※一部省略、ネタバレ注意
夏休みの前々日、石川市香林(こうりん)中学校で生徒の変死体が見つかった。生徒の同級生である主人公伊沢と籏崎は彼らの部の先輩の岡梨とともに彼の死の謎を明かすため夜中の学校を探索することにした。
その校内で肝試しに来ていた伊沢たちの同級生で不良生徒の佐賀とそのガールフレンドの桜庭(さくらば)、後輩で神社生まれの別宮(べっく)と会う。
夜中の校内にはなぜかいたるところに亡霊がおり、入り口が怪異現象によってふさがれ出られなくなってしまう。主人公たちは不思議な力を使って霊たちをなぎ倒し、下水道を通じて学校から脱出する。
その校内で肝試しに来ていた伊沢たちの同級生で不良生徒の佐賀とそのガールフレンドの桜庭(さくらば)、後輩で神社生まれの別宮(べっく)と会う。
夜中の校内にはなぜかいたるところに亡霊がおり、入り口が怪異現象によってふさがれ出られなくなってしまう。主人公たちは不思議な力を使って霊たちをなぎ倒し、下水道を通じて学校から脱出する。
抜け出した先の山で不審な男を見かけ、そのあとを追いかけていくと山小屋があり、中に入るも男どころか人は一人もいなかった。しかし人がいたあとは確かにあり、不思議に思っているとつきっぱなしだったテレビから速報が流れた。
テレビは籏崎の姉と母が乗った飛行機が墜落したことを告げ、籏崎は傷心。
翌日、伊沢と学校で再開した岡梨はその小屋で不審なフランス語のノートを拾ったと言った。
そのノートには籏崎の家族の乗った飛行機を爆破させるとの計画が書いてあり、伊沢たちはそのノートの持ち主の正体を調べることにした。
テレビは籏崎の姉と母が乗った飛行機が墜落したことを告げ、籏崎は傷心。
翌日、伊沢と学校で再開した岡梨はその小屋で不審なフランス語のノートを拾ったと言った。
そのノートには籏崎の家族の乗った飛行機を爆破させるとの計画が書いてあり、伊沢たちはそのノートの持ち主の正体を調べることにした。
ノートには別宮神社の仏具を破壊したとの内容が書いてあり、そのことについて後輩の別宮に聞きに行くと「桜庭先輩ならフランス語が読める」と言い、伊沢たちは祭りに来ていた桜庭にそのノートを見せた。すると桜庭は急に取り乱し走って逃げてしまった。
少しして神社のほうに戻ると何やら騒がしく、中に入ると別宮の父である宮司が霊と戦っており、負けて床に倒れてしまった。宮司曰く墓地の悪霊たちが暴れだしたらしく、悪霊の親玉を倒さなければ町に霊が出て大変なことになるとのことなので、伊沢たちはその親玉を倒しに行くことになった。その際に霊視のお札なる隠れた霊を見ることができるお札をもらう。
少しして神社のほうに戻ると何やら騒がしく、中に入ると別宮の父である宮司が霊と戦っており、負けて床に倒れてしまった。宮司曰く墓地の悪霊たちが暴れだしたらしく、悪霊の親玉を倒さなければ町に霊が出て大変なことになるとのことなので、伊沢たちはその親玉を倒しに行くことになった。その際に霊視のお札なる隠れた霊を見ることができるお札をもらう。
親玉を倒したのち、宮司は伊沢たちを茶の間につれてきてうさんくさい話を始めた。
「この世には霊電波というものがあり、それが増えることによって悪霊の量が増える」といい、今回墓地の悪霊たちが暴れたのは神社の仏具が破壊されたことで霊電波を防ぐ結界が壊れたことが原因だと語った。
「この世には霊電波というものがあり、それが増えることによって悪霊の量が増える」といい、今回墓地の悪霊たちが暴れたのは神社の仏具が破壊されたことで霊電波を防ぐ結界が壊れたことが原因だと語った。
翌朝、桜庭が佐賀と別宮とともに伊沢家に訪ねてきた。桜庭はノートを見せてほしいと言い、伊沢たちからノートを受け取り再び読み始めるも呼吸が荒くなり耐え切れず膝をついてしまう。だが前とは違い意志の強さを見せつけ、佐賀に背中を抑えられながらノートを読み始めた。
桜庭はふさぎ込んでいた記憶の中から「最果て駅」という駅名を思い出し、その地にこのノートに関係あるものがあると言い出した。
