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レンコンコラム下書き

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第1回『なんでまた、レンコンだったのか?』


【はじめに】
 レンコンがレコンから派生したのは、どう考えてもシャレです。
本来なら一度きり爽やかな笑いを呼んで、そのままになる運命のものだったはずでしょう。
それがなぜか、満天星国にとって二度と手放すことのできない大切なものになりました。
それまでの紆余曲折、満天星国PLたちの右往左往についてこれからお話ししようと思います。

【目次】
★第1回『なんでまた、レンコンだったのか?』
 第2回『なんでまた、無駄に力が入っているのか?』
 第3回『なんでまた、歌なんか歌っているのか?』

Q.
『なんでまた、レンコンだったのか?』

A.
  • 爆発の危険が少なそうだったから
  • 農業を振興したかったから
  • なんか面白そうだったから

 これだけで済ませられるのですが、取得を決めるまでにはかなり回り道をしました。
以下、順を追ってお話しします。 

◆レンコン初出~レンコンどころじゃなくなる
 「レンコン(アイテム)」の名がはじめてNWに姿を表したのは、T12。
満天星国という国はまだなく、都築藩国のイグドラシルにおいてでした。
ネタ派生らしく「気になる(笑)」との声はPL間でたくさん聞かれたものの、
そのままレンコンはすぐに忘れ去られてしまいます。

都築藩国とビギナーズ王国との合併作業にみんな忙しくなったからです。
合併の話自体はその半年前くらいから出ていたものでしたが、
T13頭あわせでの合併は急遽決まったものでした。

しかし、PL都合で合併を急いだ結果、満天星国の歴史は悲劇として幕を開けます。

一部都築系国民による初心系国民の虐殺。犠牲者数700万。その多くが女性と子供でした。
「事実上、種族絶滅」と言われたこの破滅的事態が引き起こされた原因は、
いまだ完全には明らかになっていません。
ただ、一部都築系国民が合併により地位や権力を失うことに危機感を抱き、
先手をとってあらゆるものを独占したということが背景にあったようです。

これにより、アイドレス取得等のアクションはすべて停滞してしまいます。
レンコンのことなど忘れて、PLたちは事態の収拾に専心せざるを得ませんでした。

◆レンコンふたたび
 レンコンがもう一度PLたちの口の端に上るころには、もう時節はT14になっていました。
満天星国はEV137にて宇宙開発拠点“コスモス”を取得し、出直しの一歩を踏み出します。

とは言うものの、その歩みは実におっかなびっくり。
新アイドレスの選定も遅々としてすすみません。

合併直後に完成していたベテランのウォードレス兵の提出が無期限延期になったように、
物騒な派生が出そうな枝はもちろん却下です。
その他にも、取得は初心系枝:都築系枝=1:1になるようにしたいなどと、
種々の制約条件をかけていくにつれ、意思決定はどんどん難しいものになっていきました。

そこで再び注目を集めはじめたのが、レンコンです。

◆レンコン取るか取るまいか
 八方ふさがりに見えはじめた派生アイドレスの中で、レンコンはいかにも当り障りのないものに見えました。
そのうえ、ちょうどそのころ農業博覧会への出品の話が持ち上がります。
食料あまりが問題視されていた当時、満天星国ブランドとして売り出せる農産物が待ち望まれていたのです。
レンコンの取得はまこと時宜にかなったものに思われました。

ところがどっこい、合併後の数カ月で満天星国のPLたちにはすっかり及び腰が身についており、
それは簡単な話をややこしくするのに十分なものだったのです。

PLたちはレンコン爆発の可能性を真剣に検討します。
眉間にしわを寄せ、肩に力を入れて質疑をします。
いただいた回答が“大丈夫だがどこにいくつもりだ(笑)”。
質問と回答の温度差が甚だしいことになりました。

しかし、聞いてる本人おおまじめ。もうあんな悲しいことは、二度と御免だったのです。

◆レンコンついに取得
 以上の次第で、レンコン取得決定までには長い時間がかかりました。
毎週土曜の定例会議にも毎週のように議題に上っては、その都度見送られています。
ただ、時に白熱し、時にアホな話で盛り上がった会議を重ねていくうちに、
「もうこれは取得しないことには収まらないぞ」と思うくらいには、
PLたちはレンコンにエネルギーを費やしてしまっていました。

結局、取得が決まった瞬間はかなり曖昧です。
取得はすでに暗黙の了解事項となっていた、というのが実情でしょう。
こうしてレンコンの開示申請は09/08/24に、民族バランスを考慮してメードプリンセスとともに行われました。
取得候補にレンコンが最初にあがってから、すでに半年以上の時が過ぎたあとのことでした。

