テノリライオン

07-01-29

最終更新:

corelli

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この世で一番強い奴。


クマムシってご存知ですか。
体長1mm前後の、ぶっちゃけどこにでもいる微生物というか、虫です。
色々な種類がいますが、ずんぐりした体に短い六本足でのっしのっしと歩く姿がユーモラスで、そこから「クマムシ」の名がついたそうで。
なんか一部では有名な奴らしいんですが、わたくし今回初めてその存在を知りました。
釣られる釣られないとは関係ないらしい。クマー。

で、何やら某巨大掲示板で「地上最強の生物を決めようぜ」みたいなスレが立ったらしいのですが、その頭っからもう「クマムシ」「クマムシ」「クマムシ」と怒濤のクマムシコールが起こったのだそうです。
なんかこう無難に百獣の王とかそのへんから始めればいいのに、あの掲示板にはやたら物知りが多いですね。

さてこのシャベルで掬い放題みたいなちまこい生物の、一体どこが最強なのか。
以下にお伝えしましょう。

  • 環境が過酷になるとタン(tun:酒樽)状態と呼ばれるサナギのような形態に変化し、絶対零度のマイナス252℃から、プラスは151℃までの温度変化に耐える
  • 57万レントゲンまでのX線に耐える(人間の致死量は500レントゲン)
  • 真空状態に耐える
  • 6000気圧に耐える
  • 以上の状態になっても、水をかけると復活する

もはや死に方を知らないんじゃないかとすら思える、何ですかこの驚異の耐性は。
あげく復活条件が「水をかける」ですよ。ばしゃー。
しかも泳げないくせに水棲。もうおおざっぱにも程があるんじゃないかと。
日清が聞いてあきれるわ。

そんなおおざっぱなクマムシに興味をお持ちになった方は、クマムシゲノムプロジェクトまでどうぞ。
正直微生物っぽいので苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの岩波書店の中程にある「歩くクマムシ」はちょっとかわいいです。
ラヴ。


カテゴリ: [雑記] - &trackback() - 2007年01月29日 22:26:09
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