七番目の七不思議の七人目

■キャラクター名:七番目の七不思議の七人目
■ヨミ:ななばんめのななふしぎのななにんめ
■性別:女性
■武器:七不思議
アルカナ:塔

特殊能力『七番目の七不思議』

「やぁはじめまして、あたしは『姫代学園』に伝わる『七番目の七不思議』、その七人目ってゆーの。
 七不思議はご存じかい?
 そ、どこの学校だろうと言い伝えられてる不思議な話。学校には怖い話がたくさんあんのよ。
 そして、その七不思議を知ってしまうとなにかが起こる、あんたも学生さんやったことあんのなら知ってるでしょ?

 だけどね、姫代学園にはたくさんあるのよ。なんたって歴史が古いからね。
 七不思議があんまりにもたくさんあるものだから、当たり前の七不思議からあふれ出しちまった七不思議がみっつもよっつも、いくつもあっちゃって、だからアタシはそれらのひとつだってこと。

 おわかり?
 で、あんた、あたしのことが知りたいの? いいよ、教えたげる。

 1.校舎の踊り場で合わせ鏡をすると妖精が手に入る。
 2.夜の赤い靴公園で首吊りをすると理想が手に入る。
 3.人外神社の賽銭箱で薬指を切ると恋人が手に入る。
 4.全て知らない人にはこれだけはまだ教えられない。
 5.恋人のいる図書館でタロット占いをしてならない。
 6.夢で見た赤駅のことを六人目に語ってはならない。
 7.これら七不思議をすべて知った者の下には「よろこび」が訪れるだろう。

 以上よ。
 だけどね、これは単なる概要に過ぎないのよ。真にあたしのことを知りたいのなら、あんたは『七番目の七不思議』をすべて知らなければいけない。
 ・
 ・
 ・
 あんたにその覚悟はあるというの…………?」

設定

「は? あたしのことがなーんっもわっからないィ?
 あっのねー、そんなにせっっっついたってこれ以上は教えられないのよ。それに知ったって意味はないって、、、ああああぁ、もう! わっかんないかなあ。 

 知らないわよそんなこと。あんた、ただ『七番目の七不思議』をやり遂げればいいの! いいったら、いいの!!!
 誰も知らない、ひとつ知るのも命がけな、この『七番目の七不思議』を、ね。

 ところで『七不思議』のくせに『学校の七不思議』とはほとんど関係なさそうだって?

 そうね……、五番目までは、ギッリギリぜんぶ学園の中にいられたんだけどね。
 七番目ともなれば、ほとんどネタが尽きちゃったのよ。だから晴れて一個以外は学校外でーす、のよ。
 それに大体一番目か、二番目かを全部知った時点で死んじゃうから。
 『七不思議』が大好きな生徒さんでも、マイナーの極みである『七番目』までたどり着ける人はいないんじゃないかな? 

 だからね、あたしに会えたあんたはラッキーだと思うよ。
 全部は教えられなくても、どこに行けばいいか、何をすればいいかはわかるんだからさ」
 ・
 ・
 ・

 「うーん、これだけだとやっぱり不親切みたいね。アンフェアは嫌い。 
 おーけぃ。それじゃあ教えてあげちゃおう。
 今、世間じゃアルカナの旅ってぎょーじが流行ってるらしいね。あたしも『塔』のアルカナを持ってるんだ。
 もちろんあたしもほかのアルカナがほしい。だから、ほかの連中を殺して奪うしかないってりくつもわかる。

 だったら、死んでるから殺されないってあたし自身のルールは通らないんでしょーね。嬉しいことに。
 要はあたしは七番目の七不思議の案内人であり、七不思議をすべて終えるまで消えることが出来ないって死に物なのよ。
 あたしがアルカナに託す願いは『自身の消滅』、これは外せない。
 もし、あんたが正攻法であたしをこの世からもあの世からも消すことができるのならそれに増す『よろこび』はないわ。

 あたしはほかのアルカナを集めるけど、それだっておまけに過ぎないの。
 『七人目』は、ほかの六人がやってくるまで出番が回ってこない。だから、あたしはほかの六人に物語を語ってもらう。物語というのは怪談、奇談、都市伝説……なんでもいいけれど。このスタンスは崩さない。

 だから、これは『あたし』から『あんた』に向けた挑戦状だ、

 あんたはあたしのための物語へ潜らなければならない。
 あんたはあたしのための物語に挑まなければならない。
 あんたはあたしのための物語を崩さなければいけない。

 それともし、あんたがあたしの口からあたし自身の物語を語らせることが出来たのなら……。
 いや、これ以上はやめておくわ。フェアが過ぎるもの。

 ……あ、そうそう、これはあたしの口から言えないんだけど。
 『死神』のアルカナの持ち主があたしも知らない『なにか』を知ってるらしいの、聞いてみるといいかもしれないわ……」

願い

『七番目の七不思議を完遂できる存在を探し出す。』

最終更新:2020年09月27日 15:50