一夜明けて
昨夜、真島吾朗氏主催ボクシング大会が開催された。
以前この新聞でも告知していたトーナメント戦。
広いようで狭いリングの中で総勢16名が殴り合った。
参加者は街に来たばかりの新規民から古参の住民まで様々。
ただ殴り合いと言っても戦い方も人それぞれ。
真正面から勢いよく殴り掛かる者も居れば、カウンターを狙って守りに入る者、リング内を走り回って牽制する者も居た。
最後には"天武海老羅"氏と"ジョンレノン"氏がぶつかり、その試合を制した天武氏が優勝となった。
優勝賞金5600万と第二回ボクシング大会優勝の栄誉は彼の物だ。
私は二回戦敗退だったが、他者と拳で殴り合うと言う体験は中々新鮮であり、十分楽しませてもらった。
他の敗退した参加者達も恐らく同じ気持ちだろう。
試合後にはまだまだ興奮が収まらない者達がリングを使ってボクシングに興じていた。
リベンジマッチを挑む者やそれを観戦しながら語り合う者。
この一夜の思い出が、この街をより楽しめるきっかけとなったのなら、これほど喜ばしいことはないだろう。
最終更新:2025年07月06日 21:36