山乃端 万魔

■キャラクター名:山乃端 万魔
■ヨミ:ヤマノハ バンマ
■性別:女
■武器:手錠、鎖、銀時計


特殊能力『彼誰時(クライベイビーファーストクライ)

銀時計から山乃端万魔の予備の肉体を召喚し、行動中の万魔自身の意識を移乗する。

召喚と意識の移乗は同時に行われる。意識のない肉体だけを召喚することはできず、召喚せずに意識だけを待機中の肉体に移すこともできない。
予備の肉体は全てが本物の山乃端万魔ではあるが、万魔の意識は独りの人間でしかなく、同時に複数の体を動かすことはできない。
予備の肉体は複数の隠し場所で生命維持装置につながった状態で待機している。数は有限。およそ一万体。
待機中の全ての肉体の外見や身体能力は同一であり、同じ学校の制服を着て、同性能の手錠と鎖を所持している。
ただし銀時計だけは現在行動中の山乃端万魔だけが所持している一つしかない。

必ずしも活動中の山乃端万魔が銀時計を所持している必要はなく、銀時計を持たないままの能力行使も可能だが、新しい肉体が召喚されるのは銀時計のすぐ近くになる。

能力行使の起点となる銀時計は万魔が生みの親から与えられた物。他の銀時計では代用できず、この時計が失われれば能力行使も不可能となる。

設定

外見年齢17歳。高校二年生。
現在通っている学校には転校してきたばかり。転校と書くとややこしいがダンゲロス的な意味の『転校生』ではなく、純粋にこの世界で生まれ育った無敵でも何でもないただの魔人。

白い髪に褐色の肌。髪と肌の色以外の顔つき、背丈、体格などの身体的特徴は全てが山乃端一人と瓜二つ。
制服は無改造で気崩してもいないがジャラジャラと鎖系のアクセサリーを複数つけている。
性格は陽気で気さく。一人称は俺で多少アウトロー気味な言動もする。ちょっとしたところで生真面目な面も見せる。
敵は躊躇なく煽るし殴るが無関係な人間には敬語を使えるタイプ。

戦闘においては手錠や鎖を使った捕縛術を用いる。
記憶力がよく学習能力が高い。

山乃端一人との関係

今年の春、山乃端一人の通う教室に謎めいた少女が転入した。
彼女の名は山乃端万魔。
お互いにどこか他人とは思えない山乃端一人とは友情を深めていたが……。

万魔の正体は山乃端一人抹殺を企む悪の科学者クリスプ博士によって送り込まれた刺客!
山乃端一人の遺伝子を用いて生み出された恐るべき人造人間だったのだ!

自身の手による殺害にこだわるクリスプ博士から山乃端一人の捕縛を命じられていた万魔。
しかしその機会をうかがい交流を深めていく中で万魔の内には様々な葛藤が生まれていた。

そして夏祭りの夜、二人きりとなった万魔と一人。
一人を攫うには絶好の機会ではあった。
しかし万魔は一人を傷つけず全てを明かし、用心するよう忠告を残して夜の闇へ姿を消した。

数日後、一人はクリスマス・スプラウトなる魔人博士が違法な研究を行ったとして魔人警察に逮捕されたとニュースで知る。
この人物が万魔の話に出たクリスプ博士その人なのか、確認を取ろうとするも万魔とは連絡がつかない。
クラスメイトに聞いても夏祭りの後に万魔の姿を見たという者はいなかった。
一人がその後の万魔について知ったのは夏休みが終わり始業式後のホームルームでのこと。担任の先生は家庭の事情で転校したとだけ告げ、明日からの授業について話を移したのだった。



そして冬、山乃端一人の通う教室に再び一人の少女が転入した。
決まり悪そうに笑う彼女はもはや謎めいてはいない。
髪と肌の色以外は山乃端一人に瓜二つだが、二人は親族というわけでもない。

山乃端一人との関係はただの友人だ。

最終更新:2022年02月02日 01:48