黎明期シリーズ(時の冒険者、時の冒険者2、時の冒険者3)は、高校生「藤原宗介」を主人公とした物語。
1の舞台は現代(西暦2010年代)の日本であり、主な敵は「妖怪」と呼ばれる者達。
2の舞台は未来(西暦3010年代)のアメリカであり、主な敵は「怪人」と呼ばれる者達。
3では現代・未来を行き来しつつ物語が進む。主な敵は、創造主の配下である「アカシック・レコードの使者」と呼ばれる者達。
敵の目的や規模は作品ごとに異なるが、「“魔力”と呼ばれる力を用いて人々や仲間を守るために戦う」という藤原宗介のスタンスは全作品で共通している。
文明社会が保たれている現代とは違い、未来は文明が大きく衰退した世界となっている。
しかし、各種政府機関が持つ技術は驚異的な発展を遂げており、遺伝子操作により人間に魔力を与えたり肉体能力を高めたりする事もできるようになっている。
時空破戒の乱シリーズ(時の冒険者ACE)は、軍人「シモン・フェルナンデス」を主人公とした物語。
世界を統括する組織「AOT」と、全並行世界の支配を目論む者達との戦いが描かれる。
他、外伝が2作存在し、外伝1は軍人「ディエゴ・フェリシアーノ」、外伝2は藤原宗介のひ孫「藤原朔翔」を主人公とする。
舞台となるのは西暦3220年代の世界であり、前述した「遺伝子操作」による人間の強化はこの時代には一般的な技術となっている。
そのため、このシリーズは前後のシリーズと違い「魔力を持つ人間」が「特別な存在」とはみなされないのが大きな特徴。
文明は回復傾向にあるが、現代と同水準にまでは至っておらず、航空機などは非常に希少なものとなっている。
Fシリーズ(時の冒険者F、時の冒険者AfterF、時の冒険者FBI)は、大学生「双葉刹那」とトレジャーハンター「アル・マムーン」を主人公とした物語(「FBI」のみ、刹那が単独で主人公を務める)。
「F」は、現実世界と夢幻世界の融合、「真と偽の創造主」の対立がテーマとなる。
「AfterF」では、創造主をも上回る存在「アカシック・パラドクサー」と、時空を越えて集結したSovereign Forceの対決が描かれる。
最終作である「FBI」では、絶滅の瀬戸際にあった古代人たちの生き様、そして時の冒険者の系譜の始まりが明らかになる。
双葉刹那が属する世界は「ACE」の時代からおよそ500年後の世界(西暦何年かは不明)。
文明は「時の冒険者1」の現代と同水準にまで回復している。法整備が進められた結果、遺伝子操作は禁忌とされるようになり、世界から魔力は失われている。
アル・マムーンが属する世界は「夢幻世界ジェネシス」と呼ばれるものであり、他とは一線を画したファンタジー色の強いものとなっている。
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