幻想企画
阿僧祇なゆ
■キャラクター名:阿僧祇なゆ
■ヨミ:アソウギ ナユ
■性別:女性
■武器:アイドルとしてのパフォーマンス力、ライブ用巨大トレーラー、マイク、車椅子、その他
特殊能力『おもちゃ箱』
浴びたものをサイボーグにしてしまうビームを体から放つ。
おもちゃビームを浴びたものは全て機械になる。人間だろうが物だろうが、生きてようが死んでようが、有機物だろうが無機物だろうが、森羅万象を問答無用で機械化する。
機械化する際、元の物質の材質や質量、体積、サイズ等は無視できる。ただのカボチャでも大型トレーラーになるし、ネズミでも大型バイクになる。なお機械化においては、能力者本人のイメージをかなり忠実に再現する反面、「設計」のプロセスが必要となり、精密に構造を把握していなければ、ただのガラクタ同然に仕上がる。そして阿僧祇なゆは大雑把な性格である。
ただし、自他問わず「(芸能活動のため)人々を魅了する」という誓約があれば、機械は現実の法則を無視してイメージ通りに動作する。この時の機械は夢のエネルギーで動いているらしく、夢があればガソリンなどなくても動き続けられるらしい。
例えば人間を、現実では無理のある構造のサイボーグにも出来る。
要は人々に夢を与えるという唯一絶対の条件下でのみ、あらゆる無茶を可能にする。夢さえあれば現実には不可能な構造の機械でさえ稼働させる。
弱点として、「人々を魅了する」という誓約に反した瞬間、機械は動作を停止する。
この場合、夢を失った機械は特に他の動力源が無ければ動かなくなる。
また、機械化は不可逆であり、元に戻すことができない。同じ原理で一度機械化したものを拡張させることも難しいらしく、一度機械化した物に追加で新しい機能を持たせるには予め互換性を設定しておく必要がある。
さらにおもちゃビーム自体がかなり大雑把であるため、精密な攻撃や速度で上回る敵に対して後手になりがち。
設定
63歳現役アイドル。
キャッチコピーは「茶目っ気ミステリアス」「死ぬほどお茶目、死ぬまで破茶滅茶」
ゴシック服を着ており、物憂げな表情がどことなくミステリアス。所作にも品がある。
本人曰く夢みがちな少女。
ダンス、歌唱力、MC、ビジュアル、知性、全てトップクラス。とても還暦過ぎには見えない。
本性の破天荒な性格に目を瞑ればアイドルとして完璧である。
普段は車椅子に乗って淑女然としているが、ライブの際はアクティブに、時にエモーショナルに立ち回る。
あまりに激しく動き回るため、ほとんどの仕事で損害が収益を上回る。ここ10年の活動だけでも武道館を3回は建て直させたほど。
しかしその型破りな姿は、ティーン女子からならず者までやたら広い層を魅了しており、ファンの数も多い。
17歳のときに1stシングル「愛と欲望のシチリア」で清純派アイドルとしてデビュー。
今でこそ物腰柔らかな佇まいを学習したが、当時のあだ名は「危険生物」。ガラス越しでの鑑賞が推奨されるという意味。
そんな彼女だが、常にアイドルとしての技能の研鑽を怠らず、最近はブイチューバーとしても活動するなど大変な努力家。
本質としては「アイドルとしての自分」に全てを注ぎ込むタイプ。
今回の大会の目的も戦闘のためではなく、合法的に殺人が許される場で、人々を熱狂させ魅了し尽くすため。
アイドルとして頭のてっぺんから爪先まで改造してない箇所はない。
クロスケ
■キャラクター名:クロスケ
■ヨミ:クロスケ
■性別:オス(男性)
■武器:仕込み杖、体に施された銃器火器、その他なんでも器用にこなす
特殊能力『ラーニングメソッド』
自分が教えた生徒の伸び代を次の世代にも継承させる。