〈つづく〉

《おまけ:レンコンクロニクル》
 レンコンにかかわる事柄を時系列でならべてみました。
満天星国PLの迷走ぶりがうかがえて、じわりじわりとおかしいです。
http://www15.atwiki.jp/d_studio/pages/60.html



第2回『なんでまた、無駄に力が入っているのか?』


【はじめに】
 ご挨拶が遅れました。満天星国のホーリーと申します。技族です。
ご縁があって今回、アイドレス作成コラムを書かせていただくことになりました。
今回を含めてあと2回、おつきあい下されば幸いです。

【目次】
 第1回『なんでまた、レンコンだったのか?』
★第2回『なんでまた、無闇に力が入っているのか?』
 第3回『なんでまた、歌なんか歌っているのか?』

Q.
『なんでまた、無闇に力が入っているのか?』

A.
『要求仕様を満たそうとしたらコンテンツが充実してしまったから』
『ジンジャーさん(リアル農家)がいたから』
『なんか面白そうだったから』

 三番目の理由ですべて説明がつく気もしますが、
それだけではあんまりなの順を追ってお話しします。

◆要求仕様を満たそうとしたらコンテンツが充実してしまったから
 ここで言う要求仕様とは、以下の二点を指します。
1.要点・周辺環境を満たす
2.藩国設定との連続性を保つ

1.は当たり前ですね。
2.もご存知のとおり、無矛盾規程はもちろんのこと、
藩国の歴史、設定からあまり隔絶したアイドレスにしてしまうと、
その隔たりをワールドシミュレーションがどのように説明づけるかわからないからです。

レンコンについては、
A.どのような経緯でレンコンがあらわれたのか(歴史の連続性)
B.どのようにすればレンコンを満天星国で栽培可能なのか(設定の連続性)
を説明する必要がありました。

なにせレンコンはレコンからシャレで派生しています。
字面以上の連続性はないのです。
適当に作って爆発したら嫌なのです。
もう物騒なのは勘弁してほしいのです。

◯A.どこからレンコンがあらわれたのか(歴史の連続性)
 字面以上の連続性はないといいましたが、全く脈絡がないというわけではありません。
レコンの周辺環境は「密林」、要点には「腰まで水に」があります。
レコンの設定では、このふたつを沼沢地の演習場として組み込みました。
これを使い、レンコンはサバイバル訓練中に偶然発見されたということにしています。

これらの設定をお話としてわかりやすくまとめているのが、タルクさんのSSです。


その他にも、“発見されたレンコンは初心記念大学農学部に持ち込まれた”など、
既存の藩国設定にレンコンを編みこもうと試みています。

◯B.どのようにすればレンコンを満天星国で栽培可能なのか(設定の連続性)
 合併当時、満天星国の気候は、ビギナーズ王国と都築藩国の中間としました。
レンコン作成の際も、北国と東国の中間ということで北海道のような冷涼な気候を想定したのです。
(のちにこれは大外れと判明します。夏は40℃越え。リアルだと静岡に近い……。)
しかるにハスの北限は青森と言われています。安定的な栽培にはさらに暖かい気候が必要とされるでしょう。

この問題の解決には、東国人の周辺環境にもある「火山」が使われます。
そもそもレンコンの自生が可能だったのは火山活動による地熱によってであり、
温泉水を適量引きこむことによって、栽培に必要な水温が得られるものとしました。

以上の論理づけ、ならびに自然環境や米・麦といった従来の農産物との共存法は、
ジンジャーさんのテキストに述べられています。

《レンコンの特産物化にむけて》
http://www39.atwiki.jp/d_renkon/pages/14.html

◆ジンジャーさん(リアル農家)がいたから
 そのジンジャーさんですが、実はリアルで農業を営んでおられます。
「レンコンの特産物化にむけて」の説得力は、さすが専門家といえましょう。
作業が本格化する前より、ジンジャーさんは専門的見地からの考察をつづけてくださっていました。

レンコンがうまく満天星国に根付いたとすれば、それはジンジャーさんに多くを負うところです。

◆なんか面白そうだったから
 アイドレス・レンコンには、結構なコンテンツ量があります。
それには上記のとおり、必然的に増えた部分もあるのですが、
CMソングやレシピ集のように、明らかにやる気がはみ出しちゃったものも含まれています。

《レンコンCMソング》
http://www39.atwiki.jp/d_renkon/pages/20.html

《レンコンレシピ集》
http://www39.atwiki.jp/d_renkon/pages/19.html

これだけの熱量でPLたちがコンテンツを積み上げたのは、、
「レンコン」が持つ言い知れぬ魅力のなせるわざと言うほかありません。
やったほうが絶対面白かったから、つい、やっちゃったんです。



〈つづく〉


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