叶えたい/叶えさせたい ◆OmtW54r7Tc
魔法陣グルグル2――グルグル使いのヒロインククリの姿をした彼女は、この殺し合いに乗っていた。
グルグルとは、魔法陣を描いて発動する魔法だ。
つまり、それはタッチペンを使用するDSや3DSと非常に親和性が高いという事だ。
彼女にとって、タッチペン操作でグルグルを描くゲームというのは長年の夢だったのだ。
グルグルとは、魔法陣を描いて発動する魔法だ。
つまり、それはタッチペンを使用するDSや3DSと非常に親和性が高いという事だ。
彼女にとって、タッチペン操作でグルグルを描くゲームというのは長年の夢だったのだ。
魔法陣グルグルは現在、「舞勇伝キタキタ」というスピンオフ、そしてキタキタの完結後に新たに連載が開始された「魔法陣グルグル2」(漫画の方)、更には無印原作の新装版が出るなど、徐々に復活の兆しが見えてきている。
そのような情勢にグルグル2は自らのリメイク、あるいは新作のグルグルゲームが出ることを期待していた。
そんな折に始まったのが今回の企画。
負けられない。
念願のタッチペン操作のグルグルの為にも、絶対に優勝して3DSにリメイクされるんだ。
そのような情勢にグルグル2は自らのリメイク、あるいは新作のグルグルゲームが出ることを期待していた。
そんな折に始まったのが今回の企画。
負けられない。
念願のタッチペン操作のグルグルの為にも、絶対に優勝して3DSにリメイクされるんだ。
「そういうわけで…あなた、死んでくれないかな?」
グルグル2は、目の前のソフトに向けてそう言った。
彼女と対峙するのは、DQ5の主人公の姿をした青年――いわゆるドラゴンクエストⅤだった。
彼女と対峙するのは、DQ5の主人公の姿をした青年――いわゆるドラゴンクエストⅤだった。
「俺は…」
「あなたはPS2、DSで既にリメイクされているでしょ?これ以上のリメイクを望むなんて贅沢よ。私に譲りなさい!」
「待ってくれ!俺は…」
「あなたはPS2、DSで既にリメイクされているでしょ?これ以上のリメイクを望むなんて贅沢よ。私に譲りなさい!」
「待ってくれ!俺は…」
ドラクエⅤの話に耳を貸さず、グルグル2は魔法陣を展開する。
「ちびトカゲ!」
円を描くだけの最もシンプルな魔法陣により、火の玉が発射される。
「くっ!…バギ!」
対するドラクエⅤは、すぐさま呪文を唱えて小さな竜巻を発生させて、グルグル2の魔法を打ち消した。
「話を聞いてくれ!俺はお前と戦うつもりはない!」
「…優勝するつもりはないの?まさか、この殺し合いを止めようなんて考えてるの?だったらなおさら生かすわけにはいかないわ!」
「…優勝するつもりはないの?まさか、この殺し合いを止めようなんて考えてるの?だったらなおさら生かすわけにはいかないわ!」
グルグル2は敵意を募らせる。
殺し合いに反対するものの反抗によりこの企画が頓挫するような事は、絶対に阻止しなければいけない。
殺し合いに反対するものの反抗によりこの企画が頓挫するような事は、絶対に阻止しなければいけない。
「…君の言う通り、俺はもう既に二度もリメイクを果たしている。今更新たなリメイクなんて望んでいない。だからどう行動しようか迷ってたんだけど…今決めた」
ドラクエⅤは覚悟を決めたようなきりっとした表情をして、グルグル2と目を合わせた。
真摯で澄んだ瞳に見つめられ、グルグル2は一瞬ドキッとして顔を赤くする。
真摯で澄んだ瞳に見つめられ、グルグル2は一瞬ドキッとして顔を赤くする。
「グルグル2、手を組まないか?俺は、お前の夢を叶えるために協力したい」
「な…協力!?本気で言ってるの!?」
「ああ、本気だ。俺は、お前を優勝させるための盾となり、手足となろう。このパパスの剣に誓って!」
「な…協力!?本気で言ってるの!?」
「ああ、本気だ。俺は、お前を優勝させるための盾となり、手足となろう。このパパスの剣に誓って!」
そういってドラクエⅤは持っていた剣を天に高くかざした。
「な、なんでそんな…」
突然の申し出に、グルグル2は戸惑う中、ドラクエⅤは語った。
