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語源はEttin(エティン)と思われる。
元々はアイルランドの妖精譚に登場する巨人。
民話「The Red Ettin(赤のエティン/赤毛のエティン)」のものが代表とされる。
Wikipediaに記載されている英文記事を要約すると以下のようになる。
「ある小屋に未亡人とその息子達が住んでいた。
長男(そして次男)は道中で会った羊飼い、豚飼い、山羊飼いから
スコットランド王の娘を攫ったアイルランドの赤のエティンの話を聞き、
エティンの城で3つの謎かけをされるも答えられず石に変えられてしまう。
最後に末っ子が老婆に身を変えた妖精からアドバイスと魔法の杖を貰い、
謎かけを全て答えてエティンの3つの首を切り落とす。
その後、石に変えられた者を元に戻し、王の娘と結婚する」
西洋版「山なし」といったストーリーである。
三兄弟、三人の家畜飼い、三頭、三問など、やたら「3」が重視されている。
本来は三つ頭の巨人なのだが、D&Dで双頭の姿で登場して以降、
D&Dを踏襲したゲームファンタジーでは双頭巨人という扱いが多い。
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最終更新:2013年09月11日 11:06