テノリライオン
書庫版あとがき--少女とチョコボとオレンジクーヘン
最終更新:
corelli
えー、この短編は、FFXI紅白へぼ創作合戦2007に出品させて頂いた突発作品です。
着想から書き上がりまで約4時間。へぼの名に相応しい、実に微妙な一作とあいなりましたw
世の多くのものかきさんは、概ね短編と長編のどちらかを得意とする、逆に言えばどちらかは苦手であると言いますが、私は圧倒的に短編を苦手とするタイプです。
それはつまりものごとを短くまとめる能力に欠けるんじゃないか、だらだらと書かなければ言わんとする所を表現できないダメな奴なんじゃないかとブルーに思ったりもするのですが、きっと逆のタイプの人には逆なりの悩みや欠落感があったりするのでしょう。と思って気を取り直そうと思います。
とは言え、苦手だから手を出さなきゃいいやと思ったらその瞬間に発展は停まります。
ので、フラッシュや画像という「短い作品」が多く集まる上記の大会に出品を決意した時、「これは短編に挑戦するいい機会だ」と思ったわけです。
長くても数分で見終わるフラッシュ作品の間に割り込むなら、やはり数分で見終わる作品で行ってみたいと。
今回の発想としては、確か「食事の効果が人間以外にもあったらどうなるかな」と思ったのが最初だったと思います。
敵に食べさせるか、味方に食べさせるか。過去の経験から、「敵」を出すと話が長くなることは想像に難くなかったので(笑)、味方。となると町の中にいる奴か。
ウィンダスのダルメル牧場。カザムのオポオポ。サンドのチョコボ。あ、サンドで食事と言えば、料理人御用達のレンブロワが――
というような流れでした。
なるべく平易にわかりやすく、と心掛けたつもりでしたが、オチの厩舎員の会話がちょっと性急になってしまったような気がします。いまひとつ「脱走の原因」が伝わりづらかった模様。
うむ、まだまだ修行が足りないのう。
大会掲示板で使ったバナー。