「お前の原作者、衛藤ヒロユキ氏には、俺も4コマでお世話になったからな。俺を生んだ父さんはエニックス(現スクウェア・エニックス)だが、衛藤氏も、ある意味で俺の父さんみたいなものだ」
「………」
「そして、ドラクエ4コマの後に生まれたお前は、義理の妹みたいなものだ」
「い、妹って…変なこと言わないでよ」
「俺は…妹の、大切な家族の夢を応援したい。お前の夢を、叶えさせてやりたいんだ」
「な、何言って…」
「………」
「そして、ドラクエ4コマの後に生まれたお前は、義理の妹みたいなものだ」
「い、妹って…変なこと言わないでよ」
「俺は…妹の、大切な家族の夢を応援したい。お前の夢を、叶えさせてやりたいんだ」
「な、何言って…」
ドラクエⅤの超理論に戸惑いつつ、グルグル2は考える。
人の事を妹だのなんだのと突飛な理屈をつけてきたが、提案自体は悪いものではない。
普段の自分のゲームでは、ククリが魔法を唱える間にニケが壁役になってくれていたが、今はその壁がいない。
一人でも戦えないことはないだろうが、ククリの魔法は失敗することもよくあるため、いざという時に窮地に立たされることは目に見えてる。
それに…ずっと二人で戦ってきたからか、どうにも単独戦闘というのは性に合わない。
別に一人が寂しいとか、そういうんじゃ全然ないけど、今は提案に乗っておくのが良いだろう。
人の事を妹だのなんだのと突飛な理屈をつけてきたが、提案自体は悪いものではない。
普段の自分のゲームでは、ククリが魔法を唱える間にニケが壁役になってくれていたが、今はその壁がいない。
一人でも戦えないことはないだろうが、ククリの魔法は失敗することもよくあるため、いざという時に窮地に立たされることは目に見えてる。
それに…ずっと二人で戦ってきたからか、どうにも単独戦闘というのは性に合わない。
別に一人が寂しいとか、そういうんじゃ全然ないけど、今は提案に乗っておくのが良いだろう。
「…分かったわ。あなたの提案に乗るわ。しばらく一緒に行動しましょう」
「良かった。それじゃあこれからよろしく!」
「良かった。それじゃあこれからよろしく!」
こうして私は、このドラクエⅤと一時的な同盟を結ぶことにした。
そういえばグルグルは、ドラクエパロの宝庫だ。
手を組む相手としては妥当というか、相性がいいかもしれない。
そういえばグルグルは、ドラクエパロの宝庫だ。
手を組む相手としては妥当というか、相性がいいかもしれない。
「…全く、物好きがいたものだわ」
「ドラクエⅤは親子三代の物語だからね。Ⅴ主人公には妹っていうか兄弟自体いないけど、やっぱり家族は大切にしたいよ」
「だーかーらー!妹言うなー!」
「妹が嫌なら…お嫁さんはどうだろう?結婚も、Ⅴの重要な要素だ」
「だ、だだだ誰がお嫁さんよ!?あんまり変なことばっか言ってると焼くわよ!?」
「ドラクエⅤは親子三代の物語だからね。Ⅴ主人公には妹っていうか兄弟自体いないけど、やっぱり家族は大切にしたいよ」
「だーかーらー!妹言うなー!」
「妹が嫌なら…お嫁さんはどうだろう?結婚も、Ⅴの重要な要素だ」
「だ、だだだ誰がお嫁さんよ!?あんまり変なことばっか言ってると焼くわよ!?」
…前言撤回。
こいつといると、やっぱり調子が狂う…。
こいつといると、やっぱり調子が狂う…。
【C-6 森】
【ドラゴンクエストⅤ】
【状態】健康、MPちょっぴり消費
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
※外見はDQ5主人公です
【状態】健康、MPちょっぴり消費
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
※外見はDQ5主人公です
【魔法陣グルグル2】
【状態】健康、MPちょっぴり消費
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:こいつ(DQ5)といると調子が狂うわ…
※外見はククリです
【状態】健康、MPちょっぴり消費
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:こいつ(DQ5)といると調子が狂うわ…
※外見はククリです