Pixivファンタジア wizard and knight(略称:PFW&K)
開催期間:2011年10月15日~10月31日
シリーズ外伝(5.5作目)
「魔術師」と「騎士」二つの陣営の争いをテーマにしている。
前作
PixivファンタジアⅤの終了からおおよそ半年後に開催された。
開催期間は三週間だが、勝敗を決する集計期間は毎週の土・日・月の三日間のみで、
火曜日に中間発表が行われ、計三回の勝敗で二勝した陣営の勝利とされた。
一方の陣営が最初の二週間で二連勝をおさめてしまった場合は、
三戦目で1.5倍のポイント差をつけて勝利すれば逆転できる特別ルールが用意されていた。
しかし実際には両陣営が一勝づつをおさめたため適用されなかった。
外伝だけあって、公式のお遊び要素が多く、
どこかで見たような公式キャラクターが複数登場し、
また後のシリーズに再登場する者もいた。(⇒
熟練の黒騎士)
一方、歴代に必ず登場していた
ドワイト隊長の名前は今作には無い。
(企画目録にいる名無しの騎士が、甲冑デザインからドワイトではないかと思われる)
◎閲覧数◎
第一戦
●術の陣営
土:149773
日:145946
月:111700
●剣の陣営
土:140942
日:161266
月:124111
第二戦
●術の陣営
土:103304
日:092525
月:090695
●剣の陣営
土:101469
日:092077
月:093591
第三戦
●術の陣営
土:072000
日:070644
月:092247
●剣の陣営
土:078533
日:088768
月:101696
戦いは
剣の陣営が勝利し、
灰色の城を制して
門からそれぞれの望む世界へと旅立っていった。
敗北した
術の陣営は、次に勝利するまで
再び戦いが訪れる度に灰の掌へと召喚され続けるという。
■
「魔法使いと騎士」という中世欧州風ファンタジーの花形がタイトルとなっているが、
ここではそれにちなんで「剣と魔法」について蛇足を少々記す。
R.E.ハワードの「コナン」シリーズを筆頭とするヒロイックファンタジー、
すなわち「英雄が活躍し魔法が存在する世界を描いた小説」がファンタジー界に牙城を築いていた頃、
このヒロイックファンタジー群全体を表現する名前をつけようという話になった。
そこで自身も「ファファード&グレイ・マウザー」というヒロイックファンタジーを書いていた
作家フリッツ・ライバーが「Sword & Magic」を提唱した。
これが今日まで続く「剣と魔法」の誕生である。
(この「○○&○○」という表記は当時のアメリカの小説ジャンルで見られた形式であり、
他にも「Blood&Thunder」(血と雷⇒流血と暴力/血なまぐさい冒険小説)などが有名)
日本においてはロードス島戦記、ドラゴンクエスト、スレイヤーズに代表される作品群により
若年層を中心に「ファンタジー=中世欧州風の剣と魔法の世界」という認識が強く、
ライバーが生み出した「剣と魔法」という言葉は太平洋の反対側でしっかりと根付いている。
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最終更新:2014年01月25日 13:43