~新世界・とある広大な戦場~
東から太陽が、西から月が登り―――――――現れたのは“皆既日食”
ワドルディ(東軍)「いよいよ…この時がやって参りましたね…。我ら一同、全力を尽くす所存にございます。ハルシオン様! ハルシオン様、俺たちも頑張ります!!
ハルシオン「皆…その前に聞いてくれるか?
ワドルディ「はっ、なんなりと!
ハルシオン「もし、僕のやり方に不満を持つ者がいたら…西軍に行きたいという者がいたら…遠慮なくそうしてくれ。
ワドルディ「は、ハルシオン様!何を…!?
ハルシオン「そして、どうか……イベール力になってほしい。これは、僕からの頼みだ。
ワドルディ「お待ちください、ハルシオン様!そのようなことを言う者は、ただの一人もおりませんよ!! ハルシオン様は、俺たち一人一人との絆を大切にしてくださいました…!俺たち、覚悟はできてます!!
ハルシオン「そうか……ボクはこの世の果報者だな。……皆、ありがとう…!
ワドルディ「はっ!!!
ダークノア「イベール、西軍はもしや…不利やもしれぬ。
イベール「黙れ、ダーク!!何を言い出す!?
ダークノア「オリカビ軍団やメタナイツ共が…東軍と同盟を組んだ。やれ天下二分の直前にハルシオンめ…野暮な真似をしてくれる。
イベール「構うものか…ハルシオンが誰と手を組もうと、その末路に変わりはない!!
ダークノア「侮ってはならぬ、他の軍さえ押さえてけば、ハルシオンは背を気にすることなく主に攻め込む。
イベール「私を完膚なきまでに叩くつもりか…!いいだろう……この世で知られる最も無残な方法で、貴様を葬ってやる…っ!!!
~西軍陣~
シャドーカービィ「お前たちの思惑には興味はない。とにかく、俺は行く。俺が望むのは…鏡の国の平和、それだけだ。
オーリン「も、もう始まるのか…っ!?こうなったら……我武者羅に押し切ってやる!そしてパフェも名誉も美味しいところをいただいて、西軍から逃げ出してやる!(← (イベールたちから離れたところで)
モララー「ついに来たな……悪く思うなよ、ハルシオン。(マフラーが風に靡き、遠い東軍の陣を見据える)
ラズロール「うふふ…♪大輪の花、ここで咲かせてみせるわ。ケサラセラ~♪シルヴィ様、見ていてくださいませ。
双獄「いざ行かん、決戦の地へと…。(刀を天に掲げ、馬に乗り込む)
~東軍陣~
カーポ「いよいよか……ハルシオン。(糸取(拳銃)を見つめながら呟く)
ガメレオアーム「思えば…シルヴィ君が倒れてからもずっと戦続きの日々だったなぁ…。これで終わるとなると、正直者寂しい気もするが…。
アドレーヌ「もう……戦いなんて生ませたくない。これで終わりにするの…カー君の為にも…!
アカビィ「カービィ、見てろよ。お前の影じゃない俺が、世界を変えてみせる…っ!(「ファイター」の鉢巻きをきつく締める)
キービィ「アカビィ………私も、そのつもりよ。(槍を構える)
ガヘリス「…虹赤丸よ、主の働きを無駄にはせん。拙者は、主の為に…この戦場で最期を迎える覚悟で参る所存でござる。
イベール「ついにこの時が来た…っ!シルヴィ様、どうか私に…あらゆる許可を…っ!!そして全ての終盤の後、どうか…どうか、許しを請う許可を…っ!(刀を握りしめ、出陣する)
ハルシオン「絆の力で世を平和に導く為に……。イベール…お前だけには、決して負けられないんだ!!(拳を握りしめ、こちらも出陣する) 」
光と闇の最終決着戦 タイムリミットまで…後――――――――――――1時間と半。
わああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁああああーーー!!!!!!!(広大な戦場にて、つわものどもが刃を交じり合っている)
ワドルドゥ隊長(西軍)「針毒、ポイズンダストを呪動せよっ!!
