第五星歴:エオルゼアの歴史【大魔法時代(シャドウ・オブ・マハ関連)】

  • 第五星暦から第六霊災にかけては、魔法都市「マハ」を中心として物語が進んでいく傾向が強いです。その物語の多くは、クロニクル(年代記)クエスト「シャドウ・オブ・マハ」で、語られています。ここでは、大魔導士「クェーサル」の行動に注目し、魔法都市「マハ」の歩んだ道について語っていきたいと思います。

  • 直接ではないですが、「マハ」→「ウルダハ」、「アムダプール」→「グリダニア」、「ニーム」→「リムサ・ロミンサ」と関連しています。


【魔法都市の成立】

  • 三千年前ごろ、エオルゼア十二神のいずれか一柱の神を「守護神」として特に信仰するという文化が広まりを見せました。それぞれ異なる守護神を掲げた都市国家が、まったく異なる文化と魔法体系を競い合うように発展させていったのです。そして、300年も過ぎるころになると、最大で12の都市国家が成立しました。黒衣森に現存する「十二神大聖堂」もそのころに建てられた建造物です。

  • 第五星暦800年頃、ヤフェームの地に築かれた「マハ」で、「シャトト」という名の女魔導士が、生涯を通じて「究極の破壊力」を求めた結果、「黒魔法」という独自の魔法体系が成立し、「マハ」の軍事力が、飛躍的に高まりました。

  • 一方、アルデナード小大陸中央部の平野(現在、黒衣森南部森林)を支配していたアムダプールが発展した要因となったのは、デモンズウォールや、ウィングドライオンなどの、石造りの像に魔法をかけて操る妖術でした。


  • 第五星暦800年から900年にかけて、魔法都市「マハ」は、黒魔法を用いて周辺国を制圧しました。これに対抗するため、アムダプールの魔導士は、浄化と癒しの力である「白魔法」を編み出しました。かくして、均衡が保たれ、第五星暦1000年代初頭、エオルゼアにひとときの平和が訪れたのです。

  • 第五星暦に入り1000年も過ぎるころには、魔法都市「マハ」、古都「アムダプール」、バイルブランド島を治めていた海洋都市「ニーム」を含め、都市国家の数は全6都市に減じていました。

【魔大戦の勃発】

  • 第五星暦末期、「マハ」では、異界「ヴォイド」の存在である「妖異」を召喚し、使い魔として使役する手法が確立されました。その特徴は、妖異を手懐けるために、契約時に「」と呼ばれる魔器をつくり、一種の安全装置としていたことでした。

  • 第五星暦1200年代半ばになって、エオルゼア全土を巻き込む戦乱が起こりました。人々は、この大いなる魔法を用いた大戦争を「魔大戦」と呼びました。

  • 「魔大戦」は、300年にわたり続きました。その末期に、小国「ニーム」に、魔法都市「マハ」の奸計により、病を振り撒く妖異「ビトソ」(学者ジョブクエストLv60のボス)が持ち込まれました。

  • この病に冒されると、醜い魔物のような姿に変貌してしまいました。感染の流行を抑えようと、感染者(トンべり病患者)たちを神殿「ワンダラーパレス」に隔離しました。しかし、根本原因の妖異に気付かなかったため、感染は拡大し、ニームは衰退の道を歩むことになったのです。


【アムダプール攻防戦】

  • 第五星暦1510年ごろのことです。マハ随一の大魔導士「クェーサル」は、早期終戦を狙い抑止力として、上級妖異である「ディアボロス」を召喚しました。しかし、マハは、ディアボロスをアムダプールに投入することを決定しました。侵略戦争に反対の立場だった「クェーサル」は、それに抗議しましたが、幽閉されてしまいました。それに対し、アムダプールの白魔導士たちは、石造りの守護像「クリプ」たちを目覚めさせて対抗し、ディアボロスを市街地中心部に封印し、マハの軍勢を押し返しました。かくして、アムダプールの攻防戦は、守勢の勝利に終わったのです。


  • 300年に渡って続いた「魔大戦」によって、エオルゼア各地にて、環境エーテルを消費する大魔法が乱用された結果、属性バランスが崩壊しました。アムダプール攻防戦が引き金となり天変地異が始まったのです。各国が、未曽有の規模の「大洪水」を察知しました。


第六霊災:水の災厄

【雲海を彷徨うヴォイドアーク】

  • 「大洪水」から逃れるため、魔法都市「マハ」では、大妖異「スカアハ」を中核とした千の妖異を「棺桶」状の魔器に封じ、魔力を搾り取り、巨大な箱舟「アーク」を浮かせようとする計画が進みました。目的は、民間人と家事道具、家畜や作物を積み込み、雲海に浮かぶ浮島へと避難させるというものでした。幽閉されていた「クェーサル」には、恩赦が与えられ、「アーク」の制御が任されました。

  • マハの大魔導士「クェーサル」は、無謀な計画であることを知りながら、民の命を救うためアークの運行制御を行いました。しかし、「アーク」の試験航海中に、大妖異「スカアハ」が暴走しました。クェーサルと53名の魔導士たちは、応戦し、スカアハをはじめとする妖異たちを封じることに成功しましたが、全員が命を落としたのです。そして、「アーク」は、雲海を彷徨う幽霊船「ヴォイドアーク」と化しました。

  • この時、クェーサルの使い魔、「ケット・シー」が取り残され、その後、千五百年の間、妖異たちの封印の番人となったのです。

【水の災厄 その後】

  • ほどなくして、エオルゼア各地で、大津波が海岸線の街を襲い、河川が氾濫して沃土を押し流しました。マハの都市は、大津波に飲み込まれ、「アーク」の帰還を待ちわびていた大勢の住民の命が失われました。「ニーム」では、「メールシュトローム作戦」を発動し、大津波を対消滅させることに成功したものの、余波を受けてた沿岸の都市は壊滅し、奇妙な岩礁地帯を残しました。「アムダプール」では、都市部は崩壊、やがて植物に覆われ森に沈みました。こうして魔法文明によって栄えた諸都市は滅び去ったのです。
最終更新:2022年03月11日 13:00