闇の王と骨の従者

村崎 揚羽


■キャラクター名:村崎 揚羽
■ヨミ:ムラサキ アゲハ
■性別:男
■武器:使用するのは魔人能力のみ(支配者は小細工に頼らない、とは本人談)

特殊能力『ロサ・ネグラの魔眼』

大いなる魔力を秘めた魔眼により世界に干渉する能力。

  • 深淵の波動(アビス・オーラ)
魔眼により不可視のオーラを生み出す。
オーラはあらゆる物理攻撃を弾くだけでなく、斬撃、打撃にも転用可能。
自身の体をオーラで浮遊させ空中移動も可能。
一番使用する攻防一体の基本技。

  • 魂の束縛(ソウル・ボンテージ)
魔眼で睨みつけた相手の意識を抜き取る。
戯れる価値すらない相手に使う慈悲深き技。

  • 次元の扉(ディメンション・ゲート)
魔眼により異世界への扉を開く。視界にとらえた相手をここではないどこかへと放逐してしまう。
王の許可なくしてこちらに戻ってくることはできない。

  • 死霊の騎士(スケルトンナイツ)
生者を素材として不死身の髑髏騎士を生み出す魔技。
素材として使われた者は永遠に痛み、嘆き、苦しむであろう。

  • 空間切除(スペース・イグジッション)
魔眼により視界に収めたものを掌握。まばたきと共に空間ごと圧し潰し、この世界から削り取る。
防ぐこと能わぬ無慈悲な厄災。


+ 以下秘められし更なる力。プロローグ読了後の閲覧を強く推奨
上記の能力は全て嘘偽り。早い話がハッタリである。
彼の真の能力は
物体を完全に透明化する能力である。

攻撃能力は一切ないが、能力の訓練を長年続けた甲斐があり、透明化の範囲と精度は非常に高い。
自分を中心に半径1キロ以内であれば透明化が可能。
透明化の条件は目視すること。

人間を透明化するには本人の了承が必要である。これは事前了承でも構わない。
透明化したものの位置は能力者である揚羽には把握可能。
ただしそれは、【そこに存在していることが分かる】程度で、透明化したものを相手に持たせてGPS代わりに使用したりは出来ない。
能力の解除は任意で行う事が出来る。または10分ほど経てば重ね掛けしない限り自動で解除される。

多くの魔人能力が従来の物理法則を容易く無視するのと同様、揚羽の透明化もあらゆる理屈を無視し、対象物の特性を損ねることなく完全に透明化する。透明になったから黒目がなくなり物が見えなくなるだとか、胃の内容物は見えてしまうだとか、そういったお粗末なことは無い。

  • 深淵の波動(アビス・オーラ)の正体
透明化した仲間が必死に攻撃を弾いているだけ。
オーラによる打撃も斬撃も透明化した仲間による攻撃。
浮遊も仲間が担いでいるだけである。プロローグ、登場時においては椿のキューブを透明化し乗っていた。

  • 魂の束縛(ソウル・ボンテージ)の正体
透明化した仲間が後ろからこっそりと近付いてクロロホルムで眠らせただけである。

  • 次元の扉(ディメンション・ゲート)の正体
人体を段階的に透明化することにより、何かに蝕まれて消えたかのように見せる事が出来る。
大切なのは食らう相手の演技力。プロローグにおけるMVPは圧倒的演技力で周囲を騙して透明化したあと、魂の束縛(ソウル・ボンテージ)深淵の波動(アビス・オーラ)死霊の騎士(スケルトンナイツ)の中の人をやっていた下衆山根津太郎である。

  • 死霊の騎士(スケルトンナイツ)の正体
人体の骨以外を透明化することで髑髏騎士のように見せかけているだけ。
眼球や血管を一部透明化しなかったり、心臓だけ剥き出しにしたり、創意工夫することでより不気味に見える。プロローグにおける中の人は下衆山根津太郎。

  • 空間切除(スペース・イグジッション)の正体
部分的に透明化して抉れたように見せただけ。
コツは相手に触れられない位置の物体を透明化すること。
プロローグにおける天井の透明化は、事前に何度も練習と計算をして月が効果的に見えるように工夫していた。

本当の能力名は『ロサ・ネグラの魔眼』ではなく、『透けルンです』だが、今回のキャラ付には邪魔だから勝手に能力名を変えた。ロサ・ネグラはスペイン語で黒バラの意味。
揚羽も椿も、恥ずかしいとかダサいとか言いつつ内心ちょっとかっこいいと思っている。
プロローグにおいて魔眼発動時に瞳が紫に染まっていたが、カラコンを透明にして装着し、随時能力のオンオフをしていただけである。