彼女の話に乗りさっそく最果て駅に向かい、海を渡り塩梅島という地図に載っていない島までたどり着いた。
桜庭はふさぎ込んでいた記憶の中から「最果て駅」という駅名を思い出し、その地にこのノートに関係あるものがあると言い出した。
彼女の話に乗りさっそく最果て駅に向かい、海を渡り塩梅島という地図に載っていない島までたどり着いた。
そこには桜庭の父(以下代表)がおり、彼女と会うと父親は嫌な顔をして戸を閉ざしてしまった。
屋根裏から登り代表とその仲間(相原、細川、森田、唯一の女性・北条)が何を話しているのか盗聴しようとするも足音でばれてしまい結局6人そろって説教を受けることになる。
屋根裏から登り代表とその仲間(相原、細川、森田、唯一の女性・北条)が何を話しているのか盗聴しようとするも足音でばれてしまい結局6人そろって説教を受けることになる。
その日はすでに外が暗く海を渡るのは危険なため、6人は島の小屋に泊まり翌朝を迎えた。
代表を島に残し海を渡る途中、籏崎は小屋の机の引き出しに遭った紙を拾ってきたことを明かし、主人公たちはその紙に書かれたMUAコントロールセンターに向かうことにした。
翌日深夜忍び込むことに成功し探索するもその施設の異様さに恐れを感じ逃げだそうとするも出口を囲まれ別の出口から抜け出すことになってしまう。
代表を島に残し海を渡る途中、籏崎は小屋の机の引き出しに遭った紙を拾ってきたことを明かし、主人公たちはその紙に書かれたMUAコントロールセンターに向かうことにした。
翌日深夜忍び込むことに成功し探索するもその施設の異様さに恐れを感じ逃げだそうとするも出口を囲まれ別の出口から抜け出すことになってしまう。
何とか出口を見つけるも直前で施設の人間にばれてしまい周辺を20人以上のローブを被った人間に囲まれる。死を感じたそのとき雷が鳴り響いた。そこから天啓を得た伊沢は突然時計を解体しだし、中から出した基板を掲げ施設のどこかに飛行機のものと同じマイクロ爆弾を仕掛けたとはったりをかました。
飛行機が自爆テロであったことはまだ公にされていない情報であったため十分考えられる話であったがたまたまその中にそのマイクロ爆弾のエンジニアがおり、もうだめかと思ったそのとき、その白髪のエンジニアが嘘をついたおかげで伊沢たちは脱出することに成功した。
引き出しからなくなった紙から子供たちのことを心配し外で待っていた代表の仲間の車に乗り込み何とか逃げ出すも、その施設の人間に後を追われていた。
車の中で、その施設の人間がムーア大聖典という宗教団体の統制省という施設であったことを知らされ、父親とその仲間たちがムーアと対立するアンチムーアという任意団体であることが明かされた。
主人公たちが島で代表と話している間に、主人公たちの車を追っていたムーアの信者たちは島と街に霊電波の霊源であるツボを置き、あたりは悪霊がはびこってしまった。
車の中で、その施設の人間がムーア大聖典という宗教団体の統制省という施設であったことを知らされ、父親とその仲間たちがムーアと対立するアンチムーアという任意団体であることが明かされた。
主人公たちが島で代表と話している間に、主人公たちの車を追っていたムーアの信者たちは島と街に霊電波の霊源であるツボを置き、あたりは悪霊がはびこってしまった。
島の霊源のツボを破壊した主人公たちは先に街に帰っていた別宮と父親のことが不安になり街に戻ることにした。
実際町では霊が暴れており、一時は父の意を汲み危険なことをやめるといった別宮も再び戦うことを決意した。
その時伊沢の通う藤堂道場の大範士藤堂と准範士沖原と、たまたま伊沢の妹と一緒にいたレズビアンでロリコンの養護教諭の和泉が別宮たちのもとに訪れ街を守ることを協力するといった。
すると別宮宮司は不思議なお札を取り出し大人たちに触るように言った。藤堂たちが触るとお札は赤く光り、全員がレベル4以上であると言い出した。
レベルが何なのかという説明する間もなく霊たちが激しく暴れだしたため話は後にし霊源のある博物館の最深部に向かう。