ワドルディ(西軍)「はっ…!!
ズドンズドンッ!!!ガキンッ、ガキンッ!!(巨大大砲から怪しく大きな針が放たれ、戦場に打ち込まれる)プシュァァァアアアアア………ッ!!!(大きな針から、毒薬の霧を噴霧する)
ワドルディ(東軍)「うぅ…っ!!苦しいよぉ…っ!
ダークノア「ヒヒヒッ…!!主に不幸の針を打ち込んでやろう…。
ワドルディ(東軍)「このままでは…息ができません…!
ワドルディ(西軍)「東軍の連中に……シルヴィ様の意思を見せてやる!!
ワドルドゥ隊長(東軍)「怯むなぁ!こちらも最終兵器で立ち向かうぞ!!東軍最終兵器始動、東照天砲!!!撃てぇぇええーーー!!!
ズドォォオオオンッ!!!ズドォォオオオンッ!!!(巨大大砲から一気に発射される)
ワドルディ(西軍)「のわあああぁぁあああ~~!!!!(大砲を喰らって大きく吹き飛ぶ)
ダークノア「ヒヒヒッ…!主は我から何を盗む?盗賊のネズミや。(天を舞い、無数の手袋をドロッチェに向けて飛ばしていく)
ドロッチェ「お前から盗めるものなんてねえ。何故なら、お前の持っている物は邪悪そのものだからな。フンッ!!!(こちらも天を舞いながら杖から冷凍光線を放ち、手袋を撃ち落としていく)
スピン「団長が頑張ってる、俺達も良いところ見せないとな!(西軍ワドに手裏剣を投げつける)
ストロン「オイ。ドシィーンッ(西軍ワド達にヒップドロップを浴びせる)
ドク「(小型UFOに搭乗している)戦はあまり好きではないんじゃがなぁ…。ああ、こんなことならヤドガインやメカクラッコを引き連れてくるんだったわい。(UFOからビームを放っていく)
ワドルディ(西軍)「のわああああぁぁぁぁああああ~~~~!!!!(吹き飛んだり、地面に埋もれたり、感電したりする)
キービィ「目を覚ましなさい、シャドー!どうして…どうしてあのときだってシルヴィに加担したの!?可笑しいじゃん!(「エンジェル」の矢を放った後、槍を構えて駆けだす)
シャドーカービィ「鏡の国での戦いではお前たちを助けた、だが…今の俺には、俺なりの理由がある。貴様等を討つ…!(剣を振り上げて弾き返す)
アドレーヌ「えいっ!!(キャンパスにミサイルの絵を描き、実体化させてシャドーに放つ)
ヤミカゲ「ジャキンッ!…ドッカアアアアァァアアアーーンッ!!!(突然と闇から現れ、忍者刀でミサイルを一刀両断)背後は狙わせん。(シャドーと背を合わせ、アドレーヌに刀を突き付ける)
シャドーカービィ「貴様は……フン、あの男の元にいた忍びか。足手まといになるなよ?(剣を振り回しながらキービィに駆けだす)
キービィ「くっ…アド、気を抜いちゃだめだよ!(槍を振り回しながら駆けだす)
ヤミカゲ「招致した。(刀を平行に構えて駆けだす)
アドレーヌ「うん!キービィ、勝って…みんなで一緒に帰ろうね!!(筆と小さなキャンパスを手に取り、駆けだす)
アカビィ「がぁッ…!!(吹っ飛んで壁に激突する)分が悪かったなあ…まさか、英雄が西軍に加担していたなんて。
モララー「誰だろうと構わねえだろ、ここは戦場だ。戦士なら誰がいても可笑しくない。
アカビィ「そう…だな…っ!(立ち上がり、ファイティングポーズをとる)だったら、本気でお前を殺らせてもらう。俺は…絶対に負けるわけにはいかねえんだよ。あいつ(カービィ)の為にもなぁ…!!