設定

関東有数の暴力組織、村崎組の御曹司。
年齢:17歳
身長:157㎝
体重:54㎏
好き:弱者を支配し崇められること
嫌い:弱者を蹂躙し恐れられること

水で濡れているかのような艶やかな黒色のマッシュショートヘア。
目鼻立ちは非常に整っており、小柄で線が細いことも相まって初見では美少女と間違える者もいるほど。
常に堂々と笑みをたたえているが、切れ長の瞳には野心がギラついており精力的な印象を与える。
詰襟の学生服を身につけているが学校には通っていない。

父親は伝説的戦闘魔人、村崎組の組長である村崎大亜。
大亜は体をダイアモンドに変化させる能力者であり、ありとあらゆる戦場で暴れつくした。
その強さが荒くれ者を引き寄せ、いつのまにやら組織となっていた。

大亜の引退にあたり村崎組を引き継ぐことになったが、揚羽は暴力を糧とする村崎組を引き継ぐことに全く興味がない。何故なら揚羽自身は弱者をいたぶることに喜びを感じないから。


「弱者は哀れである!心安らかに過ごせるよう庇護することこそが強者の義務である!嗚呼!しかし悲しいかな!我の前では全て弱者なのだ!」


揚羽の目的は村崎組の健全化。
弱者のために能力を清く正しく使う、世間に受け入れられる組織にすることである。

イグニッション・ユニオンに優勝すれば
C3ステーションとのコネが手に入る。
組織健全化のための資金が手に入る。
健全化に向けたアピールを全国規模で出来る。

そして何より、

「大亜さんの息子だか知らねえけどボンボンが調子乗ってんじゃねえぞ!?」

と反発する村崎組の荒くれどもに自身の力を示すことが出来る。

揚羽にとってイグニッション・ユニオンは、組織内外の血を流さずに新生村崎組を生み出す絶好の機会なのだ。

刃山 椿


■キャラクター名:刃山 椿
■ヨミ:ハヤマ ツバキ
■性別:女
■武器:日本刀 無銘だが使いやすく切れ味も良い逸品

特殊能力『PSYCHO=LAW(サイコ=ロウ)

1辺1メートルの立方体である黒い【キューブ】を生み出し自在に操る能力。
自身を中心に半径200メートル以内が操作可能距離。
瞬時の出し入れが可能だが、キューブを出す空間には何もないことが条件。
相手の体内に発生させるなどの活用は出来ない。
生み出されたキューブは大体鉄と同程度の強度を持つ。
同時に複数生み出すことはできない。キューブを破壊された場合は再生産可能だが5分ほどかかる。

キューブは最大で時速100キロ程で操作することが可能であり、十二分な破壊力を持つ。

ただしこのキューブは【人を直接傷つけることが出来ない】という制限を持つ。
直接傷つけそうになった場合、キューブは緊急停止する。
直接傷つける、の範疇は椿の認識によるが、
鎧を着ている相手の鎧を攻撃する⇒アウト
相手が乗っている車を破壊する⇒セーフ くらいの認識のようだ。

本質的には何かを守りたくて発現した能力。

設定

村崎組において村崎大亜に次ぐ序列二位の剣士。
年齢:17歳
身長:176㎝
体重:65㎏
好き:和菓子
嫌い:ムカデ


あご先くらいの長さのぱっつんストレートボブを軽いオレンジ色に染めている。
ぱっと見は美人と言っていいルックスであるが、何かを睨みつけるようにつり上がった三白眼、女性としては高い身長、狼を思わせる犬歯が見るものに凶悪な印象を与える。

有名私立高校の、紺のブレザーの制服を身につけているが学校には通っていない。
街に溶け込みやすく、敵が油断しやすいから身につけているのだが、ある意味ではコスプレ。
それを指摘すると烈火のごとく怒る。

父親は弱小暴力組織の下っ端だった。母親は椿を生んですぐに家を出たため顔も知らない。
物心つくかつかないかのうちに抗争に巻き込まれ父親は死亡。父親の属していた組織も崩壊。
大亜に気まぐれに拾われ、生きるための術を叩きこまれた。

田宮流の居合を使いこなし、村崎組序列二位まで上り詰めた。
キューブを盾とする正面からの突貫と冴えわたる居合術により“切り込み椿”の異名で恐れられている。
生きて居場所を得るために強くなった結果、多くの敵を作り頻繁に狙われる日々を送っている。

大亜の息子というだけで、横から入り込んで組織を変えようとする揚羽に反発するが完全敗北。
哀れ死霊の騎士(スケルトンナイツ)の一員に加えられてしまう。



最終更新:2021年04月25日 22:21