クロスケの指導によって生徒の能力が向上したとする。すると、次以降に教える生徒達も同じだけの努力で同じだけ成長できる。
この場合、生徒の元々の才能や理解力、周辺環境等のあらゆる生得条件を無視する。
例えばクロスケの指導によってある生徒が空手初段程度の実力を得る。この場合、次以降に彼の指導を受ける者たちは、才能の有無に関わらず、同じだけの努力量で同じ空手初段程度の実力を身につけることが出来るようになる。
彼が教えられる内容に制限はない。上記の例に挙げた空手以外にも、50m走やウェイトリフティング、メンタルトレーニングすら能力の対象となる。技術や身体能力だけに留まらず、精神にまで及ぶ。
どう教えようが、「教えた」という形式さえあれば、生徒のポテンシャルを確実に後進へ継承させることができる。
凡夫と天才の決定的な差を埋めるための能力。
習得に必要な生徒の理解力は「ラーニングメソッド」の能力が保証してくれる。あとはどれだけ時間を費やしたか、どれだけ内容の濃い講義をしたかで習得速度が決定する。
それゆえ、クロスケの指導は必ず「心構え」から行われる。生徒のやる気が0であれば、0に何を掛けても0のままだからである。
やりようによっては驚異的な同質集団の軍隊を作り出すことすら可能。
能力の裏技として、指導対象に自分自身も含まれるため、「ラーニングメソッド」に蓄積されたノウハウは漏れなくクロスケ本人も使用できる。反対に自分の経験なども生徒に継承させることが可能。
ほか、「達人にちょっとしたアドバイスをしたらもっと強くなった」ケースも能力の適用対象となる。この場合、達人並のポテンシャルをど素人に与えることが出来る。
ただし、この場合技術の習得に必要な努力量には「達人が今まで費やしてきた努力」が加算される。あくまで引き継げるのはポテンシャルのみ。
こんな感じで「裏技」がいくつかある。
しかし、無理な努力には相応にケガの危険が伴う。本来の実力に見合わない歪な成長をさせた結果、肉体が負荷に耐えられないというケースが起こることも稀ではない。
設定
頭部が黒猫になっている男性。
一般人には「阿僧祇なゆのライブでよく犠牲になってる、頭が猫の人」という印象を持たれている。
金の刺繍入りの赤い燕尾服にエメラルドのループタイがチャームポイントの、ヨーロッパ貴族風の紳士猫。
よく阿僧祇なゆのライブで犠牲になってる。
頭部が黒猫になっているが、本人曰く被り物ではないらしい。笑うと口元から銃口が覗くほか、頭頂部がパカパカ開く。
顔が猫だが、言葉は話せる。丁寧でちょっと古めかしい口調。あと近寄ると加齢臭がする。
手先は器用で、曲芸じみた動きで立ち回る。戦闘力が高いため舐めると痛い目に遭う。
本名は獅童功一。
ビックリするくらい名前負けしてるとよく言われる。本人もそう思ってる。
名前に負けたくないのでファンからの愛称であるクロスケで通してる。
正体はアイドル芸能事務所、有限会社幻想企画プロダクションのプロデューサー。
阿僧祇なゆの長年の相棒。己の培ってきたノウハウを全て彼女に叩き込んだ。暴力を与えられた不思議ちゃんみたいな存在だった阿僧祇なゆに礼儀を覚えさせたすごい人。
彼のレッスンはどんな落ちこぼれも出さないことで有名。アイドル界の隠れた名教師。
普段は事務所で新人教育に力を注いでいる。
趣味は投資。金にも人にも投資する。
投資における一番の失敗は阿僧祇なゆの存在そのものとのこと。
元々は自らが舞台に立ち観客を熱狂させるショーマンだった。現在も「自分自身が再び表舞台に立ち、人々を飽くことなく熱狂し尽くしたい」という夢を抱き続けている。
最終更新:2021年04月25日 23:10