桜場コハル作品エロパロスレ・新保管庫

チアキ編1

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【チアキ編】
(藤岡サイド)


さて、一気に場面は飛んで、俺は今南家の居間にいる。
ある日、ちょうどいい時に南が夕食に誘ってくれたのだ。
この出来すぎた成り行きには何かしらの因縁を感じるくらいだ。
が、肝心の南の姿は見えない。
「あのバカ、自分で藤岡のことを呼んでおいて忘れてるとは何事だ」
チアキちゃんが不機嫌そうに眉をしかめている。心なしか、頭頂部の特徴的な毛が揺れているように見える。
「南、まだ帰ってこないんだって?」
「ああ。何でも友達の家で宿題を見せてもらうとか……普段の勉学に対する怠惰さが招いた結果だね。嘆かわしいよ」
「ははは、チアキちゃんは厳しいなー」
「ハルカ姉様も学校の用事で今日は遅くなるって言ってたし……」
「え、そうなの? ハルカさんがいないのに夕食にお邪魔しちゃってよかったのかな?」
これも好都合だ。我ながら出来すぎた状況に恐ろしくすらなる。
「あー、その点は心配するな。元々今日は昨日カナのバカが調子に乗って作りすぎたカレーを食べてもらおうと思ってたんだ」
まるで残飯処理班だな、俺。でも悪い気はしない。
そういう時に最初に頼りにされる男であるということでもあるからかな。
「じゃあ、とりあえず二人が帰ってくるまで待とうか」
「そうだな、仕方ない」
チアキちゃんは大きく溜息をついて同意した。さて、ここからが問題だ。
二人が帰ってくるまでに、どうにかして……。


その後、チアキちゃんは俺にもたれかかるようにいつもの特等席に座り、二人で他愛のない話をしていた。
そして、ふと話題が学校の話に及んだ。俺はこの話題をきっかけとすることにした。
「全く内田もマコトも本当に手のつけられないバカだよ――。家にもバカ、学校にもバカ、私は困らされてばっかりだ」
「ははは。でもチアキちゃん、何だかんだで学校、楽しそうじゃない?」
「ん、まあ退屈ではないのかも……」
「そうだ。学校の話で思ったんだけどさ――チアキちゃんはクラスで気になる男の子とかいないの?」
突然の問いかけに、チアキちゃんは目を丸くして俺を見上げた。
「なななな、何言ってんだ!?」
「いや、最近の小学生、特に女の子は進んでるって言うしさ。もしかしたらチアキちゃんにもクラスで好きな男の子とか……」
「そんなのいないぞ!? 断じていない!!」
慌てて力いっぱいに否定するチアキちゃん。
勢い余ってか、ふじおかをワタが飛び出そうなほど握りしめている。
そしてこの答えもある程度予想の範囲内。
普通、こういう質問に対してこれだけうろたえるということは、何かしら思い当たるフシがある図星という風に思われるだろうが、チアキちゃんの場合は違うだろう。
やはり、この子は純粋にそういう類の話に耐性がないようだ。
クラスメートの男の子を異性としても認識していないのだろう。
つまり、この狼狽っぷりはただ単に俺の質問が余りに突然かつ意外だったことによるものだ。
まあ小学生らしいとも言えるし、そういうところが可愛らしいと思うのだけれどね。
「そうか~、意外だな~」
「何を言ってるんだ。藤岡、お前まさか私のことを何か勘違いしてやしないか?」
「そんなことないと思うよ――だってチアキちゃんは凄く可愛いし」
「!!! なななな、いきなりなにをいいだすんだおまえは」


「いや、俺はそう思うよ。仮にもし俺がチアキちゃんのクラスメートだったら、きっとチアキちゃんに――」
「お前、本当におかしいぞ!? もしかしてお前は藤岡の皮を被ったカナか!? 悪ふざけにも程が……」
「いや、本心だよ」
そう言って俺はさっきからチアキちゃんの脚の傍に置いていた手を、おもむろにその太腿に触れさせた。
「ぁ」
小さく声をあげるチアキちゃん。
全くもってその手の話に疎かった少女にいきなりのこの展開は些か無理があるかもしれない。
その無知さと無関心さにより、「何言ってんだ。顔洗って出直して来いバカ野郎」の一言で切って捨てられる可能性だってあるのだ。
しかし、そんなある意味難攻不落の彼女だからこそ、これぐらい強引な押しをしないとダメなのだ。
と、俺の雰囲気が明らかに変わったのを察したのか、チアキちゃんは困ったようにもじもじと身体をよじると、体勢を変え、俺に向き合い、上目遣いでこう言った。
「だったら、試してみろよ……」
「ん? 何を?」
「『おかしなこと』をだよ……」
ああ、そう言えば南から聞いたことがある。
チアキちゃんが男女でする『おかしなこと』にやたらと興味を持ってしまい、ハルカさんを困らせていると。
「『おかしなこと』がどんなことなのか……私にはわからなった。
 でもクラスの奴らに聞いてみるうちに少なくともそれは『互いにいいな、と思った異性の間で行われること』だってわかったんだ。
 藤岡……お前、私と『おかしなこと』をしたいと思ってるのか?」


その瞬間、俺の中の悪魔が『計画通り!』と邪悪な笑みを浮かべた。
自分でもここまで黒くなれることが軽く驚きだ。
「うん。したいと思ってるよ」
「……本当か?」
「本当だよ――」
そこから先に特に飾り立てた言葉は要らないだろう。
チアキちゃんに身をもって『おかしなこと』とは何なのかを教えてあげるまでだ。
まあ、上目遣いで微妙に瞳を潤ませながら俺に迫るチアキちゃんの可愛らしさには大層破壊的なものがあり、計画とかそういう大義名分抜きにしても、思いっきり抱きしめたくなってしまったのも事実だ。
そしてすぐに実行。
「ふ、じおか……? ん……」
まずはゆっくりとチアキちゃんの小さな唇を蹂躙する。
ほのかな桜色に染まったその唇の感触は、言葉には出来ない感覚の瑞々しさを湛えていた。
どれくらいの間、唇を合わせていたのであろうか。
最初は戸惑って身体も硬く、震えていたチアキちゃんも徐々にリラックスしてきたようで、今では自分から唇を押し付けてくるような僅かな圧力すら感じるほどだ。
「ぷは……」
やっとのことで唇を離す。チアキちゃんの唇から唾液が糸を引く様子が何とも背徳的な艶かしさだ。
「藤岡……お前……」
チアキちゃんはとろんと溶けたような瞳で、じっと俺を見た。
さて、ここまでは順調。あとは少しずつ、チアキちゃんの理性の皮を剥いでいくのみ――。


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