博物館の奥には太極印の描かれた水晶があり、それがおもむろに別宮に語り掛けた。
水晶に封じ込められていたのは平安時代の陰陽師・天理彌守(あまりねのかみ)の魂であった。
陰陽師の魂は邪教がはびこる世の中を許してはいけないと主人公たちに望みを託した。
太極印の水晶は二つに割れ、白い勾玉と黒い勾玉に変化した。
実際町では霊が暴れており、一時は父の意を汲み危険なことをやめるといった別宮も再び戦うことを決意した。
その時伊沢の通う藤堂道場の大範士藤堂と准範士沖原と、たまたま伊沢の妹と一緒にいたレズビアンでロリコンの養護教諭の和泉が別宮たちのもとに訪れ街を守ることを協力するといった。
すると別宮宮司は不思議なお札を取り出し大人たちに触るように言った。藤堂たちが触るとお札は赤く光り、全員がレベル4以上であると言い出した。
レベルが何なのかという説明する間もなく霊たちが激しく暴れだしたため話は後にし霊源のある博物館の最深部に向かう。
博物館の奥には太極印の描かれた水晶があり、それがおもむろに別宮に語り掛けた。
水晶に封じ込められていたのは平安時代の陰陽師・天理彌守(あまりねのかみ)の魂であった。
陰陽師の魂は邪教がはびこる世の中を許してはいけないと主人公たちに望みを託した。
太極印の水晶は二つに割れ、白い勾玉と黒い勾玉に変化した。
博物館から出てきた伊沢たちに宮司はレベルとは何か、なぜ香林町民だけがインスピレーションレベルが高いのかを説明した。香林町はもともと平安時代に発生した怪異現象を抑えるために天皇によって作られた陰陽師の村であったことが明かされ、主人公たちや藤堂、和泉などのレベルの高いものたちはもれなく陰陽師の子孫であることが発覚した。
そして彼らの持つ不思議な能力も彼らが先天的に賜った霊電波をエネルギーに変換できるという陰陽師の能力で、後天的にそれを得ることはできない天性のものらしい。
それを知らされた別宮はますます使命感に燃えてしまい戦うことを決意する。
そして彼らの持つ不思議な能力も彼らが先天的に賜った霊電波をエネルギーに変換できるという陰陽師の能力で、後天的にそれを得ることはできない天性のものらしい。
それを知らされた別宮はますます使命感に燃えてしまい戦うことを決意する。
その一連の流れを遠くから見はっているものがいた。岡梨の同級生の鎌倉とその後輩故国(ゆえぐに)という女子中学生二人だった。二人は自然主義的超次元科学部というオカルト研究会の部員であった。
翌朝彼女たちは自分たちの活動拠点である藤堂道場の二階で昨日見たことをディベートしていた。
そんなときに偶然岡梨たちが現れ「テニス部の部室にしたいからこの部屋を貸してほしい」と言い出した。
鎌倉には生徒会長である岡梨に自らの部を廃部にされた過去があり、普通であれば貸すわけがなかったのだが、昨日の騒動に興味を持っていた彼女は部屋に盗聴器を仕掛けることで明け渡しを許可した。
翌朝彼女たちは自分たちの活動拠点である藤堂道場の二階で昨日見たことをディベートしていた。
そんなときに偶然岡梨たちが現れ「テニス部の部室にしたいからこの部屋を貸してほしい」と言い出した。
鎌倉には生徒会長である岡梨に自らの部を廃部にされた過去があり、普通であれば貸すわけがなかったのだが、昨日の騒動に興味を持っていた彼女は部屋に盗聴器を仕掛けることで明け渡しを許可した。
部室は嘘という鎌倉の推理は当たり、その部屋はアンチムーアの拠点となった。
そんな中、近くの公園で盗聴しているところをムーア信者に見られ勘違いから故国が誘拐されてしまう。
そんな中、近くの公園で盗聴しているところをムーア信者に見られ勘違いから故国が誘拐されてしまう。
鎌倉はアンチムーアに助けを求め、伊沢たちは故国の持っていた携帯電話のGPSから彼女がムーア農務省にいることを特定する。インスピレーションレベルの高かった鎌倉は伊沢たちに同行することになったが、レベルの低かった大人たちは霊力兵器の可能性を恐れついていくことはできなかった(霊力が低いと霊に対して攻撃できず一方的になぶられるから)。