モララー「そうしろ、俺も戦士として…容赦などしねえ。ドウンッ!!(TURBO化発動)来い…。
アカビィ「くっ……うおおおぉぉぉっ!!!(殴りかかる)
ガヘリス「ガキンッ、キンッ、カキンッ!!(激しい剣劇の中、しばらくして離れる)お主の太刀…なかなかだな。(黒龍刀をつき付け)
オーリン「こちとら命かかってるんでねぇ…!悪いが忍さん、いっそ俺に倒されてくれや。(木刀を一振りする)
カーポ「ズダンッ、ズダンッ、ズダンッ!!!ドドドキュンッ!!!!(糸取(拳銃)から自由自在に軌道を変化する銃弾を放っていく)
ラズロール「ケ・セ・ラ・セ (目に留まらぬ速さで銃弾を回避していく) ・ラ♪(カーポの頭上に現れ、下へ向けてサクランボ型の爆弾を投下する)
カーポ「くっ…!(バックステップで回避し、発砲し続ける)
ラズロール「どこまで耐えられるかしら?クスクスクス…♪(神速の速さで追跡し、爆弾を投げ飛ばしたり投下したりする)
カーポ「この魂の灯が消えるまで…私は戦う。鳴り響け、我が弾よ!!ズダンズダンッ!!!(発砲で対抗する)
ドロッチェ「ぐっ……ここまでか…。(吐血)(胸を抑えつけ)
ダークノア「主は勝ちを欲したが、ああ…残念。我が勝ちを取ってしまった。このままではさぞ辛かろう、すぐに楽にしてやる。我はなんて優しい者であろうか。ジャキンッ!(手袋の先端が鋭くなる)ヒヒヒッ!(とどめを刺そうとする)
ハルシオン「そうはさせないぞ、ダークノア!(その瞬間に殴りかかる)ドロッチェとの絆…ここで絶たせやしない。
ダークノア「ぬぐっ…!?いよに出たな、ハルシオン…!
ドロッチェ「ハ…ルシ、オンっ…!
ハルシオン「人の枠を越える気なら…僕が止めてみせる…ッ!(右の拳を後ろへ引く)
ダークノア「許せ、イベール。こ奴は…我が討つ。ブワッ!!(ハルシオンに襲い掛かる)
ハルシオン「うおおぉぉぉおお!!!(フレイムパラディオンを発動し、体全体を炎が包み込む)ダーク、ごめん。僕は…ここで勝たないと、いけないんだぁあっ!!!(灼熱の拳での乱撃で巻き上げ、フィニッシュの突きの爆炎で吹き飛ばす)
ダークノア「何を――――ッ!!?(爆炎に飲み込まれ、宙へと舞う)……我は…死ぬ、のか…?残して……逝くのか……(落下した時には、既に息絶えていた)
ハルシオン「(ダーク……。)(目を瞑ってその場を後にし、イベールの行方を追っている)
カーポ「……!ハルシオンっ!(ラズロールの攻撃を防ぎながら)
ハルシオン「カーポかっ!今助太刀を…!
カーポ「馬鹿、私の事は放っておくんだ。 この先に、こことは大きく違った真の戦場が在る。西軍総大将は、そこでお前を待っている。行けっ、東照!!
