テノリライオン

07-07-20

最終更新:

corelli

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つづき。


えー、生まれて初めてオークションというものに手を出しました。
勿論ヴァナのオークションハウス(競売)ではありません。
いわゆるひとつのヤフオクというやつで、ほぼ日手帳を落札したのであります。

いやー、恐いですねオークション。
「もうちょっと、もうちょっと上乗せすれば手に入るかも……!」という弱い人間心理を巧みに利用したあのシステムは、まさにギャンブルのそれと酷似しているのではないでしょうか。
わたくしギャンブルは苦手です。PvPの勝負事というか、人と競う事が性に合わない。
そこに現金が絡むとなればなおさらです。私はケチなのです。

自分が入札したままずっと動きもなく静かな商品、「このまま終わってゲットできるのではないか」と思っていたその入札履歴が、終了30分前になるやどこから湧いたか、まさに怒濤のようにライバルが群がってきます。
どこかのモニターの向こうで、何人もの人が虎視眈々と様子を窺っていたのです。恐いです。
もうそうなれば見る間にガンガン値を上げられ、気付けば1000円2000円のアップは当たり前。

しかしここで、なけなしの負けん気が顔を出します。
○○円までなら出してやる、おまいら引っ込みなさい! と値をつり上げ、ギリギリまで粘るわたくし。なのにライバル達は無情にもその金額を軽々と乗り越えていくのです。
こちらの懐にも限度というか節度があります。「○○円で落ちなかったら手を引く!」と、入札前に固く心に決めていました。

が、しかし。

あと200円乗せれば、もしかしたら相手は諦めるかもしれない……!

などと考えてしまえばもうドツボです。
終了一分前。指は更なる金額をタイプし、獣のような掛け声と共に清水のクリックをしてしまうのです。
自分の中の砦がどんどんと後退していくのを感じます。
試合に勝って勝負に負ける、という言葉が頭をよぎります。
送料と手数料はこっち持ちだぞ、と思ってももう遅い。
「頼むからもう誰も来るなー!」

「いや出し過ぎた、誰か入札してー!」
の間で身悶えする数分間の、心臓に悪いこと悪いこと。

えー、まぁそんな勝負に数回挑んでは負けを繰り返した訳なんですが。
最終的には、それなりに納得のいく商品を競り落とす事に成功しました。
ちょっと予定の金額はオーバーしたけどな!
ああ恐るべしオークション!
まぁでも色々勉強になりました。オーバーした分は授業料と思う事にします。


その翌朝、勢い余っていらん商品を高値で落としてしまった夢を見て飛び起きました。
目覚ましの鳴る一時間前でした。
どうやらチキンな私には刺激が強すぎたようです。

つづく。


カテゴリ: [雑記] - &trackback() - 2007年07月20日 00:20:29
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