ウスッペラード

■キャラクター名:ウスッペラード
■ヨミ:ウスッペラード
■性別:人でいうと男性
■武器:サブマシンガン二丁(盗品)、二対の大型ペーパーナイフ「ペラーブレード」。他にもミニバンやバイク、戦闘員(A〜D)等々色々仕舞い込んでる。あと山羊。
また特撮に出てくる敵幹部のアクションくらいの動きは素でこなせる。


特殊能力『紙造りの世界(paper craft)』

 両手の触手で食べたものをペラペラの紙にする。
 なんでも紙にできる。環境にやさしい能力。

 紙にしたものは通常は体内にしまっているが、用途に応じてペーパークラフトのように組み立てることで使用できる。
 車なら車として運転できるし、刃物でもしっかり切れ味がある。生き物なら生きて動くし鳴きもする。ただし紙なので、やはり脆かったり水に弱くかったり等々がおきる。
 能力を解除すれば紙にする前の状態に戻る。

 ウスッペラードはこの能力で体内に銃器や刃物を隠し持ち、必要に応じて口から吐き出す。武器以外にも手懐けた猛獣(ヤギ)を体内に隠しているが、本当はあまり懐いていないためほとんど使わない。

 本来は『平面を立体にする』能力なのだが、三次元世界においてどういうわけか、まったく逆に機能している。

設定

 平面宇宙に存在する紙の月から飛来した異次元異星人。地球をペラペラの星に作り替えようと企んでいる。
 真っ黒なカウボーイの衣装に、黒いペストマスクを被った怪人。
 ペストマスクの嘴は展開して触手になる。両手の手袋の下も触手になっている。この「口」であらゆるものをペラペラの紙にする。

 軽薄かつ無謀な薄っぺらい犯罪者気質。
 他人が苦しむ姿を見るのは好きだが、自分はあまり戦いに巻き込まれたくない卑怯者。
 総じて薄っぺらい。

 当初は地球侵略に乗り気だった(フリをしていた)が、その薄っぺらい性格と協調性のなさゆえ失敗が続き、母星から見放された。

 資金が底をつき、賃貸からも追い出され、最後に残ったなけなしの120円で呑んだ暮れていたところ、なぜか特撮番組のプロデューサーに拾われた。
 その性格と経歴が「マジで本物の悪役じゃん」と悪役としてのポテンシャルを見込まれ、なんと秋からの特撮新番組に敵幹部役で出演することに。

 最初のうちは嫌々やっていたが、どんなシーンでも三枚目小悪党として完璧に仕上がるので(そのものなのだが)、順調に需要を獲得。本人もだんだんノリ気になる。
 現場の仲間たちと励むうち、「なんかこういう生活も良いなあ……」という気持ちまで芽生えてしまった。でもたまに「会社のカネ持ち逃げしようかな……」と考えちゃう。やっぱり薄っぺらい。

 最近一番ビックリした出来事は、視聴者ファンレターの温かいメッセージに心が動いてしまったこと。自分でも驚いたらしい。
 返事を書くため日本語の筆記を勉強中。



山乃端一人との関係

山乃端一人を殺す理由:
 役としてではなく、あくまで本物の”悪人”を諦めきれないウスッペラードは、「悪さすれば悪人になれるかも」と薄っぺらい考えで、偶然会った山乃端一人の殺害を試みる。
 別に殺すつもりまでは毛頭無かったが、いざ話してみると、彼女が自分の出てる番組のファンだと知って殺せなくなった。

最終更新:2022年02月05日 20:54