ハルシオン「真のお台場か……あ、あぁ…分かった。(急いで駆け出す)
カーポ「健闘を祈る……。(見送る)くっ…汝のその足…少々厄介だな。(汗)
ラズロール「うふふ…♪シルヴィ様も驚きの速さを持つのよ?クスクスス…♪さ、早く決着をつましょう。
ワドルディ(東軍)「うわあぁんっ!一緒に…一緒に国に帰るはずじゃなかったのかよ!?うわああぁぁーッ!!!(友人と思われるわ倒れたワド兵を摩りながら)
ガメレオアーム「むぅ…!兵が多いね、西軍は。姿を消すので精いっぱいだよ…!(汗)
ハルシオン「ハッ、ハッ、ハッ…!(広大な戦場から少し離れたところまでは知っていく)ここまでくれば、誰も追ってこないだろう。……これか、カーポの言っていた…イベールの待っている戦場は。(目の前にそびえ立つ巨大な高台を、壁を蹴りながら駆け上がっていく)
ハルシオンが駆け上がった高台の頂点は、大地が盛り上がっていて神々しい光が煌めいる。そして彼のたつ高台には太陽を思わせるような大きな刻印がある 」
ハルシオン「陽か…。まさに、僕に打って付の場だな。それより、イベールは……(高台から見渡す)
ハルシオンのたつ高台の向かい側に、もう一つの高台がそびえ立っていた。神秘的な闇が輝く高台で靄が立ち込めており、月を思わせるような大きな刻印がある
イベール「(ハルシオンの向かい側にある闇の高台の頂点に居座っていた)ハルシオン……ッ!!(彼を確認するや否や、高台から飛び降りる)
ハルシオン「(うわぁ…僕の処とは全然違う。)イベール……。(こちらも飛び降りる)
そしてその二つ高台の境目に、朱色の浅い円状の湖がある。ここが…最終決戦のステージとなる
ハルシオン「バシャンッ(湖に足がつき、水飛沫がスローモーションのようにゆっくりと飛び散る)……。
イベール「ジャキンッ(視界を遮る飛び散った朱色の水飛沫を、瞬時に切り裂く)……。
イベール「どんな綺麗事を嘘吹いても…私は、この目で見ている。ハルシオン、貴様の罪を…っ!!
ハルシオン「イベール…。
イベール「さあ、シルヴィ様に頭を垂れよ。そして…首を刎ねられろ。
ハルシオン「僕に、そのつもりはない。
イベール「貴様は昔からそういう奴だった…!己の野望を、夢という言葉で飾り立て、シルヴィ様の時代を汚したのだ…っ!!
ハルシオン「それが僕の決意だ。イベール、お前にもシルヴィにも…世界は譲らない!!
イベール「貴様はそれで満足だろうなぁ!だが、私は貴様に全ての絆を奪われた…!どうやって生きたらいい…?どうしたらよかったんだぁッ!?
屈するものか……貴様にだけは、決して…!たった一人になろうとも…死に逝くその寸前まで、貴様を許さない…っ!!!!
ハルシオン「ならばイベール、力の限り僕に立ち向かえ!負けるものか、何があっても譲らない。平和な世はこの僕が創る…!その力の源こそが、夢の絆だあぁっ!!(殴りかかる)
イベール「うああぁぁぁっ!!!!(斬りかかる)
ドグゥンッッッ!!!!!!!!!(二人の攻撃が相打ちとなり、ステージ全体に朱色の波が弾け飛んでいく)
イベール「さあ、笑えぇッ!!孤独な私をあざ笑えッ!!(瞬速の居合いによって斬撃を放つ)
ハルシオン「僕は誰も笑わない!絶対に!!(斬撃を手甲で防ぎ、接近する)
イベール「宣言しろっ!掲げた絆は嘘八百と!そしてシルヴィ様に詫びを入れろッ!!(接近してきたその寸前で姿が一瞬にして消え、背後から薙ぎ払う)
ハルシオン「それだけはならない!僕は決して…絆を捨てない…!(跳躍して薙ぎ払いを回避し、地面に拳を撃ち衝撃波を発生させる)
イベール「ギィッ…!!(衝撃波を喰らい、軽く吹き飛ぶ)
ハルシオン「小さな絆が、やがては大きな花となる。騙すとか、利用するとか、それじゃあ駄目なんだ!一体どうしたらお前にもわかるんだ!?絆という力の強さを…!
イベール「私が貴様に何をした…っ!?私の絆を奪い、一方では絆を説く!答えろハルシオン、この矛盾の行方を…!!(刀を地面に突き立てた後、直線上に斬撃を発生させる)
ハルシオン「うぐッ…!?(直に斬撃を喰らう)それは………言い訳をしようなどとは思っていない。憎むなら、いくらでも憎め。それで、お前の気が晴れるならば…。(広範囲に及ぶ乱舞攻撃を繰り出す)
イベール「ガキィンッ、キンッ、カキンッ!!!(それに応えて連続斬りを繰り出す。剣劇状態が発生し、再び互いの技が互角となる)二度と「絆」と口に出すなッ!!!その豪欲が、傲慢が、貴様の死因だっ!!!
