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- (2009/01/13 (火) 20:04:39) のソース

#asciiart(blockquote){L:寮 = {
 t:名称 = 寮(施設)
 t:要点 = 寮,そこに住むメードなど
 t:周辺環境 = 宮廷,庭園
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *寮の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターン犬妖精/猫妖精+2機される。この時食料は必ず-6万tされる。
 }
 t:→次のアイドレス = 暖かな家庭(施設),保育園(施設),後藤亜細亜(ACE),吹雪先生(ACE)
}
}
#ref(メードさん1.jpg)

#ref(メードさん.jpg)
**アイドレス寮
宮廷のすぐ近くにその寮はあった。

<<少年の家>>

大きくそう書かれた木の看板にはなぜか誇らしげに胸をはっている
空き缶の絵がかかれている。
こどもの落書きのようだが、施設にすむメードたちは
それを絶対に消そうとはしない。
それは彼らが得た勲章であるからだ。
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話はすこし前にさかのぼる。
ターン13、無名騎士団領での戦闘は悲劇であった。
やむをえない事情があったとはいえ、奴隷として戦わせられていた兵士たち。
また、経済的な困窮から海賊をやるしかなかった男たちの多くが
ニューワールドの敵として葬り去られた。
なかには家族を守ろうとした結果犠牲になったものもおり
悲しみと犠牲の上に成り立つ勝利にみんなそろって苦い顔をしたのである。

「始まりは悲劇かもしれない、だが、終わりまで悲劇ですませてはならない。
彼らに教育を、まっとうに生きる権利を与えるのは親を奪った我々の責任だ」
王はただ静かにそういうと、親を亡くした子を受け入れる施設を作ることにした。
寮をとろう。そう静かにいって、子供たちを受け入れる施設を作る仕事が始まった。

子供たちのための家を作ろう。
戦争被害になった子供だけではない、急激な経済変化に耐え切れず
こどもを手放す親もいる。隣国では戦士以外になれない子供が
バタバタと死んでいるとも聞く、彼らを受け入れる場所を
路頭に迷う子供たちを一人でも多く受け入れる場を作ろうと言い出したのだ。
彼らの面倒は国で働くバトルメードたちが見ることになった。

彼らは基本パイロットとして働いているが、宮廷での作法にも長けており
こどもたちの躾には慣れていた。
なにしろ、国で一番の問題児である藩王(缶)の面倒をみてきた
経験があるものばかりだった。
それに、なによりこどもたちのためにたくさんの愛情を注ぐ意思を持っていた。

世界は暗い。それは夜だからだ。といわれたことを間に受け
ならば夜を照らす星・・・になれなくても
闇のなかにあるロウソクくらいにはなろうと誰からともなく言い出した。
缶の割りに頭がいいというべきか、缶だからこそというべきか。
目的はただひとつ
「こどもたちが笑っておやつを食べたり遊んだりできる場所がいいね」
そういわれ国民たちはしきりにうなづいた。

誰がどうとか、まじめに生きるとかそういうのではない。
ただ、つらい思い出に負けないこどもに育ってほしい。
そういうことである。

幸い、彼らを養うだけの財源はあった。
経済戦争でうるおっただけではなく、海賊被害者救済のための
基金がSSNから出され宰相府で運営されている。
基本は国が育て養い、彼らが高等教育を受けたいと望んだ場合は、
基金の奨学金などを紹介する形で運営された。

広い庭園には、遊具が並べられ隣にある[[保育園]]も接続されている。

現在王が重用しているものは他国から流れてきたものもいれば
純粋な土場国民もいる。

それもそのはずである、王ですら元は共和国の民であった過去がある。

施設出であろうと、どこの出身であろうと有能なものはそのまま
王の側近まで上り詰められるシステムである。


生まれも育ちも気にしないという斬新な登用スタイルは、
こどもたちに夢を希望を与えた。
敵の子であろうとも、海賊の子であろうともわけへだてなく育てられたのだ。
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