫に委ねられる!! 」
エヴァド「さァ――――≪最後の審判≫へのカウントダウンを予告しよう。 」
ピ コ ン ――――――――― (展開されたすべてのモニターが消え、上空に時計のみを映した巨大な画面だけが残された。しかしそれはあまりにも異質なものであり、時計内には0~Ⅷ(8)までの数字しか施されていなかった。 針は、0の部分で静止している)
エヴァド「今宵の0時、全世界に向けて最後の戦いの暁鐘を鳴らす。それと同時にカウントダウンが開始し、全世界を舞台にした"世界大戦"の開幕だ。国同士で争うか、我々と戦うか、各国で手を取り合い我々を全力で潰しにかかるか、或いは…すべての国々が戦いを放棄し、我々と共に一つになるのか…それは君たち《王権者》が『判決』を下すのだ。 」
エヴァド「ただし、猶予は『8日間』だ。もしも『8日』以内にこの私エヴァドのもとに誰も現れなかったなら、我々EmPtIeSは執行機関《暁鐘Ⅹ字師団》(ヴァルネン✛クロイツ)を世界に繰り出し―――" 全 軍 事 力 を 以 て 世 界 を 強 制 的 に リ セ ッ ト す る "。もちろん我々はこんな手荒な真似はしたくない…だが、期限すら守れない連中に、私はこの世界の未来を任せるわけにはいかないのだ。…だけど言いかえれば、いよいよ君たちはこの世界そのものを見過ごすわけにはいかなくなるわけだ。つまり、すべての者たちが"世界の為に何かしらの行動を取らなければならなくなり、実際に取る"ことになるのだ! 」
エヴァド「―――"我々は願っている、諸君らが無事に『裁判』を迎え、この世界を統一していけることを" ―――(以前報道されたものと同じ言葉を告げたあと、彼の声は途絶え―――それは報道の終了を意味していた) 」
ツララ「……(報道が終えた後ぺたんと壁に背凭れ、青ざめた表情を手で覆い隠す)…世界大戦…っ……(これから起こり得るであろう最悪の事態に恐怖を覚えたかのように身を震わせる) 」
サボ「いずれ世界的規模の大戦争が起こるってのは、予想はしていたがな… とにかく、ツララ。お前は一度国へ帰るんだ。 」
プレザ「………ところで、王の護りはどうなっているのかしら。(声‐佐藤利奈) 」
アオ「………………。(王室の中で独り報道を聞き終え、目を閉じる。じわりと脂汗が額から頬を伝って落ちていく) …………各国家の国王を集めて、会談をするべきだ。(目を開き、切羽詰まったような表情で)……できることなら、今すぐに…だがそれが叶うかと言えば―――確率は限りなく0に近い…くそ、どうすればいい……何が最善なんだ…ッ(俯いて手で顔を覆い、そのまま髪を掻き上げる) 」
ツララ「えっ…ですが、私はまだ…(驚いたように顔を上げてサボと見つめ合う) 」
エンペラー「……(事を荒立てることはなかろう。今はまだ女王の『眼』の休息期間内だ。それに…我らが女王は『鍵』を持っているのだからな…――――) 」
サボ「ああ、まあ…確かに修行の真っ最中だったし、実際お前の『その力』の覚醒が完全に遂げたわけじゃないのは分かってる。けどな、今はもうそんな悠長なことをしている場合じゃなくなったわけだ。なあに、力ってのはここぞという時にちゃんと目覚めてくれるものさ。そんな顔するなって。(にししと笑って)それに、お前は大分強くなったしな。…ほら、もう行け。今ならまだ間に合う。 」
06「315(最後)…100040(戦争)… 22……2222…… 181564(いっぱい殺す)…♪♪(狂気色に染めた表情で高らかに嗤いあげる)) 」
AS「王よ―――焦りは全ての敵だ、・・・俺は例えどんな結果になとうろ、王を守ってみせよう。(アオの傍らに立ち、落ち着かせようと声をかける) 」
ツララ「サボさん……(不安の色を募らせながら、サボに何か言いかけようとしたが…これまでの戦いを一瞬に思い巡らせ、その不安をぐっと飲み込んだ)……わかりました。サボさん、私の為に…本当にありがとうございました…!(サボに深くお辞儀した後、四刀を腰元に挿す)……どうか、ご無事で…っ……(別れを告げ、颯爽とその場から走り去った) 」