農務省最深部まで行くと前にコントロールセンターで爆弾が本物だと嘘をついた白髪のエンジニアの男がいた。男は機械兵を使って抵抗するも科学者志望の鎌倉に説得され改心する。
あとからやってきた男の上司が裏切った彼を抹殺するよう仲間に指示するが男は機械兵に自爆命令を出し自らも巻き込んで爆発し死亡した。
男が書いたと思われる遺書にはムーアに対する告発と、この男がアンチムーアの北条の弟であるという内容が書かれており、伊沢たちは男の遺書を北条のもとへ持ち帰った。
あとからやってきた男の上司が裏切った彼を抹殺するよう仲間に指示するが男は機械兵に自爆命令を出し自らも巻き込んで爆発し死亡した。
男が書いたと思われる遺書にはムーアに対する告発と、この男がアンチムーアの北条の弟であるという内容が書かれており、伊沢たちは男の遺書を北条のもとへ持ち帰った。
翌朝桜庭は父がいないことに気づき、相原に父のもとにつれていくよう命令した。代表は妻と娘の墓参りに来ており、いつもは誘っていたが今回は桜庭の心境を気遣い誘わなかったといった。
桜庭はこれまでひた隠しにされてきた亡くなった義母と義姉のことを代表に聞いた(ここで初めて代表が桜庭の継父であることが明かされた)。代表は「いい機会だ」と桜庭を懲りさせるために語り始めた。
桜庭はこれまでひた隠しにされてきた亡くなった義母と義姉のことを代表に聞いた(ここで初めて代表が桜庭の継父であることが明かされた)。代表は「いい機会だ」と桜庭を懲りさせるために語り始めた。
桜庭の本当の母、牧谷は悲惨な家庭環境の中でたくましく生まれ育つも不況の真っただ中で就職できず、アルコール依存症に陥り鬱になってしまった。そこをムーアに付け込まれ、教団に献金をするために身を売るうちに父親のわからない子供を妊娠したと明かされた。教団の教えで堕胎できなかったため、そのまま生まれてきたのが桜庭だった。
牧谷は桜庭を大切に育てていたが、牧谷の親族からカルトの母親から親権を剥奪してほしいと依頼を受けた代表は裁判に勝訴し親権は喪失した。
親権喪失がムーアのすべての子を持つ信者だけでなくムーア孤児院の運営にも影響を与えたことから恨みを買った代表は襲撃に遭い妻と娘と死別した。桜庭の親族も不審な死を遂げ、引き取り手のいなくなった桜庭を引き取ったのが代表で会った。
すべてを知らされた桜庭は車の中にいた相原を追い出し一人車内にこもってしまった。
牧谷は桜庭を大切に育てていたが、牧谷の親族からカルトの母親から親権を剥奪してほしいと依頼を受けた代表は裁判に勝訴し親権は喪失した。
親権喪失がムーアのすべての子を持つ信者だけでなくムーア孤児院の運営にも影響を与えたことから恨みを買った代表は襲撃に遭い妻と娘と死別した。桜庭の親族も不審な死を遂げ、引き取り手のいなくなった桜庭を引き取ったのが代表で会った。
すべてを知らされた桜庭は車の中にいた相原を追い出し一人車内にこもってしまった。
その日の昼、道場の二階で主人公たち含むアンチムーア構成員たちがかき氷を食べながら話をしていると、突然岡梨の父親が入ってきた。岡梨の父は県議員で息子を政治家にするために体罰もいとわないスパルタ教育を施してきたが彼が反抗したため勘当していた。
県議員の父親は息子が怪しい活動に巻き込まれているとして連れ戻しに来たが、岡梨は「自分の経歴が汚れるのが嫌なだけ」と突っぱね、父が暴力をふるおうとしたところを代表が止めに入り、虐待を通報すると脅しをかけてその場は丸く収まった。
父が帰りその場に安息が戻り再び自分の席に着いた岡梨はなぜかその場に倒れてしまう。
県議員の父親は息子が怪しい活動に巻き込まれているとして連れ戻しに来たが、岡梨は「自分の経歴が汚れるのが嫌なだけ」と突っぱね、父が暴力をふるおうとしたところを代表が止めに入り、虐待を通報すると脅しをかけてその場は丸く収まった。
