英国王室にも愛され41年間大きく変わらず製造された名車
ご隠居中のトナカイさんが私にとある車について教えてくれました。
車の名前は、イッシーレトロ。ロスサントスでも愛されている車の魅力に迫ります。
【車両解説】小さなボディを実現するために
ひと目見ただけで可愛いが、ぴったりな車ウィーニー・イッシー・クラシックであるが、
この車の各部見ると現代の車作りにも通ずる興味深いメカニズムが採用されている。
革新的なパッケージを実現したFFパッケージ
現代の車においては、当たり前となったエンジンを車前方に置き
前輪が駆動するFFレイアウトであるが、イッシー・クラシックが登場するまで、
FF車であってもエンジンを縦に置くルーズヴェルトのような
長いボンネットを採用した車しか存在しなかった。
それは、エンジンとミッションの位置が関係しており同じ列に並べて
配置していた関係で、どうしても全長をコンパクトにできずボンネットを
短くかつ車体全体をコンパクトに設計することが、できなかった。
そこでウィーニー社は、横置きエンジンとエンジン下にミッションなどの
トランスアクスルを配置する二層建て構造を採用することにより
今までコンパクトにできなかったエンジン周りの全長を短縮することに成功した。
このレイアウトが実現できたのは、等速ジョイントと呼ばれるものが開発され
旋回時にハンドルを切ってドライブシャフトの角度が変わっても
スムーズにエンジンの動力をタイヤに伝えることが、
できるようになったことが、このレイアウトを実現できた大きな要素である。
コンパクトなボディに大人4人と荷物が積載できるパッケージ
誰が見てもわかるようにイッシー・クラシックは、とてもコンパクトである。
それもそのはず全長は、3m弱の全幅も1.4m弱と現代のコンパクトカーと比べ
非常に小さいことが、わかる。
しかし室内空間は、大人4人乗れる空間を確保しつつ
トランクには、きちんと荷物が載せれる空間を確保してある。
(ちなみに、ロスサントスでは2人しか乗れないので注意)
それは、先述の革新的なエンジン周りのコンパクト化にくわえて
前後サスペンションを通常の金属バネを使用せずゴムを使用した
ラバー・コーン・サスペンションを採用し室内へサスペンションの
張り出しを最小限に抑えることに成功したからだ。
【試乗レポート】ゴーカートのような走りと気持ちの良い排気音
1271cc 62馬力という非常に非力なエンジンを持っているのにかかわらず
車体が軽量コンパクトなため数字以上のキビキビとした走りを実現している。
それにプラスして現代車では、見られないラバー・コーン・サスペンションと
小さめのタイヤを採用しているためコーナーでは、軽快に向きを変え
まるでゴーカートのような走り味をもたらしている。
これは、見た目に反してスポーティな気持ちの良い排気音も
気持ちの良い走りの要素の1つである。
いかがでしたか?
ロスサントスの普通車ディーラーで50万円で購入可能。
気になった方は是非ご検討してみては?
スペシャルサンクス:フリーモータージャーナリスト 赤鼻トナカイ
最終更新:2024年09月09日 19:37