ナナ「スゥ―――――――スゥ―――――――(眠り姫は未だ深い夢の中にいる) 」
〖ルリ〗&【マリ】:〖じゃっ、ルリたちもいこっか♪〗【そだねー♪】『――――― タ ン ッ 』(夜空の闇へと跳び込んだ) 」
サボ「ああ…(風の様に去り行くツララの背を微笑みながら見送る)………フゥー… ……さてと、俺には俺の戦いがある。(ぴらっとメモ用紙を取り出す)……この事態に『アイツ』は…必ずやってくる… 絶対に思い通りにはさせないさ―――――― 」
プレザ「コツ、コツ、コツ、コツ、コツ……(静かに王室へ入ってくる)うふふ………心配しないで……王は……貴方は、いつも通りの貴方でいいのだから。いつも通りの………愛されるがままの、王になって……(アオに)(声‐佐藤利奈) 」
ヒロ「……(自室で外を眺めている)………なんか報道があったらしいが……なんだろうな……」
シュリト「……(報道を聞き終えた後、同じく王室に入って)……我等の意思は何時でも王と共にある……。―――王が選んだ道ならば、どの様な決断であろうと…何処までも付いていこう……。(アオに) 」
真紀「(報道後、王室へ)……私も…王を必ず…命にかえても守ります(アオに) 」
メグ「カタカタッ…カタ…カタカタ……(不味いことになったね… この国がどう動くのかも気になるところだけど… とにかく、今は自分でできることをやるしかない…!)(胸の内で意を決心し、ノートパソコンを畳んである方へと駆け出していった) 」
魔震ロイ「は…?ゑ…?戦争だ…?しかも………世界大戦だとおおおおぉぉぉぉおお~~~!?!?!?(酔いが覚めて今更仰天して腰を抜かした) 」
サイラス「んまーお集まりの皆さん。今後各国の動きが予想できない、未曾有の事態に直面している訳ですがね(パンッと両手を鳴らし拠点の酒場でイヴリーズの構成員達の視線を集めにこやかに)既にウチらは頭を失った死に体の国家。どうせいつ死ぬかもわからん世の中だ、だったらいっそのこと後8日で『人類オシマイ★』と腹を括っちゃって悔いの残らないよう、女を抱くなり殺すなり、『好きに暴れましょうかね』 」
ヒロ「……まぁ、俺には関係ない。……どうせ、俺はここで死を待つ意外何もない……なぁ?カズミ(壁に向けて語りかけるように) 」
アオ「……………(AS、そしてプレザ、シュリトや真紀の面々を見渡す) ………すまない、みんな。 ―――――この『運命の8日間』、我々が信じたものを見失わないようにしてくれ――――(顔を上げて言い放ち、フェードアウト) 」
ノウェム「(一方機関本部にて)――――正気かしら… 大々的に宣戦布告なんかしたら、事態は大きく揺らぐ一方よ。(腕を束ね、あくまで冷静を保った表情で) 」
ティモネ「それに『ファティマ』の命令とはいえ、世界の殲滅なんていくらなんでも可笑しいですよ…!今すぐ本部に掛け合うべきです…! 」
ユータン「『ファティマ』の命令は絶対よ。時が来れば私たちは戦場に繰り出され、各国を抹消しなければならない。…罪の有無を問わずね。 」
シノン「ユータン…そんなのダメ…… やっぱり『ファティマ』はおかしいと、思う… モネの言うとおり……話し合うべき…―――― 」
ネティス「(首を振ってシノンを否定する)…ゆ~たんに賛成… ……愚かな人間は…滅ぶべき…… 」
ティモネ「……(収集のつかない状況に、「どうしましょう?」と困惑の色を浮かべてノウェムに訴える) 」
ノウェム「……(ティモネに対し首を左右に振る)……運命に抗う困難があるのなら… その運命が変わる瞬間を待ち望む… 私は……『人々』に賭けてみる……―――――― 」
―――――― カ コ ン ッ ――――――(午前0時―――時計の指針が「0」から「Ⅰ」へと動き出した)
エヴァド「―――――― 開 戦 の 幕 開 け だ ―――――― 」
最終更新:2019年06月26日 20:10