父が帰りその場に安息が戻り再び自分の席に着いた岡梨はなぜかその場に倒れてしまう。
岡梨は農務省脱出時に信者から呪いをかけられており、宮司によれば三日も持たないとのことだった。
その呪いを解くには扇月葵(せんげつき)という青いヒマワリが必要と話を聞き、一行は巌実湿原に向かうことになった。
その呪いを解くには扇月葵(せんげつき)という青いヒマワリが必要と話を聞き、一行は巌実湿原に向かうことになった。
巌実湿原で青いヒマワリを手に入れるもその場で待ち構えていたムーア教徒に圧縮した霊力を浴びせられ動けなくなっているところを捕まってしまう。
統制省の地下に閉じ込められた六人は炎と氷の能力で鉄格子を壊し、その後も能力を使いながら先に進むも信者美術室という部屋でムーア信者とムーアのNO2である吉崎(きっさき)に囲まれてしまう。
追い詰められ吉崎に飛び降りかなぶり殺し好きなほうを選ぶようせまられるも伊沢が足元の電線に電流を流すことで信者たちを感電させて隙を見て逃げ出すことに成功する。
追い詰められ吉崎に飛び降りかなぶり殺し好きなほうを選ぶようせまられるも伊沢が足元の電線に電流を流すことで信者たちを感電させて隙を見て逃げ出すことに成功する。
伊沢の電流によって機械が爆発し上の階が崩れだし天井が落ちてくる中廊下を走っていると、天井から女が落ちてきて佐賀が抱きかかえると、桜庭は幼少期の記憶からその女が自分の母親だと気づいた。
扇月葵で呪いが解けた岡梨が目を覚まし横を見るとそこには怖い顔をした桜庭がいた。伊沢が岡梨を連れ退室し二人だけになったとき、牧谷は目を覚ました。
牧谷は桜庭のつけていた金の髪飾りで自分の娘だと気づき感慨に浸っていると代表が現れ、今まで敵意しかなかった代表の人柄を知り改心する。
牧谷はムーアの告発会見を開きたいと告げ、代表と元ムーア教徒であった細川とともに東京で記者会見を開くも、ムーア教徒の襲撃によって代表が生放送中に刺殺される。
これによって桜庭と牧谷の関係は悪化し、もともと細川に不信感を抱いていた相原が細川を裏切り者だと決めつけ不和が広がった。
これによって桜庭と牧谷の関係は悪化し、もともと細川に不信感を抱いていた相原が細川を裏切り者だと決めつけ不和が広がった。
代表の葬儀後、岡梨は代表を襲ったのがムーア教徒ではなく別の団体ではないかと疑っているときに岡梨の父が警察とともに現れ、岡梨はそこで代表を殺したのは岡梨の父であることを悟った。警察の前で告発された岡梨の父がそそくさと退散したその直後、桜庭と故国たちが現れ、不思議な霊気を感じると言い出した。
ムーアが霊力を使って何かをしでかす前兆だと悟った主人公一行は霊気を感じる方向にあるムーア聖霊院(通称バベルの塔)に向かい、牧谷のカードキーを使って中に忍び込んだ。
エレベーターに乗って最上階まで行くとムーア幹部の吉崎と教祖のキメラ・ヴァンが信者の子供たち(聖児(ひじりご)合唱隊)の歌を聴いている最中だった。
桜庭はフランス語でヴァンと口論をするも吉崎に止められ、主人公たちが吉崎を倒すもヴァンは信者の子供を人質に取り「近寄るな」と主人公たちを脅す。
ヴァンが時間稼ぎをしている間に信者たちは霊力を臨界点まで到達させてしまい、あの世から獄帝と呼ばれる巨大な霊源を呼び出してしまう。
ヴァンはそれを『デイドリームリバー』と呼んで操り、最上階まで駆け付けてきた警官を雷で灰にして見せた。
ヴァンはそれを『デイドリームリバー』と呼んで操り、最上階まで駆け付けてきた警官を雷で灰にして見せた。
苦戦の末デイドリームリバーを倒すことに成功し、混乱している間に籏崎がヴァンの後ろに回りヴァンがつけていた白い仮面を取って投げ捨てた。
するとヴァンには顔がなく、この世のものでないことが発覚する。自らを亡霊といい、ムーアを利用してこの世を地獄で支配しようとしていたことを明かした。
ヴァンは不審なことをつぶやいたのち壁に空いた穴から外へ飛び下りてしまう。
