門を備えた二つの城の中心に、巨大な
灰色の城が聳え立つ世界。
門よりこの世界に召喚された戦士は、灰色の城を奪う為に戦わなければならない。
灰色の城を制した時、戦士は新たなる世界へ旅立つ事が出来るという。
灰の掌に呼ばれる者全てが強力な戦士や術士であるとは限らない。
戦いに勝利する為であれば、戦局を有利に動かすための人材がこの世界へと召喚される。
術の陣営は魔術媒体を作る職人が、剣の陣営は武器を作る鍛冶などがこれに該当する。
世界全体が両手の形をしており、
向かって左の手が
術の陣営、右の手が
剣の陣営となっている。
両の手の間には
灰色の城があり、両陣営はこの城を巡って戦うこととなる。
赤毛の剣士や
ヒゲの騎士のような、PF本編において没したと思わしき人物がいることから、
「強き魂の集う地」の名の通り、霊魂が召喚されるような印象を受けるが、
実際には戦闘中に命を落とす者がおり、生身で召喚されていると考えるべきか。
勝利した陣営は戦果として可能な限りの願いを一つ叶えられ、
(恐らく灰色の城にある)門を潜って各々が望む世界へと旅立つ。
敗北した陣営は再び敵が現れ戦いが起こる時、
勝利を収めるまで永遠にこの地へと呼び出され続ける。
PFW&Kで描かれた戦いに限らず、この世界では召喚者を入れ替えながら
永遠に術と剣の戦いが続けられているようである。
五文字目が既存の古ガルガディア語に無い新しい文字だが、
「灰の掌」に対応した表記であるならばGray(灰色)Palm(掌)と考えられる。
蛇足となるが、「強き魂」が永遠に戦いを繰り広げることから、
モデルは北欧神話のヴァルハラと思われる。
ヴァルハラは北欧神話の主神オーディンの館であり、
ヴァルキュリアに招かれた戦死者達(エインヘリアル)が来るべきラグナロクに備えている。
戦士達は毎日、館の外で一日中戦いあい、夜になると戦死者は生き返り館で宴に預かる。
仮にモデルがヴァルハラであるならば、そこへ導く強き魂を見定める
みとどけるものは、ピクファン世界におけるワルキューレなのかもしれない。
が、だとすると、あの円盤状仮面の下は女性なのだろうか・・・。
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最終更新:2013年12月16日 20:10