従業員の仕事を管理しよう
序盤にやれることを整理する
ゲーム開始時点ではやれることが少なく、仕事の選択と集中を行いやすい状況です。しかしながら、システムを把握していない間は手を広げすぎてコストを増大させてしまいがちです。そこで、序盤に行える事柄をざっくりと整理します。
酒類の販売
最もシンプルにして、最も直接的に目標へ近づく手段です。調理の必要がないので、原料が即商品になります。原料コストが低く、客をほとんど選ばないので安定した収入源となり、経営を支え続けます。
裏を返せば、これを欠かすことは酒場の意義を失い、現金という大いなる土台を崩すことにもなりますので、徹底した効率化がダイレクトに価値を生むでしょう。
掃除・食器洗い
商品を販売し、店内の飲食が終わると汚れた食器が発生します。また、酒場は時間と共に汚れていき、時として泥酔した客が嘔吐してしまうかもしれません。
こうした汚れは客からの評価を落とすと同時に、従業員の行動を遅くして効率を下げてしまいます。いざという時に限って、従業員が時間のかかる掃除に掛かりきりになってしまった……といったことがないようにしましょう。
酒を素早く提供するために
従業員を見ていると、なぜか中々注文を取りに行ってくれないという場面が出てきます。また、注文を受けたはずなのに客に酒を持っていくまで時間が掛かってしまうこともあるでしょう。
いくつか原因はありますが、何も設定を変更していない場合、従業員は自分が行える仕事の全てをフラットに捉えているのです。
何人もの客が「注文したい!」と言っていれば、ざっと全員の注文を取ってしまった後に、酒類の提供に集中した方が無駄がないはずです。しかし、仕事をフラットに捉えてしまうと、注文を取った次の瞬間に、今度は酒場の床を掃除し始めるといったことが起こります。
酒場が多少汚れていても、それほど緊急性は高くありません。時間ができてからゆっくりと掃除すれば良いはずですが、そうした工夫を従業員がする為には優先順位の設定をする必要があります。
優先順位を設定しよう
雑用:【方法1】掃除(Cleaning)の優先度を上げる
雑用(Drudge)は、モノ運び、掃除を主に担当します。客から注文を受けることはできず、商品を提供することもできません。優先順位を付ける以前に、彼らは客対応には一切応じないのです。
モノ運び(Carrying)は、商品を仕入れた時などに行うので、それほど頻繁には発生しません。使用人(Servant)よりも先に掃除へ取り掛かる割合が上がるので、注文受けや酒類の提供の能率を下げにくくしてくれます。
雑用:【方法2】新たに掃除専門の雑用を雇う
コストは掛かりますが、新たにもう一人の雑用を雇い、彼の仕事を「掃除のみ」にしてしまいましょう。こうすることで、掃除以外の物事には一切関心を示さない従業員を設定できます。
商品の入荷があろうがそれらを無視し、掃除をし続けてくれます。序盤のしばらくの間は彼一人でも掃除を賄えるかもしれません。従って、他の雑用や使用人の掃除優先度を「オフ」にしてしまうこともできます。
使用人は一切掃除をしなくなりますが、その分注文などに集中するので仕事が途切れなくなります。シンプルな分業ですが、商品の売れ行きが早くなったと実感できる程の効果は得られるでしょう。