するとヴァンには顔がなく、この世のものでないことが発覚する。自らを亡霊といい、ムーアを利用してこの世を地獄で支配しようとしていたことを明かした。
ヴァンは不審なことをつぶやいたのち壁に空いた穴から外へ飛び下りてしまう。
裏切られた空虚感から吉崎は自殺を図るも妖怪・かまいたちに助けられ九死に一生を得る。
かまいたちは地獄の扉が開いているといい、悪霊の入れない結界の張られた場所に逃げるよう言い、主人公たちは彼の忠告に従い聖児合唱隊と倒れた吉崎を連れバベルの塔を後にした。
かまいたちは地獄の扉が開いているといい、悪霊の入れない結界の張られた場所に逃げるよう言い、主人公たちは彼の忠告に従い聖児合唱隊と倒れた吉崎を連れバベルの塔を後にした。
石川県のみならず東京都や果ては国外までもが地獄から出てきた亡霊たちによって荒らされていた。
アンチムーア東京支部にいた細川はビルごと吹き飛ばされ死亡し、脱出の途中に吉崎を背負って逃げていた籏崎も落ちてきた天井につぶされ、吉崎を氷の能力で守ったために死亡した。
伊沢、岡梨、佐賀、桜庭、鎌倉、吉崎と聖児合唱隊は香林町まで戻ってきて、別宮神社に避難することに成功した。
アンチムーア東京支部にいた細川はビルごと吹き飛ばされ死亡し、脱出の途中に吉崎を背負って逃げていた籏崎も落ちてきた天井につぶされ、吉崎を氷の能力で守ったために死亡した。
伊沢、岡梨、佐賀、桜庭、鎌倉、吉崎と聖児合唱隊は香林町まで戻ってきて、別宮神社に避難することに成功した。
翌朝、主人公たちは食料を得るため亡霊に襲われながらも香林商店街のコンビニまで向かった。
店内で食料を集め神社に帰ろうとするも突然巨大な霊源の竜に襲われ、その場に居合わせた男二人が殺された。
空を自由に飛び回る竜に勝てるはずがないと思っていると、持っていた太極印の勾玉が突然光りだし、御比羅邪(みひらじゃ)と呼ばれる精神空間が主人公と竜を包み込んだ。
店内で食料を集め神社に帰ろうとするも突然巨大な霊源の竜に襲われ、その場に居合わせた男二人が殺された。
空を自由に飛び回る竜に勝てるはずがないと思っていると、持っていた太極印の勾玉が突然光りだし、御比羅邪(みひらじゃ)と呼ばれる精神空間が主人公と竜を包み込んだ。
竜を倒すことに成功すると空間の中に光る扉が現れ、皆が不安を抱く中唯一の大人であった和泉が率先して扉を出た。
精神空間から抜け出し何事もなく外に出られたと思いきや、和泉はその場で倒れてしまった。
精神空間から抜け出し何事もなく外に出られたと思いきや、和泉はその場で倒れてしまった。
太極の勾玉に閉じ込められた天理彌守はその状況を説明しだした。
ムーアによって臨界点に達してしまった霊力はこの世とあの世の入り口を作ってしまい、そこを通って霊源となるあの世の獄帝たちが7体この世にあらわれてしまい、獄帝を一体封じ込めるには現人魂(あらひとだま)の魂をささげなければならないという。
ムーアによって臨界点に達してしまった霊力はこの世とあの世の入り口を作ってしまい、そこを通って霊源となるあの世の獄帝たちが7体この世にあらわれてしまい、獄帝を一体封じ込めるには現人魂(あらひとだま)の魂をささげなければならないという。
残る獄帝は残り6体で年長者たちが行けば別宮と伊沢の妹の悠は助かるという話になるも、故国は自分が死ななければならないという話を受け入れられずその場から逃げ出してしまう。
逃げた故国のことはかまいたちに任せ主人公たちは神社に戻った。
逃げた故国のことはかまいたちに任せ主人公たちは神社に戻った。
その夜、岡梨が自分の父親を捜すために起きると鎌倉がおり、二人で香林町を散策することにした。
街は廃墟と化し、防空壕の中に避難していた相原、北条、藤堂、沖原、岡梨父、その他の町民は壁が崩れたことが原因で一人残らず窒息死していた。
街は廃墟と化し、防空壕の中に避難していた相原、北条、藤堂、沖原、岡梨父、その他の町民は壁が崩れたことが原因で一人残らず窒息死していた。
岡梨は「こうなったのも自分の父が原因だ」といい自分が魂の生贄になると決め、鎌倉はその性格じゃ生き残っても思いつめるだけと言って岡梨の決断を止めなかった。
