ゆず
その謎の深さは、このメンバー紹介での空白時期が長かったことからも察して頂きたい。
今回の紹介では、独自に派遣したカコペディア調査団からのレポートを添えておく。
2013年 10月 23日 現在
今回の調査対象は、カコトピアメンバーの一人である、ゆず。
今日まで、その存在は確認されていたが、その姿や生態は謎に包まれている。
昨日までの3日はなんの収穫もなかったが、4日目の今日、我々、カコペディア調査団はゆずの巣(古いものであるが)を発見することに成功。
その生態を垣間みることができた。
まず、巣の位置から運動能力に優れ、非常に知性的であることが分かった。
巣は高い、樫の木の上に作られることから、脚力と握力に優れているはずだ。
また、バドミントンのシャトル状の形をした巣が印象的であり、
巣の材料も、この場から非常に離れた土地にあるはずの植物を用い、
レイアウトを考えて配置されているように見ることができる。
つまり、配置バランスを考えるだけの文化を持ち、
また非常に広い行動範囲を移動できる体力があるということだ。
また、主食はカカオから作られる菓子類であることが分かった。
巣の周りにはポッキーの空箱がピラミッド上に積み上げられており、赤い山が残っていた。
また、そのほかにも銀紙のまるまったものなども見られるので、正しいと見ていいだろう。
残念ながら、巣は古く、所々朽ちかけている部分があるものだったので、ここに戻ってくることはなさそうだ。
しかし、われわれはゆずの生態を少しひもとくことができた。
さらに、周辺の村から興味深い話を聞くこともできた。
ゆずとは、周辺の村によると夢の中をさまよう妖精のような存在らしい。
人の夢から夢へ渡り歩き、またその存在によって、夢を見ている人に影響を与えることがあるらしい。
具体的には夢遊病のような状態になるとのことだ。
なので、この村では夜な夜な幾人かが真夜中を徘徊することが多いらしい。
村長も困っているが、打つ手も無く、専門家へ対策を依頼するところだという。
今回、調査し分かったことは以上である。
P.S.
我々はゆずに近づいていることを確信し、さらに奥深くに潜りゆずの調査を続けることにする。
また、分かったことがあれば追ってレポートを送る。