ハルシオン「僕は死なない!僕を信じてくれたすべての人たちのために…!
イベール「偽善の色に善がり狂うなッ!貴様のそれが、この世で一番腹立たしい…っ!!!!!!(高速移動しながら辺り一面を容赦なく掃滅する。太刀筋の目視すら不可能、最後に飛び上がってから斬撃を見舞う)
ハルシオン「一番だと?イベール、お前も変わったな!うっ…ぐ…!!(攻撃を直に喰らって宙を舞った後、イベールに拳を向ける)はああぁぁっ!!(拳での乱撃で巻き上げ、フィニッシュの突きでまとめて吹き飛ばす)
イベール「ぐあぁ…ッ!?(刀で防ごうと試みるが、吹き飛ぶ)
ハルシオン「腹を割って向き合おう!絆を告げるものとして、この絆に挑む!!
イベール「腹を破って食い破る!大罪よ!循環して息の根を止めろッ!!(紅の邪気を纏うと同時に瞬時に姿が消える)消滅しろハルシオン…ハルシオンーーっ!!!!!(圧倒的な速さで思いっきり斬りかかる)
ハルシオン「(即座にFP化を発動し、体全体に炎を纏う)お別れだイベール…イベールーーっ!!!!!(灼熱の炎を纏った拳で思いっきり殴りかかる)
ドッカアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアアアアアアァァァァァァアアアアアアーーーーーーーーーンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!(互いの強烈な攻撃が相打ちとなり、二つの高台を消し飛ばしてしまう) 」
イベール「ぐあぁぁああぁぁああ…っ!!!(大きく宙へと舞う)シルヴィ様……まだ許可を…得ていない、のに………バシャァッ(落下した時には息絶え、近くに刀が突き刺さる)
ハルシオン「……。(ぼろぼろの体を引きずり、倒れ込んだイベールに近寄り、彼の表情を見つめる)
ワドルディ(東軍)「ハルシオン様ぁーー!!(駆け寄ってくる)ハルシオン様…?
ハルシオン「悪いが……一人にしてくれないか…?(振り向かず)
ワドルディ(東軍)「しかし……!
ハルシオン「頼む…。
ワドルディ(東軍)「……はっ…。(引き下がる)
ハルシオン「……。(イベールをしばらく見つめた後、彼の傍に座り込み、虚ろな目でまた顔を見つめている)
(ハルシオンの回想)イベール「私はシルヴィ様の為に生きている。貴様もシルヴィ軍の一員だ。そう生きろ。
ハルシオン「何言ってるんだよ~、イベール。お前はお前の為に生きろよ。
イベール「貴様なら私の心を分かってくれると思ったのに…。もういい、貴様など知るか。
ハルシオン「それくらいで怒るなよ~、イベール。(苦笑い)
イベール「ならば貴様が謝れ。頭を垂れろ。
ハルシオン「イベール、そんな言い方をしては嫌われるだけだ。
イベール「では心にもない言葉を吐けばいいのか?貴様はそうやって生きるのか…?
ハルシオン「……。(彼の表情を見つめていく内に、次第に頭が下がっていく)
ハルシオン「イベール、危ない…っ!!
イベール「何故助けた!?助けろなどと言っていないっ!!
イベール「消えろ…っ!どこかでのたれ死ね!!
ハルシオン「そんなことを平気な顔で言わないでよぉ~。(苦笑い)
ハルシオン「ギュウ…(拳を強く握りしめ、両腕で顔を覆う)くぅ……あぅ…っ。あぐぅ……うぅ…っ…!……。(溢れる物を堪え切れず流し出す)
タイム・ギバー「こうして、長きに渡った光と闇の戦いは…光の勝利で幕を閉じましたとさ。戦争の後に残ったのは…やはり楽園ではなかった。本当に何も残らないという形で終わったね。嗚呼……
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