火葬するため宮司たちを連れ、佐賀の炎で死体を燃やしていると第二の獄帝が岡梨たちのもとに訪れ岡梨は御比羅邪を開いて獄帝と戦った。
獄帝を倒した岡梨は佐賀と握手を交わし光の扉の中に入っていった。
火葬するため宮司たちを連れ、佐賀の炎で死体を燃やしていると第二の獄帝が岡梨たちのもとに訪れ岡梨は御比羅邪を開いて獄帝と戦った。
獄帝を倒した岡梨は佐賀と握手を交わし光の扉の中に入っていった。
別宮神社で目を覚ました吉崎は牧谷に何が起こったのかを知らされ思い出し拳銃で自殺を図るも空砲を引き、運命に生かされたと解釈し銃を捨て生きていくことを決心する。
岡梨の死後、縁側で感慨にふけっていた佐賀は前から患っていた持病に襲われた。何もできずに死ぬことを恐れ、一人御比羅邪を開き最大限の炎を出し燃え尽きて死んでいった。
桜庭は佐賀がいないことに不安を覚え、伊沢たちを連れて佐賀が入ったであろう地獄の入り口へと入っていった。
佐賀の死体は燃え尽きてしまったため見つからず、奥へ進んでいくと故国が転落死しているのを見つけた。
故国の死によって別宮の死が確定し、絶望はさらに深まった。
佐賀の死体は燃え尽きてしまったため見つからず、奥へ進んでいくと故国が転落死しているのを見つけた。
故国の死によって別宮の死が確定し、絶望はさらに深まった。
皆が落ち込む中鎌倉が姿を消したことに気づいた桜庭が鎌倉を訪ねると鎌倉は下手な化粧をしている最中であった。
鎌倉が嫌がっていたが照れ隠しだと思った桜庭が化粧の手伝いをして、彼女の姿をみんなの前に披露するも鎌倉は頬を赤らめその場から逃げて出してしまった。
鎌倉が嫌がっていたが照れ隠しだと思った桜庭が化粧の手伝いをして、彼女の姿をみんなの前に披露するも鎌倉は頬を赤らめその場から逃げて出してしまった。
鎌倉は奇をてらうことで自分を肯定してきており、皆が当たり前のようにできる化粧を自分ができないということから精神を落ち着かせてきたが、桜庭に化粧をされた際に自分がどこにでもいるような凡庸な顔であることに気づき、自分は自分のことを特別な存在だと勘違いしている愚か者だと悟り、恥じていたまま生贄になって死のうとしていた。
彼女の死に際故国の幻影を見て、答えを見つけたと言いながら光に飲まれていった。
彼女の死に際故国の幻影を見て、答えを見つけたと言いながら光に飲まれていった。
獄帝はあと3体となり、残る現人魂は伊沢と桜庭と別宮の三人となった。伊沢はレベル5の二人と違ってレベル4なため隠れた霊を攻撃することができないため先に行くことを決意した。妹の悠を宮司に任せ、神社の近くに現れた地獄の扉をふさぎ込もうとした。
獄帝を倒した直後、別宮が精神的に限界を迎え、走って勝手に光の扉に入り魂をささげてしまった。
桜庭は別宮の死に深く悲しみ次は自分が行くといい、伊沢もその場では肯定した。
獄帝を倒した直後、別宮が精神的に限界を迎え、走って勝手に光の扉に入り魂をささげてしまった。
桜庭は別宮の死に深く悲しみ次は自分が行くといい、伊沢もその場では肯定した。
しかし伊沢は桜庭と牧谷の和解が済んでいないことが与える牧谷の精神状態への悪影響を懸念し、桜庭に和解するように迫り、拒否すれば自分が先に行くと脅すも断られ状況は悪化してしまう。
そのとき獄帝が近くを通る音が聞こえたときに牧谷が泣きわめく声が聞こえた。
牧谷は娘に自分の気持ちを理解してもらおうと歌を作っていたが間に合わなかったことを深く悔んでいた。
桜庭は彼女の意をくみ、彼女から幼少期にもらった金の髪飾りを再びつけてみせ、すぐに部屋を後にした。
伊沢は桜庭が和解を果たしたことを見たため、約束通り桜庭が先に魂の生贄となった。
そのとき獄帝が近くを通る音が聞こえたときに牧谷が泣きわめく声が聞こえた。
牧谷は娘に自分の気持ちを理解してもらおうと歌を作っていたが間に合わなかったことを深く悔んでいた。
