灰の掌PixivファンタジアW&K

 戦士達が召喚された世界の総称。
 強き魂の集いし地。
 PixivファンタジアW&Kの舞台。

門を備えた二つの城の中心に、巨大な灰色の城が聳え立つ世界。
門よりこの世界に召喚された戦士は、灰色の城を奪う為に戦わなければならない。
灰色の城を制した時、戦士は新たなる世界へ旅立つ事が出来るという。
灰の掌に呼ばれる者全てが強力な戦士や術士であるとは限らない。
戦いに勝利する為であれば、戦局を有利に動かすための人材がこの世界へと召喚される。
術の陣営は魔術媒体を作る職人が、剣の陣営は武器を作る鍛冶などがこれに該当する。

 世界全体が両手の形をしており、
 向かって左の手が術の陣営、右の手が剣の陣営となっている。
 両の手の間には灰色の城があり、両陣営はこの城を巡って戦うこととなる。

 赤毛の剣士ヒゲの騎士のような、PF本編において没したと思わしき人物がいることから、
 「強き魂の集う地」の名の通り、霊魂が召喚されるような印象を受けるが、
 実際には戦闘中に命を落とす者がおり、生身で召喚されていると考えるべきか。

 勝利した陣営は戦果として可能な限りの願いを一つ叶えられ、
 (恐らく灰色の城にある)門を潜って各々が望む世界へと旅立つ。
 敗北した陣営は再び敵が現れ戦いが起こる時、
 勝利を収めるまで永遠にこの地へと呼び出され続ける。

 PFW&Kで描かれた戦いに限らず、この世界では召喚者を入れ替えながら
 永遠に術と剣の戦いが続けられているようである。


 ■
 灰の掌の図には古ガルガディア語でGRAY?ALMと書かれている。

 五文字目が既存の古ガルガディア語に無い新しい文字だが、
 「灰の掌」に対応した表記であるならばGray(灰色)Palm(掌)と考えられる。


 蛇足となるが、「強き魂」が永遠に戦いを繰り広げることから、
 モデルは北欧神話のヴァルハラと思われる。

 ヴァルハラは北欧神話の主神オーディンの館であり、
 ヴァルキュリアに招かれた戦死者達(エインヘリアル)が来るべきラグナロクに備えている。
 戦士達は毎日、館の外で一日中戦いあい、夜になると戦死者は生き返り館で宴に預かる。

 仮にモデルがヴァルハラであるならば、そこへ導く強き魂を見定める
 みとどけるものは、ピクファン世界におけるワルキューレなのかもしれない。
 が、だとすると、あの円盤状仮面の下は女性なのだろうか・・・。




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最終更新:2013年12月16日 20:10