育成中の食料+生産地で働く国民

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土場藩国の代表的な食料生産方法は小麦農家だが、
平原の周囲ではもう1つの産業が栄えている。酪農である。
冬場、雪に閉ざされてしまい農業生産がやりにくい土地も
春になり、夏が来れば豊な草の大地に生まれ変わる。
この草が、質のよい乳牛を育てるのである。

この酪農は、平原だけでなく山地までも範囲に入れており、
急傾斜地にある芝主体の混生野草地で完全無農薬、
昼夜放牧を中核に据えて行われている。
本来、酪農というのは広い土地を削り複数の草の種を植えて行うのだが
ここではそんな不自然なことは一切行わない。
基本的に春から秋にかけて周囲に生えている、雑草を与えている。
10種類から15種類の草が牛たちを生かしている。
余計なストレスがかからず非常によい生活をしているといえよう。

では冬場はどうするのか。
ここで周囲の小麦農家との連携が生かされるのである。
彼らは放牧を行うかたわら、牛のフンと、山から取れる落ち葉などと合わせた腐葉土を製造している。
周囲の小麦農家にこれを提供することで、
小麦の収穫が終わったあと出るカスや、藁などを交換している。
これらを牛の冬の糧とするのである。
また、彼らは牛以外にも羊、ニワトリなどを飼っており彼らもまた
牛と同じように放牧され、自然の中で生きている。

そして、この酪農に欠かせないパートナーがいる。犬だ。
牧場では最低2匹から3匹の犬を飼っており、彼らを使って
放牧している牛や羊たちを管理している。
彼らは、合図1つで牧畜の背後に素早く回り込み
群れを集める。これは、飼い主の命令を忠実に実行する犬の特性を
利用したもので、人間の6倍から7倍の働きをするともいわれている。
藩王の城の中だけでなく、このような田舎でも犬は常に優秀なのだ。

また、土場の犬は勇猛果敢であり、時には山から現れる獣から守るとさえ言われた。
彼らの役割は大きくそして重大である。

(769字)

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