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カービィのコロコロエスケープレース

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カービィのコロコロエスケープレース ◆OmtW54r7Tc


「待て待てぃ!逃げるな止まれぇ!」

最速の男、F-ZEROは、ポケットモンスター青とスーパードンキーコングのリュックを回収した直後、近くに潜んでいた参加者を追っていた。

「ちっくしょー!待てと言われて待つ奴がいるかよ!」

終われているのは、丸々とした体型をした巨漢の男――その名を、コロコロカービィという。
彼は、自らの身体を丸めて転がることによって、なんとか追跡を逃れようとしていた。
これがコロコロカービィの能力――普通に移動をするとその肥満体の巨体の為に普通の人よりも動きが鈍重であるが、転がることで、とてつもない速さで移動することができる。
また、彼の転がる能力にはポケモンの技の「ころがる」の理屈が適用され、転がれば転がるほどスピードと破壊力が増すのである。

(ちっくしょう、漁夫の利を狙って潜んでたが、とんでもねえ奴に見つかっちまった)

彼は、ポケモン青とスーパードンキーコングが戦いを始めようとした時から、その近くに潜んでチャンスをうかがっていた。
しかし、運悪く見つかり今に至るというわけだ。
…というより、でかい図体してるのに見つからずにやり過ごそうなど、普通に考えて無理だろう。
実際F-ZEROに見つかった時も茂みに隠れていたが、全く隠せていなかった。

「お前!このブルーファルコンを相手にここまで互角の走りを見せるとは、やるな!」

F-ZEROの操るブルーファルコンは、始めのうちこそコロコロカービィとの差をジリジリと詰めていたが、やがてコロコロカービィの速度が上がり、差が縮まらなくなってきていた
コロコロカービィの方も速度上昇の上限を迎え、追いかけっこは差が縮まらないまま膠着状態を迎えていたが…


「なにっ!」


コロコロカービィの目の前に、巨大な池が現れた。
コロコロカービィは、慌ててストップする。
ギリギリの所で止まるのは、チキンレースで慣れている。

「HAHAHA!これでジ・エンドだ!俺の最速クリアの礎となるんだな!」

前方には池。
後方にはブルーファルコン。
絶体絶命のピンチだ。

「くっそー!一か八かだ!奥の手を見せてやる!」

そういうとコロコロカービィは…跳んだ。


コロコロカービィというゲームには、従来のカービィシリーズにあるようなコピー技など存在しない。
それどころか、空気弾や吸い込みすらない。
では、このゲームにおける基本的な攻撃手段とは、なんなのか。
それが、「跳ね上がり」である。
このゲームのカービィは、ゲームボーイカラーの本体をエイッと上に跳ね上げることによって、カービィの身体も跳ね上がる。
いわゆるジャンプアクションであるが、この跳ね上がりを行うと、周囲にいる敵も跳ね上がり、敵の種類によってはそれで倒すことができるのだ。

コロコロカービィには、転がる能力のほかにこの跳ね上がりのスキルも備わっていた。
そして、その効果により…


「うおっ!?なんだ!?」


F-ZEROの身体がブルーファルコンのコックピットを突き破って跳ね上がった!
搭乗者を失ったブルーファルコンは、跳ね上がりで跳んでいたコロコロカービィの真下を通過し…巨大な池を横断していった。

「さてと、マシンを失ったお前はもう敵じゃねえ…トドメだ!」

コロコロカービィは、F-ZEROに向けて転がる。

「うおおお!ブルーファルコォォォォォン!!」

だがしかし、F-ZEROは高い跳躍で攻撃をかわすと…

「俺を置いていくなぁぁ!わが愛機よ!」

…コロコロカービィをスルーしてブルーファルコンを追おうとしていた。

「ってちょっと待て!その先は池…って、ええ!?」

コロコロカービィは、ブルーファルコンを追おうとするF-ZEROの方を振り返り…驚愕する。


「うおおおおおおおおおお!こんな池がなんだぁ!俺は最速の男、F-ZEROだ!」


…池上を、走っていた。




「…まったく、なんだったんだあの男は」

色々とぶっ飛んでいた男、F-ZEROがいなくなったことに安堵したコロコロカービィは、その場に腰を下ろす。
転がれば転がるほど速くなるとはいえ、その分疲労の蓄積も大きくなるのだ。
かなりの距離を転がり、疲労困憊であった。

