ハッピーさん
■キャラクター名:ハッピーさん
■ヨミ:ハッピーサン
■性別:男
■武器:妖刀 武骨をメインに使うが基本的に何でもあり
特殊能力『時よ止まれ、君は。』
傷つけたものの時間を止める能力。
ハッピーさんに傷つけられたものは、それがピッタリ収まるサイズの箱に閉じ込められる。
その箱の中では時間の流れが止まり、半永久的に状態が保たれる。
鉄は錆びず、食物は腐らず、インクは色褪せない。
箱の強度は木箱程度。
ハッピーさんの任意で、もしくは箱を破壊すると能力は解除される。
能力の詳細は以下のとおりである。
命の定義はハッピーさんの主観によるが、ハッピーさんは情に厚いため、アンドロイドなどであっても命があると判断してしまう。
- 箱化しても重さは変わらない
- ハッピーさんが持ち上げられない重さのものは箱化できない
つまり地面や壁や巨大建築物などを箱化はできない。
ハッピーさんは戦闘型魔人なので腕力も優れているが、せいぜい大型バイクくらいが限界である。
傷をつけたものを、時間差で箱化することは不可能である。
設定
「――ハッピーかい?」
魔人警察刑事局 異質犯罪課所属の警部で現場のエース。
対怪異のプロフェッショナルであり、魔人含む異常現象の解決と、原因の打倒のため全国を飛び回っている。
通称 “世界一諦めの悪い男”
本名:遠藤ハピィ
年齢:32歳
身長:182㎝
体重:97㎏
好き:『クリスマス・キャロル』
嫌い:『ごんぎつね』、『人魚姫』、『マッチ売りの少女』
筋骨隆々、非常に迫力のある巨漢。
妖刀 武骨を腰に差し、大量の箱が詰まったずた袋を背負っている。
ぼさっとした金髪のオールバックと顎髭、ギラリとした眼光を持ち、獅子を思わせる風貌をしている。
黒革のジャケット、ドクロのプリントされたTシャツ、ジーンズにブーツと一昔前の走り屋を思わせるファッションを好む。
笑顔を忘れない好漢であるが、その威圧感がある佇まいから、最初は怯えられることが多い。
ハッピーさんを見た子供たちは最初は泣いて逃げ惑うが、数分したら一緒に馬鹿みたいに騒いで遊んでいる。見た目が怖い、アウトドアとかに連れまわす親戚のおじさんみたいな存在。実際キャンプやBBQ大好き。
名前は両親にノリでつけられた。半端にいじられるのが嫌だから「どうせならハッピーと呼んでくれ!」と開き直っていたら定着してしまい、本人も気に入ってしまった。
ハッピーさんは、幸せに楽しんでこそ人生は輝くものだと思っている。
そんなハッピーさんの主義はシンプル。
「生きていれば良いことはある」
「死んではどうにもならない」
どんなにつらく苦しい人生であっても、生きてさえいれば逆転の可能性はある。
高額の宝くじを拾うかもしれない、嫌な相手に隕石が落ちるかもしれない、庭から石油が吹き出るかもしれない、宇宙人が地球に来て全ての環境が好転するかもしれない。明日は良い日かもしれない。
だからこそ、死んではどうにもならない。
名誉ある死だとか、見事な散りざまだとか、そういうものを酷く苦々しく思っている。
死に対し抗い、幸せを目指してこその人生だと思っている。
それでも、本人が心から望んで死に向かうのであれば、それも一つの幸せであり仕方ないと思っている。
だが仮に、“妥協”、“諦め”、“逃避”の末に死を選ぶのであれば、ハッピーさんはそれを許さない。
首根っこを掴んで、無理やりにでも生を歩ませるだろう。
それが自身の我儘だと自覚しながら、強引に生きながらえさせるだろう。
そんな彼は今日も、魔人警察のネットワークを活用し、
「俺が死にさえすれば丸く収まるんだ」
「私さえ犠牲になれば村は助かるのよ」
などと言っている人々の前に現れ
「諦めてんじゃねえ!!」
と、無理矢理に正面を向かせている。
その際に立ちふさがる者は全てぶちのめし、平らにし、平和な明日を迎える下地を作る。
動かしにくい駒ではあるが、実力と正義感は本物であるため魔人警察も変に束縛せずに自由にやらせている。
おそらくは、であるが、助けた生贄の数、潰した因習の数、破壊した儀式の数の日本記録保持者。
山乃端一人との関係
ほぼ初対面。
“死を約束されている少女”として魔人警察にデータ登録されており、ハッピーさんが保護に向かった。
“死を約束されている少女”をハッピーさんが助けに行かぬ道理がない。
最終更新:2022年02月08日 18:36