キミは風を感じたか
昨夜の6月30日、第4回アメリカン・バイク・ツーリングが行われた。
天候は生憎の雨であったが、そんなことは気にも留めない40名近い数の参加者が集まり、予定通り決行された。
私自身も報道ヘリに乗って撮影者として参加した。
松明を持った先導者に従い、誰一人乱れずに走る彼ら。
楽しそうな笑い声がヘリに乗る私の下まで聞こえ、カメラを構える私まで思わず笑顔になっていた。
途中に立ち寄った幾つかの休憩ポイントではバイクを降り、思い思いに会話を楽しんでいた。
一緒に参加した友達と談笑する者、
初めて会う相手に自己紹介をする者、
偶然再会した知人と思い出話をする者、
参加者の間で行われた会話は様々だったが、みんな楽しそうに笑い合っていた。
そして午前0時を過ぎた頃、遂にゴールへと辿り着いた。
みんな別れを惜しみながらバイクを並べ、最後の集合写真を撮って解散となった。
大勢の人と共に一つのことを成し遂げた一体感。
それは恐らく、普段街で過ごす中では味わえない貴重な体験だと私は思う。
この夜に見た光景、
この思い出を忘れないでほしい。
バイクを愛する全ての人に幸あれ。
最終更新:2024年09月09日 19:51