桜庭は彼女の意をくみ、彼女から幼少期にもらった金の髪飾りを再びつけてみせ、すぐに部屋を後にした。
伊沢は桜庭が和解を果たしたことを見たため、約束通り桜庭が先に魂の生贄となった。
ついに現人魂は伊沢と妹の悠だけとなった。
伊沢は今まで親から愛を受けられなかったことと妹の悠と目の色が違うことから親の浮気を疑い悠を冷遇してきたが、宮司から目の色はレベル5の特徴で遺伝は関係ないということを知らされ今までの悠への扱いを後悔し、悠のために生きていくことを決意していた。
そんな中一部の聖児たちが突如消え、森田と伊沢が探していると銃で撃ちぬかれた聖後たちを発見する。
拳銃で殺されていることから伊沢は犯人は吉崎で口減らしのために子供たちを殺したと決めつけ、吉崎のもとまで銃を持って向かい射殺する。
伊沢は今まで親から愛を受けられなかったことと妹の悠と目の色が違うことから親の浮気を疑い悠を冷遇してきたが、宮司から目の色はレベル5の特徴で遺伝は関係ないということを知らされ今までの悠への扱いを後悔し、悠のために生きていくことを決意していた。
そんな中一部の聖児たちが突如消え、森田と伊沢が探していると銃で撃ちぬかれた聖後たちを発見する。
拳銃で殺されていることから伊沢は犯人は吉崎で口減らしのために子供たちを殺したと決めつけ、吉崎のもとまで銃を持って向かい射殺する。
伊沢は「人殺しと一緒にいたくないでしょう」といい、泣きながら引き留める悠を拒み最後の霊源のいるバベルの塔へと急いだ。森田の運転で宮司とともにバベルの塔についた伊沢は二人に先に帰るように命じ一人でバベルの塔を登りだした。
バベルの塔の道中にある籏崎をつぶした天井に森田達に気づいてもらえるように籏崎の名前を血で書き、最上階まで登り、そしてついに最後の獄帝(最初の獄帝デイドリームリバーとヴァンが融合したもの)を倒すことに成功する。
全ての霊源を倒したことでこの世からすべての霊が消え、地獄の扉は閉ざされ、空を覆っていた冷気が消えたおかげで世界に再び日の光が差し込んだ。
全ての文明が滅び原始的な暮らしを強いられるかと思いきや、空を自衛隊機が飛んでいるのに気づき、まだ文明は滅んでいないことを知った森田は安堵から涙を流していた。
それから3年後、神社には生贄になった7人を祀る祠が建てられており、宮司が金物を引っぺがそうとする強盗を追い払っていた。悠は中学生の年齢になっており牧谷とともに生き残った聖児たちに勉強を教えていた。
インフラは隣県に学校が再建されるほどに復興していたがいまだに自給自足の生活が続いているように見える。
インフラは隣県に学校が再建されるほどに復興していたがいまだに自給自足の生活が続いているように見える。
そんな中、白いワンピースを着た女が神社を訪ねてきた。探し人をしているらしくその家族の写真を見せてきたが、宮司はその写真を見て、その女が死んだ籏崎の姉の実優であることに気が付いた。
飛行機事故に遭って死んだと聞いていたが、彼女はその日置き引きに遭って飛行機に乗れなかったため運良く助かっていたのだという。
飛行機事故に遭って死んだと聞いていたが、彼女はその日置き引きに遭って飛行機に乗れなかったため運良く助かっていたのだという。
実優に会った悠は彼女のことに気づき、それから昔伊沢と籏崎との4人でよく来たというひまわり畑を訪れていた。
実優は経由地のマレーシアの現地の教会で暮らしており、霊災害に巻き込まれてからは外国人ということで差別に遭いながら過ごしてきたといい、神社に住まわせてほしいと頼み、悠はそれを快諾した。
実優は経由地のマレーシアの現地の教会で暮らしており、霊災害に巻き込まれてからは外国人ということで差別に遭いながら過ごしてきたといい、神社に住まわせてほしいと頼み、悠はそれを快諾した。
そして物語はひまわりが持つ不思議な力に言及しようとしたところで幕を閉じた。
生き残ったのは聖児たちを除いて悠、森田、宮司、牧谷、籏崎実優の5人であった。
生き残ったのは聖児たちを除いて悠、森田、宮司、牧谷、籏崎実優の5人であった。