大乱闘カービィハンターズZ ◆NIKUcB1AGw
スーパーデラックスは、とぼとぼと森の中を歩いていた。
相変わらず、自分がどこにいるかはわかっていない。
太陽の位置で方角を推測しようにも、この電脳世界では太陽があるのは常に真上だ。
もっとも、知識レベルが小学生のスーパーデラックスにはもともとそんな芸当はできないのだが。
相変わらず、自分がどこにいるかはわかっていない。
太陽の位置で方角を推測しようにも、この電脳世界では太陽があるのは常に真上だ。
もっとも、知識レベルが小学生のスーパーデラックスにはもともとそんな芸当はできないのだが。
それでも、彼は目標もなく歩いていたわけではない。
スーパーデラックスは、市街地を目指していた。
単純に森よりも、現在地がわかりやすいというのもある。
だがそれより、先ほどから市街地で明らかに何かが起きているというのが大きかった。
スーパーデラックスは、市街地を目指していた。
単純に森よりも、現在地がわかりやすいというのもある。
だがそれより、先ほどから市街地で明らかに何かが起きているというのが大きかった。
(あそこに誰かがいるのは間違いないんだ。
危険でも、接触しなきゃ話が始まらない。
姉ちゃんが巻き込まれてないといいんだけど……)
危険でも、接触しなきゃ話が始まらない。
姉ちゃんが巻き込まれてないといいんだけど……)
スーパーデラックスの足取りは、本人も意識しないうちに速くなっていた。
◆ ◆ ◆
「はあ……はあ……」
星のカービィは、路地裏に座り込んでいた。
街を破壊しながら近づいてくる謎の物体から逃れるために走っていた彼女は、危機がひとまず遠のいたと判断して休憩していたのである。
カービィの隣には、ハム太郎2の姿がある。
彼もまた、息も絶え絶えである。
街を破壊しながら近づいてくる謎の物体から逃れるために走っていた彼女は、危機がひとまず遠のいたと判断して休憩していたのである。
カービィの隣には、ハム太郎2の姿がある。
彼もまた、息も絶え絶えである。
(とりあえず、さっきの放送でマリオワールドの名前は呼ばれなかった……。
あの人が死んでるってことはないはず。
一刻も早く合流しないと……)
あの人が死んでるってことはないはず。
一刻も早く合流しないと……)
息を整えながら、星のカービィはこれから取るべき行動を確認する。
「よし、そろそろ大丈夫かな……。
ハム太郎2くん、動ける?」
「がんばりん!」
ハム太郎2くん、動ける?」
「がんばりん!」
まだ顔色の優れないハム太郎2だったが、星のカービィを気遣ってかガッツポーズを取って元気をアピールする。
「……わかった。辛くなったら、すぐに言ってね」
ハム太郎2を気遣いつつ、星のカービィは移動を再開しようとする。
だがその直後、彼女の進路をふさぐように何かが現れた。
だがその直後、彼女の進路をふさぐように何かが現れた。
「あなたは……!」
星のカービィは、その姿を知っていた。任天堂に縁ある者が、それを知らぬはずがない。
黄色を基調としたカラーリング。長い耳。稲妻型のシッポ。
黄色を基調としたカラーリング。長い耳。稲妻型のシッポ。
「ピィィィィカァァァァチュゥゥゥゥ」
ポケモンオブポケモン、ピカチュウがそこにいた。
「よくぞ見つけたな。お手柄だぞ、ピカチュウ」
続いて現れたのは、ピカチュウの主たる太った男。
コロコロカービィである。
コロコロカービィである。
「あなたはいったい……」
星のカービィは、目の前の相手が同族であることに気づいていない様子だった。
何せコロコロカービィの外見には、カービィ要素がほとんどないので仕方ない。
それを言ったら星のカービィもあまりないが、まあ初代だけにオーラがあるとかそんな感じだ。
何せコロコロカービィの外見には、カービィ要素がほとんどないので仕方ない。
それを言ったら星のカービィもあまりないが、まあ初代だけにオーラがあるとかそんな感じだ。
「俺は、コロコロカービィ……」
「え、それじゃ私と同族……」
「そうだ。俺はお前を殺すために、ここまで戦ってきた。
覚悟してもらおう、初代星のカービィ」
「え、それじゃ私と同族……」
「そうだ。俺はお前を殺すために、ここまで戦ってきた。
覚悟してもらおう、初代星のカービィ」
コロコロカービィの告白に、一瞬明るくなりかけた星のカービィの表情が凍りつく。
「な、なんで? どういうこと? なんで同族のあなたが、私を殺そうとするの?」
「同族嫌悪という言葉を知らないのか、お前は。
お前を倒さなければ、俺は前へと進めないんだ。
ゆえに、死んでもらう」
「同族嫌悪という言葉を知らないのか、お前は。
お前を倒さなければ、俺は前へと進めないんだ。
ゆえに、死んでもらう」
コロコロカービィの周囲に、オーラが発生していく。
プラズマのエネルギーを溜め始めたのだ。
その間は隙が生じるが、あまりに衝撃的な展開に呆然とする星のカービィはまったく動けない。
このままでは、無抵抗でコロコロカービィに殺されるだけだ。
そうはさせじと、ハム太郎2が星のカービィをかばって前に出る。
だがそれは、あまりに儚い抵抗だった。
プラズマのエネルギーを溜め始めたのだ。
その間は隙が生じるが、あまりに衝撃的な展開に呆然とする星のカービィはまったく動けない。
このままでは、無抵抗でコロコロカービィに殺されるだけだ。
そうはさせじと、ハム太郎2が星のカービィをかばって前に出る。
だがそれは、あまりに儚い抵抗だった。
「無駄だ。プラズマの最大チャージなら、二人まとめて黒焦げにできる」
コロコロカービィを覆うオーラが、さらに強まっていく。
「こうもあっけなく目的が達成できるとは思わなかったが……。
世の中なんてこんなものか。じゃあな」
世の中なんてこんなものか。じゃあな」
コロコロカービィの右手が伸びる。だが、その手からプラズマが放たれることはなかった。
「溜めたエネルギーが……消えた……?
