宵空 あかね

■キャラクター名:宵空 あかね
■ヨミ:よいぞら あかね
■性別:女性
■武器:鬼火、鉄棒付きランタン


特殊能力『午後四時の校舎に差し込む夕日(ギルティカラード・サンセット)

彼女が操る夕焼け色の真球型の鬼火。存在するだけで照らす範囲の温度を上昇させる。
これを任意の光源に宿す(蛍光灯、豆電球など)ことで鬼火と同じくその光源が照らす範囲の温度を上昇させる性質を持つ。
常人なら10分も浴びれば死に至ることであろう。魔人なら常人よりは保つが早く対処しないと同様に命に関わるであろう。
なお鬼火が宿った光源そのものは温度は上がるが熱によって溶けたり壊れたりすることはない。
また、火による光源でない場合、一旦点けば電気を切るなどしても照ったままである。なお、色は温度に関わらず夕焼け色。
機能を停止させるには光源そのものを破壊するか彼女が任意に止めるかしか無い。
火による光源の場合、燃焼はするので密閉空間の場合酸素を消耗し、最終的に無酸素状態になるが、火は燃え続ける。
可燃性の物質があれば引火する知れない。光を収束させるようなレンズなどがあればなおさら。
付いた火も当然鬼火と同じ性質を持つ。
彼女は無害を装うために鬼火を入れたランタンを遮光状態で持ち歩いている。
また、ランタンの底に鉄の棒を取り付けることで武器としても活用できる。
ランタンは物理的に実体があるので奪い取るなどすることは可能。本来金属が溶融する温度のものを持ち運ぶ手段があれば、だが。
複数出すことも可能であり、5つぐらいまでなら同時に操作可能。20個ぐらいが限度だが疲れるので普段は10個ぐらいでやりくりしている。

設定

とある学校においていじめ殺された少女の霊。享年15歳。半透明の幽霊だけど足はある。
赤毛、赤目の色白の肌。髪はふわふわ天然パーマのボブカットだった。服装は死んだ時のまま、冬の制服。
いじめられていたときに庇ってくれた委員長がいたが、彼女が学校行事等で忙しくなった頃と同時期にいじめが激化。
校外でリンチされていたときに手をとって駆け出してくれた少女がいた。彼女の名は山乃端一人。
助けてくれた彼女は、お礼を言う暇もなく去ってしまった。また会えたらその時のお礼が言いたい。
しかし、その思いは叶わなかった。その翌日、屋上から突き落とされ、瀕死のところを焼却炉に入れられて燃やされたからである。
幸か不幸かそれがきっかけで魔人能力に目覚めた。死んだ後に。
無念や恨みを抱えたまま死んだ彼女は、当然の権利のように、いじめっ子たちをその能力で焼き殺した。
自分が死んだすぐ後あたりで庇ってくれていた委員長が転出してしまったと知ったことも歯止めが効かなかった一因である。
謎の焼死者が続出するようになった学校は廃校となり、誰もいなくなった学校で一人佇んでいる。

霊体なので通常の物理攻撃などは通らず、常人が攻撃を通すには聖別された銀弾などが必要。
また、実体がないため壁や床などをすり抜けることも可能。
ただ、霊というものは現実を歪めて存在しているため、魔人能力による攻撃なら通る。
彼女からは軽いポルターガイスト能力で物理的干渉が可能だが、少女一人が持てる力を超える干渉は難しい。
それを利用して鉄棒付きランタンを持ち歩いている。鉄棒の長さは1mほど。
ランタンや棒は実体があるため壁などをすり抜けることはない。


山乃端一人との関係

宵空あかねにとって山乃端一人は恩人である。
知らぬ間柄同士にもかかわらず、手を取りいじめから救ってくれたことはずっと心に焼き付いている。たとえそれが原因となって殺されたとしても。
あかねがお礼を言う前に立ち去ってしまったので、そのことが彼女の心残りとなっている。

最終更新:2022年01月31日 17:26