昼間に月が見える理由とは?


写真の中央に映る、大きくて白い美しい月。
さて、皆さん。疑問に思ったことはありませんか?
「何で昼間に月が見えるのか?どうして黄色じゃなくて白色なのか?」
そんな疑問を今日は解消していきましょう。

昼間に月が見える理由
実は月が昼間に見えるのは、それほど珍しいことではありません。
夜空に浮かぶ星々は、日中の明るい空の光にかき消され、見えなくなってしまいます。
しかし、月は違います。地球に近い距離に位置しており、その表面は太陽光を反射しています。
反射する光が非常に強いため、空の明るさに負けず、日中でも月が見える日があるのです。
月が昼間に見えるのは、月の位置や空の明るさ、観測する時間帯によっても異なります。
上弦の月は昼頃に東の空から昇ります。
昼過ぎから夕方にかけて、東~南の青空の中で簡単に見つけることができます。
下弦の月は夜半頃に東の空から昇り、昼頃に西の空へ沈みます。
かなり明るく、また太陽からも離れているので朝方の南~西の空にかけて簡単に見ることができます。

月が白く見える理由
これは簡単で「青空 × 黄色い月」で、白く見えるのです。
昼間の空は太陽の光が大気中で散乱して青く見えます。
月の黄色がこの青空と重なると、混色によって白っぽく見えてしまうのです。
光の三原色の原理と同じで、結果として月が白く映るのです。

まとめ
昼間に月が見えるのは、地球からの距離が近く、反射光が強いためです。
そして、その月が白く見える理由は青空の色が影響しているから。
これらの現象を知っていると、日常の空を見上げる楽しみが一つ増えるかもしれません。
次に青空の中に白い月を見つけたときは、
この理由を思い出して、ぜひちょっとした宇宙の不思議に思いを馳せてみてください。
最終更新:2024年12月04日 19:13