柳煎餅

■キャラクター名:柳煎餅
■ヨミ:ヤナギ センベイ
■性別:女
■武器:無。詳しくは後述。


特殊能力『異界産柳生新陰流』

強制的に覚えさせられた柳生新陰流の技。一般的にダンゲロス世界で知られる柳生新陰流とは全く異なる。
以下、柳生新陰流の技(一部)
  • 無刀取り
無を刀として取る技。つまり刀が無くても刀を持っているようにできる。何も持たずとも不可視の刀を持っているかのようになる。人も斬れる。受けもできる。
  • 剣禅一如
煎餅には難しすぎるなんやかんやの哲学的エネルギーによって剣からビームが出る。長射程・高火力・高貫通力を備えるが、隙が大きい。あと疲れる。
  • 御留流
技というよりも法則、あるいは呪い。柳生新陰流は門外不出であり、柳生本家から離れたらば必ずや追手が差し向けられる。追手が差し向けられなくても勝手に無から追手が自動生成されて襲ってくる。生成範囲が広いので、煎餅を発見できずに勝手に活動し始める者も多い。そもそもあまり賢くないので、煎餅とか関係なく適当に暴れる者も多い。
この自動生成追手は多くはその地域に対応したものがかなり適当に作られる(例外もある)。
東京の街中では柳生チンピラや柳生ヤクザなどが湧き東京の治安悪化の要因として警視庁を悩ませているが、時折変なものが湧くこともある。一体どんな想像もつかないような珍柳生が現れるかは神のみぞ知る。
基本的には煎餅を優先的に攻撃するが、山乃端一人を含む煎餅以外の人間も当然に巻き込む。

設定

異世界からトリップしてきた少女剣士(剣は持っていない)。16歳。華奢で小柄。桜色っぽく色の抜けた髪。ややぽやんとした顔。サイズの合っていない服(現地調達)。
故郷の異世界を支配する柳生十兵衛による柳生大量製造計画『柳生千兵衛計画』の被検体の一人。元は一般村娘だった。髪の色も元は栗色だった。名前もちゃんとしたのがあった。柳生注入の副作用で失われた。
『柳生千兵衛計画』とは柳生の祖である柳生一兵衛を世に生み出すべく行われた計画であり、かつては『柳生百兵衛計画』として人工的に作り出そうとしていたが、意図的に作るのは無理ということになり、偶然に誕生することを期待して世界中から拉致してきた老若男女に無理やり脳内柳生直接注入して柳生を大量生産するというもの。99%が柳生拒否反応に耐えきれず死ぬか発狂したが、煎餅は偶然にも生存し、脱走。その結果開発中の時空転送装置に巻き込まれてダンゲロス世界に転移した。現在ホームレス。
人格は元はいたって平和的なのんびりやだったが、現在は柳生化によってところどころ血生臭い思考が混ざっている。具体的には大体切り捨てれば何とかなると思っているし、特に脈絡なく「斬ろう」という思考が混じることもある。
柳煎餅という自称は『柳生千兵衛』のもじり。本来の名前をなくしてしまったが、柳生であると認めるのが嫌なのでこう名乗っている。

山乃端一人との関係

通りすがり。昔の煎餅自身に似ている気がする。記憶がないので気がするだけなのか、実際似ているのかは謎。
彼女を守ることは煎餅にとって謎の魔人鏡助から懇願されたことであり、空虚な毎日を少しでも意味のあるものにするための暫定的な目的であり、もはや思いだせない自らの過去を思うことであり、得体のしれない人切りの因子が入った自らを肯定するための行いであり、究極的には山乃端一人本人の幸せや望みを無視したエゴである。
  • 山乃端一人
凡庸な16歳の少女。栗毛。非魔人。どの並行世界でも様々な要因によって若くして殺される運命にあるが、自らの運命はプロローグ時点では知らない。
銀時計は懐中時計。特にいわれのある品ではないがお気に入り。

最終更新:2022年01月31日 05:45