どういうことだ!」
「僕の能力で、チャージしたエネルギーを0にした……」
どういうことだ!」
「僕の能力で、チャージしたエネルギーを0にした……」
困惑するコロコロカービィの耳に届くのは、新たな声。
そこに現れたのは、本来の能力である「全てを0にする能力」をおのれの身に戻したスーパーデラックスだった。
そこに現れたのは、本来の能力である「全てを0にする能力」をおのれの身に戻したスーパーデラックスだった。
「あなたは……スーパーデラックス!? どういうこと!?
なぜあなたがここに!」
「スーパーデラックスだと!? バカな! 名簿には載っていなかったはずだ!」
なぜあなたがここに!」
「スーパーデラックスだと!? バカな! 名簿には載っていなかったはずだ!」
スーパーデラックスの登場に、それぞれ驚きを見せる星のカービィとコロコロカービィ。
「事情は後で話すよ、姉ちゃん。とりあえず、僕は姉ちゃんの味方だってことだけは伝えておく」
そう告げると、スーパーデラックスは怒りに満ちた視線をコロコロカービィに向ける。
「覚悟しろよ……。僕が出典のコピー能力で、姉ちゃんを攻撃しようとしやがって!」
こうして、ついに3体の「カービィ」が同じ場に揃った。
【C-3 市街地】
【星のカービィ】
【状態】疲労(小)、ダメージ(小)
【装備】斧
【道具】支給品一式×4、不明支給品×3、す~ぱ~ぷよぷよの☆、サバイバルキッズの☆、サンリオタイムネット未来&過去編のミックス☆
【思考】
1:スーパーデラックスを助ける、はずだったけど……
2:今までの償いの為に戦う
3:この場を切り抜ける
4:私の本来の能力…?
※外見はほしのあきに似た女性です。
※「飲み込んだ相手の能力をコピーする」能力を持っています。
【状態】疲労(小)、ダメージ(小)
【装備】斧
【道具】支給品一式×4、不明支給品×3、す~ぱ~ぷよぷよの☆、サバイバルキッズの☆、サンリオタイムネット未来&過去編のミックス☆
【思考】
1:スーパーデラックスを助ける、はずだったけど……
2:今までの償いの為に戦う
3:この場を切り抜ける
4:私の本来の能力…?
※外見はほしのあきに似た女性です。
※「飲み込んだ相手の能力をコピーする」能力を持っています。
【とっとこハム太郎2】
【状態】ダメージ(中)
【装備】なし
【道具】支給品一式、ハム語辞書@とっとこハム太郎2
【思考】
1:仲間を集める
2:星のカービィを守る
3:ゼルダの伝説 夢をみる島DXを止める
※外見は5歳くらいの男の子です
※とっとこハム太郎2内で出てきたハム語以外の言葉をしゃべることができません
【状態】ダメージ(中)
【装備】なし
【道具】支給品一式、ハム語辞書@とっとこハム太郎2
【思考】
1:仲間を集める
2:星のカービィを守る
3:ゼルダの伝説 夢をみる島DXを止める
※外見は5歳くらいの男の子です
※とっとこハム太郎2内で出てきたハム語以外の言葉をしゃべることができません
【コロコロカービィ】
【状態】憎しみ
【装備】モンスターボール(ピッピ)、コピーのもとDX(プラズマ)@星のカービィスーパーデラックス
【道具】支給品一式×2、不明支給品×2、ピカチュウ
【思考】
1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる
2:星のカービィを倒す
3:新作や続編を作られるゲーム達が憎い
※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。
※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。
転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます
【状態】憎しみ
【装備】モンスターボール(ピッピ)、コピーのもとDX(プラズマ)@星のカービィスーパーデラックス
【道具】支給品一式×2、不明支給品×2、ピカチュウ
【思考】
1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる
2:星のカービィを倒す
3:新作や続編を作られるゲーム達が憎い
※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。
※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。
転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます
【星のカービィスーパーデラックス】
【状態】健康
【装備】『全てを0にする』能力の☆
【道具】「ワープスターを操る能力」の☆
【思考】
1:参加者を主催本部へ連れて行く
2:コロコロカービィを倒す
【状態】健康
【装備】『全てを0にする』能力の☆
【道具】「ワープスターを操る能力」の☆
【思考】
1:参加者を主催本部へ連れて行く
2:コロコロカービィを倒す