「休んだら、目的を果たさないとな…」

コロコロカービィの目的。
一つは勿論この殺し合いの優勝だ。
彼は、かつてゲームキューブにて続編の『コロコロカービィ2』が作られる予定だったにも関わらず、開発が中止になったという過去がある。
あの時の悔しさは忘れられない。
リメイクでなくてもいい。
かつて開発中止になった幻の『コロコロカービィ2』を、生まれるはずだった自分の弟分を、この手で誕生させたいのだ。
そして、目的はもう一つ。

「初代『星のカービィ』、貴様は俺が倒す…」

参加者の一人、星のカービィの殺害であった。
自分達星のカービィシリーズの原点であるあのゲームが、この場にいないはずがないと彼は確信していた。

「『2』、『3』と続編が作られた貴様には、Wiiに移植された貴様には分からないだろう!この俺も悔しさが、嫉妬が、恨みが!」

逆恨みであることは分かっている。
それでも彼は、後輩に恵まれ、wiiという近代ハードでの移植で脚光を浴びる自分達の原点に、恨みを抱かずにはいられなかったのだ。

「俺の苦しみを、悲しみを、貴様にも味あわせてやる…!」



「にしても…ここはたぶんB-6の池だよな?F-1にいたはずなのに、どうなってるんだ?」


【B-6 池周辺(西側)】

【コロコロカービィ】
【状態】疲労(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる
2:星のカービィを倒す
3:ひとまず休む
※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。
※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。
 転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます

※会場の端と端はループしているようです

「あっ!あれは!?」

スーパーマリオランドから逃げていた海腹川背とクロノ・トリガーは、池上を走る物体を見つけた。
鳥か!?飛行機か!?いや、ブルーファルコンだ!!

「お兄さん、私にしっかりつかまっててくださいね!」
「なっ!ま、まさか…」
「そ~れっ!」

ブルーファルコンがこちらに近づいてくるタイミングを見計らうと、川背は釣竿を思いっきり振る。
釣り針は絶妙なコントロールでブルーファルコンに引っかかり…

「ふう!どうにか乗り込めました!」
「全く…無茶をする」
「お兄さん!このままこれに乗ってこの場を脱出しましょう!」
「操縦できるのか?」
「うっ…それは」

ブルーファルコンは、東へ向けて走っていく。


【C-6 森】

【海腹川背】
【状態】健康
【装備】すごい釣り竿@ポケットモンスターシリーズ、ブルーファルコン@F-ZERO
【道具】支給品一式
【思考】
1:殺し合いはしない
2:この場から脱出する
※外見はキャラとしての海腹川背です。
※糸と針があれば、ルアーアクションが使えます。

【クロノ・トリガー】
【状態】ダメージ(中)
【装備】ブルーファルコン@F-ZERO
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:殺し合いはしない
2:この場から脱出する
※外見はクロノ・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはです。



「くっ!逃がしたか!」

スーパーマリオランドは、ブルーファルコンに乗って消えた二人を見ながら、悔しそうにつぶやく。
さすがにBダッシュでも、あんなマシンに乗られては追いつくことなどできない。

「うおおおおおおおおお!ブルーファルコォォォォォォン!!」
「む?誰だ?」

マリオランドが声のする方を向くと…人が、池の上を走っていた。

【B-6 池周辺(東側)】

【スーパーマリオランド】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:優勝を狙う
2:あの池の上を走っている奴は誰だ?
※外見はマリオっぽい老人です。
※「スーパーボールを無尽蔵に出せる」能力です。
※支給品のマリンポップ号@スーパーマリオランドは池に放置してあります。

【B-6 池上】

【F-ZERO】
【状態】絶好調
【装備】なし
【道具】支給品一式×3
【思考】
1:殺し合いの最速クリア
2:ブルーファルコンを追う
※外見はキャプテン・ファルコンのヘルメットを被った男(37歳)です。
※超一流のドライビングテクニックを持っています。


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